キャリア教育

キャリア教育

暑い夏♯3

 1980年代~1990年にかけて世界的には地球の環境問題が注視され
始めたころ、しかし日本ではまだ昭和の「頑張れ!」精神論が強かっ
たころ、徐々に熱中症という言葉が聞かれるようになる。当時は「熱射病」
や「脱水症状」とよばれていた。上記の時代まさに私は中学ー高校ー大学
と野球に明け暮れていた時代。「水は飲むな!」のなかで生きていた。
 調べた資料には1995年ごろから熱中症という症状に「熱射病」・「熱け
いれん」・「熱疲労」「日射病」などのカテゴリー化がされてきたと書か
れている。(諸説あり)
 まさにその過渡期に私は野球をしていた。暑さに強くなったのだろうか、
我慢強くなったのだろうか。苦しい想いでも今となっては懐かしい想い出
今の時代がうらやましい気もするが。
                         つづく

暑い夏♯2

 「練習中に水を飲む」 そんな恐ろしいことができるなんて世の中は
どうなってしまったんだ。高校時代の思い出にふけっていると、高校の
部活動を思い出した。なかなか厳しい練習で有名な高校で大学時代には
県内の民放テレビのスポーツキャスターから練習内容について質問され
たこともあるくらいだからよほどだったのか。
 練習中絶対に笑ってはいけない。水を飲んではいけない。
 すごい時代だった。一度、体が全く動かなくなってあおむけに倒れたこ
とがあった。起き上がろうと思っても意思に体がついていかない。まさに
熱中症だったのか。当時は「気合が足りない」で片づけられていた時代。
そのまましばらく放置された。青い空と芝生の香りと心地よい風が吹いて
いたのを覚えている。
 熱中症が社会問題になっている昨今「水を飲んではいけない」という
言葉はハラスメントかもしれない。
※(その年、部室に冷水器と梅干が置かれるようになりました。)
                       つづく

暑い夏♯1

 最高気温がトップニュースになる。やはり異常気象なのか明らかに昔よりも
暑い気がする。そんことをぼんやり考えていたら、高校時代のことがふとよみが
えってきた。
 「なつい あつ」
高校時代、私には奇想天外な知り合いが多かった。上の言葉もその一人が発した
ものだ。
「やっぱり、なついね、あつは・・」部活帰りにこう言われた何のことか分からな
かった。
 お分かりかと思うが本人は「やっぱり、暑いね、夏は」と言いたかったようだ。
ちなみにこの人は「アイスは、うめてくねーとつめくねー」と言ったこともある。
翻訳すると「アイスはつめてくねーとうめくねー」=「冷たくないとおいしくない」
 などと思い出に浸っていることで、暑い夏について考えるきっかけになった。
                           つづく

5G

 5Gとは?私の好きなプロ野球チームの神5(カミファイブ)のことか?神5とは私が独自に選んだジャイ〇〇ツの選手ベスト5のことだ。絶対的エース菅〇選手・チームキャプテン坂〇選手・われらが4番岡〇選手・宮崎出身戸〇選手・そしてチャンスに強い好打者〇選手(!もはや名前を隠しきれていない)だがこの神5のことではないらしい。
 本題に入ります。5Gとは第5世代移動式情報システムのこと。インターネットなど情報が現在の何倍も速く、かつ大量にやりとりできるようになるのだとか。むずかしいので調べてみると分かりやすく書いてあるサイトを見つけた。各家庭ではインターネットにスマホなどの通信機器を接続しようとするとせいぜい5台程度が限界。ところが5Gでは100台以上の通信機器と接続が可能になる。家庭内の家電製品がネットにつながるようになれば例えば家事はすべてリモートでスマホを使ってコントロールできるようになる。お風呂も掃除も洗濯もスマホで操作できる。外出先から家のことができる。テレビは家に居ながらにして画面に映る場所にいるかのような視聴が可能になる。野球中継であればベンチに座っている選手と同じ目線で試合を見ることができる。さらにVR等のシステムを使えばリビングが東京ドームになる。そんなことが可能になるみたいだ。2024年までには全国の94%の地域に5Gを整備するという記事もあった。大阪万博に合わせて日本の情報技術の進化を世界にアピールする狙いもあるのだとか。楽しみというよりは不安の方が大きい。完全に時代の進歩に取り残されるのではないだろうか。同世代のみなさん頑張りましょう!

 先日、顧問をしている部活動の新チームのスタートにあたり、チームのテーマを決めた。いろいろな言葉が生徒から出される中で最終的に「輝」という字が選ばれた。一人一人が輝けるチームになりたいという想いからだ。しばらくして、楠の葉祭(岡富中文化祭)の実行委員会を発足するときに今年の楠の葉祭のテーマを実行委員会の生徒に考えてもらった。最終的に決定した言葉は「輝」。みんなに輝いてほしいという想いからだ。
 奇しくもなのか必然なのか、全く違うメンバーで構成される全く趣きの違うチームが同じ文字を選んだ。大人の役割は子どもの願いをかなえられる環境を作ること。早くも2学期、少しでも子どもたちが「輝ける」環境を整えてあげられたらと想う。