部活動

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第11回南那珂地区中学校総合体育大会

 先週末行われた地区大会で、目標である全国大会の1回戦として1つ1つ覚悟をもって戦い、なんとか優勝することができました。結果は以下の通りです。

 榎原中 2(25-6, 25-6)0 北郷小中
 榎原中 2(25-22, 25-20)0 吾田中
 榎原中 2(25-18, 25-17)0 福島中

 
初戦の北郷小中戦はまずまずの動きを見せていましたが、2戦目の吾田戦では、第1セットは10-4、第2セットは8-0というスタートでしたが、自分たちの油断や1年生エースの思い切ったプレーに押され、かなりギリギリの試合展開となりました。あえてレシーブのいい選手をサーブで狙ったり、裏からスタートしたりといろいろな制限があったのは確かですが、明日の決戦に向けて修正が必要な内容となりました。しかし、あとから考えてみると、ここで苦戦をしたことが、この後の修正練習、そして翌日の福島中戦のモチベーションにつながったのだと思います。

 2日目。運命の県チャンピオン福島中戦の日になりました。秋の中体連地区大会以来ずっとこの日が来るのはわかっていましたが、その時に思っていた以上に、両チームともに様々な大会で活躍し、そしてついにこの時間がやってきました。
 第1セットは、最初にこちらのサーブミスで始まったのですが、相手もサーブミスをし、次のこちらのサーブもアウトかと思ったのが2本ともギリギリ入るという運を味方につけて、榎原中の流れで試合がスタートしました。その後もサーブで攻め続けた榎原中が終始主導権を握る展開でしたが、セットポイントから4連続失点を喫するなど、第2セットに向けて不安の残る終わり方でした。

 しかし迎えた第2セット。いつもなら気合を入れなおした福島中に出だしから押し込まれてしまうのですが、逆にサーブで強く攻め、気持ちを前面に出してプレーをすることができました。結局このセットも、最後まで集中を切らすことなく終えることができました。


 秋の県中体連以降、目標である全国大会出場のため、まずは福島中に勝つことを目標に頑張ってきました。しかし、その後の大会では5連敗中でした。榎原中がここまで強くなることができたのも、福島中が常に先に進み、大きな壁として立ちはだかってくれたからです。そして、いざ終わってみると、その瞬間はもちろんうれしかったのですが、やはり一緒に県大会、そしてその先に行きたかったなという気持ちがどんどん大きくなってきています。

 南那珂地区は、新チームでも、福島中はもちろんですが、吾田中も、そして榎原中も県で上位を狙えると思います。ぜひ、減少の一途をたどり、競技力の低下が叫ばれている男子バレーボール界へ一石を投じるきっかけに、今回の大会がなってくれることを願っています。


 最後になりますが、毎回榎原の大応援団にはとても勇気をいただいています。特に今回は、今までの中で一番の応援でした。そんな素晴らしい応援に支えられて、選手たちは一番の大舞台で、一番のプレーをすることができました。選手ともども心から御礼申し上げます。ありがとうございました。そして今後ともよろしくお願いいたします。

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自信

 中総体地区大会を1週間後に控えた先週末は、土曜日が高原中と、日曜日が本郷中・本庄中との練習試合でした。最後の調整は、この一年間とても御世話になった高原中と本郷中と一緒にやりたいという気持ちから、無理を言ってお願いし、その後本庄中から連絡をもらったという形です。両日通して、榎原中は、もちろん課題もありましたが、ほぼ完璧な内容で、地区大会に向けて万全の調整をすることができた2日間となりました。本当にありがとうございました。

 土曜日は午前中が試合形式、午後は合同練習で行いましたが、特に午後からの練習は、両チームでペアを組み、コミュニケーションをとりながらの練習を行うことができ、お互いにとてもいい刺激になったのではないでしょうか。その後のフォーメーション練習も、自分のチームだけではできない練習だったので、両チームともぜひこの練習の成果を地区大会で発揮し、今度は県大会に向けてまた一緒に練習をさせていただきたいと思います。

 日曜日は3チームで練習試合を行いましたが、それぞれカラーが違うチームだったので、とてもいい練習になりました。本郷中はテーマをもって試合に臨んでおり、午前中はうまく合わない部分があったものの、午後からはしっかりと自分たちの形が作れていました。本庄中とは3連敗した正月合宿以来でしたが、相変わらず訓練されているとてもいいチームでした。本庄中は榎原中と似た状況で、まずは県大会出場を勝ち取るために全力を尽くしているところだと思うので、お互いに良い報告ができることを願っています。

 そして決戦が数日後にせまった現在、もうできることは限られているので、どうすれば自分たちのもっている力を出すことができるか、つまり、どれだけ集中できるかをテーマに練習をしています。そして、バレーボールの中で、最も集中力を必要とするのが、サーブとレセプションだと思います。それは、プレーする前に準備をする(考える)時間が多くあるからです。
  この中のレセプションでの集中について考えてみると、

 ①相手のサーバーについて…サーバーの心理状態、これまで打ってきた得意なコース、目線や身体の向き、トスの上がり方など
 ②自分のチームについて…レセプションフォーメーション、セッターの位置、スパイカーの攻撃など
 ③相手チームについて…ブロックの位置、レシーバーの位置、切り返しからの攻撃など
 ④自分について…心理状態、できることの確認、できなかった場合の対処など
 ⑤その他…点数やセットカウントなどの状況、照明などの環境など

 ざっとこのようなことが判断材料として考えられ、そしてその中でベストだというプレーを決断することで、その1プレーに集中して取り組むことができるのだと思います。
 こうやって見てみると、やることがたくさんあって大変なようにも思えますが、このようなことは、点を取るために、勝つためにどうすればよいかを考えれば自然とできることです。決断が遅かったり、何も考えずいつも通りやったり、目の前のことに行き当たりばったりな対応をしたりしてしまうと、すべてが後手後手に回ってしまいます。
 このようなプレーが、福島中や佐土原中、そして昨年の三股中などは当たり前にできています。これらのチームに共通することは、圧倒的な技術や豊富な経験を背景とした自信(余裕)があるということです。榎原中にはこれらのチームのような圧倒的な技術や豊富な経験はありませんが、信念をもって、どこにも負けない準備をしてきた自信があります。

 先日、来る地区大会に向けて、3年生全員が気合いの入った髪型にしてきました。すべてを自分たちの目標に捧げ、目の前のことだけに集中する、そんな意気込みが感じられ、これまでの彼らとは違う、断固たる決意を感じることができました。

 すべては学び 
 すべては準備
 すべてに感謝

 あと3日間、今の最高の状況をさらにレベルアップさせて、大会に臨みたいと思います。
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集中

 以前、“強い気持ちとは”(http://cms.miyazaki-c.ed.jp/4225/htdocs/index.php?key=joj2xvizw-133#_133)で集中についてはまとめているのですが、大事な一戦を目の前にして、まだまだチームとしての雰囲気が上がってこず、集中力がいまいちである場面が多くあります。

 そこでいろいろ悩んでいたところ、脳科学者の茂木健一郎さんの“この法則でゾーンに入れる!-集中「脳」のつくり方”という本を見つけました。スポーツだけではなく、ビジネスや勉強などについてもたくさんの理論や方法が書いてあります。

 集中力というものは誰もがもっている。そして集中している状態というのは、一般的に思われているような1点のみに集中している状態ではなく、心身ともにリラックスしている状態で、何かをしている自分と、それを客観的に見ている自分を同時に感じているときは、うまく集中できている状態である。この集中力は意思決定によってなされるので、何に集中するか、何を捨てるかを判断する「決断力」を養うことが大切である。

 集中している状態は、ゾーンに入っている状態とも言われ、誰もがその経験をしている。例えばゲームをしていたり、音楽を聞いているときはゾーンに入っている状態である。このゾーンに入るカギとなるものに、「フロー理論」がある。これは課題とスキルが高いレベルで一致し、集中しているけれどもリラックスしていることである。トップアスリートがなぜ集中できるのかは、「オリンピックやメダルを目標とすることではなく、その競技ができる喜びや幸せを感じる」からである。積極的に行動して幸せを得る、その自主性がフローの状態を生み出していく。

 集中力を高めるためには、何事も「お祭り」のように、楽しみながら集中力を磨く、脳を普段とは違うモードに入れる、つまり自分で自分を盛り上げることが大切である。その際、ルールと報酬を明確にするとよいが、その報酬を決めるのは自分である。自分のやりたいことを思い描くことは、何に集中するかを決める意味でとても重要なことである。また、失敗をする状況下であればあるほど、集中力をうまく働かせることができるようになっていく。つまり、緊張を楽しむ経験が集中力を高めるためのひとつの方法である。

 集中力がある人は、ガットフィーリング、簡単に言うと直感や第六感のことで、「何となくこうしよう」と感じるようなときに、ある種の確信がある。周辺視野が広く、本質をしっかりと見抜いており、持てるものを全てひとつのことに投入することができる。また、優先順位の意思決定ができる人は、集中することが簡単であり、どんなことにも惑わされずに、1つのことに集中することが、結果としてやがて大きな身を結んでいく。そして自分自身が集中する環境は、結局は習慣の蓄積でしか整っていかない。集中する能力は、集中する対象を切り替える能力とも関係している。

 以前のエントリーで、集中力とは記憶力で量ることができるという一応の結論を出しましたが、あらためて集中力について様々なことを知ることができました。
 そして、結局は自分自身でしっかりと考えて、その物事に対して真摯に取り組み、楽しむことができているかということが大切だと思いました。

 すべては学び 
 すべては準備
 すべてに感謝

 チームのために、支えて下さるすべての方々のために、そして自分のために。魂を込めて日々の生活を送ってほしいと思います。
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伝統

 先週末は熊本県山鹿市で行われる第18回中原旗中学生招待バレーボール大会に参加する予定でしたが、もろもろの事情から辞退することになりましたので、後援会にお願いして、榎原で泊まり込みの合宿を行いました。

 土曜日は、一日練習ということで、主にサーブとサーブキャッチの練習を中心にみっちりやることができました。その後はみんなで温泉に行き、夜は1年生の歓迎会と中体連の壮行会を兼ねてバーベキューをしていただきました。そして勉強を終わらせたのちに、ゲーム大会で大盛り上がりと、チームの絆を深める上でとても思い出に残る一日になったのではないでしょうか。

 日曜日は、中体連の会場でもある串間市総合体育館で練習をしました。榎原中
OBをはじめとした選手たちに集まってもらい、本番さながらの試合をすることができました。試合は3試合、全7セット行い、12敗(34敗)でした。その7セット中6セットが2点差の24敗という結果で、課題としている最後の2点を取りきる執念がまだまだ足りないということと、ゲーム中のなんでもないミスが勝敗を分けるということを再確認することができました。
 とはいうものの、高いブロックや粘り強いレシーブ、するどいスパイクや強烈なサーブの中、すべての試合を一日通して作ることができたことは大きな自信と経験になったのではないでしょうか。

 この
2日間の経験は、チームの絆や榎原の絆を再確認することができ、目標である全国大会に向けてとても大きなものとなったはずです。支えてくれる人や応援してくれる人が多ければ多いほど、負けられない気持ちが強くなります。これだけ自分たちのためにいろいろとしてくれる後援会や、忙しい仕事の合間をぬい、自分の時間を削ってまで練習に付き合ってくれるOBなど、自分の周りの人たちがどれだけ自分たちのために尽くしてくれているかということに心の底から感謝をしなければなりません。あとは、それぞれがどれだけその感謝の気持ちを
身体で、気持ちで、行動で表現できるかです。

 地区大会まであと
11日。この2日間のために準備をして下さった後援会、そして後輩たちのために集まってくれたOBの皆様、本当にありがとうございました。榎原中の伝統を引き継いで、自分たちや後援会だけではなく、地域や他の観客をも巻き込む全員バレーを披露することができるように、魂を込めて日々の生活に取り組み、すべての質を高め、悔いの無い日々を送ってほしいと思います。

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執念

 中体連地区大会を3週間後に控えた先週末は、2日間とも練習試合でした。先の霧島盆地大会決勝で敗れた後、どのような気持ちで練習に取り組むかが問われる1週間でしたが、いつもとさほど変わらない取り組みで、心のもちかたについて何回も指導をする中で迎えた週末でした。


 土曜日は高城青少年勤労者ホームを会場に、帖佐中、高原中、佐土原中、本郷中を迎えての練習試合でした。結果は帖佐中に
3勝、高原中に2勝、本郷中に2勝、佐土原中に12敗の82敗でした。
 ここ最近は午前中に集中力が続いていますが、午後に少し崩れる傾向があります。この日も午前中は4戦全勝ではありましたが、午後には佐土原中に2敗したのをはじめ、あまり内容がよくないまま一日が終わりました。やはり課題は連続失点で、タイムを取った後のプレーでは点を取れるのですが、自分たちではまったく積極的に動くことができません。苦しい時の力こそが本当の力です。考えることをやめ、とにかく一生懸命やっていればなんとかなるという甘い考えを捨て、ギリギリまで自分たちでその状況を打破する正解を見つけ出さなければなりません。

 良かった点としては、これまでほとんど試合を作ることさえさせてもらえなかった佐土原中に、ゼビオカップ以来の勝利をしたことと、3セットあった2点差の接戦を落とさなかったということです。また、攻撃面では、コンビの使い方が分かってきたこと、守備面では、修正したレシーブフォーメーションの動きができるようになってきた点です。


 日曜日は鹿児島県の有明体育館に呼んでいただき、宇都中、第一鹿屋中、鹿屋東中、吉野中、末吉中、高原中との練習試合でした。この日はあえて朝からプレッシャーをかけ、そのプレッシャーの中でどこまでやれるかを試したところ、
2セット目の第一鹿屋中戦で、15-10のリードを守り切れず、3連続→3連続→5連続からの最後は3連続失点で逆転負けを喫しました。連続失点を1セットに4回も繰り返すようなチームの雰囲気の中、3年生がチームをコントロールしようとする動きはまったく見えず、ひたすら個人プレーにはしっていたので、終了後そのことについて追い込みました。
 結果、プレッシャーに負けたのか気合いが空回りしたのか、次の高原中戦では
7連続失点からのスタートとなりました。そして、3週間前にして、まさかのキャプテンとエースを外しての試合となりました。その試合は結局敗れましたが、その他のメンバーでなんとか接戦に持ち込むなど、むしろ2人がいなくなってからのほうがチームの雰囲気がとても良くなりました。
 結局その後はセットを落とすことはなく、この日は
102敗という結果でしたが、まだまだ課題が残る2日間となりました。特に、JA杯で敗れて以降、最後の2点をもぎ取る執念を課題に練習を続けていますが、この日も最後の2点を取り切れずに連続失点をするゲームが3セットあるなど、自分たちに必要な力がなんなのかを理解できていない部分が多々ありました。


 先週
1週間で痛感したことは、やはり3年生の気持ちの物足りなさです。3人とも一生懸命取り組んでいるのですが、石にかじりついてでも勝つという執念をコート内外で感じません。つまり、戦う準備ができていないのです。普通どんなチームでも、引退間近のこの時期になれば、おのずと練習に気持ちが入り、危機感や緊張感、緊迫感が出た練習や表情になるはずですが、今のチームにはそういう部分を感じることはあまりありません。まるで決戦がはるか遠くにあるような感じです。
 しかし、他の学校と違い、榎原中は地区大会で優勝しなければ、九州大会出場や各種大会の好成績などがすべて水の泡になってしまいます。そういう状況を理解して取り組むことで最後の
2点をもぎとる執念が身に付くのではないでしょうか。


 これから
3週間はコンディションを整えつつ、来る決戦に向けて、心技体の準備をしっかりと行うことに集中していきます。その1つとして、今週は榎原中OBにたくさん来ていただいての泊まり込みの合宿を行います。周りの人たちに支えられて、自分たちの好きなバレーボールをすることができているということを忘れず、すべては学び、すべては準備、すべてに感謝を心に刻んで、一日一日大切に過ごしてほしいと思います。

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