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学校の様子

1年生の学校探検~いろんな教室がいっぱいだ~

 5月14日(火)は、2校時から4校時にかけて、1年生が校舎内を隅から隅まで、学級担任の先生に引率されながら教室を探検しました。

 普段全校児童が過ごしている普通教室はもちろん、特別教室(保健室、職員室、理科室、音楽室、図書室、校長室、事務室)も探検しました。

 下の写真は、図書室と校長室を探検したときの様子です。

 音楽室を探検したときには、「どうして楽器がたくさんあるんですか。」「この髭のようなマークは何ですか。」「どうして黒板に5本の線が引いてあるんですか。」など、1年生なりにかわいい質問が出ました。また、音楽専科の先生のご厚意でリコーダーで人気シンガーの曲を吹いてくださったり、ピアノで人気テレビアニメの主題歌を弾いてくださったり、ピアノの伴奏に合わせてみんなで校歌を歌ったりしました。

 これまで登校しても、児童玄関と自分の教室の往復だった1年生もいたかもしれません。初めて入る特別教室では、目をキラキラさせながら自分の周りをよく見ていました。

 今回の学校探検をとおして、1年生は、「学校には、たくさんの教室がある。」「教室によって置いてあるものが違う。」「教室それぞれに使い方に違いがある。」「どの教室もきまりを守って使ったり、出入りをしたりしないといけない。」等に気付くことができたと思います。

特別支援教育~児童への理解啓発~

 5月14日(火)の1校時から5校時にかけて、「もっと知ろう いろいろな学びの場 友達とのかかわり方」というタイトルで、

 ①5組、6A組・6B組、いちょう教室は、それぞれどんな教室なのか。

 ②友達とのよりよい関わり方は?

について、各学年の児童の実態にあわせて理解啓発活動を行いました。

 目的は、「特別支援学級や通級指導教室について、どんな学級でどんな学習をしているのか等を全児童対象に話をすることで、特別支援教育に対する理解を深める。」「苦手なことやできないことは人によって違うが、誰にでもあり得ることを知り、お互いに認め合ったり、支え合ったりすることの良さに気付く。」でした。

 特別支援教育担当教員が、スライドで大事なことを示しながらゆっくりとした口調で具体的に説明をしました。そして、児童は、

 〇 5組さんは、自分のペースで学習するクラス。

 〇 6A組さんや6B組さんは、少ない人数で落ち着いて学習するクラス。

 〇 いちょう教室(通級)さんは、自分の気持ちや考えを表現したり、自分のことを知ったり、苦手なことに対して

  どう捉えてどう取り組めば良いか、作戦を立てたりするクラス。

ということが分かり、5組さん、6A組さん、6Bさん、いちょう教室(通級)さんは、「できることを増やす教室」「苦手なことをがんばる教室」とまとめることができました。

 

 友達とのよりより関わり方では、クイズをとおして以下の4つのことについて理解を深めました。

 1 発表で困っている児童には

   「早くして!」と言うのではなく、「一緒に言おうか。」と声をかけたり、心の中で「がんばって。」と

  応援して待つ方がよい。

 

 2 並ぶ場所が分からない児童には 

   「どいて!ちゃんと並んで。」と強く言うのではなく、「こっちだよ。」と手まねきして教えたり、「〇〇

  さんの後ろだよ。」とやさしく言った方がよい。

 

 3 運動が苦手な児童

   「ダッさ!!」と言うのではなく、「どうしたの、大丈夫?」と声をかけたり、「こうやったら?」とやり方

  を教えたりした方がよい。

 

 4 じっとできない児童

   「やめろ!」と強く言うのではなく、「今は静かにする時間だよ。」とやさしく一回だけ言ったり、先生た

  ちが対応するので、自分のやるべきことをしっかりやった方がよい。

 児童は約20分間の説明でしたが、集中してこの啓発活動に参加することができました。

今年度、初めての読み聞かせ(1~3年生)

 5月13日(月)の1校時目に、門川小学校読み聞かせボランティア「ワンピース」の皆様による読み聞かせが行われました。

 今の季節に合った本や声を出して一緒に楽しめる本など、児童の興味や関心のあるものを選んで読んでいただきました。楽しいお話の展開に、「えーっ!」「次はどうなるの?」と、児童は終始わくわくした表情でお話を聞いていました。また、今年度初めての読み聞かせということで、1年間よろしくお願いしますの気持ちも込めて、挨拶やお礼がしっかり言えました。今後も様々なお話に触れて、児童の想像力や共感力が高まっていくと思います。

 ワンピースの皆様、1年間どうぞよろしくお願いいたします。

朝のボランティア~学校の顔の6年生~

 6年生は朝登校してから、7時45分までの短い時間ですが、自ら学校のためにボランティア活動に取り組む姿が見られるようになってきました。活動内容としては、あいさつ運動、児童玄関掃除(草取り・掃き掃除)などです。最高学年として、意識して取り組む姿がとても頼もしいです。

 写真は、5月13日(月)の様子です。

 

説明的な文章において、要旨をまとめる授業

 5月13日(月)は、本校の研究主任が、自分が学級担任をする5年2組にて提案授業を行いました。単元名は「文章の要旨をとらえ、考えたことを伝え合おう」(教材名:「言葉の意味が分かること」、練習教材名「見立てる」)でした。

 4年生時の「みやざき小中学校学習状況調査」の結果分析をもとに、児童の努力や変化を「認める」指導を意識した授業が行われました。

 今回の授業の目標は、「文章構成を基に、『初め』と『終わり』のまとまりを読み、中心となる言葉や文について話し合い、要旨について、自分の考えをノーートに書くことができる。」でした。

 

 はじめに、前時までの復習を行い、「初め」「終わり」に筆者の言いたいことが述べられていくことを確認しました。

 そして、音読をしたりサイドラインを引いたり、ヒントカードを参考にしたりして、筆者の考えが述べられてある文を抜き出しました。その中で、全く同じ文を見付けたり、姿を変えても同じことを意味する言葉を見付けたりしました。

 最後は、中心となる言葉や文について周りの友達と話し合ったり、80字以内の字数という条件に合わせたりして、ついに、以下の要旨ができあがりました。

 

【要旨】

 言葉の意味には、広がりがある。範囲や面を理解することも重要である。それが普段使っている言葉やそのものの見方を見直すことにもつながる。

  児童は、分析的に説明的な文章を読んだり、ワークシートに書き込んだり、友達と意見交換をしたしりて、とても一生懸命学習に取り組んでいました。また、研究主任は、児童の頑張りや良い変化を見逃さずに褒めており、児童の学習意欲の継続・向上を図っていました。

 授業を参観した先生たちにとっても、説明的な文章をその構成に着目して、時系列型、頭括型、尾括型、双括型のどれなのか判別した後、繰り返し出てくる同じ意味の文や語句に着目して、筆者の言いたいことや主張をまとめていく学習指導過程を目の前にして、個々の指導技術を高める有意義な時間になりました。

 授業を参観させてくださった研究主任、どうもありがとうございました。