SSH活動報告

2020年7月の記事一覧

生徒用ラップトップが届きました

7月21日(火)には、生徒用ラップトップ10台が届きました。コロナウイルス感染予防として、テレワークやオンライン授業が取り入れられ、パソコンも品薄でしたがなんとか調達することができました。これまで生徒用パソコンはパソコン室のデスクトップ端末だけでしたが、持ち運べるラップトップが届いたことにより実験室で実験しながらデータ処理を行ったり、図書館や教室で資料を調べながら研究発表プレゼンテーション資料を作ることが可能になります。




SSH支援事業において購入した物品は、科学技術振興機構(JST)から本校に貸与されています。

令和2年度SSH運営指導委員会

7月17日(金)13時20分から、大会議室で運営指導員会を行いました。
運営指導員会とは、「指定校におけるSSH事業の運営に関し,専門的見地から指導,助言に当たるものであり、学校教育に専門的知識を有する者、学識経験者、関係行政機関の職員等、第三者によって組織するものとする。」と定められています。運営指導委員の先生方および管理機関として県教育委員会も来校していただきました。

令和2年度延岡高校運営指導員の方々

西脇 亜也 様 宮崎大学フィールド科学教育研究センター 教授 (運営指導委員長)

内田 勝久 様 宮崎大学フィールド科学教育研究センター 教授 

竹澤 真吾 様 九州保健福祉大学保健科学部 教授
篠崎 尚史 様 日本両棲類研究所 所長
大爺 尚之 様 元 旭化成メディカル株式会社 取締役兼専務執行役員
水永 正憲 様 延岡市キャリア教育支援センター センター長
伊東 洋之 様 延岡市教育委員会学校教育課 学校支援対策監



全体会の様子


全体会では時間が足りなかった項目に対し、分科会で助言していただきました。

今回の委員会は、SSH事業として科学技術振興機構(JST)の支援を受けて行いました。

科学技術振興機構オンライン訪問

7月15日(水)は、SSH事業を支援していただく、科学技術振興機構の新規校訪問が実施されました。当初は、来校していただける予定でしたが、首都圏でのコロナウイルス感染者増加を受けて、オンラインで実施しました。本校職員からの質問に丁寧に回答していただきました。延岡高校は学校全体でSSH事業に取り組んでいます。


校長以下事業担当職員への説明(校長室にて)


経理担当職員との質疑応答


MS科SDGsフィールドワーク 企業メンター決定

7月14日(火)16時から、旭化成向陽クラブにて、MS科企業メンターと本校職員の打ち合わせを行いました。9月以降のMS科SDGsフィールドワークでの課題研究において、定期的に指導助言いただく企業の方々です。企業の研究者・技術者の方々から、生徒が定期的に助言をいただくことは全国でも珍しい取り組みで、本校SSH事業の目玉の1つです。

仲良くなれば、課題研究の助言に留まらず、専門的な立場から科学技術方面の進路選択の相談にも乗っていただけるはずです。

メンターのご紹介
 細江 夏樹 様 旭化成株式会社 消費財技術開発部
 戸村 萌夏 様 旭化成メディカルMT株式会社プラノバ生産本部 製品技術グループ
 大平 雅人 様 旭化成株式会社交換膜事業開発部 ポリマー開発グループ
 末永 博士 様 旭有機材株式会者 管財システム事業部
  ダイマトリックスシステム部ダイマトリックス技術グループ
 牧野 昌晃 様 清本鐵工株式会社 製品事業本部 工事部工事2課 課長


メンターとは
・メンターとは、自分自身の仕事やキャリアの手本となり、助言・指導をしてくれる人材のことを指す。
・人材育成の手法としても用いられており、上司や役職者ではなく、関与度の低い他部門の人材や先輩(役職の無い人材)をメンターとして任命し、日頃の悩み相談やキャリアパスの見本となる人材を割り当てることもある(メンタリング制度)。

MS科1年SDGsフィールドワーク

7月13日(月)メディカル・サイエンス科1年SDGsフィールドワークでは、メディキット株式会社 代表取締役会長  中島 弘明 様をお招きして、『風を起こす人材を育てる  ~これでいいのか?』と題して講演していただきました。








今回の講演会は、SSH事業として科学技術振興機構(JST)の支援を受けて行いました。

SSH全国大会 予選動画撮影

7月12日(日)にSSH全国大会に出場する3年生が、一次予選選考用動画を撮影しました。SSH全国生徒発表大会は、例年8月に神戸市で開催され、各SSH校から1グループが出場できます。海外の高校からも招待され、海外の高校生の発表(英語)を聴いて質疑応答に参加することもできます。

平成27年度に大阪で行われた大会の様子はこちらで動画を見ることができます。


昨年12月の校内ポスターセッションで最優秀賞を受賞した数学班7名が出場します。
タイトルは「数学で求める見やすい座席」”Which seat has the better view from a mathematical perspective? "です。





普通科1年プレ課題研究

7月10日(金)の普通科1年プレ課題研究では、課題研究の研究テーマを考えるための練習として「マンダラート」を扱いました。マンダラートはデザイン思考のフレームワークの一種で、思考を発散させるための道具です。グループでマンダラートを用いると、1人では思い浮かばなかったアイディアが生まれることがあります。


県教育委員会の方々が視察に来校されました。



MSEC指導者ワークショップ

7月8日(水)は生徒を5限で放課にして、課題研究の指導に関するワークショップを行いました。講師は、SSH重点枠宮崎北高校 指導教諭の黒木和樹先生です。黒木先生は、延岡高校でもお勤めになった経験がありその際に指導した生徒は、課題研究の世界大会に出場しています。

今回は課題研究のテーマ設定に用いるマンダラートを、本校職員が生徒役になって作成しました。研修中は、適度な換気を行っています。





今回のワークショップは、SSH事業として科学技術振興機構(JST)の支援を受けて行いました。

日本両棲類研究所を訪問

7月3日(金)に栃木県日光市にある日本両棲類研究所を訪問しました。
昭和45年(1970)に初代所長の篠崎尚次様により設立された私立研究所です。
日光は世界でも有数の両生類の生息地で、有尾類ではクロサンショウウオ、ハコネサンショウウオ、トウホクサンショウウオ等、無尾類ではアズマヒキガエル、モリアオガエル、シュレーゲルアオガエル、ツチガエル、タゴガエル、ダルマガエル等、多くの種が生息しています。

2019年8月16日に篠崎尚史先生(尚次様の次男)により、リニューアルオープンしました。


篠崎先生は角膜移植の権威で、臓器移植法案審議の際には、国会で参考人として答弁されました。


再生医療と両棲類には深いつながりがあるそうです。



篠崎先生の研究が応用された幹細胞移植療法により、脳性麻痺から回復したベトナムの子ども(研究所内展示映像用より)。ベトナムの病院で講演なさる篠崎先生


研究所の目玉は、世界最高齢のオオサンショウウオ(60歳以上)。


全国、各都道府県で採取したアカハライモリの個体も展示。宮崎県もありました。


中禅寺湖の畔に建つ、おしゃれな研究所。

先進校視察

7月2日(木)にSSH事業先進校視察として、栃木県立栃木高等学校を訪問させていただきました。栃木高校は、旧制中学を母体とする男子校です。SSH採択9年目を迎え、栃木県内のSSH事業の中心的役割を担っておられます。


120年以上の伝統を感じさせる正門


SSHクラブが盛んで、3学年併せて50名が活動しているそうです。


1914年同窓会の記念事業で建てられた図書館。県登録有形文化財



課題研究についてガイダンスを受ける1年生


1年生が作成した研究計画書に助言を書き込む2年生


2011年の東日本大震災に伴う電力不足の際から始まったスーパークールビズ(文化祭Tシャツの着用)。


1・2年生の教室廊下には3年生のポスター集が並んでいる。1人1研究をモットーとし約240名分を閲覧できる。



今回の視察は、SSH事業として科学技術振興機構(JST)の支援を受けて行いました。