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カテゴリ:FW(Field Work)
屋久島研修の記録(最終日)
ポスターは全部で6班分あります。
発表者を交代しながら6セット行うことにより全員がポスターの説明を行います。
審査団は引率教員と、県総合博物館の先生、現地のインストラクターの方々です。
その分、審査員や生徒からも質問がバンバン飛んできます!
とにかく、とても大変だった今回の研修。
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屋久島研修の記録(2日目)
2年サイエンス科の屋久島研修2日目の記録です。
朝は検温から始まります…。
8:30から早速バスに乗って移動開始です!
今日は丸ごとフィールドワーク!
ハードな1日がスタートします。
宿泊している屋久島環境文化センターは島の東側にあります。
まずはバスでぐるっと西側へ。
やってきたのは大川の滝(おおこのたき)です!
堆積岩が変成したホルンフェルスが多く見られ
その中に花崗岩の岩脈が見られます。
生徒が散らばり、各々が注目したポイントの写真を撮ったり観察したり…。
次に、仲間(なかま)という集落にあるガジュマルを見に来ました。
"歩行樹"ともいわれる珍しい樹木です。
宮崎県の野島神社には立派なアコウの木があります。
その時の観察記録と比較して考察を深めました。
こちらは千尋の滝(せんぴろのたき)です。
背景に見える山は、一つの大きな花崗岩です。
これが削られて滝になったとか…。
生徒たちはインストラクターさんや
同行してくださった宮崎県立総合博物館の先生の解説を聞きながら
(この解説も、肝心の『課題の答え』は教えてくれない!)
与えられた課題解決のために、写真を撮ったりメモを取ったりしていました。
これで午前は終了。
午後は、いよいよ屋久杉が自生する標高1,000m地点のヤクスギランドに向かいます。
こちらがヤクスギランドです!
今回は50分の散策コースを進みました。
6~7人のグループに分かれて、それぞれにイストラクターさんが付いてくださいました。
写真は、珍しいコケや針葉樹を探す一同です。
これは屋久島の特徴的な光景!
「切株更新」と呼ばれるものです。
江戸時代に切られた屋久杉の切り株から、新しい樹木が生えています。
こちらは『仏陀杉』と名付けられた屋久杉です。
推定樹齢1,800年とか。
ところで、屋久島の杉なら何でも屋久杉という訳ではなく…
・人工林の杉→地杉
・樹齢1,000年未満の杉→小杉
・標高1,000年以上で、標高500m以上に自生している杉→屋久杉
と呼ぶようです。
ヤクスギランドから下山する途中に7,300年前に堆積した「幸屋火砕流」の地層を発見。
さて、17:30に屋久島環境文化センターに帰ってきました。
1時間ほどの夕食の後、交代で入浴しながら残りのメンバーは
ポスター作りです。
2日間集めたデータを総合して、屋久島の謎に迫るポスターを作ります。
いよいよ明日はポスターセッション!
この日も夜遅くまで作業して、ようやくポスターが出来てきたようです…?
~3日目に続く~
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屋久島研修の記録(1日目)
4月27日(火)~29日(木)
2年サイエンス科のフィールドワーク「屋久島研修」を行いました。
今回から3回に分けて屋久島研修の様子をお伝えします!
※本来ならば昨年10月に行く予定でしたが、コロナ禍により延期されていました。
サイエンス科は宮崎県総合博物館と連携し、これまでに宮崎県の地質・植生を学んできました。
その知識を生かしながら、屋久島の豊富な森林植生と特徴的な地質を学んでいきます。
そして今回の屋久島研修はただの"研修旅行"ではありません。
いわば"探究活動強化合宿"といっても過言ではないでしょう。
こちらの高速船「トッピー」で、鹿児島港~屋久島は安房港へ向かいます。
研修に使用する大量の荷物を協力して運び込みます。
屋久島に到着しました!
まずは3日間お世話になる屋久島環境文化センターに集合。
今回の研修の目的を再確認します。
いよいよ研修の課題が発表されました。
主に『植生』と『地質』に関する課題です。
以降は自分たちで情報収集をしながら、最終日にポスターにまとめます。
そう…屋久島の成り立ちや植生をそのまま教えてもらえる旅行ではないのです!!
さらに各班には本校オリジナルの屋久島研修ハンドブックと、フィールドワーク7つ道具、そしてカメラが渡されます。
いよいよ屋久島研修が始まります!
各班、屋久島の謎を解明できるのでしょうか!?
(ちなみに、どのような課題が出たのかは次年度の事もあるためナイショにさせていただきます。ご了承ください…。)
まずは田代海岸を訪れました。
特徴的な赤色頁岩(せきしょくけつがん)に枕状溶岩。
どうやってこの地形が作られたのか、考えなければなりません。
ところで、屋久島は「月に35日雨が降る」と言われるほど降水量が多く、ここでは大雨に遭遇してしまいました。
続いては春田浜にやってきました。
特徴的な隆起サンゴ礁海岸。この地形はどうやって…?
こちらでは雨はピタッと止み、青空も見えています。
屋久島の天気は変わりやすいのです。
一日目の研修が終わり、屋久島環境文化センターに帰ってきました。
開講式の様子です。2泊3日の集団生活。ルールが示されます。
食事は屋久島の食材を使ったおいしい料理です。
研修の活力になります!もちろん黙食です…。
さて、普通ならここで入浴して自由時間…ですが、これは研修。
夕食後はディスカッションです。
本日調査したことを整理し、ポスター作りに入ります。
ハンドブックの内容や、インストラクターさんの話、宮崎で学んだこと…
これらを総合して、課題の答えを導いていきます。
夜10時過ぎまで活発な議論は続き、明日の研修へと続きます…。
~2日目へ続く~
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1年サイエンス科の博物館実習
8月29日(土)
宮崎県総合博物館様の協力のもと、1年サイエンス科のフィールドワーク(FW)が行われました。
今回は10月に控えた屋久島フィールドワークに備えて、宮崎県の植生と地質について学びました。
※屋久島フィールドワークはコロナ禍の影響で延期となりました。
全体講義では、宮崎北高校にも自生している照葉樹林の話など
身近にある植物について学びました。
博物館で実際の標本を見ながら学びます。熱心にメモを取っていますね。
次は宮崎県の地質について学びました!
与えられたサンプルをよく観察します。
詳しいレポートを書くために写真も撮影しています!
普段何気なく接している、植物や岩石。
そこに興味を持つと、私たちの住んでいる地球の歴史が見えてきます。
とても興味深い時間でした。
これからのフィールドワークも楽しみですね。
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海洋実習(その1)
※シリーズ「海洋実習」で4回分ありますので、ブログ公開日時を入れ替えて、上から順に読めるようにしています。
7月10日(金)の報告です。
宮崎県立宮崎海洋高校の実習船「進洋丸」と連携し、
海洋実習を行いました!
参加したのはサイエンス科1年生です。
FW(フィールドワーク)の一環です。
今回の目的は大きく以下の通り。
・海洋実習を通して、海洋科学の知識を学ぶ。
・海洋研究の重要性を学習する。
・マイクロプラスチックの調査を実施し、環境問題への意識を高める。
この日のために、事前学習も積み重ねてきました。
こちらが実習船「進洋丸」です。
一ヶ月間に及ぶマグロ延縄漁業などの実習を行っているとても大きな実習船です。
隅々まで掃除が行き届いており、とても綺麗です。
出港式です。
お世話になる進洋丸船員の方々に、実習協力のお礼の気持ちを伝えます。
(なお、出港式は正装で行うため、制服に着替えます!)
生徒代表が挨拶をしました。
「人生で初めての経験ができることを嬉しく思います。
本日の実習を通して、多くのことを学び、クラスの絆も深めたいです。」
…と、実習に臨む心境を話しました。
いよいよ出発です。
見送りに来てくれた家族の方へ、敬礼し、帽子を振りました。
今回は、最も遠いところで大淀川沖20km地点の大陸棚まで向かいます。
そこで水深200m海域の海水を採取します。
以降、深さと場所を変えて、いくつかの地点で採水や気象観測などを行います。
目的地に着くまでに、船内見学を行いました。
実習船の仕組みを学び、海洋研究への理解を深めるためです。
ここは機関室制御室です。
巨大な実習船を動かすエンジンやプロペラの仕組みを学びました。
この部屋はほぼ水面下にあり、左右の揺れが少ないそうです。
隣の機関室では、巨大なエンジンが轟音を立てて動いていました。
こちらはブリッジです。いわゆる操舵室です。
舵の制御盤や、エンジンの制御盤などがあります。
オートで制御されており、行き先を入力すると進んでいくそうです。
ここは水面より高いところにあるため揺れが激しく、生徒達はコケないように踏ん張っていました(笑)
また、特筆は航海日誌です。進洋丸はハワイまで行くこともあり、全て英語で書かれていました!
ここは通信室です。
新聞などの情報も、こちらで受信するそうです。
モールス信号の発信装置を体験させてもらいました。
生徒が適当に押した信号を「今のは『ウ・ウ・エー』と発信してたね。」と即座に言葉にしてくれました(笑)。
盛りだくさんの船内見学でした。
次回はいよいよ測定作業です!!
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