部活動
第29回宮崎正月合宿
本年も榎原中学校男子バレーボール部をよろしくお願い致します。
2016年が始まって4日が立ちましたが、今年も榎原中男子バレー部の年明けは、3・4日に行われた宮崎正月合宿で始まりました。今年は私が宮崎県の実行委員長ということで、チームというよりは全体に気を配りながらの2日間となりました。
今年の正月合宿には、福岡県から3校、熊本県から4校、鹿児島県から1校、そして宮崎県から16校の計24校に集まって頂きました。いろいろとご迷惑をおかけすることもありましたが、皆様のご協力と臨機応変な対応のおかげで無事終えることができました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。2日間本当にありがとうございました。
さて、榎原中はこの合宿で23セット試合をさせていただき、17勝6敗でした。久しぶりに身体を動かした結果、足が痛い、足がつるなどという身体的な問題の他、トスが合わない、お見合いをする、チャンスボールが入らないという精神的(コミュニケーション)の問題など、まあ普通のチームによくありがちな内容で、最後の3セットくらいにやっと県のトップを狙うチームの内容になってきたという感じです。
6敗の打ち分けは、本庄・久峰中に3敗、佐土原中に1敗、菊鹿中に1敗、桜木中に1敗でした。特に本庄・久峰中には県大会に続いて非常に苦戦しています。3人のスパイカーと2人のレシーバーという榎原中と同じようなメンバー構成なので、正面でぶつかってそれぞれ力負けをしたという感じです。メンバーやフォーメーションを変えて試合をしたということが大きいとは思いますが、どんな状況でもコートに立っている6人がベストのメンバーなので、一切いいわけにはなりません。
また、佐土原中・菊鹿中は、九州でもベスト4に入る力があるチームですが、まったくバレーをさせてもらえませんでした。このレベルのチームに対しては、今のレベルのバレーをしているようでは絶対に勝てません。どちらのチームもすべての能力が高いので、何点かは運良く点を取ることができても、力で点を奪い取ることはできません。現に菊鹿中戦では、13-13から9連続失点を喫し、結局15-25で敗れました。県大会の佐土原中戦でもそうでしたが、勝負所で相手がギアを入れたとたんに、すべての面で相手に劣っている榎原中は受け身に回ってしまい、結果実力通りのスコアに落ち着いてしまいます。
このようなチームと勝負をするためには、もっと高いレベルを意識してバレーボールと向き合わなければなりません。この2日間では、県大会でベスト4を狙うようなバレーをしていました。だいたい目標というのはその一歩手前で終わってしまうことがほとんどなので、バレーの内容としては県ベスト8レベルでした。つまり、意識がそこまでしか高まっておらず、現状で満足しているということです。
現状に満足したら成長は止まってしまいます。2015年の締めくくりに、JOC男子準決勝のビデオを見せました。中学校レベルでの最高峰のバレーを見せたその意味をもう一度よく考えて、自分たちが何を武器に全国を目指すのか、その覚悟をもってこれからの練習に取り組んで下さい。
また、年末年始とたくさんの保護者の方々に協力をしていただきました。私たちはたくさんの方々の支えのおかげで、素晴らしい経験をすることができています。感謝の気持ちを忘れずに、そしてその気持ちををコート上で表現するための準備をしっかりとしていきましょう。
全ては学び。
全ては準備。
全てに感謝。
この言葉を心に刻んで、2016年榎原中学校男子バレーボール部は頑張ります!
2015年の締めくくり
23日は、榎原地区体育館に3チーム来て頂きました。先日のウインターリーグin都城2015での危機的なチーム状況について、JOCに向かう前にかなりのゲキを飛ばした結果か、福島中に2勝2敗、第一鹿屋中に4勝、妻ヶ丘中に4勝という結果でした。月曜日は休みで、前日はほぼ説教で終わっていたので、最近チームの状態が良くない理由が身体や技術の問題ではなく、心の問題であったということを証明する結果となりました。身体や技術を使うのは心なので、もっと自分たちで気持ちを高めて試合に臨めるようにしてほしいものです。
26日は姫城中にお願いして練習試合を行いました。セッターがいない中、延岡南中に2敗、西小林中に1勝1敗、姫城中に3勝、三松中に2勝という結果でした。セッターがいない中で、第2セッターであるレシーバー2人が上げるトスをしっかりと打ち込むという、セッターがいるとなかなかできない経験をすることができました。いつもより雰囲気も良かったということで、いつもとは全く違うバレーをする中で、しっかりと集中し、楽しむことができたということだと思います。
27日は本郷中に来て頂いて11セット行い、11戦全勝でした。この日は前日に続いてセッターと、この日熱発したエースがいなくて6人ギリギリというさらに苦しい状況でしたが、6人がしっかりと力を合わせて最後まで戦い抜くことができたようです。
このように、最後の練習試合は、フルメンバー、セッター無し、セッターとエース無しという一日ごとにメンバーやフォーメーションが変わる大変厳しい状況の中で、大崩れをすることなく3日間を乗り切ることができました。これはとてもうれしいことで、スタメンの6人だけで無く、8名全員が榎原中男子バレー部なので、だれが出てもゲームを作れたということは8人がしっかりと榎原中バレー部の一員であるということに誇りをもって日々の練習に取り組んできたということの成果だと思います。また、顧問がほとんど不在の中、副顧問のK先生が、選手たちとともに成長してきたことの証だと思います。いろいろと苦しい状況や、悔しい思いもありましたが、選手・スタッフ含めて10名が大きく成長することができたこの4ヶ月でした。
今日(29日)は練習納めで、ここまでのチームの良かったところと改善するべきところを振り返り、そして目的や目標の再確認をしました。その後、このチームの2015年の戦績は、167勝55敗だったので、8人で55キロを走り、最後に保護者の方にぜんざいやおにぎりなどを振る舞って頂いて2015年を締めくくりました。本当に後援会の方々には感謝しています。ありがとうございました。
あと3日後には2016年になります。JA杯やアシックスカップ、夏の中体連などたくさんの大会がある中で、しっかりと自分たちの力が出せるように、これまでの自分をもう一度振り返り、新たな気持ちで2016年もバレーに打ち込んでいきましょう!
ウインターリーグin都城2015
12月20・21日は都城で行われた、ウインターリーグin都城2015に参加させて頂きました。熊本県や鹿児島県のチームも含めて16校が集まった大会です。結果は以下の通りです。
予選リーグ…3戦全勝(予選1位)
榎原中 2(25-9,25-15)0 妻ヶ丘中
榎原中 2(25-27,25-12,15-9)1 宮崎西中
榎原中 2(25-12,25-14)0 合志中(熊本県)
1位リーグ…1勝2敗(第3位)
榎原中 0(26-28,22-25)2 福島中
榎原中 1(19-25,25-15,13-15)2 三股・妻ヶ丘中
榎原中 2(25-9,25-23)0 姫城中
予選の第1試合のみ時間があったのでベンチに座りましたが、全く声が出ておらず、ひどい状態でした。実際、前回ホームページを更新した後、8名全員の心がなかなか通じておらず、練習の雰囲気がいまいちというか全くだめでした。
そんな中での大会で、出だしの試合でこのような内容だったので、少し気合いを入れ、初めて対戦する合志中のポイントをキャプテンに伝えて県選抜チームの練習に向かいました。
結局その後、宮崎西中にセットを奪われ、翌日も福島中とはそれなりのゲームをしたものの、三股・妻ヶ丘中にも敗戦し、姫城中とも1セット目は大差でとったものの、2セット目はかろうじて勝つという状態でした。
練習の雰囲気がそのまま結果に出たという感じで、榎原中の弱い部分をすべて象徴している大会だったと思います。思えば昨年も、あまりに自覚のないエースをキャプテンとしこの大会に参加しました。そして緊張したまま力を出せずに2位パートとなり、その後踏ん張って初めて宮崎西中に勝ったものの、その後の妻ヶ丘中学校には敗れるなど、似たような状況でした。
去年はここから巻き返し、JA共催杯ではベストの試合をすることができました。今年もこのウインターリーグin都城2015がチームを変える大きなきっかけとなってくれることを期待しています。
気力を振り絞る
先週末は、木曜日から土曜日まで修学旅行で、日曜日は青島青少年自然の家で、県選抜チームの壮行試合の横でお手伝い及び練習試合を行いました。榎原中は1・2年生が合同で修学旅行に行くので、部員すべてが5日ぶりのバレーであり、部活動がない中で、バレーに対する意識がどのくらいあるかを確かめるいい機会になりました。
試合のほうは、高原中に3勝、宮崎西中に3勝と、ゼビオカップの初日以来2度目の全勝で一日を終えることができました。苦しい状況の中でしたが、怪我人も無く、最後までしっかりと試合をすることができたことはとても大きな経験になったことだと思います。
私は県選抜チームのスタッフとして参加していたので、内容はほとんど見ていないのですが、スコアブックを見てみると、高原中との試合では、常に先行される展開から、何とか追いついて追い越すという3セットでした。特に最終セットは31-29でからくも勝利したのですが、身体が思うように動かない中、気力で勝負することができたのだと思います。
普通のチームであれば、点差を広げられたら、ある程度あきらめたり、集中力が切れたりするのですが、榎原中はそういう部分はあまりなく、最後まで一生懸命にプレーします。この部分はチームのとても良い部分です。しかし、このような展開では、追いつくことに力を使い果たしてしまい、最後に引き離されてしまう可能性が高くなります。
逆に改善すべき点は、エンジンがかかるのが遅い点です。朝一番の試合や試合の前半は、相手に合わせたバレーをしてしまい、スタートにつまずくことがよくあります。また点差を広げたりすると、本人たちには自覚はありませんが、少し集中力が落ちます。そして追いつかれそうになってあわててギアを入れるのですが、エンジンのかかりが遅く、逆転されることも多くあります。
ここぞ!というときにギアを上げるためには、チームとしての武器が必要です。俺が決める、僕が上げる、自分が止めるなど、苦しい時にチームのために自分が何をすることができるのか、何を求められているのか。8人が一体となってチームのためにベストを尽くせるような練習をしていくことが大切です。
今日、題名の“気力”という言葉を検索していたら、次のような言葉がありました。
“努力は素質を上回り、気力は実力を越える”
榎原中は努力はしていますので、それぞれの素質を上回っていると思います。あとは、気力を高めることで、実力以上の力を発揮して、目的や目標を達成してくれることを期待しています。
今週は都城地区で行われるウインターリーグに参加させていただきます。このような大会に参加できるのも、大会を運営してくださる都城地区の先生方や協力してくださる保護者の皆様のおかげです。感謝の気持ちを忘れずに、日々の練習に精いっぱい取り組みましょう。
ローマは一日にしてならず
先週土曜日は福島中学校と2校での練習試合でした。霧島盆地大会で敗れて以来で、新フォーメーションになって初めての試合でしたが、いろいろと課題が残る内容だったようです。
半日で7セット試合をして4勝3敗で、勝つときは大差がつくのですが、負けた3セットは20点以降の競り合いでした。良かった点としては、セットごとにフォーメーションを入れ替えても大きく崩れることがありませんでした。また、2セット目を大差で取った後の3セット目の出だしをしっかり押さえることができました。
改善すべき点は、特に朝一の試合で24-18からの8連続失点での逆転負けというまたしても佐土原中戦と同じ状態になったことと、そして4勝2敗で迎えた最後のセットで、いつものように相手に押されて自分たちの気持ちを強くもてずに敗れたところです。公式戦で出る悪い部分は、決してその時だけではなく、頻繁に練習試合の中で起きていることです。言い換えれば、練習試合の中のこのような場面において、どれだけ高い意識をもって乗り越えていこうとするかが勝負のポイントなのです。
日曜日は日向学院中にうかがって、正月合宿の指導を兼ねた練習試合でした。最初の講習会の中で、大淀中のY先生に、“榎原中はあいさつ等がしっかりしている”と褒めて頂きました。これは大会で結果を残すことよりもうれしいことです。本当にありがとうございました。私からするとまだまだな部分がありますが、榎原中の伝統をこれからもしっかりと引き継いでいってほしいものです。
練習試合のほうは、佐土原中に4敗、日向学院中に3勝、高原中に1勝、宮崎西中に1勝、大淀中に1勝の6勝4敗でした。朝の1セット目から3連続で佐土原中と試合をさせて頂きましたが、佐土原中学校の選手たちはとてもバレーを知っており、自分たちのチームの特徴や武器を全員がしっかりと理解しているので、安定した試合運びをすることができます。序盤差を広げた展開もあったのですが、まったくあわてることなく、いつの間にか逆転されて突き放されるという感じです。
このようなチームに勝つためには、とにかく相手のリズムで試合をしないことが大切です。常に声を出して盛り上がり、サーブやコンビで強く攻めていき、ブロックやレシーブでひたすら粘ることで、相手のミスを誘うことができるはずです。このようなプレーを3セット、時間にして90分近く続けなければ勝機は見出せません。
この90分というのは、だいたい普段の練習時間となります。つまり日ごろの練習でいかに集中してプレーしているかが問われています。そういう点では、佐土原中を試合をするときには、いつも自分たちの練習への取り組みがいかに甘いかを知ることができます。
榎原中は明日から修学旅行で、日曜日には青島青少年自然の家で、県選抜チームの壮行会のお手伝いをしながらの練習となります。宮崎県の代表である選手たちや高校生のプレーを間近に見ることで、また一回り成長してくれることを期待しています。