教育事務所からのニュース

事務所からのニュース

アシスト企業!!

 宮崎県教育委員会では、専門性や人材など豊富な教育的資源を有する企業等と連携し、企業等が積極的に学校・家庭・地域の教育活動に参画できる環境を整備し、地域ぐるみの教育支援システムの普及・発展を図るために「アシスト事業」に取り組んでいます。
 平成22年度に始まり、今年度で11年目です。昨年度は、20の学校や団体等で活用していただきました。

令和2年度 ペアでおこなう指導力向上プログレス(通称:ペア・プロ)

 北部教育事務所では、令和元年度から先生方の指導力向上を目的として「ペアでおこなう指導力向上プログレス(通称:ペア・プロ)」を新規事業として行いました。

ペア・プロとは…

  指導力を向上させたいとやる気に満ちあふれた先生方を応援しようという北部教育事務所独自の試みで、本事務所の指導主事等が応募された先生とペアを組み、授業を参観した後にマンツーマンでフィードバックを行います。
  指導案を事前に提出してもらうことも特に求めておらず、出張として出かける準備も必要ありませんので、先生方にとっては負担も少なく実施できたと大変好評でした。

  今年度は初期研修者を除いた教諭を対象としました。北部管内から小学校18名、中学校11名の合計29名の申込があり、年間で一人あたり3~5回程度訪問させていただきました。


ペア・プロを申し込まれた先生方の声

〇 小学校教諭

  これまで我流で授業をしていたことを痛感しました。指示の出し方や発問で自分では気付いていなかった悪い癖を指摘してもらい、改善することができました。

〇 中学校教諭

  校内に同じ教科の先生がいない私にとって、専門的な立場からアドバイスをいただけたのは、本当にありがたかったです。また、授業だけでなく生徒指導の相談も乗ってもらいました。

〇 訪問した小学校の校長先生

  何度も学校に足を運んでもらい、学校としては大変ありがたい事業だと思います。特別な準備をするのではなく、普段の授業を見てもらい、本人にとって負担も少なく授業力を高められたのではないかと思います。

 
令和2年度も実施予定です。詳しくは4月に各学校に配付するパンフレットと実施要項をご覧ください。

令和2年度北部1UPサークルについて

UPサークルとは、リーダーである指導教諭等と会員の協働によって授業力向上に向けたサークル活動を行う、北部教育事務所オリジナルの事業です。
 令和元年度は、次のサークルが実施されました。

【国語科 社会科 算数・数学科 理科 英語科 音楽科 図画工作科 
                  特別の教科道徳 複式指導 生徒指導 特別支援教育】

UPサークルでは…

指導教諭等(リーダー)の授業(実践)を参観し、それらを基にリーダーや会員と意見交換したり、自身の授業の在り方等についてリーダーに個別に相談したりすることができます。

また、希望があればご自身の授業をリーダーや会員に参観してもらい、それを基に意見交換することも可能です。

 

UPサークルのメリット

上記の取組をとおして「自分自身の授業の在り方を振り返る」ことに加えて、「自身のよさを伸ばし課題を解決するためのヒントを得る」ことができます。

また、勤務時間中にサークル活動を行うので、夜間や休日に時間をつくることが難しい方も参加できることも大きなメリットのひとつです。

 

参加者の声

 ・ 今日の授業を見て、元気をもらいました。生徒が生き生きと楽しそうに学んでいる姿がとても印象的でした。グループで話したり、リーダーの先生からアドバイスを頂けたりと、たくさんヒントを得られました。今年も1UPサークルに参加できて本当によかったです。

 ・ 今日の授業で、子ども達の思考に合った授業の流れをつくることの大切さを感じました。また、リーダーの先生方にアドバイスを頂き、授業に取り入れていきたいことが分かったので、明日からまた頑張りたいと思いました。学び続けます!

共に手を取り合い、一緒に学び続けていきませんか?

サポ・プロ NO11

 令和元年度の「みやざき家庭教育サポートプログラム」(通称サポ・プロ)の活用実績は、41件(昨年度20件)となり、約1000名(昨年度約350名)の方に体験していただきました。
 サポ・プロを体験したことによって、学び直しの機会となった方も多いのではないでしょうか。また、対話を通して、縁が広がった方もいらっしゃるのではないでしょうか。「知のアップデート」、「多様な見方や考え方にふれる」、「人とつながる」ことは、大切なことです。今後も
「みやざき家庭教育サポートプログラム」(通称サポ・プロ)を活用していただきますようお願いいたします。

【実施団体】(令和2年1月~2月)
1月22日 五十鈴小学校 家庭教育学級
      2-② 家庭のしつけとルール:携帯電話やインターネットと親の対応
      トレーナー 田中氏

2月 3日 北川小学校 新入学児童説明会
      1-① 親子のコミュニケーション:子どものほめ方・しかり方
      トレーナー 池澤氏

2月 7日 岡富小学校 新入学児童説明会
      1-① 親子のコミュニケーション:子どものほめ方・しかり方
      トレーナー 御手洗氏

2月20日 富島中学校 参観授業・学級懇談会
      3-① 親の立場の理解:子どもの気持ちと親の気持ち
      2-② 家庭のしつけとルール:携帯電話やインターネットと親の対応
      トレーナー 長谷氏 須藤氏 林田氏 児玉社会教育主事

2月20日 田原小学校 家庭教育学級
      2-③ 子どもの健康:ゲームやテレビ等に費やす時間と影響
      トレーナー 須藤氏

2月26日 日之影町高齢者大学
      5ー① 子どもを見守る:地域の子どもは地域で育てる
      トレーナー 杉田氏 髙見氏

2月26日 日之影小学校
      2-④ 子どもの個性と夢:応援したい!子どもの夢や希望
      トレーナー 須藤氏

サポ・プロNO10


 あけましておめでとうございます。
 北部教育事務所は、今年も「連携・協働」をキーワードに、ONE TEAMで取り組んでいきます。どうぞよろしくお願いします。


 「みやざき家庭教育サポートプログラム」(通称サポ・プロ)の令和元年12月末での活用実績は27件でした。約600名の方に体験していただき、子どもが健やかに育つ家庭教育の充実が図られています。
 新年でも、新入学児童説明会や高齢者大学講座、参観授業、学級懇談会などでの活用が予定されています。家庭教育の原点は、わが子をくもりない眼(まなざし)で見つめ、理解することです。家庭教育の更なる充実のために、今後も「みやざき家庭教育サポートプログラム」(通称サポ・プロ)を活用していただきますようお願いいたします。


【実施団体】
12月 6日  椎葉小学校学校保健委員会
        1ー① 親子のコミュニケーション:子どものほめ方・しかり方
        トレーナー 橋口氏

12月18日  子育て支援センター(高千穂町)
        1ー① 親子のコミュニケーション:子どものほめ方・しかり方
        トレーナー 中野氏

サポ・プロ NO9

Parents are teachers and home is a child's first and most important classroom.
(ご両親は教育をする人です。そして、家庭はお子さんにとって、最初で最も大切な教室です。)

ケンブリッジ市郊外の初等学校にあったポスターの言葉だそうです。
家庭教育の大切さは、世界共通です。


【実施団体】
11月15日 子育て支援センター(日向市)
       1ー① 親子のコミュニケーション:子どものほめ方・しかり方
       トレーナー 川井氏

11月19日 鞍岡小学校家庭教育学級
       1ー④ 我が子のPR:短所も長所
       トレーナー 中野氏

【参加者の声】
・今回のプログラムを受けて、自分自身大変感銘を受けました。参加者の私たちに
 とって、今後の子ども達への接し方につながる貴重な時間となりました。
・カードゲームなどを使って、とても楽しく参加することができました。また、プロ
 グラムを通して、子どものことを改めて深く考えることができました。

平成31年度北部教育事務所管内宮崎県公立小・中学校初期研修

管内小・中学校の初任者を対象に、以下の2点をねらいとして、研修会が行われました。

1 これまでの教育実践上の評価と課題について協議したり、講話を聞いたり
  することで、今後の教育実践に対する意欲を高める。

2 授業研究会や講義を通して、総合的な学習の時間に関する指導力の向上を図る。

【実施日】 

 令和元年11月19日(火)(日向会場:日向市立日知屋東小学校)

 令和元年11月26日(火)(延岡会場:延岡市立旭小学校)

【内 容】

 講義      「総合的な学習の時間」の授業づくり

 授業参観   「総合的な学習の時間」(第6学年)  単元名「平和学習」、「延岡市PR大作戦」
 
授業研究会 「質疑応答、協議」

 発表・協議   「効果のあった教育実践と現在の課題」

 所長講話   「Not ability or experience but on your attitude.

【研修をとおして】

 授業研究会では、「総合的な学習の時間」の授業について、議論が深まりました。授業を提供してくださった日知屋東小の松井佳祐先生、旭小学校の横山立騎先生、ありがとうございました。

 「効果のあった教育実践と現在の課題」に関する協議では、初任者の先生方が抱えている課題について、それぞれの経験や実践をもとに、グループのメンバーが協働で解決しようとする積極的な姿が見られました。

 また、講話「Not ability or experience but on your attitude.(能力でも経験でもない、姿勢である。)」を通して、教師としての心構えについて、改めて考えていただくことができたようです。

なかなか集う機会の少ない管内の初任者の先生方が、今回の研修で絆を強め、仲間とともに日々の教育活動をさらに充実していけるよう、応援しています。

 終日の研修、お疲れ様でした。熱心な協議等ありがとうございました。

初期研修の様子

講話の様子

サポーター研修会 諸塚会場

 高千穂会場、門川会場、諸塚会場と、3ヶ所でサポーター研修会を行いました。49名の方に、「みやざき家庭教育サポートプログラム」を体験していただいたり、「地域の子どもや大人が身に付く力やよさ」について協議していただいたりしました。協議の中では、「つながりができる」「新しい気付きができて、学び直すことができる」といったよさが、どの会場でも聞かれました。参加していただいた皆さん、ありがとうございました。
【実施日】  11月7日(木)
【場 所】  諸塚村中央公民館
【参加者】  トレーナー、教育委員、社会教育担当者、町村行政担当者
       地域の方 計8名
【講 師】  橋口氏
【研修内容】 1 説明「みやざき家庭教育サポートプログラム」について
       2 演習「みやざき家庭教育サポートプログラム」の実際
       3 協議「サポ・プロを通して、地域の子どもや大人が身に付く力やよさとは」
【参加者の声】
・みやざき家庭教育サポートプログラムが、各地区で行われると、地域でよい子育て
 ができると感じました。
・昨年も参加したが、今の親にとっては、本当に必要な事業だと感じます。参加する
 ことで、本当に自分のためになります。
・違ったプログラムも受けてみたいです。
       

 

令和元年度生徒指導学校訪問【御礼】

 学校における生徒指導の諸問題について協議することにより、各学校の生徒指導の充実を図り、諸問題の解決の一助とすることを目指して実施しました。

【実施期間】
平成31年5月~令和元年10月

【内  容】
 管内の複数の中学校・小学校を北部教育事務所の生徒指導担当者と市町村教育委員会の担当者とで訪問させていただきました。授業の様子を参観したり、校長先生や生徒指導担当の先生方と生徒指導の充実に向けて協議を行いました。

【協議より】
 どの学校においても、児童生徒の命・人権を守り、可能性を拡げるための手立てや工夫がしっかりと取られていました。訪問をさせて頂く中で、生徒指導が充実している学校には、次のような共通点がみられました。

(1)連携(チームで対応)
 校長先生・教頭先生と生徒指導主事等のミドルリーダーの先生方との連携
 先生方同士の連携
 先生方と児童生徒との連携
 学校と市町村教育委員会との連携
(2)未然防止
 児童生徒主体の「よりよい人間関係づくり」や「よりよい学校(学級)づくり」の機会や手立てが豊富
(3)初期対応
 「見逃さず、小さなうちに大きく動く」の精神で対応
 「報告・連絡・相談」の徹底

 これからも、子供達のために、「連携・未然防止・初期対応」の視点で、生徒指導の充実を図って頂ければと思います。よろしくお願いします。
 各学校におかれましては、大変お忙しい中対応くださりありがとうございました。
ある学校の掲示物

北部1UPサークル(道徳科)第2回研修会

小・中学校9か年を見通した道徳科の授業の在り方等について、リーダーを中心とした授業研究等の実践的な研修を実施することにより、サークル会員の授業力の向上を図ることをねらいとして、標題の研修が行われました。

【実  施  日】 令和元年10月17日(木)
【学  校  名】 延岡市立恒富小学校 
【主  題  名】 友達と支え合う

【協議より】  第2回は、リーダーである宇戸田指導教諭(延岡市立恒富小学校)が授業を行いま

       た。「友情」について子供たちが深く考え、議論し合う素晴らしい授業でした。

        授業研究会でも活発な意見交換がなされ、先生方にとっても実りある研修会となり

       した。

授業の様子

1UPサークルの様子