北方学園日誌

「子どもたちに伝えたいこと」5年・伊東冷熱工業の伊東様の話を聞いて

 キャリア教育の視点で、外部から講師をお呼びしました。

 先週は6年生に弁護士の渡辺様。

 今週は5年生に伊東冷熱工業の伊東様。

 実際に働く大人の話を直に詳しく聞く機会は少ないものです。児童にとって貴重な機会となりました。

 

 お話の内容は、次の通りです。

 経営方針にも触れながら、会社には「経営理念」があり、夢があり、そのために何をするかを明確にしている。

 会社の行動指針を、児童の生活に当てはめながら「子どもたちに今頑張ってほしいこと、意識してほしいこと」をお話してくださいました。また、会社で使っている道具も、算数や理科の学習内容と関係していて、大人になっても活かせるという話もありました。

 子どもたちにとって、今みんなでいろいろなことを意識しながら生活していることや、頑張って学習していることが、大人になるための大事な基本になることを感じ取ったようです。

 伊東さんの大学生のころからの夢「ポルシェに乗る」の話から、夢実現に向けてのお話もしてくださいました。「なりたい」ではなく「なる」へ、心の中で決めること、決めたことをどう実現していくのか過程を考えていくことが大切ということが子どもたちの心の中に大きく残っているようです。

【児童の感想】(一部抜粋)

○ 夢に向けて、決めたらそれに進み続けると言われたので、私もそうしたいと思います。私も伊東さんが教えてくれたことをこれからの生活でいかしたいと思います。

○ ぼくは夢をもった時に、なりたいと思っていました。しかし、なりたいではなく、「なる」ということを聞いた時に確かにそうだなと思いました。

○ 工場の道具で、管を曲げるのは理科のてこの原理を利用していることが分かりました。小学生で習うことを大人でも使うということを教えてもらいました。