保健室

2019年12月の記事一覧

ぐっすり たっぷり眠っている?

12月11日、睡眠について保健指導を行いました。

睡眠について事前アンケートを行い、その結果から保健指導が必要な内容について学習しました。


「毎日何時に寝ていますか?」

約半分の生徒は、11時に寝ていますが、0時以降に寝ている生徒も13%近くいました。


「毎日何時に起きていますか?」

ほとんどの生徒が6時~6時半に起きていました。


「毎日すっきり目が覚めますか?」

約半数の生徒が中々起きられないとのこと。そこで、眠ることはどうして必要なのか?睡眠の役割に学習しました。


「睡眠の役割」は…

1 体や脳(心)を休める
2 勉強したことを整理する
3 からだを成長させる


 「2つの眠り」

睡眠には、浅い眠りの「レム睡眠」と深い眠りの「ノンレム睡眠」の2つの眠りがあります。


「1 体や脳(心)を休める」

  浅い眠りの「レム睡眠」はからだの眠り。1日の疲れがとれ、免疫力を高めます。
  深い眠りの「ノンレム睡眠」は脳の眠り。1日使った脳(心)を休ませます。
  睡眠不足は、体も脳も十分に休めることができていません。


 「睡眠が少ないと」

睡眠不足は、身体面・学習面・情緒面など様々な面に影響を与えます。


「2 勉強したことを整理する」

レム睡眠の時、その日勉強したことを整理したり、記憶させたりしています。
試験の前日に徹夜で勉強をしている人はいませんか?徹夜で勉強しても、睡眠をとらなければ、詰め込んだ知識を長期記憶にするためのレム睡眠をとってないので、効果はありません。その日は覚えていても、3日もすると忘れてしまいます。


「3 からだを成長させる」

寝ている間に、からだを成長させるホルモン「成長ホルモン」がでています。


成長ホルモンは眠りに入って最初の3時間の間に集中的に分泌され、特に中学生は活発に分泌されています。


「ブルーライトをシャットアウト」

事前アンケートの結果、スマホ・テレビ・ゲームをする生徒が48.2%。
テレビ・スマホ・ゲーム機からはたくさんのブルーライトが出ています。
入眠に必要なメラトニンを分泌させるには、寝る前にテレビを見たり、ゲーム・スマホをしない。ブルーライトを眠る1時間前からシャットアウト!!!


「よい眠りのための工夫」

眠る1時間前くらいから脳をリラックスさせる。
部屋を暗くして、静かに過ごす。
37~39度のぬるま湯にゆっくりつかる。
夕食は3時間前に済ませる。


「どれくらい眠ればいいのか?」

ノンレム睡眠とレム睡眠合わせて約90分。ノンレム睡眠とレム睡眠を5回繰り返して、さらに30分プラスした時間、だいたい7~8時間とるのがよいです。


「朝スッキリ目覚めるには…?」

スッキリ目覚めるには、レム睡眠の時に目覚めるとよいと言われ、目覚まし時計は、睡眠時間が90分の倍数になるように計算をして「レム睡眠」のタイミングで目覚ましをかけるのがおすすめ!


「生徒感想」

・睡眠不足になると様々な面で悪い影響を受けるということを知ることができたので、規則正しい生活が送れるように睡眠時間などに気を付けたいと思いました。

・いつも寝る直前までテレビを見ていることがあるので気を付けようと思いました。寝る1時間前にはゆっくり休んで次の日の朝、スッキリ起きられるようにしようと思います。学力向上のためにも頑張ります。

・すっきり目覚めたことがないが、90分の倍数時間眠れば朝すっきり起きれるときいたので、早速今日やってみようと思う。

・寝る時間が遅く、寝る30分前までタブレットを使用していて視力も落ちてしまっているので、これからは気を付けたい。


「授業後には」

生徒の書いた「これからの生活で改善したいこと」について、一人一人丁寧にコメントを記入し、生徒の改善意識のステップアップを図りました。