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2020年6月の記事一覧

海洋実習事前学習その1

6月13日(土)の報告です。

この日は、午前中の4時間を使って1年サイエンス科が
海洋実習の事前学習を行いました!

その様子を数回に分けて報告します。


海洋実習の本番は、7月10日(金)です。

宮崎県立宮崎海洋高校の実習船「進洋丸」と連携し
海洋観測や、プランクトンの採集、マイクロプラスチックの採集などの
海洋実習を通して、海洋研究の重要性を学びます。


実習船に乗せていただくので、しっかりとした事前研修が必要です。
実習のしおりをもとに、事前学習を進めていきます。

実はこのしおり、様々な課題が詰まっています。

まずは、マイクロプラスチックについて学びます。


ここに、宮崎市のある海岸の砂が2リットルあります。
この砂を各班に配布します。
パッと見た感じ、どのくらいのプラスチックが入っていると思いますか?
5mm以上の大きさは?
3~5mmの大きさは?


「10個くらい?」「7個くらい?」いろいろな意見が出ます。
実際に、ふるいを使って調べてみましょう!


まずは5mmのふるいにかけてみましょう。
ザーッとふるいにかけてみると…


あれれ!?思った以上に大きなプラスチックが多いですね!!
流木や石などを取り除いても、結構な数のプラスチックが入っていました。


では、5mmのふるいにかけた砂を、3mmのふるいにかけてみましょう。


結構な量の小さなプラスチックが入っています!!
各班協力して、プラスチックの数を数えました…。


結果がこちら。
2リットルの砂に含まれるプラスチックは…
5mm以上が平均して28個!
3mm~5mmが平均32個!

思った以上に入っていました。

それより小さいプラスチックとなると…まだまだありそうです。
これらが海洋を漂っているのですね。

今回の海洋実習では、全長約3mのニューストンネットを用いて
海洋のマイクロプラスチックを採集する予定です。


大きなプラスチックでさえこの量です。
さらに小さなマイクロプラスチックは一体どれほど取れるのでしょう…。


プラスチックによる海洋汚染は深刻な状況です。


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