日誌

校長室の窓から

2月が終わります

 外は冷たい雨が降っています。24節季のひとつ「雨水」のこの時期は、雪から雨に変わり、農作業を始める頃とされています。自然と生活が結び付いた日本人ならではの風習です。また、春先のこの季節は「三寒四温」とも呼ばれ、少しずつ春の暖かさも感じられるようになります。一日の温度差がかなりある日もありました。コロナ禍の中、体調管理には十分に気を付けたいものです。
 2月が終わります。今月は、年度のまとめとともに来年度に向けての準備も本格化しました。校時程などいくつか新しい取組も予定しています。メールや本ホームページ等でご案内していますので、確認をお願いいたします。

【2月の校門掲示板は2年生の担当でした。節分に合わせ、忘れ物や泣き虫など「自分の中の鬼」を退治した模様です。】

 来週からは、いよいよ3月です。いろいろなことのあった1年間ですが、「有終の美」を飾るべく、全力でまい進してまいります。

学校評議員会

 18日(木)、本年度最後の第3回学校評議員会を行いました。今回は、年間の取組のまとめを行いました。先般、児童と保護者、そして教職員に行った学校評価アンケートの結果を基に、今年度の成果と課題を報告したあと、評議員の皆さんからご意見をいただきました。
 協議では、道徳の授業やICT活用、あいさつの状況、コロナ禍での学習状況などが話題となりました。また、4月からの校時程変更(午前中5校時授業)についても興味深く聞いていただきました。学校行事やPTA活動が当初の予定どおりに実施できなかったものもありましたが、令和2年度の取組を評価していただけました。
 5名の評議員の皆様、ご多用な中ご出席いただきありがとうございました。

 学校評議員(5名):寺田勝彦さん、春田健一さん、後藤博文さん、後藤延子さん、川原陽子さん

私の生きる意味

 1月28日(木)の朝、朝刊を読んでいて思わず「おおっ!」と声を上げてしまいました。毎朝楽しみにしている新聞投稿作文を読んでいるときのことです。タイトルは「私の生きる意味」。何と哲学的なタイトルでしょう。小学生でこんなことを考えている子どももいることに驚きながら、学校名と氏名を見てまたビックリ。東小学校5年生の松本あおいさんでした。
『私は自分の未来について考えた。自分の未来は誰にも予測がつかない。・・・(中略)・・・私には夢がある。それをかなえるために何年も何年も生きなければならない。未来の先はまだまだ謎のままだ。
 でも私は思う。生きている一日一日を大切にすることが大事なことだ。・・・(中略)・・・未来は何がどうあるかも分からない。今生きる一日
を幸せだと感じたい。そう思うことが、私の生きる意味なのかもしれない。』
 批評のしようのない意見文です。詩のようでもあります。しっかりと足下を見て自分の信じる道を歩んでほしいと思います。コロナ禍でうつむきやすい毎日に、大きな元気をもらいました。

1月が終わります。

 令和3年がスタートしてから、早くも1か月が経とうとしています。新型コロナウイルスに関する宮崎県独自の緊急事態宣言が出されてから今日で3週間の21日。今のところ2月7日(日)までの延長ですが、この先どうなるのか全く予想できません。延岡市でも、このところ身近にPCR検査を感じられるようになりました。誰でも感染する可能性があることを肝に銘じながら、しっかりと感染予防対策をしていく必要があります。子どもだけでなくご家族のどなたかが体調不良の場合は、少しでも早く保健所や医療機関にご相談いただきますよう改めてお願いいたします。また、PCR検査を受けることになった場合は、必ず学校にご連絡ください。よろしくお願いいたします。
 2月は、入学説明会や今年度最後の参観日を予定しています。変更等がありましたら、できるだけ早くお知らせしてまいります。

 1月の校門掲示板は、3年生の担当でした。年の初めの抱負がひとりひとりしっかりとつづられていました。1年間のまとめに向けて、そして新しい学年の準備に向けて頑張ってほしいものです。

将来の夢の実現に向けて②

 今日は、5年生が「子どもたちに伝えたいこと」の学習をしました。本日お招きした講師は、(株)昭和の取締役専務 黒木雄介さんです。(株)昭和は、大武町の鉄鋼団地内にあり、半導体関連から食品加工の機械開発など、多方面へ製品を送っている会社です。
 黒木さんから「飛行機の部品も作っています」「工場のこの機械は・・万円します」と説明があると、子どもたちから「えーっ?!」と驚きの声が上がりました。画像や動画で分かり易く説明をしてくださり、子どもたちは興味深く話を聞いていました。
・ 会社で一番大切にしていることは「コミュニケーション」。チームの力があってこそ、すばらしい製品が作れます。
・ 仕事で嬉しいのはお客さんから感謝されたとき。お客さんに喜んでいただくために品質にこだわっています。
など、会社のリーダーとして、仕事人としての熱い思いや「ものづくり」の魅力を教えてくださいました。

将来の夢の実現に向けて

 25日(月)、市教委主催事業「子どもたちに伝えたいこと」が6年生を対象に実施されました。これは、延岡市の様々な分野で活躍されている方に、苦労された体験や困難を克服された経験をとおして、これからの社会を担う子どもたちにたくましさや自立する力の大切さを伝えていただくものです。正に「生き方の学習=キャリア教育」です。
 講師としておいでいただいたのは、旭化成資材・購買部課長の増淵樹(ますぶち たつき)さん。増淵さんは、もと旭化成柔道部の選手で、国内の主要大会で何度も優勝したり日本代表として国際大会にも出場されたりしています。ご存じの方も大勢いらっしゃることでしょう。私もその一人でした。「子どもたちに伝えたいこと」は3つ。
①基本を大切にする
 小学生のうちは基本を身に付けること。
②夢や目標をもち実現のために努力を続ける
 継続は力なり。人生は階段のように一段一段しっかり昇る。仲間やライバルとの出会いを大切にする。
③「働く」とは支え合うこと
 経済的な面だけでなく、すべての仕事は社会の役に立って人々の生活を支えている。

 多くの経験を通とおして得た人生訓は、聞くものの心を打ちます。あと2か月で卒業式を迎える6年生に大きなエールを送っていただきました。本当にありがとうございました。

12月が終わります。

 12月とともに令和2年が終わります。
 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で、生活様式や社会情勢が大きく変わってしまった1年でした。これまでもたびたびお伝えしてきたとおり、学校教育もこの1年でいろいろなことを見直さざるを得ない現実に直面してきました。その度ごとに、保護者や地域の皆様にはご心配をおかけしてきたのではないかと思います。精いっぱいの感染防止対策を取りながらも、必要な教育活動を止めない判断は今後も変わらないでしょう。コロナ後の新しい学校生活を見据えながら、令和3年も歩んでまいる所存です。何卒よろしくお願いいたします。

 今月の正門掲示板は、6年生の今年の思い出が英語で掲示されていました。運動会や修学旅行など、6年生ならで視点で書かれてあります。一人一人の成長の跡が垣間見えて、幸せな気持ちになります。
 子どもたちも職員もいない学校はとても静かです。1年の締めくくりをこの凛とした空気の中で迎えています。
 どなたもどうぞ、良い年をお迎えください。
 

2学期が終わります。

 今日24日(木)は、2学期の終業日です。
 3時間目に「終業式」を行いました。昨年までは、体育館に全校児童が集まって行われましたが、今年は1学期の始業式からずっと校内放送での儀式です。コロナ禍にあって変わったものの一つです。
 式では、2学期での子どもたちや先生方の頑張りを称賛しました。いろいろと制限される中でも、学習や運動に一人一人が精一杯頑張りました。運動会や修学旅行、宿泊学習など大きな学校行事も所期の目的を果たすことができました。
 先日発表された今年の漢字「密」を引き合いに、校長として選んだ漢字は「東」です。全校児童と職員が一つになって、この困難な時期に立ち向かっていることに感謝します。

 先行きの見通せない現状ではありますが、感染防止対策をしっかりと行いながら13日間の冬休みを有意義に過ごしてほしいものです。3学期の始業日は1月7日(木)です。子どもたちの元気な笑顔に会えるのを楽しみにしています。
 2学期間、ご理解とご協力を賜り心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

11月が終わります。

 全国のニュースは、いまだに新型コロナウイルス感染症に関するものが主流です。年明けから話題になり始めたこのニュース。やがて1年になろうとしています。一部の報道では、来月12月からワクチンの接種も始まりそうな状況のようですが、どうなるのでしょうか。予断は許せません。感染の第3波が心配される中、宮崎県でも少しずつ感染者が増えつつあります。ずっと最前線で取り組まれている医療従事者の皆さんを思うと、そちらも心配でなりません。感謝と同時に心身の健康への配慮を全国民が忘れてはならないでしょう。
 11月が終わります。今月は、修学旅行や宿泊学習といった大きな行事がありました。少しでも思い出に残ることができたら幸いです。また、来年4月に入学する幼児を対象とした就学時健康診断も実施しました。少しずつ令和3年度の準備も始まります。
 12月は、2学期のそして令和2年のまとめの月です。24日(木)の終業日に向け、しっかりと振り返りをしてまいります。何ができるようになったか・・・そのことを確かめる月です。

11月の校門掲示板は、5年生の担当でした。自分の目標を漢字一文字に表す高度な作品が掲示されていました。どれも素晴らしい作品ばかりです。

ご家庭でもどうぞ。

 午前中、家庭科室からとてもよいにおいが流れてきていました。今日は6年生(3組)が調理実習で「ジャーマンポテト」を作ったようです。ホクホクしたジャガイモとカリカリのベーコンがベストマッチのジャーマンポテト。自分勝手にそのおいしさを想像していたところ、校長室のドアが「トントン」となりました。

 神通力が通じたのか、できたてのよいにおいのするジャーマンポテトが届きました。思わず「待ってました!」と叫んでしまいました。

 コロナ禍にあって、調理実習もようやく少しずつ可能になってきましたが、油断は禁物です。これまで以上に衛生面に気を付け、また感染対策を徹底しながらの実習でした。
 予想どおりのおいしい「作品」をいただきました。家庭でもぜひ作ってみてください。6年3組の皆さん、ごちそうさまでした。ありがとうございました。

6年生と遊ぼう!

 今日20日(金)から来週にかけての5日間、児童会体育委員会主催で恒例の「全校遊び」が始まりました。これは、これまで何かとお世話になってきた6年生と一緒に遊ぶことで、感謝の気持ちを表すとともにステキな思い出づくりをすることが目的です。
 1日目の今日は4年生と遊ぶ日でした。3クラスずつ半分に分かれてドッジボールをしました。6年生の強いボールでもしっかり受け止めたり、上手に交わしたりする4年生もいて、6年生からも「すごい!」という声が聞かれていました。コロナ禍にあって、6年生が活躍する場がグッと減ってしまった今年ですが、少しでも在校生の記憶に残る取組を進めていきたいものです。
 そばで見ていた1年生が、「いいなあ。校長先生、1年生も遊べるの?」と話しかけてきました。もちろんですよ。楽しみにしていてくださいね。
 今後の計画は以下のとおりです。
◇24日(火)3年生と(鬼ごっこ けいどろ)
◇25日(水)2年生と(鬼ごっこ けいどろ)
◇27日(金)1年生と(鬼ごっこ けいどろ)
◇30日(月)5年生と(ドッジボール)

 6年生のどことなく穏やかな表情が印象的でした。少しずつ卒業への気持ちも高まってきているのでしょう。ちょっぴり胸が熱くなってきた自分が分かりました。ありがとう、6年生。 


 

修学旅行に行ってきました。

 11月1日(日)と2日(月)の2日間、6年生と一緒に修学旅行に行ってきました。今年はコロナ禍の影響で実施そのものが危ぶまれましたが、関係各方面と十分な打ち合わせをした上で「例年どおり」鹿児島県での実施としました。
 鹿児島県にこだわったのは、幕末から明治にかけての歴史学習、知覧特攻平和会館周辺での平和学習、桜島をはじめとする雄大な自然体験など本物の学びをセットで実体験できる施設等の完成度でした。宮崎県内での実施も十分に検討しましたが、感染防止など万全の措置を講じた上であれば、修学旅行という特別な学びを達成できると判断しました。事実、日曜日に実施したことで見学地でもホテルでも他の修学旅行生と出会うことはほとんどなく、時間的にもゆとりをもって進行することができました。次年度のことはまだ未定ですが、今年の実績を参考に検討してまいります。

眼下に迫る桜島と錦江湾のパノラマ。鹿児島との出会いは感動的でした。(城山展望台)

若くして戦争に散った尊い命をしのびながら、平和の尊さを実感しました。館長さんの講話にじっと耳を傾けていました。(知覧特攻平和会館)

お土産を買うのも学びの一つ。お買い物クーポン券が大いに助かりました。(桜島物産館)

 GoToトラベルの恩恵にもあずかって、旅行代金も割安になりました。参加させていただいた保護者の皆様、引率の先生方、感染対策にご配慮いただいた関係施設の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

10月が終わります。

 毎年のことですが、キンモクセイの香りにドキッとします。他のどんな香りよりも季節の変化を感じます。子どもの頃からです。今年も華やかなキンモクセイの香りに包まれる季節になりました。自宅でも学校でもどこからとなく漂ってきます。幸せな気分になります。
 (1日早いのですが)10月が終わります。最大の学校行事である「運動会」が、縮小傾向ながら開催できました。いろいろとご意見はあると思いますが、今後はこのような形が主流になるのかもしれません。改めて検討いたします。少しずつ動き始めたいろいろな活動です。

【校門掲示板は、4年生の担当でした。「おすすめの本」の紹介です。11月の生活目標が「本をたくさん読もう」ですので、実にタイムリーな情報でした。】

 11月は、修学旅行(6年生)や宿泊学習(5年生)という大きな学年行事があります。後半には持久走の練習も開始します。一つ一つに目標をもって取り組んでいけるよう、しっかり支援してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

お疲れ様でした 教育実習②

 先週お伝えした、教育実習についての続編です。
 今日30日(金)をもって3週間の実習を終えるのは、環太平洋大学に在籍される伊藤麗絵実習生です。4年3組で行いました。毎朝通用門で子どもたちを迎えたり、昼休みは一緒に汗びっしょりになって遊んだり、積極的にかかわっていただきました。子どもたちにも大人気でした。

 卒業まであと半年ですが、学生でしかできない学びをたくさんしていただき、春からはぜひ教壇に立つ夢をかなえてほしいものです。3週間、お疲れ様でした。そして、ご指導いただいた廣木伸一先生をはじめ、かかわっていただいた先生方に感謝いたします。ありがとうございました。

お疲れ様でした 教育実習①

 東小学校では、10月12日(月)から3名の教育実習を受け入れてきました。そのうち2名は、今日23日(金)をもって実習を終了します。1学期に予定していた方もいますが、コロナ禍のため2学期に集中して実施しました。
 教育実習は、近い将来教師として教壇に立つことを夢見ている学生が、現場で直接子どもたちと過ごすことで児童理解や授業手法を学ぶ機会です。教員免許を取得するためには、避けて通れない実践の場です。3名とも大変仲がよく、朝早くから夕方遅くまで本当によくがんばる姿を見ることができました。昼休みともなると、子どもたちと一緒に汗びっしょりになって運動場を駆け回っていました。もちろん研究授業もしっかりと行い、現役の先輩先生からたくさんのことを学んでいました。

2年3組:兒崎泰葉実習生(福岡教育大学)

6年3組:佐藤佑哉実習生(吉備国際大学)

 かかわっていただいたすべての先生方、とりわけ直接ご指導いただいた田中ひとみ先生、山本えり先生には心から感謝申し上げます。2週間本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

いざ本番!

 週間予報では少し怪しい天気でしたが、日が近づくにつれて曇りの予報。そして今日は、気持ちのよい秋晴れが広がる運動場となりました。
 運動会です。回を重ねて83回目となります。これまで多くの卒業生が力の限りを尽くしてきた、伝統ある東小学校の運動会です。未曾有のコロナ禍にあって、初めての縮小開催となりましたが、子どもたちや教職員はいつもと変わらない熱い熱気が感じられます。およそ1か月間、感染防止や熱中症対策に努めながら、できうるすべての努力をしてまいりました。限られた時間を有効に活用しながら、いつも以上に熱のこもった練習風景が見られました。その成果を、今日ご披露申し上げます。ご来場いただく皆様には、検温や手指消毒などの感染防止対策にご協力いただきます。ぜひ子どもたちの頑張りを応援してください。

開始40分前の静かな運動場。まぶしい朝日が子どもたちを迎えます。昨日からたくさんの保護者の皆様にも準備をお手伝いいただきました。心から感謝申し上げます。
いざ本番!

9月が終わります。

 コロナ禍に加え、熱中症対策に始まった9月でしたが、台風の通過(それとも秋分の日を迎えてか)とともに一気に秋を感じられるようになりました。あちらこちらで見られるようになった彼岸花も鮮やかに咲いています。季節は確実に進んでいるのですね。
 9月が終わります。今月は、運動会一色の学校生活でした。これまでにない取組ではありますが、できる範囲で最大限の努力をして準備してまいりました。今週末、いよいよその成果を発表します。どうぞ子どもたちへの応援をお願いいたします。

【もう一つの校門掲示板。10月の生活目標と行事予定が示されています。】

 10月は、運動会のほか秋の遠足(30日)が予定されています。5年生は稲刈りもあります。運動会が終わると、落ち着いて学習に取り組むよい季節でもあります。