学校の様子
魚の町 門川
門川小学校の3年生は、ふるさとを見つめる総合的な学習の時間で、「魚の町 門川」を探究しています。そのため、このホームページでも紹介しましたが、7月3日(月)には、宮崎大学農学部海洋生物環境学科の村瀬准教授と学生さんに来校していただき、門川町に魚が集まる秘密について、お話をしていただきました。そして、昨日10月4日(水)には、門川町役場農林水産課の2名の方々に来校していただき、門川町の漁業について昔と今を比べながらお話をしていただきました。
さて、門川町には、昔も今も門川漁協と庵川漁協の2つがあります。
まずは、昔の話。門川漁協では一本釣やカツオ釣りが盛んで、庵川漁協では底曳網や磯立網が盛んだったそうです。「同じ門川町の漁協なのに、違っていたんだ。」と児童は不思議がっていました。とれる魚はイワシやアジが多かったそうです。そして、大きなブリキ缶の中に魚をいっぱい入れてそれを背負い、電車に乗って町外の遠くまで売りに行ったり(通称「カンカン部隊」)、リアカーに魚をいっぱい入れて町内を売り歩いたりしていたそうです。
実際に当時使われていたブリキ缶を講師の方々が持ってきてくださり、児童は「大きいなあ。」「これに魚をいっぱい入れて背中に担いでいたなんて、重かったろうなあ。」「昔の人は、力があったんだなあ。」と、とても興味津々でした。また、必死にメモもしていました。
次は、現在の話。門川漁協では一本釣と曳縄が盛んで、庵川漁港では沿岸マグロ延縄や定置網が盛んだそうです。これによって、先ほどの昔のことをしっかり聞いていた児童は、今と昔の漁法の変化にすぐに気付きました。
今度は、2つの漁協の特徴でした。
門川漁協は、沿岸域で行う漁業が多く、1人だけで行う漁法が主流だそうです。また、主に底曳網漁業で多く漁獲されるハモをブランド化し、『門川金鱧』という名前でPRを行っているそうです。そういえば3日(火)の給食には、門川金鱧の天ぷらが出ました。とてもおいしかったです。水揚げ高ランキングでは、1位がちりめん(イワシの稚魚)、2位がイセエビ、3位がカワハギ類だそうです。
庵川漁協では、主に遠洋で行う漁業が多く、1隻に複数人が乗り込み、1回出漁すると1週間以上帰らないこともあるそうです。また、養殖漁業も営んでおり、カンパチやアジ、牡蠣などを育てているそうです。水揚げ高ランキングでは、1位がキハダマグロ、2位がビンナガマグロ、3位がメバチマグロだそうです。
しかし、魚をとるだけではなく、自然環境の保全もしっかり考えられていて、ウニが海藻を食べ尽くしてしまう”磯焼け”が深刻な問題となっているため、ウニの個体数を適切に管理するために駆除活動を行ったり、イセエビ・ヒラメ・クルマエビの稚魚を放流したりしているそうです。
最後は、両漁協の水産加工品の変化でした。昭和初期はアジ・イワシ・サバなどの乾物(干物、ちりめん等)が主でしたが、現在はアジ・イワシなどはもちろんのこと、ハモやカツオ、シイラなどさまざまな魚が加工されているそうです。
児童は、今回のお話を伺って、自分たちのふるさと門川町が魚の町であることに誇りに思ったと思います。門川町役場農林水産課の2名の方々、プレゼンテーションや実物を準備してくださりながらのご講話、本当にありがとうございました。
9月30日(土)のPTA奉仕作業
9月30日(土)は、門川小学校のPTA奉仕作業でした。保護者の方々、5・6年生を中心とした子どもたち、そして先生たちで行いました。
昨年度までの数年間は、コロナ禍の影響で、PTA環境整備部員さんを中心とした少人数で行いましたが、今年度は再び全校の保護者の方々に呼びかけて、すごくたくさんの人数で行うことができました。前PTA会長さんが言われていました。「昨年度までのPTA環境整備部員さんも、一生懸命がんばってくださって、とてもありがたかったです。しかし、やっぱり人数ですね。今年度は、運動場の除草作業やテント設営までできて、とっても嬉しいです。」と。
さて、ご家庭の都合で、残念ながら30日(土)に参加できなかったご家庭は、事前に都合のつく午前中や放課後に来校してくださって、写真のとおり草刈りや、児童が走るトラックの除草作業をしてくださいました。ありがとうございました。
そして、30日(土)を迎えました。午前7時00分(PTA環境整備部員さんは午前6時30分)~午前9時00分の約2時間、休憩(給水タイムや受付名簿記入等)をはさみながら学級ごとに分担された場所を丁寧に作業をしてくださいました。また、子どもたちも保護者の方々と一緒に、「自分たちが使う校舎・自分たちが使う運動場だから、自分たちがきれいにしなくちゃね。」という気持ちでがんばりました。
運動場やレインボー広場では、テント設営や除草・剪定作業、草やゴミの搬出、屋外トイレの掃除などをしてくださいました。校舎内では、窓、扇風機、流し台、トイレなどを拭いたり洗ったりしてくださいました。以下の写真のとおりです。
今回の奉仕作業で、きれいになった校舎内環境で子どもたちは、いっそう勉強に励むことでしょう。っまた、10月22日(日)は、第122回門川小学校運動会です。きれいになった運動場で、子どもたちは自分たちの競技や演技の練習や本番に一生懸命励むことでしょう。きれいになったレインボー広場では、保護者・地域の方々が、気持ちよく子どもたちを応援してくださることでしょう。
ご参加くださった保護者の方々、子どもたち、そして先生方、本当にありがとうございました。下の写真は、今回の奉仕作業が終わった直後の写真です。運動場やレインボー広場がこんなにも整備され、きれいになりました。
地域について考えよう~防災の視点から~
27日(水)5・6校時に、本校4年生児童と門川高校生が、校区内を5つのコースに分けて、防災マップを作成するための情報を集めて回りました。
海沿いコースでは、子ども達が、早速、中尾公民館の案内表示板を見つけて、記録用紙にメモしていました。
しばらく歩くと「高台避難所」の看板を見つけて、「ここに逃げることができる!」と言っている子もいました。
今回の地域巡りの活動をとおして、子ども達の防災への関心が、また少し高まったと思います。
門川高等学校の生徒のみなさんとそれを支援してくださった門川高等学校の先生方、本当にありがとうございました。
運動会の児童係打合せ①
9月25日(月)の6校時は、運動会における第1回児童係打合せを行いました。
運動会を成功させるためには、5・6年生による仕事も欠かせません。本校では、団長・副団長・リーダー、音楽・放送、1~4年生のお世話(児童管理)、出発準備、用具準備、出発合図、案内表示、決勝審判、採点記録などがあります。
自分たちが競技・演技するだけでなく、運営側にもなることで、より一層の成長につながると思います。
例えば、ここは何年生が並ぶのか画用紙に大きく数字を書いていました。
入場門に整列させるためにどんな道具が必要で、整列をさせた後にどんな仕事をしないといけないのか黒板に書かれたことを覚えていました。
団長・副団長・リーダーは、何年かぶりの声出し応援。自分たちが考えた台詞や振り付けを、メンバーの前で披露していました。
オープンスクールと学校保健委員会
9月22日(金)は、門川小学校のオープンスクールの日でした。
保護者の皆様はもちろんのこと、区長様、民生委員児童委員様、子ども見守りネットワーク様、学校運営協議会委員様、保育園・幼稚園・認定こども園の関係者様、小・中・高等学校の関係者様も来校してくださいました。午前がよい方と、午後がよい方がおられると思いましたので、4校時(11時00分~11時45分)と5校時(13時50分~14時35分)の2校時分の授業参観を設定しました。
子どもたちが分かりやすく興味をもてるような授業になるように先生方一人一人が準備をしっかり行い、児童もそれに呼応するかのように真剣に学習に取り組んでいました。
写真とともに授業の一部を紹介いたします。
《1年生》
漢数字を用いた、ものの数え方を学習していました。
《2年生》
手拍子をつけて音読の練習をしたり、運動会で披露する花笠音頭の笠を保護者も加わって作ったりしていました。
《3年生》
円を描くときに使うコンパスの使い方を学習していました。3年生にとってコンパスは初めて登場する道具です。微妙な力加減やコンパスの傾け方がポイントでした。保護者の方々の加勢もあり、いろいろな半径の円を何個も描いて習熟に取り組んでいました。
《4年生》
算数科では、「( )があるときは、( )の中を先に計算する。」「+・-と×・÷とでは、×・÷を先に計算する。」などの計算の順序を学習していました。音楽科では、「アラ ホーンパイプ」(ヘンデル作曲)の鑑賞でした。楽器の種類や音色、旋律が追い掛け合うような音楽の構造に注意を向けたり、具体的な情景をイメージしたりしていました。
《5年生》
クイズ形式で、一番右の写真のように共通する漢字を見つけ出すものでした。そして、その漢字は音読みであることを理解するものでした。それが終わると、今度は自分たちで漢字辞典や教科書の後ろに掲載されている漢字のまとめを見ながら問題を作っていました。
《6年生》
国語科では、「イーハトーヴの夢」を読み、宮沢賢治はどういう人物だったのかまとめていました。理科では、これまで実験してきた5種類の水溶液(食塩水、炭酸水、うすい塩酸、重そう水、うすいアンモニア水)以外に、例えば醤油やソース、ジュースは何性(酸性、中性、アルカリ性)なのか、自分の気になる身近な水溶液についてタブレットを使って調べていました。
5校時が終わると、PTA会長、PTA保健体育部員、教員の参加による学校保健委員会を行いました。
今年度のテーマは、「心身ともに健やかな児童の育成~メディアとの関わり方を通して~」です。事前に全校の保護者にとらせていただいたアンケート(子どもの成長を支え育む“かどがわ4か条”)から現状を考察し、門川小学校のメディアの約束の素案を各グループで話し合いました。
宮崎県PTA連合会は、「ケータイ・スマホ 夜9時電源OFF運動」を推進しています。また、子どもを守るネットモラル5か条として、「①学校や家庭でのルールを守ろう」「②メールやライン等で人の悪口や傷つくことは書かないようにしよう」「③人の住所や電話番号等の個人情報は書かないようにしよう」「④ケータイ・スマホは、夜9時になったら電源を切ろう」「⑤何かトラブルがあったらすぐに相談しよう」があります。それらを話合いの参考にしました。近いうちにPTA保健体育部で約束をまとめ、PTA運営委員会に図って正式決定します。
お忙しい中、オープンスクールや学校保健委員会に参加してくださった皆様、どうもありがとうございました。また、お帰りの際に提出してくださったアンケートについては、これからの学校運営や児童への生活・学習・保健体育の指導に生かしてまいります。
運動場も運動会に向けて
9月19日(火)の放課後に、先生たちで、運動会に向けてテントを立てたり、ポイント(目印)を打ったりしました。
テント立てでは、まず3張り設置しました。「9月30日(土)の奉仕作業に参加できないので、今日、奉仕作業に来ました。」というお父さんが来校されましたので、体育倉庫からテントを出す作業等を手伝っていただきました。ありがとうございました。テントを組み立て、所定の場所に移動したら、風で飛ばないように支柱をロープと杭で固定しました。
テント立てが終わると、今度は、ポイント(目印)打ちでした。分かりやすいように釘に色違いのスズランテープを短く巻き付け、それをを地面に打ち付けました。巻き尺を使って等間隔をとったり、三平方の定理を利用して垂直をつくったりしました。
これから、児童の気持ちと同様に、運動場の様子も少しずつ運動会モードになっていきます。
南海トラフ巨大地震への備え、高校生が4年生に防災講話
9月13日(水)に、宮崎県立門川高等学校で防災について詳しく学んでおられる2年生と3年生の生徒さん11人を講師として招き、4年生の防災学習を行いました。
まず、地震や津波がどのようにして起こるのかのメカニズム、津波で30㎝浸水すると歩くことが難しくなることなどを、手作りのスライドを使って分かりやすく伝えていただきました。
この後、災害の際の対応を学ぶカードを使ったゲームが行われました。地震や津波が起こったら、実際こうなるかもしれない困った状況を、高校生が紙芝居で紹介し、その困った状況を解決できる身近で手に入りやすく誰でも使えるアイテム(道具)を手持ちのカードから1枚選んで見せ合うという内容でした。出血を止めるときにはタオルが役に立ち、人を運ぶ場合には毛布が役に立つなど、高校生からアドバイスを受けながら防災について学びました。
児童からは、「地震の時に何が必要なのかが分かって楽しかったです。ケガしたときに、どんなことをするのか勉強になりました。」「家にある身近なものが災害の時にも使えることを始めて知りました。カードゲームで学んだことをこれから生かしていきたいです。」などの感想が聞かれました。
高校生からは、「地震の怖さやどうすれば素早く避難できるかが伝わってくれていれば、嬉しいです。」「楽しそうに4年生が学習に参加してくれてよかったです。今回、防災について楽しみながら学んだことを災害の際に生かしてほしいです。」などの感想が聞かれました。
門川小学校の4年生と門川高等学校では、今後も通学路の防災マップを作ったり、図上訓練を行ったりして、自分たちで避難ができるよう防災意識を高めるようにしていきます。
門川高等学校の生徒11人のみなさんとそれを支援してくださった門川高等学校の先生方、7月から準備にかかってくださったそうで、本当にありがとうございました。
ようこそ先輩
9月11日(月)の2校時は6年1組、3校時は6年2組で「ようこそ先輩」が行われました。これは、6年生の総合的な学習の時間の一環でした。一番自分たちに身近な1年上の先輩(中学1年生)に、中学校の様子を聞くことで、自分の将来について考えるきっかけにするというものでした。
そこで、門川中学校に通っている3名の生徒さんに来校してもらいました。昨日10日(日)は、門川中学校の体育大会で、今日がその振替休業日だったため、申し訳なかったのですがお願いして来校してもらったというわけです。
一人目の生徒さんは、勉強について次のようなことを話しました。中間テストや期末テストがあること。それらは、1枚のプリントではなく、冊子になって配付されること。複数の単元から出題され、出題範囲が広いので、毎日の復習が大切であること。先生の話をしっかり聞いておくと、「ここは、とても大事です。」「ここは、よく問題に出されるところです。」と言われることがあるので、そこを聞き漏らさず集中して学習すること。
二人目の生徒さんは、人間関係について次のようなことを話しました。思春期になり、悩みが多くなってくること。人とのコミュニケーションを大切にしてほしいこと。自分の夢や希望を常にもって、学校生活を送ってほしいこと。先輩・後輩の関係が出てくること。
三人目の生徒さんは、中1ギャップについて次のことを話しました。小学校以上にルール(校則)が細かくて多いこと。部活動が始まり、小学校のクラブ活動よりもかなり本格的になり、そこで、強い心や礼儀・マナーを身に付けられるとともに、部活動の仲間意識が深まること。教科ごとに教えてくださる先生が代わり、学習に対して自主性が重んじられるようになること。
6年生の児童は、とても集中して3名の先輩の話を聞いていました。きっと、1年後の自分の姿を想像していたからではないでしょうか。
3名の生徒さん、昨日の体育大会で疲れているところ、後輩のためにどうもありがとうございました。後輩が門川中学校に入学たときには、いろいろと優しく教えてあげてくださいね。
結団式
9月11日(月)の1校時は、結団式でした。
全校児童を既にA団とB団に分けていましたので、今日は赤か白かの団色が決定する日でした。
まず、スローガンの発表でした。代表委員会で盛り込みたい言葉を絞り込み、運営・集会委員会で最終的に文にしました。令和5年度の運動会のスローガンは、次のとおり決定しました。
◎ 最後まで力を合わせて全力で心一つにきずな深まる運動会
次に校長先生が、「運動会では、みんなが団結(まとまること)が大切です。その団が強いです。団長・副団長・リーダーを中心に思い出に残る運動会にしましょう。また、この運動会の行事をとおして、さまざまな場面で2学期の全校目標の1つである“ふわふわ言葉を使おう”が実行できます。『ドンマイ。』『がんばれ!』『がんばったね。』『ありがとう』等の言葉もそうです。」と話されました。
最後に、いよいよ団色決定でした。A団・B団の団長がステージに上がり、ジャンケンをして勝った方から演題の上に置かれた2本のペットボトルのうち1本を選びました。
「せーの!」で2人が一斉に振り始めると、一方が白濁、もう一方が赤濁してきました。これが団色決定の瞬間でした。A団が赤団、B団が白団になりました。そして、A団の児童全員が一斉に帽子を赤色に変えました。
2名の団長からの一言もあり、「スローガンのように心を一つにしてがんばりましょう。」「一人一人が精一杯自分の力を出し切りましょう。」「みんなの力がでるように、応援もがんばりましょう。」など、決意や思いを述べました。
トンネルに関する写真集の寄贈
9月5日(火)に、門川町の建設会社3社の代表者3名が来校されました。そして、トンネル(TUNNEL)に関する写真集を寄贈していただきました。
全校児童を代表して6年生8名がその贈呈式に参加しました。
寄贈後には、建設会社の方々と児童がお話をする時間が設けられ、児童から「トンネルは1年くらいで完成するのですか。」「トンネルは、災害の時に避難場所になるのですか。」「ドンネルは、どのような方法で掘り進んでいくのですか。」等、たくさんの質問がでましたが、3名の方々がとても分かりやすく答えてくださり、児童も納得したようでした。
3名の方々からは、「地域と連携したキャリア教育を推進してくださり、ありがたいです。そして、子どもたちは、門川町の宝です。」「道路やトンネル等は、私たちの生活にとても結びついているので、土木建設の仕事を知って、興味をもってほしいです。そして、将来いっしょに働けたらと願っています。」「自分たちがつくった道路やトンネルをたくさんの人たちが利用してくれるので、とてもやりがいと誇りをもって仕事をしています。」等のお話をしてくださいました。
いただいた本は、全校児童で大切に読ませていただきます。お忙しい中、本当にありがとうございました。これからも門川小学校の応援をどうぞよろしくお願いいたします。
下学年の読み聞かせ
4日(月)は、読み聞かせグループの会「ワンピース」様による1~3年生を対象にした読み聞かせの日でした。
朝の会終了後から1校時の半ばまで、児童はたっぷりと絵本や紙芝居による物語の世界を楽しんだり、かみなり等の気象現象等の知識を得たりして、本の面白さを十分に味わったと思います。今回の体験やご家庭での保護者による読み聞かせの体験が、自ら本を手に取り、読んでみようかなという意欲につながると思います。
「子どもたちが前のめりになって話を聞いてくれたり、声を上げて笑ってくれたり、驚いてくれたりするのが、とても嬉しいです。やりがいがあります。」という嬉しいことばをいただきました。朝のお忙しい中、「ワンピース」のグループ方々、今回もどうもありがとうございました。
緊急時における児童引き渡し訓練
9月1日(金)の午後は、防災の日にあわせて、緊急時における児童引き渡し訓練を行いました。
ねらいは、「災害等の緊急時に、児童を安全かつ速やかに引き取り者に引き渡すことができるようにする。」「緊急時の動きを引き取り者に知っていただくことで、冷静にかつ整然と児童の引き渡しができるようにする。」でした。初めての試みでしたが、災害時に備えて、教職員と引き取り者の方々のお互いがその流れを確認・理解することができました。
まず、全校児童が体育館に集合しました。校区内の地区を4グループに分けて、時間差で児童を引き取りに来ていただきました。教職員を体育館内、駐車場となる運動場、校外の道路に分けて配置し、スムーズな自動車の流れと児童の引き渡しができるようにしました。事前に引き取り者の方々へは、どの道路を通って運動場に来ていただきたいのか地図を配付し、当日は、矢印のプラカードもった教職員を要所に配置しました。また、運動場の出入口が1箇所しかないため、教職員の案内に従っていただき、自動車の進行を一方通行にしました。
自動車を置いたら引き取り者に体育館に向かっていただき、体育館に敷いたシートの上を靴のまま一方通行で歩いていただきました。そして、お子さんがいる学級の前で受付を済ませたら、お子さんを連れて帰っていただきました。どうしても児童は興奮状態になっていましたが、その中でもしっかりと落ち着いて静かに待つことができている児童もいて感心しました。教職員を介して児童が引き渡されると、引き取り者も児童も安心した顔を見せていました。
今回の訓練に際しまして、引き取り者の方々には、学校が示した時間を守ったり道路を通ったりしてくださり、ありがとうございました。おかげさまで、予想していた道路や体育館での渋滞や混雑が見られませんでした。ご協力、本当にありがとうございました。
今後も緊急時に備えての訓練を、より一層充実し、実際に近いものにしていきます。
9月1日の給食は、「救給カレー」
9月1日は、防災の日です。これは、死者・行方不明者約10万5千人と、国内の自然災害で最悪の犠牲者を出した関東大震災が発生したことと、台風シーズンをむかえる時期であり、地震や風水害などに対する心構えを育成するために設けられました。
災害は突然起きます。日頃の備えがとても大切です。それに関連して、この日の給食は、いつもと一部が違っていました。下の写真がその日の献立ですが、どこが違うと思われますか?
簡単だと思います。牛乳、サラダ、スープはよく食べますが、左下にパンでもない、米飯でもないものが置かれています。これは、災害に備えた非常食の中の「救給カレー」です。この「救給カレー」は、東日本大震災を経験された栄養士の先生たちが話し合って作ったものだそうです。被災してとても怖くて、不便な経験をしたことから、水も電気も火も使えない事態の中での非常食として開発されました。「いのちをつなぐ」カレーとして、(食)を救う「救給カレー」と名付けられました。
ご飯とルーが一緒に入っているレトルトパウチ食品で、袋をあけてスプーンで軽くまぜた後、スプーンでそのまま食べることができました。直接温めたり、熱湯に入れたりする必要はありませんでした。児童は、災害によって水も電気も火も使えない状況での食事を想像しながら、普段とは違うカレーを味わって食べていました。
代表委員会「運動会のスローガンを決めよう」
「運動会」は、1年間の学校行事の中でとても大きな行事です。今年度は、10月22日(日)に開催する予定です。門川小学校は、歴史と伝統があり、今回で122回目となります。
昨日8月31日(木)の6校時は、その運動会が盛り上がり、思い出に残るためにスローガンを決める代表委員会でした。参加者は、運営・集会委員会のメンバー、5・6年の各学級の代表、各委員会の代表でした。
「一人一人意見を出し合い、運動会が盛り上がるスローガンを決めよう」というめあてのもと、話合いがスタートしました。スローガンに入れたい各学級で考えた言葉をまず出し合いました。以下の通りです。
〇協力 〇スマイル 〇あきらめないで 〇最後まで 〇助け合う 〇楽しい 〇全力 〇笑顔 〇がんばる
〇心を一つに 〇最後まで 〇笑顔はじける 〇勝っても負けても 〇力をこめる 〇元気いっぱい
〇本気 〇うきうき 〇汗を流し 〇きずな 〇わくわく 〇笑顔あふれる 〇感動する
〇一致団結 〇一生懸命 〇元気 〇みんなで応援 〇力を合わせよう 等
「一致団結は、ちょっと難しい言葉なので、1年生には伝わりにくいと思います。それと似たことばに“力を合わせよう”があるので、そちらがいいと思います。」など、次は、言葉のもつイメージや理解やすさなどから、採用する言葉の絞り込みが始まりました。司会、副司会、ノート書記、黒板書記それぞれが自分の役割を自覚して、とてもよい話合いが展開していきました。参加児童は、低学年でも理解しやすく、活気ある運動会にするためにふさわしい言葉はどれかの視点で考えました。国語科の学習で培った力が活用される場面でもあったとも言えるでしょう。
白熱した言葉の絞り込みが続いている最中に、6校時終了のチャイムが残念ながら鳴りました。そのため、スローガンとして文にするのは、主担当の運営・集会委員会に任せることになりました。
正式にスローガンが決定しましたら、このホームページで紹介いたします。
いよいよ2学期が始まりました
いよいよ本日8月25日(金)から2学期がスタートしました。
元気にあいさつをしながら校門をくぐる姿や夏休みの思い出を早く話したくて友達や学級の先生のところに行く姿など、いつ見ても微笑ましい光景でした。そして、児童の話をとても楽しく興味をもって聞く学級の先生の笑顔、先生冥利に尽きるというものです。
さて、本日の始業式も、熱中症や感染症の予防のために、全校児童が体育館に集合することはせず、マイクロソフト社が推奨するMicrosoft365のコミュニケーションツールであるTeams(Microsoft Teams)と校内放送を併用しながら、各教室で行いました。
まず、2学期から新しく勤務される職員の紹介がありました。特に特別支援教育に関してベテランの先生です。多様な児童にとって、魅力のある学校づくりに力を発揮してくれるものと思っています。
次に、児童代表の発表でした。今回は、1年・3年・5年でした。3名とも、聞き取りやすい声の大きさと速さで、2学期に頑張ることについて立派に発表できました。
1年生は、①給食を時間内に食べ終わること、②友達に優しくすること、③算数の引き算、④走ること、⑤友達を助けることでした。
3年生は、①時間を意識しながら給食を時間内に食べ終わること、②大きな声で発表すること、③学級目標を守って、少し難しいことでもチャレンジすることでした。
5年生は、①こつこつと努力することを忘れずに勉強を続けていくこと、②心や時間に余裕をもって委員会活動に取り組むこと、③間違いを恐れずに、良いと思うことを積極的に行うことでした。
児童代表の発表が終わると、校長先生の話でした。夏休み中に全児童が命を大切にして過ごすことができて安心したこと、2学期は、更にあいさつの素敵な児童になってほしいこと、そして、「ありがとう」「こめんなさい」が素直に言える子になってほしいこと等を話しました。
最後に、3人の指導部部長の先生から話がありました。
学習指導部長からは、「学ぶ」ための心や体、物の「準備」をきちんとして、2学期の良いスタートダッシュができるようにしましょうという話でした。
生徒指導部長からは、相手よりも先にあいさつをする「先出しあいさつ」をして、地域の方々とのつながりをより強くし、すてきな学校・地域にしていきましょうという話でした。
保健体育指導部長からは、1日1回以上、思いやりのある言葉「ふわふわ言葉」を周りの友達や先生、家族、地域の方々にかけていき、やさしさあふれる学校にしていきましょうという話でした。また、熱中症が心配なので、少しずつ暑さに慣れていきながら、10月下旬の運動会に向けて練習を頑張っていくこと、そして、感染症も怖いので、手洗いやうがいもきちんとしていきましょうという話でした。
始業式が終わると、各学級の計画にそって、課題を種類ごとに分けて提出したり、夏休みの思い出をみんなの前で一人一人話したり、2学期の学級や個人の目標を決めたりしていました。
児童は、午前中までの学習だったので、午後からは、児童が一生懸命に取り組んで提出した問題プリントや家庭学習ノート、絵日記・日記・生活作文・読書感想文等を丁寧に見たり、下の写真のように学級担任が集まって作品応募の絵画や毛筆、俳句等を募集団体ごとに間違いがないように仕分け・整理を行ったりしました。
来週8月28日(月)から、本格的な教科等の学習が始まります。児童は心身を徐々に学校生活の軌道に乗せていき、2学期の様々な行事を通して、よりいっそう自分自身を成長させていくことでしょう。一人一人の輝きや活躍、成長がとても楽しみです!
第2学期に向けて
8月にも、職員は会議や研修会を行ったり、学校施設の整備をしたりしています。
今回は、先の記事「先生たちも学び続けています」の第2弾で、児童が夏休み中の職員の様子を紹介します。
社会福祉協議会のご支援のもと、門川小学校校区の民生委員児童委員さんとの会議をもちました。各地区の民生委員児童委員さんと本校の各地区担当の職員がグループを組み、職員から児童の登下校やあいさつ、公園の使用状況、地区での過ごし方等をうかがったり、民生委員児童委員さんからは地区で気になる児童が学校でどのように過ごしているのか質問にこたえたりしました。そして、2学期から協働して、児童の健全育成のためにどのような手立てを講じていくか話し合いました。
民生委員児童委員の皆様、お忙しい中ご来校いただきありがとうございました。とても有意義な話合いができました。
児童、保護者・地域の方々の信頼に応えるために、職員一人一人が、その職責の重さを自覚し、自信と誇り、そして希望をもって、児童と向き合い、教育活動に専念できるために、コンプライアンス研修を行いました。
学年ごとにグループを組んで、学校関係者によるコンプライアンス違反の新聞記事をもとに話し合ったり、自分自身や学校全体の課題を見つめ直したりしました。そして、最後には、それを全体の場で共有しました。
雑草もかなり伸びていましたので、刈払機を用いて草刈りを行いました。また、第2学期の始業の日に気持ちよく児童が校舎に入っていけるように児童玄関やその周りを掃除したり、古い机や椅子を交換したりもしました。
第2学期の始業式前日には、児童へ向けた黒板メッセージをかいたり、始業の日の日程をかいたりしました。また、夏休みの課題(宿題)を提出する指定場所をつくったり、2学期から使用する教材・教具の整理をしたりもしました。
登校日
8月1日(火)は、登校日でした。
門川小学校の先生たちは、本当に子ども大好きです。7月20日(木)の第1学期終業の日以来、元気に登校してきた児童とあいさつを交わしている顔を見ると、とても素敵な笑顔でした。
さて、1校時目は、全校朝会でした。今回も熱中症や感染症の予防のために、全校児童が体育館に集合することはしませんでした。その代わり、マイクロソフト社が推奨するMicrosoft365のコミュニケーションツールであるTeams(Microsoft Teams)と校内放送を併用しながら、各教室で行いました。接続に不具合が起こり、校内放送だけになってしまった学級もあり残念でしたが、下の写真のとおり、話者が放送室で話し、その画像や音声を各教室で共有して大型テレビで視聴するという方法でした。
まず、校長先生の話でした。残りの夏休みも命を大切にして楽しく過ごすこと、これは危険かな危険じゃないかなと考えながら行動すること等の内容でした。
次に、出産休暇に入られる先生の話でした。児童が体のことを気遣ってくれたり、赤ちゃんの誕生を自分ごとのように楽しみにしてくれている言葉や態度がすごく嬉しかったそうです。
最後に、生活指導担当の先生の話でした。スライドを使いながら、「ビニールハウスや用水路に勝手に入らないこと」「用水路から田畑に水を引き込む機械等にいたずらをしないこと」「安全のために、きまりをしっかり守ること(海や川へは、大人と行くこと。道路を渡るときには一旦停止して前後左右を確認すること。横断歩道があるところでは、そこをしっかり渡ること)」等の話がありました。
2校時目は、学級の時間でした。提出物や夏休みの課題の進捗状況の確認、これまでの休みの中で心に残ったことの発表、学級のみんなでミニゲーム、学級園や理科園で栽培している植物の世話など、学級によってさまざまでした。
第2学期の始業の日は、8月25日(金)です。全校児童のみんなが、元気なあいさつをして登校してくることを願っています。また、大きな病気やげが、事故などに十分気を付けるように、ご家庭でも声かけをお願いします。
各地区のラジオ体操におじゃまさせていただきました
先の記事でも紹介させていただいておりましたが、7月21日(金)の門川町一斉ラジオ体操のご協力・ご参加ありがとうございました。
さて、7月24日(月)からは、各地区でのラジオ体操が始まりました。そこで、実施している地区に、おじゃまさせていただきました。
午前6時30分を前に、公園や公民館、空き地に集合し、友達同士または友達の父母、地区のおじさん・おばさん・おじいさん・おばあさんと楽しそうに話をしている雰囲気がとても微笑ましかったです。まさに、世代間交流だなあと思いました。
午前6時30分になると、ラジオを囲んで一斉にみんなが体を動かし始め、いい汗を流しました。清々しい気分にもなりました。参加者もさまざまで、児童や保護者の方々はもちろんのこと、幼児、中学生、高校生、祖父母、区長さん、民生委員児童委員さん、高齢者クラブの皆さん、近所の方々でした。ご参加ありがとうございました。
気付きもありました。7月21日(金)から31日(月)までのラジオ体操では、ラジオ体操第1とラジオ体操第2の間の簡単な運動は、いつも首の前後左右の運動だったということです。
ラジオ体操が終わったら、その場所の簡単な掃除をしたり、公民館に入って1時間程の朝学習を始めたりしている地区もありました。時間を上手に使われているなあと思いました。
8月下旬から後半のラジオ体操がスタートする地区もあります。早寝・早起き・朝ごはんの習慣付けや2学期の学校生活のスタートに向けて、ラジオ体操に参加するのはいかがでしょうか。
1階6教室の黒板が、きれいになりました
7月24日(月)と25日(火)の2日間、門川町の業者さんが来校されて、1階の教室にある黒板の張り替え作業をしてくださいました。1年1組、1年2組、1年3組、5組、6A組、6B組の合わせて6教室の黒板です。
黒板の張り替え作業を、大まかに説明すると、次の順番でした。
①黒板を上下移動するスライダーから取り外し、多目的ホールに運ぶ。
②接着剤で後ろのベニヤ板にしっかりと固定されている表面の部分(チョークで書く部分)を、機械で剥ぎ取る。
③剥ぎ取った後のベニヤ板の表面を滑らかにして、新しい表面の部分を貼り付ける。
④黒板右端に、白文字で「月」「日」「曜日」の書く。
⑤できあがった黒板を教室に持ち込んで、上下移動するスライダーに取り付けて完成。
業者の方々は、汗だくだくの作業でした。2学期の授業が楽しみです。ありがとうございました。
今回の張り替え作業を見学させていただいて、発見がありました。それは、黒板の表面部分は薄い鉄板だったということです。よく考えれば、磁石が付きますので当たり前かもしれませんが、今まで考えもしなかったことだったので、新たな知識が増えて嬉しくなりました。
1階の6学級では、黒板がきれいになり、2学期からの学習が、児童も先生も気持ちよく進めることができると思います。また、下の写真でお分かりになられるか不安ですが、うすくマス目が引かれています。そのため、先生や児童が黒板に文章を書く際には、今まで以上にまっすぐで見やすいものになることでしょう。
第2回家庭教育学級
7月25日(火)の19時00分~20時30分は、2回目の家庭教育学級が行われました。
今回は、日本エッセンシャルオイルスタイリスト協会上級スタイリストを講師に招き、アロマの香りに癒やされながら、親子で楽しく香りの学習でした。
最初に、「香育~豊かな心身を育む香りのおはなし」でした。いろいろな香りを楽しみながら、エッセンシ
ャルオイルとは、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然由来の揮発性芳香化合物で、独特の香りがあるものをいうこと。そして、大きく4つのグレードに分かれることを学びました。また、臭覚は、視覚や聴覚等を含む「五感」の中で、唯一「情動」(怒りや悲しみなど一時的で急激な感情の動き)に伝わるといわれていること等も学びました。グレープフルーツは気分をリフレッシュ、オレンジは不安を解消し心と体を癒やす、シダーウッドは頭の疲れを取り集中力アップ、レモンは気分を明るく、ユーカリプタスは気分を爽快にさせてくれるそうです。
講話が終わると、製作活動でした。親子で「ハーバリウムディフューザー」を以下の手順で作りました。
①瓶を選び、その中に入れる色とりどりの小さな飾り(ビーズや貝殻、乾燥させた植物等)を選びました。
②選んだ飾りを長いピンセットを使って瓶の中に、配置を親子で考えながら入れていきました。
③瓶の中に特殊な水溶液を入れ、そこに、実際に自分がにおって気に入ったエッセンシャツオイルを40滴ほど垂らしました。中には、複数のエッセンシャルオイルを組み合わせて、独自の香りを開発している家庭もありました。
④瓶にリボンを結んで出来上がりました。
それぞれのご家庭で、とっても素敵でかわいいオリジナルのハーバリウムディフューザーができあがりました。雑貨屋さんで売られていても全然おかしくない程の出来映えでした。
各家庭が1つのハーバリウムディフューザーを作ることをとおして、たくさんの楽しい親子の会話が生まれました。また、席が近くの方と製作のコツを教え合ったり、お互いの完成品の素敵なところを伝え合ったりして、家庭同士の交流も生まれました。
あっという間の1時間30分でした。香りの効能を勉強できたとともに、素敵な手作り小物まで作ることができたした。保護者の皆様が参加しやすいように夜の開催となりましたが、お忙しい中、講師の先生には講話やたくさんの種類の材料や資料を準備をしていただき、本当にありがとうございました。参加された家庭教育学級生とそのお子さんもありがとうございました。
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