キャリア教育

キャリア教育

大入

 大相撲延岡場所の前日準備にお邪魔して
少しお手伝いをさせてもらった。受験前の
3年生を行かせることに不安もあったが、
貴重な社会見学と考え、140人全員で参加した。
イス並べや、パンフレット置き、座布団配置など
生徒は2時間、結構頑張った。若い力はすごい。
今回のネタはそこではなく、座布団を配置していた
生徒の会話。
  A「すごいね、こんなにたくさんの大人が見に来るんだ」
  B「大人はいいなあ」
  A「明日は平日だから大人だけなんだ」
  B「わざわざ大人って書かなくても分かるよね」
 座布団にあの独特の江戸文字で「大入」と書いてある。
「大人じゃないよ、大入りだよ」と伝えたけど
大入りの意味は分かってないかも。

おこづかい

 社会科(公民)の授業で経済の勉強をしているときの対話
 おこづかいは、景気の変動に影響を受けるか否か。という内
容で「考えたこともない」とか「金額は変わらない」という
返事だった。そもそもお小遣い制ではなく、必要なときにも
らってる生徒も半数くらいいた。そこでの提案、おこづかいを
スポーツ選手のように更改制にしてはどうですか?テストで何
番になったら、〇〇%up、部活動で優勝したら〇〇%upとか。
すると「いい!」「それにしてもらおう」などの提案に対する
称賛の声ばかり。3年生にはダウンという発想はない。
ポジティブだ。

並べるということ


 
 上の写真は、3年生男子生徒が使うトイレの下駄の様子です。きれいに並んでいる?といえるかどうか。その答えは見る人次第でしょうか?違います。これは並んでいるとは言えない。そもそもトイレのスリッパを並べるとはどういうことなのか。次に使う人のことを考えた「おもいやり」または「マナー」。そんな心を育てたい。

100歳??

 1980年、今から38年前、日本人男性の平均寿命は73歳でした。現在81歳、つまり8歳も寿命が延びています。30年後さらに8歳延びているとするなら2050年ごろの男性の平均寿命は90歳。ということは女性は95歳越えか。さらに医療技術が進めば、人生100歳時代が本当に訪れることになるかもしれない。果たして私は100歳まで生きることになるのか?だとしたら人生まだ半分しか過ごしていない。あと50回紅白歌合戦を見ることになるかも。

合唱の思い出

 楠の葉祭の合唱コンクールに向けて、各クラス練習に励んでいる。
高校3年の文化祭でのこと、ベートーベンの「第九歓喜の歌」を合唱曲に選んだ私のクラスはおきて破りの全員が歌詞付きの楽譜を持って本番に臨んだ。ドイツ語の歌詞にカタカナをふって言葉の意味も分からずひたすら歌った。楽譜を持って歌うことに他のクラスからは批判が上がった。金賞をとりたい。でも悪い雰囲気で文化祭を終わらせたくなはい。
曲も終盤、最後の盛り上がり、横で歌う男子生徒が悲鳴に近い声で音を外した。そこで大爆笑が起こり、わがクラスは努力賞という結果に終わった。ごめんごめんと言いながら涙ぐんでいる男子生徒を責めるクラスメイトはいなかった。みんな何となくほっとしていた。なんかいい感じで終わることができた。わざとって難しい。