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2025年9月の記事一覧

延岡市立土々呂中学校1年生 「連続7回よのなか教室」 で講話

 令和7年度は、6月13日(金)から、土々呂中学校1年生(4クラス、123人)では、「延岡を知る 連続7回よのなか教室」がスタートしています。

  地域学習として「延岡を知る」というテーマで、生徒がさまざまな方々から、延岡について最新のお話を聞くことで、延岡の魅力と将来を考えることができる機会としたい、というねらいです。

 

 連続7回の「よのなか教室」は次の方々を講師に招いて行われました。

(先生方との協議や意見交換と、講師について選定・依頼を、コーディネーターとして担わせていただきました)

  6月13日(金) 講話1「まちづくり」

      講師: 阿部信孝さん(㈱タウンマネージャーのべおか 代表)  

  6月20日(金) 講話2「スポーツ」

      講師: 西 政幸さん (延岡市教委 アスリートタウン推進課 ) 

                    スポーツ事業推進監、元旭化成陸上部監督

 7月 4日(金) 講話3「観光」

      講師: 岩本晋長さん(延岡観光協会 事務局次長)       

 7月10日(木) 講話4「福祉」

      講師: 佐藤貴美さん(訪問入浴介護  株式会社サンルーム社長) 

 9月11日(木) 講話5「仕事」

      講師: 水永正憲 (宮崎県キャリア教育支援センタートータルコーディネーター) 

 9月19日(金) 講話6「歴史」

      講師: 日高保彦さん (RIK株式会社 代表取締役 日高家住宅)   

10月10日(金) 講話7「第一次産業」

      講師: 牧野哲郎さん (JA延岡 営農相談員)            

 

 この講話を聞いたあと、生徒たちは10月に6回の授業で、文化発表会に向けての準備を行い、11月中旬に自分たちの意見を発表する予定です。

 

 9月11日(木)に水永が、「これからの時代に求められる人財 君たちの未来は可能性に満ちている」と題して講話しました。

 はじめに、これからの時代に求められる人財は、「新しいことに挑戦できる人」

  ・そのためには、現状を否定しなければならない

  ・今までとは違うことに、生活を考え方を・・・変える挑戦をしてほしい

 1.ここ延岡で世界初の近代工業がスタートした

   変革に挑戦し続けるということ (一つの事例として、旭化成における取組を紹介)

    ・「海の魚は、塩水の中にいるのに、どうして塩辛くないのだろう?」と疑問を持った

      技術者

    ・イオン交換膜 ➡海水から塩をつくる、海水から真水を抽出する膜

      ・リチウムイオン二次電池「ハイポア」 ➡ふだんは絶縁性があるが、電気を流すと電 

                       子がある一つの方向にだけ移動する膜

     ・人工腎臓用中空糸 ➡ストローのように穴の開いた糸の表面で血液中の不要なもの   

               を除去する膜

 2.君たちが漕ぎ出す社会は、「可能性」に満ちている

     ・激変する社会は、ほんとうは「ワクワクするような未来」

     ・大人は、AIで仕事がなくなる、正解がない社会になる、と言うが・・・

     ➡ ほんとうは、「AIで新しく仕事が生まれる」、「正解はいくつもある」社会になる

 3.皆さんへのメッセージ

     ・働くということは、人のためになる、人の役に立つ、人の助けになることで、

                「人に喜んでもらえるもの」でなければ成り立たない

     ・将来どんな「職業」を選ぶのかではなく将来どんな「生き方」をしたいのかを考えて  

     ほしい  どんな自分になりたいのか、を考えることが大事

    ・自分にとって幸せとは何だろう? を考えてみよう

       ➡考え抜いていけば、これだ! と飛び上がって喜べるものがきっと見つかる

       ➡中学生の今これからどう生きるのかを考えてほしい

       (何のために勉強するのか、何のために働くのか)

   「自分にとって幸せとは何だろう」または「自分にとって一番大事なことって何だろう」

 6月13日に講話する阿部信孝さん

6月13日に講話する阿部信孝さん 

 みな真剣にメモをとりながら聞いてくれました 9月11日も、みな真剣にメモをとりながら聞いてくれました   

                                 (トータルコーディネーター  水永)