2024年2月の記事一覧
新たな教育の潮流の狭間で
2年生。
え?
何してますか?
何か悩み事でもありますか?
校長先生、何をおっしゃっているのですか?
集中しているのですよ。
ほー、何に?
2年生のこの時期と言えば。
あれに決まってますよ。あれ!
なるほど・・・。
だから、みんな、何かブツブツつぶやいているのですね。
2年生、仕上げに向けて、GO!ですね。
みんな、一分間で言えるようになったようです。
担任先生、喜んでおられました。
みんな、がんばりましたね。
さあ、次はペアで練習確認です。
8の段を言って!
6の段を言って!
5の段を言って!簡単よ!
みんな、仲良く、楽しく、お勉強してます。
手には、九九カードを握りしめて。
友だちの九九を確認します。
あらら・・・。
寒いのに。
廊下でペア学習する友だちも出ました。
いいんですよ。
それが、あなたたちのスタイルなら。
今後は、「みんな同じ学び」ではなく。
あなた流のスタイルを求めていく時代になっていくのです。
しばらくして、戻ってみると。
も一度、個別に、耳をふさいで、九九練習。
そう、どんなに時代が変わっても。
こうやって、九九を唱える、覚える努力をする。
そんな子どもの一生懸命な姿は、
いつまでも、なくならないで欲しいなと。
校長は、「新たな教育の潮流の狭間」で、密かに思うのでした。
一生懸命な子どもの姿は、「いつの時代」も。
感動的です。( ;∀;)
by 校長
メラ・ピーク頂上6476mからの眺め
今日は、朝から、校長、上機嫌!
だって、昨日、全校放送で「明日は、5:00大谷翔平さん、ホームラン打つよ!」と予告を「してしまって」いたのです。
大谷翔平さんの第3打席はフルカウントまで「ヒヤヒヤ」で見守り、スタンドに飛び込んだ時には、跳ね上がって喜びました。
ということで。
今朝は、校長、朝からハイテンション!
「今日は、五目うどんだよ!大谷翔平さん、ホームラン打ったよ!」
すごいですね。
ほとんどの子が、大谷翔平さんのホームランニュースを知って登校していました(#^.^#)
さて。
今日は、明道っ子が、待ちに待った、
東多佳道さんの「ネパールのメラ・ピーク登頂記念講演会」
(県初)です。(地域学校協働活動・PTA協賛事業)
縁を取り持ってくれた、食育先生、すばらしい表札でお出迎えです。
東多佳道さん、表札に、感動しておられました。
まずは。
食育先生・食育先生の親友たちが、精魂込めて作られた、給食を召し上がっていただきました。
「今の子ども達は幸せですね。うどんもパンも、すごく、おいしいです。」と感動していただきました。
さあ。
待ちに待った講演が始まります。
明道っ子の立派なあいさつの態度に、感動しておられました。
学校運営協議会委員、民生委員・児童委員等の来賓の皆様も、たくさん集まっていただきました。
明道っ子も、全学年が集中してお話を聞けました。
お話の内容が、実に素晴らしかったです。
動画・写真が豊富に入ったプレゼンを多用し、飽きないお話が続きます。
「20kgの荷物をポーターさんが背負う」のです、などの話に、明道っ子、「ひやー」と、ため息・・・。
「高山病にかかる寸前でした。」「ひやー!」
特に、動画で流れる、ラストアタック中の、東多佳道さんの「荒れた呼吸(ハーハー)」の音、強い風の音には、明道っ子、言葉なく、手に汗握り、集中していました。
いつの間にか、明道っ子、完全に東多佳道さんと「同化」して、ハラハラしながら、一緒に登山をしている「メタ状態」に陥っていたと思います。
そして・・・。
6476mの頂上の景色を見せていただき。
明道っ子、声もなく、感動に包まれました。
一通り、写真・動画で登山を疑似経験して。
その後、東多佳道さんのメッセージを伝えていただきました。
「トラブルにより、大変苦労をしたが、登山中、一度もあきらめようとは思わなかった」
「夢は、いくつになっても叶えられる。あきらめずに願い続けることが大切である」
とっても、重い、大切な言葉をいただきました。
そして・・・おそらく・・・。
一番子ども達が「感動した」ことは。
ポーターやガイドさんなど、お世話になった全ての方を、東多佳道さんが、とってもお褒めになられたこと。
東さんはおっしゃいました。
「多くの素晴らしい人たちの助けによって、この登山は成功した」と。
明道っ子は、東多佳道さんのお話から。
「あきらめない心」
だけでなく。
「人を大切に思う心」
「感謝する心」
「出会いを大切にする心」
など、様々なことを学びました。
東多佳道さん、ありがとうございました。
代表の女子さんから、花束贈呈です。
とてもすばらしいお話、ありがとうございました。
そして。
みんなが作った花道を、盛大な拍手の中、歩いていただきました。
スーパーヒーローに、みんな、ハイタッチでお見送りです。
明道っ子にとって、東多佳道さんは、
大谷翔平さんと同等の
いや、それ以上の
スーパーマン!
なのです。
花道を歩いて、東多佳道さん。
明道っ子の素直さに、心から、感動しておられました。
・・・校長は、東さんの目に、「感動の涙」が浮かんでいることを「見逃しません」でした。
東多佳道さん、本当に素晴らしいご講演を、ありがとうございました。
ある新聞記事をご縁として、
「見ず知らず」だった、都城市のスーパーマン。
東多佳道さんと始まった。
奇跡的な、不思議な物語。
これにて、ひとまず、大団円です。
東多佳道様、そして、
御家族一同で、本講演に御協力いただいた
素敵な東家の皆様に。
心より、御礼申し上げます。
東多佳道様、大きなスリーラン、ホームランを、明道小学校に残していただきました!
(今朝の翔平さんは、ツーランホームランでしたからね!)
by 校長
ことばで、きちんと、説明しよう!
みやざき小中学校学習状況調査という、県の学力調査が行われました。
今年から対象は、4年生になりました。
その中で、最も正答率が低かった問題は、次のような問題です。
「〇〇さんの考えに一番あっているのは、どれですか。
また、そのように考えたわけを、
「〇〇」と「〇〇」という言葉を使って説明しましょう。」
この、「説明しましょう」という問題が、子ども達は大の苦手なのです。
3年生。
まさしく、「説明する」その力を育てる授業中。
以前の教育でしたら。
「あてはまる数を見つけましょう。」で終わっていたと思います。
つまり、18-4=14。
と、一瞬で終わる学習です。
でも。
この学級では、その「説明」を、子ども達に求めているのです。
まさしく、自力解決の学習です。
子ども達、懸命に考えました。
そして。
様々な手法で、解決し。
自分なりに、ノートに、ていねいにまとめました。
今後は、このような、学習経験を深く重ねたかどうか、が、数学的思考力育成の要となります。
3年生は、作文力も高度に高めてきました。
ですから、子ども達は、論理的な文章表現もとても上手です。
さらに、子ども達も、自力で粘り強く解決する意欲が育っています。
・・・しかし、子ども達の考えって、おもしろいですね。
10人子どもがいたら、10通りのいろんな発想が見られる。
でも、このように子ども達が自信をもって学習に臨むためには。
間違いを恐れない。
どんな、回答も、間違いではなく。
間違いであったにしても、それは。
成功へ導くための大切な種なんだ。
と、子ども達が自信をもち。
自分のノートに自分の考えを表出する、「態度」「意欲」「技術」を育成する必要があるのです。
みんな、違って。
みんな、いい。
今回、子どもさんたちのノートをじっくり見せてもらって。
自分で、解法を導き。
自分の言葉で説明する力の大切さを。
改めて、感じました。
この子たちは、来年の11月に。
みやざき小中学校学習状況調査を受検します。
その時、この子たちは、この学習を思い出して。
正しい「説明の文章」を生み出してくれることでしょう。
さあ、次に。
蓄えた、個別の解決結果を、説明を。
共有する、協働的な学習の場です。
自信をもって、まとめたとは言え。
やはり、友だちからじっと見つめられると。
緊張するのが人の常です。でも。
終わった後、友だちからもらえる拍手が、勇気をくれます。
みんな、考えをノートにきちんと表出しているので。
説明も上手にできます。
友だちも納得しながら、集中して説明を聞いています。
そして、称賛の拍手。
この経験の累積が。
子どもが主役の授業へと昇華していくのです。
3年生の皆さん。
とても良い授業でしたよ。
お友達の様々な考えを聞いて。
多様に解決する方法を知りました。
そして。
自分の一番よい、解き方にたどり着きました。
答えを簡単に見つけられる式でも。
それを
「言葉で、きちんと、説明しよう!」
・・・これは、とても大切な学習なのです。
by 校長
ウェルビーイングの芽生え「その瞬間」
節分前に、韓国料理「たんぽぽ」さんから提案いただいた「キンパ」の寄贈により実現した、
地域学校協働活動事業
「レッツゴー!明道in節分」
1)親子で好きな時間に登校する。
2)ゴミを拾いながら通学路を確認する。
3)親子でいろんなお話をしながら登校する。
4)お礼に「たんぽぽ」さん提供のキンパをいただき自由に帰る。
今、改めて、振り返ると、とても、「好評な事業」でした。
たくさんの方が参加し。
ゴミの問題など、子どもが様々なことを考える契機となりました。
しかし、とにかく好評だったのは。
キンパの美味しさ。
たくさんの具が入っていることが、とても美味しかったとのこと。
そして。
いろんな触れ合いがあったことも。
好評の要因だったようです。
親子のふれあい。
兄弟姉妹とのふれあい。
友達とのふれあい。
いろんな感動があったようです。
こんなゲストも参加してくれました。
さて。
子どもたちの素晴らしい感想文が届きました。
6名分を一挙掲載します。
よかったら、お読みください。
1)このイベントの継続をお願いしたいこと。
2)たんぽぽさんへのお礼。
3)ゴミ問題を考え直す契機になったこと。
4)社会がより良くなってほしいと願う心が芽生えたこと。
の気持ちが強く伝わってきます。
【レッツゴー!明道in節分の感想】
キンパをもらいに
5年 「あいり」さん
その日は、いつもより少し早めに起きました。なぜなら、明道小に10時から11時までにいかなくてはいけないからです。ゴミを拾いながら。なぜ、休日に学校に行ったのでしょう?それは、「レッツGO!明道in節分」というイベントがあったからです。明道小には、おいしいキンパが待っているのです。
早速、妹と母3人で明道小へ向かいました。学校に行く途中、工事が行われており、プラスチックのはへんがたくさん道に落ちていました。1年生とかが転んでささってしまう前に取れてとても良かったなと思いました。途中、友だちと出会い、一緒に明道小へ行きました。
もらったキンパは、お昼ご飯で食べました。具がほろほろで、味も具材同士がケンカしていなくて、好き嫌いが多い妹にも、好評でした。とってもおいしかったです。
たんぽぽさん、ありがとうございました。
たんぽぽさん、ありがとうございました。
3年 「つむぎ」さん
わたしは、かん国りょう理の「たんぽぽ」さんの「キンパプ」というりょう理をもらいに、お父さんとごみ拾いをしながら、学校に行って、キンパプをもらいました。
ごみ拾いをしている時、さいしょはあまりごみはなかったけれど、後になってから、たばこのごみやペットボトルがたくさん落ちていました。とくに、たばこのごみが多かったです。ポイすてはぜったいにだめだな、と思いました。
家でいもうととキンパプを食べていたら、妹の方がわたしより早く食べ終わりました。それだけ、美味しかったんだな、と思いました。わたしは行ってよかったなと思いました。妹もよろこんでくれたし、ごみ拾いをしながらなんて、とても地球にいいなと、思ったのでうれしかったです。楽しかったので、またこの活動を続けてほしいです。この活動が続いたら、また。楽しくごみ拾いをしながら、活動したいです。妹がよろこんでくれて、本当によかったなと、思いました。地球にやさしく、楽しく、良い活動ができたのでうれしかったです。
「たんぽぽ」さん、ありがとうございました。
ごみ拾い
3年 「ひたき」さん
日曜日、わたしはお母さんとレッツゴー!明道in節分と言うイベントにさんかしました。
ごみを拾っていると、たばこのすいがらがたくさん落ちていました。ごみをすてるなんて、いけないなあと思いました。学校に着いて、ごみを分べつしてから、キンパをもらいました。家に帰って、家族みんなでキンパを食べてみると、とても美味しかったです。たくさん歩いた後に食べるキンパは、さい高でした。
たのしかったごみひろい
1年 「かんな」さん
わたしはどようびに、ごみひろいにいきました。とってもたのしかったです。
さいごに、キンパをもらえました。まちがきれいになって、とてもうれしいです。キンパは、めっちゃおいしかったです。また、キンパをたべたいです。これからも、じぶんたちで、ごみひろいをします。
ごみひろいで、いっぱいごみをひろえたので、とってもうれしかったですごみひろいは、とっても、たのしくて、あきらめられませんでした。ごみひろいのおかげで、いい1日になりました。とてもたのしかったです。また、やりたいぐらいでした。
ゴミひろい
1年 「めい」さん
わたしは日よう日に、おかあさんとおとうとの3人で、ごみひろいをしました。たばこのゴミがいっぱいありました。みちにすてるなんてダメだな、とおもいました。火がついていたら、火じになったいたかもしれません。もらったキンパはとってもおいしかったです。
たんぽぽさん、ありがとうございました。
たんぽぽさんへ
1年 「りの」さん
たんぽぽさん。おやこふれあいかつどうで、たくさんのキンパをつくってくれて、ありがとうございました。
わたしは、おかあさんといったので、2つも、キンパをもらいました。とっても、うれしかったです。
よるにかぞくとキンパをたべてみたら、とてもおいしかったです。
わたしは、たんぽぽさんに、一どたべにいったことがあります。また、かぞくとたんぽぽさんにいきたいです。
٩( ᐛ )و
感想文を寄せていただいた皆さん、ありがとうございました。
皆さんの気持ちは、たんぽぽさんへもお伝えします。
このイベントにより、姫城地区のゴミ捨て事案が少しでも減り、より良い社会になりますことを、祈ります。
皆さんがこのイベントで感じた、
「社会を、地区を大切にしたい、という心が、
日本人が世界に誇る「協調的ウェルビーイング」という心」
なのです。
まさしく。
ウェルビーイングの芽生え、その瞬間。
・・・というお話でした。
イベント企画・運営にご協力いたいだいた、地域学校協働事業推進員の森清造さん、ゆきちゃん、PTA会長さん、PTA副会長の皆様、そして、協力いただいた学校職員の皆様、そして、何より、たくさんのキンパを寄贈いただいたたんぽぽさんへ、心より感謝申し上げます。
by 校長
126年振りにお帰りなさい!
151周年記念行事。
なぜ、151周年記念か、と言うと。
昨年度、150周年イベントを多発して。
子ども達が寂しがっているから・・・。
つまり、150周年ロス。
さあ、今日、子ども達の夢を乗せて「第4代校長先生、お帰りなさいの会」イベントが開催されます。
時は、一年間、遡ります。
150周年イベントの時に。
校長先生を数えると、一名、写真が足りないことが分かりました。
写真がないのは、第4代校長の伊津野満仁太という方であるということまでは、分かりました。
校長が、インターネットで調べてみると。
熊本市の黒髪小学校の初代校長であったことが分かりました。
思いついたら
「即、行動!」
「クイックレスポンス!」
校長から、黒髪小学校の校長先生へ、ラブコールを届けました。
ここから。
不思議な、黒髪小学校と明道小のお付き合いが始まりました。
黒髪小学校は、熊本の都会部にある有名な学校です。
黒髪小学校の校長先生は、私のわがままなリクエストに、全てお応えいただきました。
送られてきたお写真。
この方が、伊津野校長か・・・。
感慨深いものがありました。
そして。
伊津野校長先生、「お帰りなさい作戦」稼働しました!
熊本市黒髪町の写真館「写真の司」さんのプロカメラマンと連携し。
撮影を敢行し。
黒髪の地から、伊津野校長先生、無事に明道小に。
到着されました。
そして・・・少し長い時間が過ぎ。
本日、午後。満を持して。
「伊津野満仁太校長 お帰りなさいの会」が開催されます。
食育先生も、達筆で御協力。
伊津野満仁太校長先生、ステージ中央で、静かにその時を待ちます。
ところで。
その数日前。
黒髪小学校の校長先生と、私は、zoom会議を開催しました。
黒髪小の校長先生にシナリオをお渡しして。
zoomを通して、二人の演技、録画中です。
黒髪小学校の校長先生は、「小物」などを用意され。
準備万端でした。
(明道)「黒髪小の校長先生、黒髪小の初代、伊津野校長先生は、明道小の第4代校長先生なのですよ。」
(黒髪)「えー!本当ですか?熊本ではとても有名な先生ですよ。」
(明道)「黒髪小の校長先生、どうか、伊津野校長先生を明道小に返してもらえませんか?」
(黒髪)「いいですよ、では、明道小に、伊津野校長先生をお届けします!どうぞ!」
このやり取りが、5年担任先生により、編集されて。
本日「伊津野校長先生、おかえりなさいの会」にて。
上映されます。
そして、代表児童が、ファンファーレの中、伊津野校長先生を登場させるのです。
伊津野校長先生、少し、緊張しておられるようです。(#^.^#)
みんなが、見たがった、第4代校長先生。
第4代伊津野満仁太校長先生。
126年振りにお帰りなさい。
※黒髪小で初代校長を勤められた後、伊津野校長先生は、明道小の第4代校長先生を2年間勤められた後、熊本市内の校長先生を歴任され、40才にして、失明されました。伊津野校長先生は、44才の時に、「視覚障がい者のための学校:私立盲学校」を設立され、初代校長なられました。現在、この学校は、熊本県立盲学校として、視覚障がい者の専門教育機関となっています。現在、県立盲学校には、伊津野校長先生の銅像が建てられて、その偉業が称えられています。
by 校長