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2022年12月の記事一覧

第2回わくわくサイエンス教室

12月24日(土)に「第2回わくわくサイエンス教室」が開催されました。今回も県内からたくさんの小中学生が参加してくれました。

 

 

こちらはマニュファクチャリングです。マニュファクチャリングとはチームの仲間と話し合いながら「ものづくり」を行うことです。

 

 

今回のマニュファクチャリングは角度を30°に固定したまっすぐな坂を配置し,その先の床に新聞紙5枚を貼り付けます。

 

 

坂の上からビー玉を括り付けた力学台車を転がすわけですが,各チームに1枚ずつ配付したケント紙で台車が新聞紙をなるべく破らない構造を作製してもらうルールになっています。

 

最終的には台車の速度を100倍した数値(1.00m/sなら100点)から破った新聞の枚数×10を引き算し,一番点数が高かったチームが優勝となります。

 

各チームとも試行錯誤しながら議論し,一生懸命作製していました。

 

 

 

 

完成させたら各チーム試技を行い,結果を踏まえて再考していきます。

 

 

 

いよいよ競技がはじまりました。

 

 

 

競技終了後には表彰式を行い,合計得点の1位のチームに賞状を授与しました。

 

こちらは実験教室です。

今回は2つの実験を行いました。

1つ目は「スノードーム」です。塩化アンモニウムの入っている試験管に蒸留水を入れ,ガスバーナーで加熱します。加熱しながら塩化アンモニウムが全て溶けるまで,試験管を振ります。

 

 

 

全て溶けたらあとは待つだけ。すると結晶が出てきました。

 

 

これは「塩化アンモニウムの再結晶」という現象によるものです。参加者からは「すごい!」という声が聞かれました。

 

2つ目は「香りの実験」です。いくつかの溶液を使い,化学反応を起こしある果物の香りを再現していく,というものです。参加者も化学反応を楽しみながらどんな香りが作れるか興味津々です。

 

 

果たしてどんな果物の香りができるか。正解は・・・,「洋なし」でした。アルコールと酢酸がくっつくことにより,エステルという物質ができるという性質を使っての実験でした。いずれの実験ともに現象のメカニズムを高校生が小中学生に分かりやすく説明を行い,笑いも起きていました。

 

 

参加者の各講座に対する満足度も非常に高く,「また参加したい」というコメントを残してくださった参加者が多数でした。本校サイエンス科主催の「わくわくサイエンス教室」は全国的に大変注目されている催しになっています。来年度も開催します。多くの参加者をお待ちしています。