学校の様子
魚の町 門川
門川小学校の3年生は、ふるさとを見つめる総合的な学習の時間で、「魚の町 門川」を探究しています。そのため、このホームページでも紹介しましたが、7月3日(月)には、宮崎大学農学部海洋生物環境学科の村瀬准教授と学生さんに来校していただき、門川町に魚が集まる秘密について、お話をしていただきました。そして、昨日10月4日(水)には、門川町役場農林水産課の2名の方々に来校していただき、門川町の漁業について昔と今を比べながらお話をしていただきました。
さて、門川町には、昔も今も門川漁協と庵川漁協の2つがあります。
まずは、昔の話。門川漁協では一本釣やカツオ釣りが盛んで、庵川漁協では底曳網や磯立網が盛んだったそうです。「同じ門川町の漁協なのに、違っていたんだ。」と児童は不思議がっていました。とれる魚はイワシやアジが多かったそうです。そして、大きなブリキ缶の中に魚をいっぱい入れてそれを背負い、電車に乗って町外の遠くまで売りに行ったり(通称「カンカン部隊」)、リアカーに魚をいっぱい入れて町内を売り歩いたりしていたそうです。
実際に当時使われていたブリキ缶を講師の方々が持ってきてくださり、児童は「大きいなあ。」「これに魚をいっぱい入れて背中に担いでいたなんて、重かったろうなあ。」「昔の人は、力があったんだなあ。」と、とても興味津々でした。また、必死にメモもしていました。
次は、現在の話。門川漁協では一本釣と曳縄が盛んで、庵川漁港では沿岸マグロ延縄や定置網が盛んだそうです。これによって、先ほどの昔のことをしっかり聞いていた児童は、今と昔の漁法の変化にすぐに気付きました。
今度は、2つの漁協の特徴でした。
門川漁協は、沿岸域で行う漁業が多く、1人だけで行う漁法が主流だそうです。また、主に底曳網漁業で多く漁獲されるハモをブランド化し、『門川金鱧』という名前でPRを行っているそうです。そういえば3日(火)の給食には、門川金鱧の天ぷらが出ました。とてもおいしかったです。水揚げ高ランキングでは、1位がちりめん(イワシの稚魚)、2位がイセエビ、3位がカワハギ類だそうです。
庵川漁協では、主に遠洋で行う漁業が多く、1隻に複数人が乗り込み、1回出漁すると1週間以上帰らないこともあるそうです。また、養殖漁業も営んでおり、カンパチやアジ、牡蠣などを育てているそうです。水揚げ高ランキングでは、1位がキハダマグロ、2位がビンナガマグロ、3位がメバチマグロだそうです。
しかし、魚をとるだけではなく、自然環境の保全もしっかり考えられていて、ウニが海藻を食べ尽くしてしまう”磯焼け”が深刻な問題となっているため、ウニの個体数を適切に管理するために駆除活動を行ったり、イセエビ・ヒラメ・クルマエビの稚魚を放流したりしているそうです。
最後は、両漁協の水産加工品の変化でした。昭和初期はアジ・イワシ・サバなどの乾物(干物、ちりめん等)が主でしたが、現在はアジ・イワシなどはもちろんのこと、ハモやカツオ、シイラなどさまざまな魚が加工されているそうです。
児童は、今回のお話を伺って、自分たちのふるさと門川町が魚の町であることに誇りに思ったと思います。門川町役場農林水産課の2名の方々、プレゼンテーションや実物を準備してくださりながらのご講話、本当にありがとうございました。
9月30日(土)のPTA奉仕作業
9月30日(土)は、門川小学校のPTA奉仕作業でした。保護者の方々、5・6年生を中心とした子どもたち、そして先生たちで行いました。
昨年度までの数年間は、コロナ禍の影響で、PTA環境整備部員さんを中心とした少人数で行いましたが、今年度は再び全校の保護者の方々に呼びかけて、すごくたくさんの人数で行うことができました。前PTA会長さんが言われていました。「昨年度までのPTA環境整備部員さんも、一生懸命がんばってくださって、とてもありがたかったです。しかし、やっぱり人数ですね。今年度は、運動場の除草作業やテント設営までできて、とっても嬉しいです。」と。
さて、ご家庭の都合で、残念ながら30日(土)に参加できなかったご家庭は、事前に都合のつく午前中や放課後に来校してくださって、写真のとおり草刈りや、児童が走るトラックの除草作業をしてくださいました。ありがとうございました。
そして、30日(土)を迎えました。午前7時00分(PTA環境整備部員さんは午前6時30分)~午前9時00分の約2時間、休憩(給水タイムや受付名簿記入等)をはさみながら学級ごとに分担された場所を丁寧に作業をしてくださいました。また、子どもたちも保護者の方々と一緒に、「自分たちが使う校舎・自分たちが使う運動場だから、自分たちがきれいにしなくちゃね。」という気持ちでがんばりました。
運動場やレインボー広場では、テント設営や除草・剪定作業、草やゴミの搬出、屋外トイレの掃除などをしてくださいました。校舎内では、窓、扇風機、流し台、トイレなどを拭いたり洗ったりしてくださいました。以下の写真のとおりです。
今回の奉仕作業で、きれいになった校舎内環境で子どもたちは、いっそう勉強に励むことでしょう。っまた、10月22日(日)は、第122回門川小学校運動会です。きれいになった運動場で、子どもたちは自分たちの競技や演技の練習や本番に一生懸命励むことでしょう。きれいになったレインボー広場では、保護者・地域の方々が、気持ちよく子どもたちを応援してくださることでしょう。
ご参加くださった保護者の方々、子どもたち、そして先生方、本当にありがとうございました。下の写真は、今回の奉仕作業が終わった直後の写真です。運動場やレインボー広場がこんなにも整備され、きれいになりました。
地域について考えよう~防災の視点から~
27日(水)5・6校時に、本校4年生児童と門川高校生が、校区内を5つのコースに分けて、防災マップを作成するための情報を集めて回りました。
海沿いコースでは、子ども達が、早速、中尾公民館の案内表示板を見つけて、記録用紙にメモしていました。
しばらく歩くと「高台避難所」の看板を見つけて、「ここに逃げることができる!」と言っている子もいました。
今回の地域巡りの活動をとおして、子ども達の防災への関心が、また少し高まったと思います。
門川高等学校の生徒のみなさんとそれを支援してくださった門川高等学校の先生方、本当にありがとうございました。
運動会の児童係打合せ①
9月25日(月)の6校時は、運動会における第1回児童係打合せを行いました。
運動会を成功させるためには、5・6年生による仕事も欠かせません。本校では、団長・副団長・リーダー、音楽・放送、1~4年生のお世話(児童管理)、出発準備、用具準備、出発合図、案内表示、決勝審判、採点記録などがあります。
自分たちが競技・演技するだけでなく、運営側にもなることで、より一層の成長につながると思います。
例えば、ここは何年生が並ぶのか画用紙に大きく数字を書いていました。
入場門に整列させるためにどんな道具が必要で、整列をさせた後にどんな仕事をしないといけないのか黒板に書かれたことを覚えていました。
団長・副団長・リーダーは、何年かぶりの声出し応援。自分たちが考えた台詞や振り付けを、メンバーの前で披露していました。
オープンスクールと学校保健委員会
9月22日(金)は、門川小学校のオープンスクールの日でした。
保護者の皆様はもちろんのこと、区長様、民生委員児童委員様、子ども見守りネットワーク様、学校運営協議会委員様、保育園・幼稚園・認定こども園の関係者様、小・中・高等学校の関係者様も来校してくださいました。午前がよい方と、午後がよい方がおられると思いましたので、4校時(11時00分~11時45分)と5校時(13時50分~14時35分)の2校時分の授業参観を設定しました。
子どもたちが分かりやすく興味をもてるような授業になるように先生方一人一人が準備をしっかり行い、児童もそれに呼応するかのように真剣に学習に取り組んでいました。
写真とともに授業の一部を紹介いたします。
《1年生》
漢数字を用いた、ものの数え方を学習していました。
《2年生》
手拍子をつけて音読の練習をしたり、運動会で披露する花笠音頭の笠を保護者も加わって作ったりしていました。
《3年生》
円を描くときに使うコンパスの使い方を学習していました。3年生にとってコンパスは初めて登場する道具です。微妙な力加減やコンパスの傾け方がポイントでした。保護者の方々の加勢もあり、いろいろな半径の円を何個も描いて習熟に取り組んでいました。
《4年生》
算数科では、「( )があるときは、( )の中を先に計算する。」「+・-と×・÷とでは、×・÷を先に計算する。」などの計算の順序を学習していました。音楽科では、「アラ ホーンパイプ」(ヘンデル作曲)の鑑賞でした。楽器の種類や音色、旋律が追い掛け合うような音楽の構造に注意を向けたり、具体的な情景をイメージしたりしていました。
《5年生》
クイズ形式で、一番右の写真のように共通する漢字を見つけ出すものでした。そして、その漢字は音読みであることを理解するものでした。それが終わると、今度は自分たちで漢字辞典や教科書の後ろに掲載されている漢字のまとめを見ながら問題を作っていました。
《6年生》
国語科では、「イーハトーヴの夢」を読み、宮沢賢治はどういう人物だったのかまとめていました。理科では、これまで実験してきた5種類の水溶液(食塩水、炭酸水、うすい塩酸、重そう水、うすいアンモニア水)以外に、例えば醤油やソース、ジュースは何性(酸性、中性、アルカリ性)なのか、自分の気になる身近な水溶液についてタブレットを使って調べていました。
5校時が終わると、PTA会長、PTA保健体育部員、教員の参加による学校保健委員会を行いました。
今年度のテーマは、「心身ともに健やかな児童の育成~メディアとの関わり方を通して~」です。事前に全校の保護者にとらせていただいたアンケート(子どもの成長を支え育む“かどがわ4か条”)から現状を考察し、門川小学校のメディアの約束の素案を各グループで話し合いました。
宮崎県PTA連合会は、「ケータイ・スマホ 夜9時電源OFF運動」を推進しています。また、子どもを守るネットモラル5か条として、「①学校や家庭でのルールを守ろう」「②メールやライン等で人の悪口や傷つくことは書かないようにしよう」「③人の住所や電話番号等の個人情報は書かないようにしよう」「④ケータイ・スマホは、夜9時になったら電源を切ろう」「⑤何かトラブルがあったらすぐに相談しよう」があります。それらを話合いの参考にしました。近いうちにPTA保健体育部で約束をまとめ、PTA運営委員会に図って正式決定します。
お忙しい中、オープンスクールや学校保健委員会に参加してくださった皆様、どうもありがとうございました。また、お帰りの際に提出してくださったアンケートについては、これからの学校運営や児童への生活・学習・保健体育の指導に生かしてまいります。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
27   | 28 1 | 29   | 30   | 31   | 1   | 2   |
3   | 4   | 5   | 6 2 | 7   | 8   | 9   |
10   | 11   | 12 1 | 13 1 | 14 1 | 15   | 16   |
17   | 18   | 19   | 20   | 21 1 | 22   | 23   |
24   | 25 1 | 26 1 | 27   | 28   | 29   | 30   |
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