日誌

カテゴリ:高等学校

宮崎東高校 定時制夜間部 「総合探究成果発表会」

1月26日(火)に、宮崎東高校定時制夜間部(24人)では「総合探究成果発表会」がオンライン(リモート)で実施されました。

宮崎東高校では、「哲学対話」を提唱されている東京大学の梶谷真治教授のオンラインでのご指導を得ながら、哲学対話をもとにして探究学習を深めてきました。
 第一回  9月 8日 哲学対話で使用するコミュニティボールを作成
 第二回 10月 6日 哲学対話について説明。練習を行う
 第三回 10月20日 哲学対話 「いま何かはまっていることについて」
 第四回 10月27日 哲学対話 「バイト、仕事、働くことについて問いを出す」

以上の梶谷先生の指導を受けた後、テーマをしぼり、グループで意見交換し合いながら探究活動に取組みました。トータルコーディネーターの水永も、対話への参加と、発表会の審査を依頼され、第三回からオンラインで参加しました。

発表会では、予選を経て選ばれた9名から発表がありました。
「人として成長するには」「努力とは?」「私の3年間」「昔の相撲」・・・といった多彩なテーマでの発表が行われました。問いの立て方が、一人一人それぞれによく考え抜かれており「自分で考える」ということが哲学対話の経験を通して自分のものになっているのだと感じられました。

梶谷先生からは「探究学習がここまですすんできたのは、先生方のご努力の成果だと感銘を受けました。哲学対話もこれからさらに積み重ねていくことが大事です。」と講評がありました。

発表会には、県内だけではなく青森県、愛知県、東京都など全国各地からオンラインで観覧参加された方々がおられ、多くの所感が寄せられていました。
(文責:水永)

延岡星雲高校で「キャリア講演会」を実施しました

延岡星雲高校普通科ならびにフロンティア科1年生(200人)を対象に「キャリア教育に関する講演会」が実施されました。

普通科とフロンティア科では、9月からそれぞれに社会人メンターの指導を得ながら「探究学習」を行っています。トータルコーディネーターの水永が、メンターと先生方との橋渡し役となって、学びの深化を図ってきました。

先生方の工夫と思いにより実施された、生徒へのアンケートによりますと、
(1)仕事に対するイメージは、きつい・だるい・大変とネガティブに感じている生徒が、約8割もいることがわかりました。
(2)また、社会に出て働くことに不安を持っている生徒が、約7割もいました。

将来への不安やネガティブな考えを、何とか少しでも前向きにできないかと、講師を務めたメンターの4人の方々(地元で企業を経営されている若手経営者の方々です)が、事前に何度も議論し準備し、生徒代表の4名が司会進行を務める形で講演会は行われました。

講話も一方的に話をするのではなく、事前に全生徒から質問事項を出してもらい、それを生徒たちがまとめ、講師陣が集まって事前に議論検討して、わかりやすく生の事例などを交えながら、司会の生徒たちとやりとりする形ですすめられました。

 
(文責:水永)

妻高校にて探究活動「さいと学」の振り返りを行いました

コーディネーターの福島と羽田野がメンターとして関わらせていただいていた宮崎県立妻高校の探究活動「さいと学」。
11月に最終発表とチーム振り返りがなされ、最後の個人振り返りのパートを福島が担当させていただきました。

授業一コマの限られた時間ではありましたが、
・個人振り返り
・それをチームに持ち寄ってシェア
・チームメンバーから寄せ書き的にメッセージをもらう(他者視点でのフィードバックの意味)
の3つを実施することができました。

(文責:羽田野)

飯野高校のグローカルアントレプレナーシッププログラムに参加しました

今日はコーディネーターの羽田野が県立飯野高校でのグローカルアントレプレナープログラム(E-GEP)に参加しました。
9人の生徒さんがそれぞれ2年間かけてえびの市の未来を創るビジネスモデルを作るというプログラムで、羽田野は学びや成長の支援を担当しています。


今日は全員と1対1の面談を行い、自分自身の課題を整理。
例えば、人前で話すのが苦手、という場合も、その引っかかりの原因は様々です。
相手にどう思われるか考えてしまう、という場合もあれば、原稿があって準備すれば話せるけどアドリブが苦手、という場合もあります。
何にハードルを感じているかを分析し、乗り越えるために何をしていくのか、一緒に検討を行いました。
(文責:羽田野)

妻高校にて探究活動「さいと学」の審査員を務めました

本日はコーディネーターの福島、羽田野が県立妻高校の総合的な探究の学習「さいと学」の最終発表会に審査員として参加をしてきました。

「さいと学」とは、妻高校独自の課題解決型学習で、2年生が複数のグループに分かれ、それぞれの興味関心に基づいて課題を設定し、解決策を実行に移すまでを行っていきます。
各グループには、地域の大人や大学生がメンターとして一人ずつ配置され、私たち2人も約5ヶ月に渡って担当するグループの活動を支援してきました。

今年は新型コロナの影響があり、スタートが遅れたり、イベントが開催しにくかったりと思うように行かないことだらけでしたが、その中でも仮説を立て、試行をし、迷いながら学んできた様子を感じることができました。
発表会で一旦区切りとはなりますが、審査員の方々からのアドバイスを受けて、さらに活動は続きます。

(文責:羽田野)