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学校の様子

第3学期の始業式

 新年あけましておめでとうございます。

 はじめに、令和6年能登半島地震で被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。

 

 さて、学年のまとめの3学期が始まりました。

 冬休み間、静かだった校舎に、児童のすてきな笑顔があふれ、にぎやかなで楽しい声が響きました。

 

 今回の始業式も、本日の欠席者が多かったことと感染症対策として、タブレットと大型テレビを活用した各学級での始業式となりました。

 1番目に、児童代表による3学期の目標の発表でした。

 1年の児童は、国語の文章に線を引いたり読み返したりしながら丁寧に読むこと、無言と時間を守ることについて、とても落ち着いた発表をしました。

 

 3年の児童は、もっと丁寧に文字を書くこと、大きな声であいさつをすること、忘れ物をしないことについて、一つ一つ言葉をかみしめながら発表しました。

 

 5年の児童は、忘れ物を0にすること、積極的に発表すること、最高学年の6年生になるために充実した時間を過ごすことについて、理由やどんな工夫をするのかなど、とても具体的に発表しました。

 

 

 2番目に、校長先生から2つの話がありました。

 ① 6年生は進学、1~5年生は進級に向けて大きく成長する時期。学年のまとめと次の学年への準備をしっか

  りしましょう。

 ② 3学期は、特に整理整頓がしっかりできる子になってほしい。靴箱やトイレ、教室や廊下など、自分たちで

  整理整頓し、落ち着いた環境の中で学校生活を充実していきましょう。

 

 3番目に、以前、保護者の皆様にご案内いたしました「わたしたちの思いを語る会」に門川小学校代表として意見を述べる5年生が、「私が育った町、門川」という題で発表しました。夜空・海・川等の美しさ、声を掛けてくださったり登下校を見守ってくださる近隣住民の心の温かさなどが門川町の素敵なところだそうです。また、門川町をもっと素敵な町にするために、自分ができることとして、ゴミを拾うこと、先出し挨拶をすること、将来パティシエになってカンムリウミスズメに関連したケーキやクッキーをつくることだそうです。とても落ち着いて堂々とした声や態度の発表でした。1月13日(土)9:30~12:00の門川町総合文化会館大ホールで行われる本番が楽しみです。

 

 4番目に、各教室でCDの曲にあわせて校歌を歌いました。

 最後に、全校で取り組む以下の3学期の目標について、各担当の先生から具体的な話がありました。

 ① 学 習…進んで学ぼう。(机の上をしっかり準備!)

 ② 心と体…給食を時間内に残さず食べよう。(すばやく準備、よく味わって時間内!)

 ③ 生 活…先出しあいさつをしよう。(相手を見て、笑顔で、聞こえる声で!)

 3学期、一日一日を大切にし、次の学年に向けて、しっかり準備できる3学期にしていきます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

第2学期の終業の日

 12月22日(金)は、第2学期の終業の日でした。

 この日は、ちょうど1年で最も昼の時間が短くなる日「冬至」で、朝からとても寒い日でした。

 また、感染症や発熱等で学校を休んでいる児童が増えてきましたので、終業式は体育館ではなく、オンラインでの実施にしました。

 はじめに、3名の児童による、「2学期の振り返りと3学期の目標」の発表でした。

 2年児童は、先出し挨拶とグー・ピタッ・ピンの正しい姿勢、テキパキ行動することを頑張ったそうです。そして、3学期はさらにこの3つのレベルアップを目指すそうです。

 4年児童は、運動会のダンスとわり算の筆算、無言の給食準備を頑張ったそうです。そして、3学期は、都道府県名とその位置を覚えることや、あしみえ廊下歩行(あ…るく、し…ずかに、み…ぎがわ、え…しゃく)を頑張るそうです。

 6年児童は、運動会や壁画における協力、宿題を忘れないことを頑張ったそうです。そして、3学期は、文字を真剣に書くことや早寝早起きをして朝のボランティ活動に取り組むこと、スモールステップの目標を立ててそれをこつこつと達成していくことを頑張るそうです。

 次に、校長先生からの話でした。「いのち」や「友達」を大切にできたか、「ありがとう。」「ごめんなさい。」をハッキリ言えたかを振り返り、3学期もそれを意識して生活してほしいという内容でした。

 校長先生の話が終わると生徒指導主事からの話でした。楽しい冬休みにするためには、きまりを守ることが一番で、「冬休みのしおり」をしっかり読んで生活すること、そして、火・水・車・人・金に気を付けることの話がありました。

 最後は、2学期の作品募集で入賞した児童の名前の紹介でした。今学期も、毛筆、俳句、ポスター、絵画等で素晴らしい成績を残した児童がたくさんいました。

 今回の冬休みは1月8日(月)までで、いつもより長い冬休みです。年末のお家の仕事を手伝ったり、お正月の習慣を味わったりしながら、心身を十分に休め、1月9日(火)の始業の日に元気に児童が登校してくることを願っています。

 

 2学期も、おかげさまで無事に終業の日を迎えることができました。保護者の皆様、地域の皆様、関係者の皆様、ご理解とご協力に心より感謝申し上げます。大変お世話になりました。ありがとうございました。

赤い羽根共同募金

 本校では、歳末たすけあい運動の一環として、赤い羽根共同募金に取り組みました。

 5・6年生が所属する委員会活動の中の運営・集会委員が中心となり、朝を中心に取り組みました。

 そして、12月18日(月)のお昼休みに、門川町社会福祉協議会の職員の方に来校していただいて、贈呈式を行いました。金額として、10,671円が集まりました。募金をしてくださった児童及び保護者の皆様、ご協力ありがとうございました。

 この募金活動が、相手を思いやる望ましい人間関係の醸成にも役立ち、学級での友達関係がより一層よくなって絆が深まればと願っています。

 赤い羽根共同募金のホームページによると、共同募金は、戦後間もない昭和22(1947)年に、市民が主体の民間運動として始まったそうです。当初、戦後復興の一助として、被災した福祉施設を中心に支援が行われ、その後、法律(現在の「社会福祉法」)に基づき、地域福祉の推進のために活用されてきたそうです。そして、社会の変化のなか、共同募金は、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、さまざまな地域福祉の課題解決に取り組む民間団体を応援する、「じぶんの町を良くするしくみ。」として、取り組まれているそうです。

おいもパーティー(2年生)

 12月18日(月)は、育てたサツマイモの収穫を祝う「おいもパーティー」を2年生が行いました。

 サツマイモを育てるにあたって土づくりから携わってくださった地域の方々で、本日都合がつかれた4名の方々を招待し、にぎやかに行いました。

 まず、2年生の子どもたちの拍手で4名の方々をお迎えしました。そして、歌のプレゼントをしました。「手をつなごう」を元気よく歌いました。4名の方々は、とても喜んでおられました。

 次は、お待ちかねの「ふかしイモ」試食会でした。自分たちが育てたサツマイモだけあって、「おいしい。あまい。」と口々に言いながら頬張っていました。おかわりをしている児童もいました。試食会が一段落したら、4名の方々の周りに自然と児童が集まり、何気ない会話が始まりました。とても素敵な時間でした。

 試食会が終わると、代表児童によるお礼のことばとメダルのプレゼントでした。メダルを児童からかけてもらう4名の方々は、とても嬉しそうでした。

 最後は、みんなで校歌を歌いました。4名の方々も本校出身者のようで、児童の歌声以上に大きな声で歌ってくださいました。

 本日は、とても寒い日でした。そのような中にもかかわらず、4名の方々、子どもたちのためにご来校いただき、本当にありがとうございました。これからも門川小学校は、地域の方々と協働する学校経営を進めてまいります。

 

 

第2回 学校支援訪問(かどがわ授業づくり訪問)

 12月8日(金)の午後は、門川町の教育長をはじめ、北部教育事務所や門川町教育委員会の先生方に来校いただき、授業づくり研究会が行われました。

 門川小学校の先生たちは、児童の学力向上に向けて日々の授業改善に計画的に取り組んでいます。低学年部、中学年部、高学年部に分かれて、児童の実態把握、教科書・教材分析、学習単元指導計画、1単位時間の授業計画の研究を行っています。この日は、代表として、2年2組、4年2組、5年1組が授業を公開しました。

 2年2組は、体育科でした。跳び箱に跳び乗った後、手を叩いたり、回ったりして跳び下りるなど、着地の仕方を工夫する学習でした。自分の動きをタブレットで撮影し、それを見ながら動きに工夫を加えていました。

 

 4年2組は、算数科でした。整数の筆算の仕方をもとに、7.2÷3や37.5÷5等の(小数)÷(1桁の数)の筆算の仕方を考え、計算に取り組む学習でした。次第に難度(レベル)が上がっていく筆算問題に、集中力を切らさずに楽しみながらチャレンジしていました。

 

 5年1組も、算数科でした。割合の意味と表し方を理解した後、百分率を用いて数量の関係を正しくとらえて計算する学習でした。「値段が15000円のデジタルカメラを10%引きで買います。代金は、何円ですか。」という問題でした。グループで考えを出し合いながら、2通りの解法を見付けることができました。

① 定価の10%がいくらなのかを求め、定価から引く解法

 15000×0.1=1500

 15000-1500=13500     13500円

② 求めようとしてる代金が定価の何倍にあたるかを考えて求める解法

 15000×(1-0.1)=13500    13500円

 

 授業終わり、児童が下校すると、低学年部、中学年部、高学年部に分かれて、北部教育事務所や門川町教育委員会の先生方と一緒に、今回の研究授業の反省をしたり、改善案を出したり、明日からの授業に生かせる授業技術を学び合ったりしました。

 門川町教育長様を始め、北部教育事務所や門川町教育委員会の先生方から、本校の学力向上を目指した授業改善のために、的を射た適切なアドバイスをいただきました。本当にありがとうございました。これからも本校職員は学び続けていきます。

下校時避難訓練

 12月7日(木)は、下校時避難訓練でした。門川町内の小中学校が、一斉に下校し、その途中で大地震が発生!大津波警報が出されたという想定で行いました。

 集団下校途中の15時30分に門川町の防災行政無線で大地震が発生した旨の放送が流れ、15時32分には、大津波警報が流れ、今いる自分たちの場所から一番近い避難場所へ自分たちで判断し、消防団や地域の参加の皆様の誘導や見守りのもと、高い場所を目指して一斉に避難を開始しました。子どもたちは自分たちで声を掛け合いながら、避難場所を選んで迅速に行動することができたと思います。

 避難場所では、担当の先生と一緒に今回の避難の反省会を行いました。また、NHKテレビの同行取材もきていましたので、最高学年の6年生や、総合的な学習の時間に防災マップ作りに取り組んだ4年生が取材を受けました。そして、この日の夕方の番組で放送されました。

 門川小学校学校運営協議会委員の皆様をはじめ、消防団の皆様、区長様、民生委員児童委員の皆様、保護者の皆様、地域にお住まいの皆様、企業の皆様のご協力をいただきながら、おかげさまで充実した訓練を実施することができました。

 どんな状況下にあっても適切に判断し、迅速に行動できる資質・能力を育成するとともに、「自分の命は自分で守る力」を身に付けさせる意識をこれからも高めてまいります。また、地域とのつながりも一層深めてまいります。この度の下校時避難訓練に際しまして、深いご理解とご支援をありがとうございました。

《児童玄関前に集合して、下校準備》

 

《交通安全に気を付けて集団下校中》

 

《大地震発生!》

 

《大津波警報発令!高いところへ避難開始!》

 

《避難場所での反省とNHKの取材》

薬物乱用防止教室(6年生)

 12月6日(水)の4校時に、日向警察署の方にご協力をいただいて、6年生に対して薬物乱用防止教室を行いました。

 1番目に、喫煙と飲酒が身体に及ぼす害についての説明がありました。

 喫煙は、「タバコがやめられなくなる。」「肺の病気になりやすい。」「イライラするようになる。」「歯や歯茎

がボロボロになる。」ということでした。

 飲酒は、「脳が縮んでしまう。」「肝臓の病気になりやすい。」「お酒がやめられなくなる。」「一度に飲み過ぎると、死んでしまうこともある。」ということでした。

 2番目に、なぜ20歳からじゃないとだめなのかの説明がありました。成長期の時期に喫煙や飲酒をしてしまうと、体への害がとても大きいからで、例えば、「身長が伸びなくなる。」「脳の働きが悪くなる。」「タバコがないと、我慢できなくなる。」「やる気・意欲が低下する。」「脳が縮んでしまう。」「アルコール依存症やアルコール中毒になりやすい。」だそうです。児童は、自分たちの体をこのようにしたくないということで、しっかりと話を聞いていました。また、令和4年度に日向警察署管内で喫煙や飲酒で補導された中に、中学生がいたということも知らされ、とても驚いていました。「ちょっとぐらいタバコを吸っても。」「ちょっとぐらいお酒を飲んでも。」という気持ちや態度は、「ゲートウェイドラッグ(薬物の入口)」になりやすいそうです。

 3番目に、薬物乱用が身体に及ぼす害についてでした。以下のとおりです。

 ① 体がボロボロになる

  ・ 脳、目、歯、内臓などが破壊されてしまう。一度に大量に使ったり、長い間使っていると死んでしまう

   こともある。

 ② 心がボロボロになる

  ・ 人に襲われそうな気分がしたり、食べ物が虫に見えたりしてしまうことがある。

 ③ 人生がボロボロになる

  ・ 大切な家族、友達などに心配や迷惑をかけ、結局はひとりぼっちになってしまう。

 これらのことをしっかりとさらに理解してもらうために、ミニドラマを見ました。友達に1度だけの薬物をすすめられた高校生の末路でした。いくらやめたいと思っても、中毒によって身体がやめられない状況に陥ってしまう場面、薬物を買うお金がなくなり、いろんな人にお金を借りたり、恐喝をしたりする場面などもあり、児童は真剣に見ていました。きっと、理解が深まったと思います。

 最後は、まとめでした。

 〇 薬物は持っていても、他人に渡しても犯罪で、「『持っていて。』と頼まれただけ。」「持っていた

  だけで、使っていない。」という言い訳は通用しない。

 〇 タバコやお酒も未成年者が持っていると少年補導の対象になり、指導を受ける。

 〇 薬物をしないかと誘われたら、断る勇気を持つこと。

 〇 あなたに薬物をすすめる友達は、もう友達ではない。

  日向警察署の皆様、お忙しい中、6年生のためにご指導くださり本当にありがとうございました。全国ニュースで取り上げられている薬物問題についても、なぜニュースになっているのか、児童は理解ができたと思います。

門川町人権教育授業

 12月6日(水)に、門川町の人権教育担当教員が本校へ参集して、2年3組にて人権に関する授業公開が行われました。

 まず、事前の思いやりについてのアンケート結果を学級全体で共有し合い、親切にされてうれしかった気持ちを想起させました。そこから、「友達ともっと仲良くなるためには、どんなことが大切か考えよう。」というめあてを児童につかませました。

 次に、資料「なかよくしよう」(はぐくむ)を読んで、親切な行為の裏にある勇気や相手を思いやる気持ちについて話し合いました。その上で、みんなが楽しく遊んでいる輪の中に入れず、ポツンと一人でいる子に対して、どのように声をかけるかのロールプレイに取り組ませました。「どうしたの?」「こっちにおいでよ。」「いっしょに楽しく遊ぼうよ。」「〇〇さんも入ってくれると、もっと楽しいんだけどな。」などの声かけの種類や、相手を見る、優しくゆっくり言う、近づいて言うなどの態度についての考えも出ました。児童は、友達のロールプレイを見て良かったところを発表したり、ポツンと一人でいる子の役だった児童に、どんな気持ちになったかを伝え合うことによって、「友達ともっと仲良くなるためには、友達の気持ちを考えたふわふわ言葉を使うことが大切。」というまとめができました。

 今回の相手の気持ちを考える心の育成は、多様な他者と互いのよさを生かしながら、将来を切り拓いていく力の育成にもつながっていくと思います。

 

 

総合的な学習の時間「私たちの将来を見つめて」№2(6年生)

 11月29日(水)の3・4時間目は、6年生が門川町で活躍する地域おこし協力隊2名の方々のお話を聞くことによって、児童自身が将来の夢について考えたり、学ぶ意義を理解したりする学習の第2弾でした。第1弾は、11月22日(水)に行われており、このホームページに紹介しております。

 今回のお二人は、乙島や地域資源を活用したアクティビティーや、かどがわ温泉心の杜の来館者数増加に向けた取組をミッションとして活躍されています。門川町に移住してきた感想としては、「海・山・川・無人島が近くあって恵まれており楽しめる。」「人が温かくて、優しい。」「買い物に不便を感じない。」「夜が驚くほどちゃんと暗くて、静か。」だそうです。

 

 今回のお二人も、日本はもとより世界のいろいろな国を旅したり住んだりして、とても人生経験が豊かでした。地域おこし協力隊の仕事をとおして、また、地域おこし協力隊になるまでの人生をとおして感じたことや考えたことを、分かりやすく、そして熱く下のように話してくださいました。

 〇 「失敗はしないが、挑戦をしていない」のをどう思いますか。

 〇 世界にはいろんな人がいたし、今まで当たり前だと思っていたことが国によって違っていた。

 〇 好きなことだと、時間を忘れて努力する。よって、好きなことをどんどん伸ばしていってほしい。

 〇 いろんな年齢の人たちの集団でも、共通の目的があったら、お互いがその目的達成のために努力をする。

 〇 挨拶や奉仕活動を続けていたら、地域の方々からの信用につながった。

 〇 「トライ & エラー」の気持ちで、実践してみて、ここを変えた方がいいと思ったら、その変えたものに

  再チャレンジしてみる。

 〇 小さい目標をいくつも立てて、それをこつこつとクリアーしていってほしい。

 〇 何かをやりたいと思ったら、それを始めるのに遅いということはない。

 〇 今の時代、パソコンやスマホで調べることができるが、それだけで満足せずに、実際に自分の体で体感し、

  肌で感じてほしい。

 〇 チャンスは、いつ来るか分からない。そのチャンスを自分のものにするためには、その準備を日頃からしっ

  かりとしておかなければならない。

 〇 周りの先生や大人のアドバイスをしっかり聞くこと。社会に出たら、なかなかアドバイスはしてもらえない。

  自分がすてきだと思ったアドバイスや言葉は、メモしておくといい。 

 

 今回の地域おこし協力隊の皆様も、お忙しい中、時間をつくって、これまでの人生経験で感じた思いや考えを6年生へ丁寧に話してくださり、本当にありがとうございました。きっと、児童は自他の命や人間関係、学ぶことの大切さを深く感じ取ることができたとともに、多様な職業観・勤労観を理解することができたと思います。

全学年で学習状況調査を実施。がんばりました。

 11月29日(水)は、宮崎県内の4年生を対象に「令和5年度 みやざき小学校学習状況調査(国語・算数)」が一斉に実施されました。令和4年度までは5年生を対象にして実施していましたが、今年度から4年生が対象になりました。

 2校時:国語、3校時:算数の2時間続けての学習状況調査でしたが、みんな問題用紙と解答用紙に集中して頑張っていました。

 他の1年生、2年生、3年生、5年生、6年生については、門川町内の小学校として、CRT(標準学力検査)という学習状況調査を実施しました。この日の2校時目は、国語の学習状況調査にチャレンジしました。

 1年生は、初めての本格的な学習状況調査でした。いつもの大きな1枚用紙の単元テストとは違い、問題が冊子状になっていてました。また、初見の文学的文章や説明的文章が載っていており、それを丁寧に読んで解く内容でした。しかし、児童は、小さな手で一生懸命にページをめくりながら頑張っていました。

 3年生以上になると、問題用紙と解答用紙が別々になっていましたので、答えを書く欄を間違えないように慎重に記入していました。

 それにしても、2時間目は、全学年が一斉に学力調査を実施しましたので、学校中が静寂に包まれ、シーンとなりました。学校生活の「静」の時間でした。

 明日の1年生、2年生、3年生、5年生、6年生は、CRT(標準学力検査)の算数が行われます。しっかり問題を読んで、最後まで頑張り、計算ミスがないかどうか見直しもきちんとしてほしいです。4年生は、一人一台の端末(タブレット)を使って、意識調査が行われます。

クリスマスおなはし会(4・5・6年生)

 11月27日(月)に、4・5・6年生を対象に「クリスマスお話会」が開催されました。28日(火)は、1・2・3年生を対象に開催されます。毎年、児童が楽しみにしている読み聞かせです。

 下の写真のとおり、「クリスマスお話会」が開催される北校舎3階の教室まで、PTA図書部の皆様によるデコレーションがされています。クリスマスがもうすぐだなあという雰囲気が出ていて、とても心がうきうきします。

 さて、今回の読み聞かせをしてくださった団体様は、「ととろ三人の会」様、「門川町読み聞かせボランティア“くれよん”」様、「門川小学校読み聞かせボランティア”ワンピース”」様でした。

 4校時に行われた5年生の内容を紹介します。

 

 1番目は、カラスの「かあ君」とそのお母さんが登場し、1日の親子の生活について話してくださいました。かわいい手作りの指人形を使いながらのお話だったったので、児童はそのかわいい動きにも注視していました。

 

 2番目は、「おだんごとん」という絵本でした。お団子5本を買うお使いを頼まれたケンちゃんが、その道中、人の声や電車の音などによって、記憶している「お団子5本」がいろいろな物に変化していくものでした。児童は、ケンちゃん考えの変化を、とても楽しんでいました。

 

 3番目は、「もうじき食べられるぼく(牛)」という絵本でした。食育に関連する絵本で、牛肉となる肉牛の気持ちになって書かれた絵本でした。児童は、しんみりとそのお話を聞いていました。

 

 4番目は、「えほんの しゅやくは なに たろう?」という絵本でした。昔話に「もも太郎」が登場するなら、「りんご太郎」「バナナ太郎」「くり太郎」「アイス太郎」がいてもいいのではないかという内容でした。児童は、次は何太郎が登場してくるのか、わくわくしながらお話を聞いていました。

 

 5番目は、「たいそうするよ~1、2、3、はい!~」でした。児童はずっと座ってお話を聞き続けていたので、気分転換も兼ねて、絵本に登場する動物と同じように、簡単な体操を楽しみました。

 

 6番目は、日本の昔話「おんちょろ経」でした。お経の唱え方を知らない未熟な子どものお坊さんが、壁の穴から顔を覗かせているネズミを見て、その様子をお経のように唱えました。そのお経を覚えたおばあさんが夜に唱えていると、泥棒が穴からその様子を伺っていました。おばあさんの唱えているお経が、泥棒の動きをぴったりと当てていたので、泥棒は自分たちの行動が預言されていると思い込み、怖くなって何もせずにおばあさんの家を出ていったという内容でした。児童は、ネズミの動きと泥棒の動きがリンクしており、とても面白がっていました。

 

 最後は、ブラジルのアマゾンに人々に伝わる昔話「魔法のカヌー」でした。命令すると、不思議なことに魚がそのカヌーに飛び込んでくるという内容でした。大河であるアマゾン川を要する地域にふさわしい昔話でした。

 

 ところで、読み聞かせの最中、写真のとおり、きれいに上靴がそろっていました。細かいことかもしれませんが、とても気持ちがいいものです。5年生の、基本的な生活習慣のすてきさを物語っていると思います。

 

 お忙しい中、「ととろ三人の会」様、「門川町読み聞かせボランティア“くれよん”」様、「門川小学校読み聞かせボランティア”ワンピース”」様、児童のために素敵な読み聞かせをしてくださり、ありがとうございまいました。今以上に、児童は読書や読み聞かせの世界に興味をもったことと思います。1~3年生対象の読み聞かせもどうぞよろしくお願いいたします。

  

4・5・6年生の参観日、第2回学校保健委員会

 11月24日(金)の5校時は4・5・6年の授業参観、6校時は4年が学級懇談会、5・6年は保護者と児童が一緒に第2回学校保健委員会に参加しました。

 4年1組は、理科専科による「空気の温度と体積」の学習でした。空気の入った丸底フラスコに、ゼリーの入ったガラス管付きゴム栓をはめ、丸底フラスコを手で温めたり、流水で冷やしたりして、ガラス管の中のゼリーの位置の変化を観察しました。すると、ゼリーの位置が、冷やすと下に動き、あたためると上に動きました。児童はその動きに声をあげて驚いていました。この実験結果から、空気は、温めると体積が大きくなり、冷やすと体積が小さくなるという考察ができました。

 

 4年2組は、国語科で慣用句の学習をしました。慣用句とはどんなことばなのかを確認した後、日常的によく使われる慣用句を用いて例文を作りました。「足が棒になる」「喉から手が出る」「頭をひねる」「心がおどる」「へそを曲げる」「実を結ぶ」など、自分が気に入った慣用句を用いて、オリジナルの文を作り、お互いに発表し合いました。

 

 5年生は、総合的な学習の時間でした。児童は継続して福祉について学習しており、最近は目の不自由な方々の福祉について学び、その中で点字について調べていました。そして、今回の学習では点字を読むことにしました。ひらがなやアルファベットや感嘆符の点字があることを知るとともに、ある法則にしたがって点字が構成されていることや、視覚障がい者の方々の指先の感覚の鋭さに感動していました。

 

 6年生は、道徳科の学習でした。「最後のおくり物」という読み物資料を使いました。あらすじは、以下のとおりでした。

 「ロベーヌの夢は俳優になることでした。お金はありませんでしたが、誰かから月謝代が毎月届くようになり、養成所に通うことができました。そのお金は養成所の守衛のジョルジュじいさんが無理をして稼いだものでした。ジュルジュじいさんを看取ったロベーヌは、何かを決意したように遠くに視線を移しました。」

 授業は、貧しくて養成所に通うことができないロベーヌに密かにお金を送るジョルジュじいさんの思いと、それに涙を流すロベーヌの姿をとおして、心からの思いやりや親切とはどんなものかを考えさせ、自分自身が相手に対してどのように接し、対応することが相手のためになるのかをよく考え、思いやりの心をもって行動しようとする心情を育てることがねらいでした。児童は、人からの思いやりや親切について、自分はどのような考えをもっていたかを振り返ったり、友達の考えを聞き、相手の立場に立った思いやりの在り方について、考えを広げたりしました。

 

 第2回学校保健委員会は、体育館にて、宮崎県メディア安全指導員様の講話「おうちの人と話そう!ゲーム・スマホのはなし」を聞きました。ゲームを毎日長時間する児童や、自分用のスマートフォンを持っている児童の増加にともない、身体的・社会的な問題が全国的に起こってきています。そこに警鐘を鳴らすのが今回の目的でした。

 ゲーム(スマートフォン、テレビも同じ)をやり続けると、脳の前半分はずっとお休み状態だそうです。そうなると、「人の話が聞けない。」「自分の気持ちや考えを人に伝えられない。」「相手の気持ちが分からない。」「腹が立つと、話ができなくなる。」「自分で新しいことを思いつかない。」「細かい工作、複雑な体の動き、字を書くことが苦手になる。」可能性が大きいそうです。

 また、ゲームやスマートフォンのやりすぎで、勉強したことが脳から消えるこどもあるそうです。例えば、1日2時間以上お家で勉強する人が、その後、3時間以上ゲームやスマートフォンをすると、家で勉強しない人より成績が悪くなることがあるそうです。

 そこで、宮崎県メディア安全指導員様は、次のことを提言されました。

 【ゲームの約束】

  〇 やらない日を週に4日以上にする。

  〇 1週間で合計3時間まで。

  〇 外にゲーム機を持って行かない。

  〇 ネットにつながない。

  〇 外で元気に遊ぶ。 

 

 【家族みんなの約束】

  〇 家族でおしゃべりしたり、遊んだりする時間をつくる。

  〇 子どもはスマートフォンで遊ばせない。

  〇 子どものテレビやゲームは合わせて1日最高2時間まで。

  〇 夜は早く寝る。

 宮崎県メディア安全指導員様、週末のお忙しい午後の時間帯に遠いところから児童及び保護者のために、メディアコントロールの大切さについてご教授いただき、本当にありがとうございました。今回のご講話をとおして、児童も保護者も、これまでのテレビやゲーム、スマートフォンに対する見方や考え方に、少しでも変化が起こったことと思います。

総合的な学習の時間「私たちの将来を見つめて」(6年生)

 11月22日(水)の3・4時間目は、6年生へのキャリア教育の一貫として、門川町で活躍する地域おこし協力隊2名の方々のお話を聞くことによって、児童自身が将来の夢について考えたり、学ぶ意義を理解したりしました。

 地域おこし協力隊制度とは、都市部から地方へ移住し農業・漁業への従事や地域PRその他地域課題の解決などの様々な「地域協力活動」を行いながら、最終的にはその地域への定住を目指す国の制度です。

 現在門川町では、4名の地域おこし協力隊が活動されています。今回は、そのうちの2名が来校してくださったということです。11月末には、別の2名の方が来校してくださいます。

 今回の2名の方々は、観光PR(飲食店マップ、ポスター製作)や空き家等の利活用をミッションとして活躍されています。また、今感じている門川町の魅力としては、海・山・川へのアクセスがよいこと、海・山・川のコンパクトさだそうです。

 地域おこし協力隊の仕事をとおして、また、地域おこし協力隊になるまでの人生をとおして感じたことや考えたことを、スライドショーを使って分かりやすく、そして楽しく以下のことなどを話してくださいました。

 〇 しんどい時はどうしてもある。泣きたくなることだってある。でも、それは生きているから感じられること!

 〇 生きているのは当たり前じゃない。生きている今を大切にしてほしい。 

 〇 自分で考えて、決定して、頑張ることが大切!

 〇 何とかなると思って、外国に旅立ったが、何とかならなかった。

   そこで、以下のようなことをして、自分の価値を上げることに成功した。

  ・ 人の話を聞くようにした。

  ・ 相手の気持ちを考えるようにした。

  ・ 自分のルールを人に押しつけないようにした。

  ・ 努力の先に楽しさがあることを知って、継続して頑張った。

  ・ 苦手なことにもチャレンジするようにした。

 〇 今では趣味だと思っていたことが、自分の強みとなり、仕事にも生かされている。

 〇 強みに気付いたのは、いろいろなことに挑戦してきたからである。君たち(子どもたち)も、いろいろなことに

  挑戦してみたら、知らなかった自分の強みを見えてくるかもしてない。

 

 地域おこし協力隊の2名の皆様、お忙しい中、時間をつくって、これまでの人生経験で感じた思いや考えを6年生へ丁寧に話してくださり、本当にありがとうございました。きっと、児童は自他の命や人間関係、学ぶことの大切さを感じ取ることができたとともに、多様な職業観・勤労観を理解することができたと思います。

ミシンでソーイング(6年生)

 11月21日(火)に、地域のボランティア8名の皆様が来校し、6年生の家庭科のナップザック作りの支援をしていただきました。

 教科書やICTを使ってミシンの使い方は学習しますが、いざ本物のミシンを目の前にすると、児童は要領を覚えるのに時間がかかる場合があります。また、学級担任も、40人近い児童に対して一度にミシン縫いの実技指導をすることには、かなりの工夫が必要になります。たとえば、数台のミシンで糸のほつれが発生し、学級担任がそこの対応に時間をとられていると、学級全体の製作活動が停滞してしまいます。そのため、今回来校してくださったボランティア8名の皆様の存在は、とてもありがたかったです。

 今回は、ナップザックの紐を通す部分である「取り出し口」の縫い方の支援でした。丈夫にするために返し縫いの仕方を教えてくださったり、運針のスピードを調節してくださったり、ミシンのトラブルにすぐに対応してくださったり等、児童は安全・安心してナップザックの製作を続けることができました。

 ボランティア8名の皆様、お忙しい中、優しく丁寧に支援をしてくださり、本当にありがとうございました。縫い終わった「取り出し口」に紐を通した児童は、ナップザックが完成し、すごく喜んでいました。

1・2・3年生の参観日

 11月20日(月)の5校時は1・2・3年生の授業参観、6校時は学級懇談会でした。

 1年生は、学級活動でした。全学級が「どうすれば、危険から身を守ることがことができるだろうか。」というめあてのもと、挿絵を見ながら、なぜ危ないのか・危険なのかを隣同士や学級全体で話し合いました。

 

 2年生は、国語科でした。「どんな言葉をかたかなで書くのだろう。」というめあてでした。かたなかで書くことばは3種類あり、①「外国の国や土地、人の名前」、②「外国から来た言葉」、③「鳴き声やものの音」ということを練習問題をとおして理解を深めていきました。

 

 3年生は、1組は社会科、2組は音楽科でした。

 1組は、「交番のおまわりさんの仕事を調べよう。」というめあてでした。動画を見たり教科書を読んだりしておまわりさんの仕事をピックアップし、秋の遠足で訪れた日向警察署とも関連させながら考えていきました。

 2組は、音楽専科の先生による授業で、めあては「歌の旋律に合わせてリコーダーを吹こう。」でした。「陽気なかじや」のリコーダーの指使いを確認したり、保護者の方が児童の横について一緒に練習したりしました。最後の約15分間は、これまで練習してきたリコーダーや、ビリーブ、手をつなごうの歌の発表をしました。

 1~3年生の保護者の皆様、授業参観及び学級懇談会のご出席、ありがとうございました。

「土木の日」に関する出前授業

 11月17日(金)に5年生を対象に、日向土木事務所の皆様、建設業協会の皆様、測量設計協会の皆様、造園協会(緑風会)の皆様が3~5校時に来校してくださり、土木の日に関する出前授業を行ってくださいました。キャリア教育の1つである職業観・勤労観を育む授業でした。

 まず、体育館にて道路・河川などの社会基盤の整備や災害時などの「地域の守り手」としての建設業の役割・重要性などの講義がありました。その中で、「土木の日」が11月18日である由来の説明がありました。「土木」の「土」を分解すると、「十」と「一」になります。「木」を分解すると、「十」と「八」になります。よって、土木の日は、十一月十八日だそうです。

 体育館の講義が終わると、屋外での活動でした。

 測量設計協会の皆さんからは、実際に目で見て測量する方法とGPSを利用しての測量方法を体験させていただきました。遠くの目印までの距離や高さが瞬時に分かったり、運動場に打ち込んで土でかぶせていたピンの在処がぴったりと分かったりして、児童は驚いていました。

 

 建設業協会の皆さんからは、レンガアーチ橋作り体験や重機への試乗体験、ドロンによる撮影観察をさせていただきました。

 レンガを担当の方が言われるように組んでいくと、児童が1人ずつ渡ったり、4人が1度に乗ったりしても崩れない丈夫な橋ができあがりました。児童は恐る恐る橋の上を渡っていましたが、その頑丈さに驚いていました。

 重機への試乗体験では、ドライバーの方が横におられて一緒にレバーを動かして、重機を走らせたり回転させたりして、楽しんでいました。

 ドロンによる撮影観察では、まず、ドローンの大きさや形状に興味をもちました。その後、ドローンを飛ばして運動場にいる児童を撮影し、モニターに映る自分たちの姿を見て喜んでいました。

 造園協会(緑風会)の皆さんは、北校舎と南校舎の間や運動場にある樹木の剪定を3時間ずっとしてくださっていました。近くを通ると、児童は「ありがとうございます。」としっかりとお礼を言うことができました。

 ご来校してくださった日向土木事務所の皆様、建設業協会の皆様、測量設計協会の皆様、造園協会(緑風会)の皆様、日頃のお忙しいお仕事の最中、本校の5年生のために、土木の仕事の大切さを楽しく学ばせてくださり、本当にありがとうございました。

むかばき宿泊学習(5年生)

 11月15日(水)~11月16日(木)に、5年生が宮崎県延岡市にある宮崎県むかばき青少年自然の家で宿泊学習を体験しました。目的は、次の3つでした。

(1) 自然に親しみ、自然の中で心や体をたくましくしましょう。

(2) 仲間をいたわり、互いに助け合って友情を育てましょう。

(3) 集団生活のきまりを守り、創意工夫しながら活動しましょう。

(4) 自分の身を自分で守り、他の人の安全にも気を付けましょう。

 

 青少年自然の家に到着すると、「はじめのつどい」がありました。所長さんによる歓迎のあいさつや研修生(児童)代表のことば等がありました。研修生(児童)代表のことばは、以下のとおりでした。聞きやすいスピードで、はきはきと立派に述べることができました。

◆私たちは、門川小学校の5年生です。門川小学校は、海の近くにあり、わたしたちの教室からは、美しい太平洋が見えます。海風は気持ちがよく、毎日元気いっぱいに勉強したり、運動したりしています。

 私は、この宿泊学習をとても楽しみにしていました。特に、滝トレッキングと創作活動が楽しみです。なぜなら、山を登った先に見える滝を見てみたいし、創作活動で思い出に残るものを作りたいからです。友達と2日間、一緒に活動できることもうれしいです。

 むかばきの「規律」「協同」「友愛」「奉仕」をしっかりと学ぶ2日間にしたいと思います。特に、「規律」を学びたいです。10分前行動、5分前集合・整列をがんばります。そして、成長して帰りたいと思っています。

 むかばきの先生方、2日間、どうぞよろしくお願いします。

 「はじめのつどい」が終わると、滝トレッキングのオリエンテーションでした。令和4年度まで本校の職員だった方が、所員さんとして歩き方や休憩のとり方、ヘビやハチが出たときの対処の仕方等を丁寧に説明してくださり、とても児童は安心していました。

 オリエンテーションが終わるといよいよ出発でした。みんなで拳をあげ、気合いを入れて出発しました。初めは砂利道や土の道で歩きやすかったのですが、次第に大きな石がゴロゴロしていたり、木の根が地表に出ていたりしてきました。また、づづら折りの道もありました。木の橋や吊り橋が架かってあるところもありましたが、そこは、怖がりながらも山の中の景色とともに楽しんでいました。

 誰一人リタイアすることなく滝に着くと、一枚岩の上から落ちる水流にマイナスイオンをもらいながら、その雄大さに感動していました。

 滝を満喫して、青少年自然の家へ戻ると、昼食(弁当)でした。ご飯とおかずが分かれている2段弁当で、体力を使った児童は、ほとんど残すことなくパクパクと食べていました。食後は、その弁当の入れ物や割り箸、ふりかけの袋、お手拭きとその袋、梅干しの種等の分別回収についても学びました。

 昼食(弁当)が終わると、創作活動「杉焼板細工」でした。1人1枚の杉板が配られ、まず、友達とその4つ角をヤスリで丸くしました。次に、引率の先生にガスバーナーで全面を焼いてもらいました。焼き終わると、水道に持って行って、たわしてゴシゴシ洗いました。すると、いい感じで表面の炭がとれて、美しい焦げ目が残りました。最後に、水気を拭きとって絵の具でイラストや文字をかいていきました。滝トレッキングで見た滝やむかばきに棲むシカやムササビの絵を描いたり、自分や家族の名前、名字を書いて表札風にしたりして、とても楽しく取り組みました。

 創作活動「杉焼板細工」が終わると、いよいよ青少年自然の家の各部屋に入室しました。生活班の班長さんは、談話コーナーに集合し、引率の先生とともに、これからの予定や部屋での過ごし方について再確認をしました。

 入浴を済ませると、いよいよ夕食でした。盛り付けの見本で確認し、必要な個数や量を取り、おいしくいただきました。給食の時には食が細い児童も、この夕食ではもりもり食べていたり、おかわりをしたりしている姿にたくましさを感じました。片付けでは、生活班のメンバーで手分けをして食器を種類ごとに集めて返却したり、台拭きをしたりしました。

 夕食が終わると、「天体観測」でした。まず、研修室にて星の種類や明るさの違い、星座について学びました。次に、テラス出て実際に星々を観察しました。周りはとても真っ暗でしたが雲は出ていなく、天体観測には最適の夜でした。満天の星空でした。3台の天体望遠鏡が置いてあり、土星や木星、プレアデス星団(すばる)を見ることができました。また、天体観測ドームもあり、交替で大きな天体望遠鏡を覗きました。望遠鏡をとおして生で見る土星の輪っかや木星の衛星、プレアデス星団(すばる)のきれいな星々の集まりに、歓声をあげて感動していました。

 天体観測が終わると、この日1日の振り返りをしおりに書き、就寝準備をして、午後10時には消灯・就寝しました。

 

 2日目(16日)も天気に恵まれました。

 午前6時に起床しました。寝具の整理、着替え、洗面・トイレを済ますと、まず、屋外で「朝のつどい」がありました。国旗・県旗・校章旗の掲揚やラジオ体操、児童代表朝のことば等の内容でした。児童代表朝のことばは、以下のとおりでした。少しひんやりとして澄み切った気持ちのよい自然の中で、今日の活動のめあてをきちんと発表することができました。

◆今日は宿泊学習2日目です。

 私は、今日のイニシアティブゲームをとても楽しみにしていました。班の人と協力して励まし合いながら、活動したいです。

 この宿泊学習も終わりに近づいてきました。最後まで規律を守って楽しい思い出をつくりましょう。

 むかばき青少年自然の家のみなさん、今日も1日よろしくお願いします。

 「朝のつどい」が終わったら、朝食でした。班ごとにまとまって座り、一斉に「いただきます。」をすることができました。

 朝食が終わると、退所準備でした。荷物をまとめて部屋の掃除を行い、シーツや枕カバーを所定の場所に出し、敷き布団・毛布、まくら等を元あったとおりに丁寧に片付けました。

 片付けが終わると、所員さんが来られて、部屋のチェックを受けました。「敷き布団は、S字のようにたたんであるか。」「毛布は、角と角を合わせ、ずれないようにたたんであるか。また、垂直に規定の枚数ごとに重ねられてあるか。」「枕は、きれいにそろえられているか。」など、厳しく点検をしていただきました。不合格の部屋はやり直しで、部屋の仲間と部屋に貼ってあるたたみ方や置き方の掲示物を再度見ながら丁寧に行いました。

 部屋のチェックで、全ての班が合格したら、「イニシアティブゲーム」でした。すべて、活動班のメンバーで協力するゲームでした。ジェスチャコーナー、バケツの水をこぼさないコーナー、新聞紙を破ってそれを復元するコーナー、ボールを転がしていきながら運ぶコーナー等を、時間を区切って順番に回っていきました。下の写真は、半分に切ったパイプを1人1個持ち、ボールを転がしていきながら、所定の場所までボールを運ぶ「パイプライン」というゲームでした。パイプの傾きの調整、自分がメンバーにボールを引き継いだら再びパイプのラインを作っていくという要領と協力が大切なものでした。

 「イニシアティブゲーム」が終わると、プレイホールにて、「むかばきレコード」にチャレンジしました。長縄を回す人、中で跳ぶ人に分かれて、1回のみのチャレンジで何回連続して跳ぶかの記録測定でした。活動班ごとに行ったり、とても長い長縄を使って学級全体で行ったりしました。とても緊張感のある長縄跳びでした。

 「むかばきレコード」が終わると、最後の青少年自然の家での食事(昼食)でした。もう3回目の利用なので、盛り付けやお茶(水)の配膳、片付けの分担は慣れたもので、テキパキとできました。

 昼食が終わると、「奉仕作業」を行いました。プレイホールや研修室、靴箱をぞうきんを使い、心を込めて磨きました。

 「奉仕作業」が終わると、名残惜しいですが青少年自然の家での生活も最後、「終わりのつどい」でした。その中での体験発表では、つぎのことを代表児童が述べました。この2日間での学びや成長を感じる素敵な内容でした。

 ◆今日で宿泊学習が終わりました。この2日間を振り返って、滝トレッキングや創作活動、天体観測等、たくさんの思い出ができました。

 私は、滝トレッキングや食事をとおして、頑張ればできるということと、むかばきの楽しさを学びました。そして、「規律」、「協同」、「友愛」、「奉仕」の中で、私は特に「協同」を頑張りました。布団のたたみ方やシーツの敷き方等、班のみんなで力を合わせてやりました。この経験をこれからの日常生活や学校生活に生かしていきたいです。

 むかばきの先生方、2日間ありがとうございました。

 児童は、寝具のたたみ方や絵の具セットの使い方、10分前に行動して5分前には集合・整列をすることなどをとおして「規律」を学んだと思います。イニシアティブゲームや食事の準備・後片付けなどをとおして「協同」を学んだと思います。滝トレッキングでの励まし合う声かけやむかばきレコードなどをとおして「友愛」を学んだと思います。奉仕活動やトイレのスリッパ並べなどをとおして「奉仕」を学んだと思います。

 宮崎県むかばき青少年自然の家の所員の皆様、この2日間、児童が安全・安心で楽しく過ごせるよう、細かい配慮やご指導、本当にありがとうございました。1人1人に、すてきな思い出ができたとともに、高学年としての自覚と、次年度は最高学年の6年生になる心づもりができたと思います。

火災からの避難訓練

 11月14日(木)の2校時は、火災からの避難訓練を行いました。

 ねらいは、以下の3つでした。

 〇 火災発生に対し、迅速かつ安全に避難する方法を理解し、避難行動を身に付ける。

 〇 訓練をとおして、冷静に行動できる態度、能力を養う。

 〇 火災に関する知識及び諸注意を理解し、実践力を身に付ける。

 

 「訓練です。訓練です。火災報知器が鳴っています。調べていますので、静かに待っていてください。」…(少し時間をおいて)…「訓練です。訓練です。理科室から火が出ています。運動場へ避難して下さい。先生の指示に従って、落ち着いて避難してください。」という教頭からの非常放送で訓練がスタートしました。児童は、ハンカチやマスク等で口をふさぎ、煙を吸い込まないように避難しました。また、「お」:押さない、「は」:走らない、「し」:しゃべらない、「も」:もどらない、にも気を付けながら避難しました。

 運動場に全校児童が避難し終わったら、反省でした。「お」・「は」・「も」は守れていましたが、「し」しゃべらないが今回も課題でした。訓練でしっかりできないと、いざ本当に火災で避難することになったときには、パニックになってきちんとできるはずがありません。避難訓練後の各教室で、再度指導を行いました。

 今回も日向市消防署の署員3名に来校していただきました。

 まず、お話でした。これからますます寒くなり、火を扱う機会が多くなるけれど、絶対に火遊びをしないことを厳しく言われました。「マッチやライダーで遊ばない。」、「ストーブやファンヒーターのまわりを走らない。」、「たき火を子どもだけでしない。」等です。実際に門川町内において、火遊びと思われる火災で、消防車が出動したケースがあったそうです。

 お話が終わると、消火器の取扱訓練でした。教職員から1名、6年生から2名が代表で、消火器の扱い方を習いました。初めに、「火事だ!」と大きな声をあげること。次に、自分の足先をほうきで掃くよう消火器の中身を噴射しながら火元に近づいていくこと。最後に、炎ではなく燃えている物に向かって集中的に噴射することでした。3名とも「上手にできました。」と消防署員の方から褒められ、全校児童から大きな拍手をもらいました。

 3名の消防署員の皆様、日頃の訓練や業務でお忙しい中にご指導くださり、本当にありがとうございました。

門川小学校防災会議を行いました

 11月10日(金)の15時30分から、校区内の区長の皆様、民生委員児童委員の皆様、そして、門川町の消防防災係様、防災教育担当者様をお招きして、門川小学校防災会議を開催しました。

 門川町は、海に接している土地ですので、地震が起こったときには、真っ先に津波を想定して行動しなければなりません。そのため、門川小学校でも、地震に対する避難訓練を1年間に複数回行っています。

 そこで、今回は、12月7日(木)に行う下校時避難訓練について、区長の皆様や民生委員児童委員の皆様にその内容や方法を周知させていただくとともに、避難する児童の見守りをしていただいたり、一緒に避難していただいたりすることのお願いをしました。

 下校時避難訓練の説明が終わると、児童が避難する際に気を付けなければならないことを話し合いました。とても 熱心な話合いの中で出された意見としては、「どこが避難場所になるのか、一人一人の児童がきちんと知っておかなければならない。」「橋を渡ったのか、渡っていないのかによって、避難場所が全然違ってくる。」「今いる場所から一番近い避難場所に避難しなければならない。遠い避難場所しか覚えていないのはいけない。」等でした。また、人工物の避難場所がいいのか、小高い丘などの自然物の避難場所がいいのか等については、門川町の消防防災係様から詳しいアドバイスをいただきました。

 今回いただいた意見については、12月7日(木)の本番までに、各学級や各地区で指導を行います。

 ご参加いただいた皆様、お昼のお忙しい中、下校時避難訓練に対する熱心は話合いにより、貴重なご意見をくださり、どうもありがとうございました。

鑑賞教室

 11月9日(木)の午後は、児童が待ちに待っていた鑑賞教室が行われました。

 名古屋市の「オフィスパフォーマンスラボ」さんが、来校してくださいました。

 「マジカル☆トイボックス」という演題で、歌や製作、マジック(手品)等の内容が交互にあり、まるでおもちゃ箱のようなコミカルショーでした。

 歌では、出演者のラッキーさんと一緒に童謡を歌ったり、振り付けをしながら流行の歌を歌ったり、絵描き歌でどんな絵が描き上がるのか集中して見たりしました。児童は、ノリノリで手を振ったり、拍手したり、体を動かしたりしていました。

 製作では、細長い風船を自由にねじったり組み合わせたりして何ができあがるのか楽しんだり、代表児童が、大小さまざまな風船のリングを、ドライヤーやブロアーを使ってくるくる回したりしました。演者に指名された3人とも、上手に風船のリングを空中で回し、大きな拍手をみんなからもらっていました。

 マジック(手品)では、透明な箱に入っているハンカチが生きているように動いたり、横になっている人が空中に浮いたり、手錠をかけられた人が入れ替わったりしました。テーブルマジックではなく、大がかりな道具を使ったマジックで、一つ一つの技に迫力があり、児童の大きな歓声が上がっていました。

 

 あっという間に60分が過ぎてしまいました。おかげさまで児童は、心躍る素敵な時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました。 

 

令和5年度「税に関する絵はがきコンクール」の表彰!!

 11月6日(月)の昼休みに、「公益社団法人 宮崎県北法人会」の3名の方々が、令和5年度「税に関する絵はがきコンクール」の表彰のために来校されました。本校からは55作品を応募しており、今回表彰されたのは、6年生2名でした。

 〇 1名は県北の最優秀賞、宮崎県の優秀賞でした。

 〇 もう1名は、県北で奨励賞でした。

 

 実は、門川小学校では6年生を対象に7月11日(火)に延岡間税会青年部の方に来ていただいて、税金(特に消費税)のことについてご講話をいただきました。このホームページでも紹介しております。その時に、「税金は自然を守ったり育てたりしている。」「税金を納めないと、ゴミが町中に散乱する。もし、火事が起きて消防車や救急車を呼んだら、後で膨大な代金が請求される。」等を学んでいました。

 今回表彰された2名の児童は、しっかりとそれを覚えていて、上手に描画でも表現できたということが分かります。学習したことは必ずどこかで役に立つということは、確かでした。

 表彰された2名の6年生の皆さん、本当におめでとうございます。門川小学校の自慢です!!

指導教諭の授業公開(道徳)

 11月2日(木)に、本校の指導教諭の授業公開(道徳)が行われました。

 本校以外から10名ほどの先生方が来校され、6年1組の授業を参観されました。

 今回の授業の主題は、規則の尊重の「法やきまりの意義を理解した上で進んでそれらを守り、自他の権利を大切にし、意義を果たすこと。」でした。授業では、教材「こころ走れば」(出典:光村図書)を用いました。お話の内容は、以下のとおりでした。

 離れたところに住む祖父が倒れたという知らせを受け、「ぼく」や父は車で向かうが、高速道路で渋滞に遭う。通行を禁止されている路側帯を通り過ぎる車を見て、妹や「ぼく」は、急いでいるのだから路側帯を走ればいいのにと思うが、父は走ろうとしない。高山(地名)に到着した時に祖父はすでに亡くなっており、涙がこぼれている父を見て、「ぼく」がはっとする。

 このお話を用いて、緊急の事態であるから交通規則(法律)を破っても仕方がないと考える「ぼく」たちの気持ちと、それでも規則(法律)を守りとおした父親の姿をとおして、規則(法律)の意義や規則(法律)を守ることの大切さについて深く考えていきました。

 特に大切にした授業展開は、以下の2点でした。

 ① 最後まで規則を守ることを大事にした父の涙を見た「ぼく」の父親に対する気持ちについて名前カードや

  心情円盤を使って考えさせながら、児童の考えを広げたり深めたりする。

 ② 学習全体をとおして考えたことを書く時間を設定することで、今までの自分を振り返らせ、考えを深めさ

  せること。その際、個別指導をしながら、児童の道徳的価値の理解や人間理解、他者理解などの気付きを把

  握し、発表につないでいくこと。

 授業参観後は、参加された先生方と今回の授業をとおしてた意見交換や日頃の授業実践についての意見交換を行いました。 

 授業公開に来てくださった先生方、どうもありがとうございました。

第2回 門川小学校 学校運営協議会

 11月1日(水)の19時00分~20時30分に、「第2回 門川小学校 学校運営協議会」が行われました。

 初めに、12月7日(木)に実施予定の下校時避難訓練の実施方法について、本校の防災教育主任から説明がありました。門川町内の小・中学校が一斉に行う防災訓練になります。15時30分頃に大地震が発生、15時32分頃には大津波警報が発令されたことを想定して行います。門川町民の皆様の、子どもたちの安全見守り、または、一緒に避難をよろしくお願いいたします。

  次に、10月22日(日)の運動会に合わせて行われた「親子であいさつ登校」の反省を行いました。昨年度よりもたくさんの保護者の皆様に参加していただき、保護者の皆様があいさつする後ろ姿を、しっかりとお子さんに見せることができたと思います。ちなみに、それらの様子は、11月18日(土)のMRT「みらい・みやざき まなび隊」(午後4時45分~午後4時55分)の中で、紹介される予定です。

 最後に、2つの班に分かれて、門川小学校の「防災教育」や「あいさつ」が、さらに良くなるためにはどうすべきか、協議・熟議を行いました。

 「防災教育」班では、「今、4年生が作成している防災マップを、4年生だけの活動・発表に終わらせるのではなく、全校に向けて発表し、図上訓練をしてほしい。」「これからも、防災訓練の計画を作成するにあたっては、学校運営協議会委員も、ぜひ入らせてほしい。」「防災に関するクイズの素材を、学校運営協議会委員が学校に提供する。」「長期休業中に、区長や学校運営協議会委員と先生たちで、避難経路の確認・点検をしたい。」等が出されました。

 

 「あいさつ」班では、「学校では、あいさつに関する作文や俳句を募集し、それを給食中の校内放送で流す。」「学校運営協議会としては、保護者や地域の皆様にも、あいさつにまつわるエピソードや思いを募集する。そして、地域の回覧板に入れてもらう学校だよりに掲載し、地域への啓発を図る。」等が出されました。

 以上、学校運営協議会委員の皆様が熟議・協議をして終わりではなく、自分たちから何か目に見える形を残したり、行動をしたりしてくださるのが、すごく嬉しかったです。どうも、ありがとうございました。これからも門川小学校をよろしくお願いいたします。

第2回親子であいさつ登校、第122回門川小学校運動会

 10月22日(日)、とても良い天気に恵まれました。

 1学期の「第1回親子であいさつ登校」にも増して、たくさんの保護者の皆様がお子さんと一緒に登校し、たくさんの児童や保護者・地域の方々にあいさつをしてくださいました。どうもありがとうございました。子ども見守りネットワークの方々や地域の方々からも「とてもうれしかった。」「元気をもらえた。」という声をいただきました。

 この日は、「宮崎県教育情報テレビ みらい・みやざき まなび隊」が、そのときの様子を取材に来られました。きっと、放送日には、門川小学校のすてきなあいさつの様子を紹介してくださることでしょう。放送予定日は、11月18日(土)の午後4時45分~午後4時55分です。

 

 登校した教室には、黒板に学級担任からのメッセージがかいてあるところがありました。子どもたちも、運動会に対す学級担任の思いを受け取り、自分の力をさらに高めることができたと思います。

 

 8時20分、多くのご来場の皆様方に見守られる中、第122回門川小学校運動会が始まりました。門川小学校の児童一人一人が、一生懸命な姿、生き生きと元気に体を動かす姿に、とても感動しました。「何事も頑張ることはかっこいいし美しい。見ている人に感動を与える。」とは、まさにこのことだと改めて感じました。ご声援くださったご来賓の皆様をはじめ、保護者の皆様、地域の皆様、そして、片付けまでお世話してくださったPTA役員の皆様、保護者の皆様、宮崎県立門川高等学校のボランティア生徒の皆様、本当にありがとうございました。

 

【エール交換…白団、赤団ともに元気な力強い声でお互いの健闘をたたえ合い、門川小学校にもエールをもらいました!】

 

【走…1年生から6年生まで連続して、大声援や拍手の中、全員が全力でゴールを駆け抜けました!】

 

【応援…団の前に出る団長・副団長・リーダーと団員との息のあった応援ができ、お互いの団を意識して、応援合戦をしているかのようにはりきっていました!】

 

【表現ダンス・団技…表現ダンスと団技を交互にプログラムに組み入れました。表現ダンスでは、身体をのびのびとと元気よく動かしている姿に感動しました。団技では、団員と力を合わせて、よりスピーディーにアンカーにつなぐようにがんばりました!】

 

【選抜全校リレー…走るスピードやフォーム、最後まで一生懸命に走ってバトンをつなぐ姿に、釘付けになりました!】

 

【解団式…結団式が行われたのが9月11日(月)。それから約1か月間、まとまって活動してきた赤団、白団のメンバーたち。互いのがんばりを称え合う感動のフィナーレでした!】

各団の応援練習をがんばりました

 本日10月19日(木)の昼休みに、赤団と白団に分かれて3日後に迫った第122回門川小学校の運動会における応援の最終練習を行いました。

 応援タイムがプログラム中に2回入っています。その時間は、団長・副団長・リーダーだけが声を張り上げ、体を動かして応援しても、どことなく寂しく感じられます。1~6年生の団員との楽しい掛け合いが必要だと思います。そして、それが応援・チームワーク賞の採点基準になると思います。

 そこで、赤団は運動場、白団は体育館で、短い時間でしたが集中して頑張りました。

 団長・副団長・リーダーは、ボンボンや応援名が書かれたカードを持って大きな声を上げ、体を動かしていました。1~6年生の団員は、大きな動作で手拍子をしたり、「ヤー。」「オー。」の時に高く拳を振り上げ、元気な声を出したりしていました。

 運動会当日は、競技・演技はもちろん楽しみですが、応援の時間もとても楽しみです。応援・チームワーク賞の獲得のためにどちらの団も一生懸命だと思います。

南海トラフ巨大地震への備え、DIGを体験しよう

 宮崎県立門川高等学校の生徒さん協力による4年生の防災学習も3回目になりました。

 児童と生徒さんとの距離も近いものになってきています。

 さて、先日の第2回目は、生徒さんと一緒に自分たちが住んでいる地区を中心に外に出て、津波警報が出たときに避難できそうな所、逆に危ないところを歩きながら調査しました。

 そして、今回の第3回目では「DIG」を体験しました。「DIG」とは、大きな地図を囲みながら、参加者全員で災害時の 対応策などを考える訓練のことで、Disaster Imagination Game の 頭文字をとって『DIG(ディグ)』と名付けられています。

 

 1番目に、地図を作りました。分割されて印刷されたものをパズルみたいに組み合わせていきました。

 

 2番目に、通学路などに色を塗りました。通学路は赤色、広場(公園や学校)は緑色、川や海は青色でした。

 

 3番目に、シールを貼りました。避難所やそれに等しいところは赤色、逆に危険箇所は黄色を貼っていきました。

 

 4番目に、地図の中で、避難時に気になるところを付箋に書き込んで貼りました。例えば、避難の際に目印になる建造物、倒壊しそうな建物、倒れそうな木、高いブロック塀などについて書いていました。

 

 5番目に、自分たちの地区について、自分なりに安全性、危険度、住みやすさについて評価し、☆を塗っていきました。

 6番目に、もし地震が起こり津波警報が出たとき、「通学中だったら」「公園にいたら」「家にいたら」どうするかプリントに書き込み、地図の上で、このような経路で避難するといった訓練を行いました。

 

 最後に、「門川町津波ハザードマップ(南海トラフ巨大地震・最大想定)」を見ながら、浸水想定地域をピンクで塗っていきました。

 今回の学習をとおして、海が近くてその恵が多い門川町だけれども、一度津波警報が出たら、広範囲に渡って浸水の想定がされているので、いち早く高台や高い建物に避難しなければならないということに、児童はより一層実感をもてたと思います。

 宮崎県立門川高等学校の生徒の皆さん、合計3回(各回に2時間連続)、4年生の防災学習に協力していただいてありがとうございました。児童の防災意識がこれまで以上に高まったと思います。また、そのことを家に帰って家族に話すことにより、その家族の防災意識も高まったと思います。本当に、ありがとうございました。

就学時健康診断が行われました

  「就学時健康診断」とは、学校保健安全法に基づき、来春4月に小学校(義務教育学校の前期課程・特別支援学校の小学部を含む)へ入学するお子さんを対象として、安心して学校生活を始められるように、市町村が実施する健康診断です。お子さんの状況を把握するとともに、疾病等の疑いがある場合は早期の受診をお勧めし、学校生活に備えることを目的としています。

 そこで、昨日10月17日(火)の午後、来春4月から入学予定の未就学児のみなさんが保護者の方と一緒に門川小学校に来校して、いくつかの検査を受けました。

 体の検査(内科・歯科・視力・聴力)、頭を使って考える検査(スクリーニング)があり、一生懸命取り組んでいました。

 少し緊張した様子のお子さんもいましたが、来年度、門川小の児童に仲間入りすることを楽しみに待っています。

第122回 門川小学校運動会の予行練習

 10月13日(金)の1校時から4校時まで、第122回門川小学校運動会の予行練習を行いました。

 まず、シーンとした雰囲気の中、体育主任の先生から「予行練習とはいえ、一生懸命活動すること。」「きびきびした行動をとること。」などの約束が伝えられました。感染症対策による制限が解除された中で、児童は、やる気まんまんでした。特に、1年生は、大きな運動場で運動会ができるという期待感の高鳴りを、その表情からうかがい知ることができました。

 運動会は、午前中開催ですので、開会式のプログラム内容を改善し、本当に必要なものに厳選しました。つまり、1:開会のあいさつ、2:スローガン発表、3:団長のことば、4:ラジオ体操のみにしました。その中のラジオ体操では、5・6年生の体育委員会が前に出て、動きのお手本を示しながら、一緒に体操を行いました。

 開会式が終わると、競技・演技に先立ち、エール交換が行われました。元気な声の団長を中心に副団長・リーダー・団員が一緒になって相手の団に向けて声援を送り、健闘を祈りました。そして、最後には、門川小学校全体にもエールを送りました。

 エール交換が終わると、いよいよ競技・演技でした。

 今回は、予行練習でしたので、表現ダンスは、全学年が位置の確認程度で、入退場のみでした。走は、全学年1~5走のみが信号器(号砲)を使った正式なスタートを行い、それ以降の走者は、少しずつ間をとりながら笛の合図でスターしました。団技と全校リレーは、本番どおり最後まで行いました。どの学年の団技も、手に汗を握る勝負が繰り広げられました。全校リレーでは、さすが各学年で速く走る児童が出場するだけあって、声援の中にも、そのフォームやスピードに見とれていたり、圧倒されたりしている児童もいました。

 今回は、予行練習にもかかわらず、保護者の皆様や地域の皆様が数十名来校してくださり、声援を送ってくださいました。どうもありがとうございました。

 今回の予行練習では、優勝が白団、応援・チームワーク賞が赤団でした。本番では、どの団が優勝するか、応援・チームワーク賞はどの団が受賞するか、とっても楽しみです。赤団も白団も、W優勝(優勝と応援・リームワーク賞のどちらも受賞)をめざしています。

 10月22日(日)が第122回門川小学校運動会の本番です。保護者の皆様、地域の皆様、児童のために温かい応援をよろしくお願いいたします。

運動会の児童係打合せ②

 10月5日(木)に運動会の児童係打合せ②を行いました。

 9月25日(月)に続いて第2回目でした。

 第1回目で各役員の顔合わせや仕事内容の説明・分担は、ほぼ終わっていましたので、実際に運動場に出てプログラムにそっての活動が主でした。

 例えば、「団長・副団長・リーダー」は、エール交換の練習を大きな声ときびきびした態度で行っていました。

 

 「児童管理」は、いつ・だれが・何年生を・どこに集合させるのか、自作の学年プレートを手に持ちながら確認していました。

 

 「用具準備」は、実際に使用する団技の用具を体育倉庫から出して、配置する場所に設置する練習をしていました。

 

 「出発合図」では、競技開始の合図の旗を上げるタイミングや走・リレーでフライングがあったときに走者をストップさせる方法等を練習していました。

 

 「決勝審判」は、決勝テープの持ち方や離し方、着順を示す赤白旗の上げ方を、実際に児童に走ってもらって練習をしていました。

 どの係の児童も、担当の先生が説明することをしっかり聞いて、練習に励んでいました。

 10月22日(日)の本番当日、5・6年生は、競技・演技に出場するだけでなく、このように運動会の運営のためにも一生懸命係の仕事を行います。保護者や地域の方々、来賓の皆様も、児童の華やかな競技や演技だけでなく、このような運動会の成功のために頑張る係の仕事ぶりも参観・応援していただければ幸いです。

門川神社への避難訓練

 「10月5日(木)午前8時16分、日向灘沖で震度6程度の強い地震が発生。その後、津波警報が発令されたため、その場で身を守る姿勢(第一次避難)をとり、その後、門川神社への避難(第二次避難)を行う。」という想定で行いました。

 臨場感を出すために緊急地震速報を流した後、校内放送機器が壊れたと想定して、1~3階にあるハンドマイクを使って連絡を取り合い、校舎の屋上よりも高い津波がくるという情報から、より高い所に位置する門川神社への避難を決定し、移動を開始しました。

 在校児童が多いので、同じ経路で避難していては時間がかかると思い、2経路で避難しました。そして、最終的には門川神社で合流するという方法で行いました。

 門川神社に全校児童が到着すると、防災教育主任と校長からの話がありました。

「私たちの住む門川町は、海が近いので、地震が起こったときには、常に津波のことを考えないといけない。」「門川神社への避難経路を知り、どのくらいの高さのところに逃げるがよいのか分かったか。」「冷静に、無言で避難できたか。」などの内容で話しました。

 12月には、門川町内の小・中学校が参加して、下校時避難訓練を行う予定です。今度は、今回のように先生たちの指示はなく、自分たちで判断して避難するような形にしたいと思っています。今回のことが生かせるように反省をしっかりして、計画を立てていきます。

魚の町 門川

 門川小学校の3年生は、ふるさとを見つめる総合的な学習の時間で、「魚の町 門川」を探究しています。そのため、このホームページでも紹介しましたが、7月3日(月)には、宮崎大学農学部海洋生物環境学科の村瀬准教授と学生さんに来校していただき、門川町に魚が集まる秘密について、お話をしていただきました。そして、昨日10月4日(水)には、門川町役場農林水産課の2名の方々に来校していただき、門川町の漁業について昔と今を比べながらお話をしていただきました。

 

 さて、門川町には、昔も今も門川漁協と庵川漁協の2つがあります。

 まずは、昔の話。門川漁協では一本釣やカツオ釣りが盛んで、庵川漁協では底曳網や磯立網が盛んだったそうです。「同じ門川町の漁協なのに、違っていたんだ。」と児童は不思議がっていました。とれる魚はイワシやアジが多かったそうです。そして、大きなブリキ缶の中に魚をいっぱい入れてそれを背負い、電車に乗って町外の遠くまで売りに行ったり(通称「カンカン部隊」)、リアカーに魚をいっぱい入れて町内を売り歩いたりしていたそうです。

 実際に当時使われていたブリキ缶を講師の方々が持ってきてくださり、児童は「大きいなあ。」「これに魚をいっぱい入れて背中に担いでいたなんて、重かったろうなあ。」「昔の人は、力があったんだなあ。」と、とても興味津々でした。また、必死にメモもしていました。

 次は、現在の話。門川漁協では一本釣と曳縄が盛んで、庵川漁港では沿岸マグロ延縄や定置網が盛んだそうです。これによって、先ほどの昔のことをしっかり聞いていた児童は、今と昔の漁法の変化にすぐに気付きました。

 

 今度は、2つの漁協の特徴でした。

 門川漁協は、沿岸域で行う漁業が多く、1人だけで行う漁法が主流だそうです。また、主に底曳網漁業で多く漁獲されるハモをブランド化し、『門川金鱧』という名前でPRを行っているそうです。そういえば3日(火)の給食には、門川金鱧の天ぷらが出ました。とてもおいしかったです。水揚げ高ランキングでは、1位がちりめん(イワシの稚魚)、2位がイセエビ、3位がカワハギ類だそうです。

 庵川漁協では、主に遠洋で行う漁業が多く、1隻に複数人が乗り込み、1回出漁すると1週間以上帰らないこともあるそうです。また、養殖漁業も営んでおり、カンパチやアジ、牡蠣などを育てているそうです。水揚げ高ランキングでは、1位がキハダマグロ、2位がビンナガマグロ、3位がメバチマグロだそうです。

 

 しかし、魚をとるだけではなく、自然環境の保全もしっかり考えられていて、ウニが海藻を食べ尽くしてしまう”磯焼け”が深刻な問題となっているため、ウニの個体数を適切に管理するために駆除活動を行ったり、イセエビ・ヒラメ・クルマエビの稚魚を放流したりしているそうです。

 

 最後は、両漁協の水産加工品の変化でした。昭和初期はアジ・イワシ・サバなどの乾物(干物、ちりめん等)が主でしたが、現在はアジ・イワシなどはもちろんのこと、ハモやカツオ、シイラなどさまざまな魚が加工されているそうです。

 

 児童は、今回のお話を伺って、自分たちのふるさと門川町が魚の町であることに誇りに思ったと思います。門川町役場農林水産課の2名の方々、プレゼンテーションや実物を準備してくださりながらのご講話、本当にありがとうございました。

9月30日(土)のPTA奉仕作業

 9月30日(土)は、門川小学校のPTA奉仕作業でした。保護者の方々、5・6年生を中心とした子どもたち、そして先生たちで行いました。

 昨年度までの数年間は、コロナ禍の影響で、PTA環境整備部員さんを中心とした少人数で行いましたが、今年度は再び全校の保護者の方々に呼びかけて、すごくたくさんの人数で行うことができました。前PTA会長さんが言われていました。「昨年度までのPTA環境整備部員さんも、一生懸命がんばってくださって、とてもありがたかったです。しかし、やっぱり人数ですね。今年度は、運動場の除草作業やテント設営までできて、とっても嬉しいです。」と。

 

 さて、ご家庭の都合で、残念ながら30日(土)に参加できなかったご家庭は、事前に都合のつく午前中や放課後に来校してくださって、写真のとおり草刈りや、児童が走るトラックの除草作業をしてくださいました。ありがとうございました。

 

 そして、30日(土)を迎えました。午前7時00分(PTA環境整備部員さんは午前6時30分)~午前9時00分の約2時間、休憩(給水タイムや受付名簿記入等)をはさみながら学級ごとに分担された場所を丁寧に作業をしてくださいました。また、子どもたちも保護者の方々と一緒に、「自分たちが使う校舎・自分たちが使う運動場だから、自分たちがきれいにしなくちゃね。」という気持ちでがんばりました。

 運動場やレインボー広場では、テント設営や除草・剪定作業、草やゴミの搬出、屋外トイレの掃除などをしてくださいました。校舎内では、窓、扇風機、流し台、トイレなどを拭いたり洗ったりしてくださいました。以下の写真のとおりです。

 

 今回の奉仕作業で、きれいになった校舎内環境で子どもたちは、いっそう勉強に励むことでしょう。っまた、10月22日(日)は、第122回門川小学校運動会です。きれいになった運動場で、子どもたちは自分たちの競技や演技の練習や本番に一生懸命励むことでしょう。きれいになったレインボー広場では、保護者・地域の方々が、気持ちよく子どもたちを応援してくださることでしょう。

 ご参加くださった保護者の方々、子どもたち、そして先生方、本当にありがとうございました。下の写真は、今回の奉仕作業が終わった直後の写真です。運動場やレインボー広場がこんなにも整備され、きれいになりました。

地域について考えよう~防災の視点から~

  27日(水)5・6校時に、本校4年生児童と門川高校生が、校区内を5つのコースに分けて、防災マップを作成するための情報を集めて回りました。

 海沿いコースでは、子ども達が、早速、中尾公民館の案内表示板を見つけて、記録用紙にメモしていました。

しばらく歩くと「高台避難所」の看板を見つけて、「ここに逃げることができる!」と言っている子もいました。

 今回の地域巡りの活動をとおして、子ども達の防災への関心が、また少し高まったと思います。

門川高等学校の生徒のみなさんとそれを支援してくださった門川高等学校の先生方、本当にありがとうございました。

運動会の児童係打合せ①

 9月25日(月)の6校時は、運動会における第1回児童係打合せを行いました。

 運動会を成功させるためには、5・6年生による仕事も欠かせません。本校では、団長・副団長・リーダー、音楽・放送、1~4年生のお世話(児童管理)、出発準備、用具準備、出発合図、案内表示、決勝審判、採点記録などがあります。

自分たちが競技・演技するだけでなく、運営側にもなることで、より一層の成長につながると思います。

 

 例えば、ここは何年生が並ぶのか画用紙に大きく数字を書いていました。

 入場門に整列させるためにどんな道具が必要で、整列をさせた後にどんな仕事をしないといけないのか黒板に書かれたことを覚えていました。

 団長・副団長・リーダーは、何年かぶりの声出し応援。自分たちが考えた台詞や振り付けを、メンバーの前で披露していました。

オープンスクールと学校保健委員会

 9月22日(金)は、門川小学校のオープンスクールの日でした。

 保護者の皆様はもちろんのこと、区長様、民生委員児童委員様、子ども見守りネットワーク様、学校運営協議会委員様、保育園・幼稚園・認定こども園の関係者様、小・中・高等学校の関係者様も来校してくださいました。午前がよい方と、午後がよい方がおられると思いましたので、4校時(11時00分~11時45分)と5校時(13時50分~14時35分)の2校時分の授業参観を設定しました。

 子どもたちが分かりやすく興味をもてるような授業になるように先生方一人一人が準備をしっかり行い、児童もそれに呼応するかのように真剣に学習に取り組んでいました。

 写真とともに授業の一部を紹介いたします。

《1年生》

 漢数字を用いた、ものの数え方を学習していました。

 

《2年生》

 手拍子をつけて音読の練習をしたり、運動会で披露する花笠音頭の笠を保護者も加わって作ったりしていました。

 

《3年生》

 円を描くときに使うコンパスの使い方を学習していました。3年生にとってコンパスは初めて登場する道具です。微妙な力加減やコンパスの傾け方がポイントでした。保護者の方々の加勢もあり、いろいろな半径の円を何個も描いて習熟に取り組んでいました。

 

《4年生》

 算数科では、「( )があるときは、( )の中を先に計算する。」「+・-と×・÷とでは、×・÷を先に計算する。」などの計算の順序を学習していました。音楽科では、「アラ ホーンパイプ」(ヘンデル作曲)の鑑賞でした。楽器の種類や音色、旋律が追い掛け合うような音楽の構造に注意を向けたり、具体的な情景をイメージしたりしていました。

 

《5年生》

 クイズ形式で、一番右の写真のように共通する漢字を見つけ出すものでした。そして、その漢字は音読みであることを理解するものでした。それが終わると、今度は自分たちで漢字辞典や教科書の後ろに掲載されている漢字のまとめを見ながら問題を作っていました。

 

《6年生》

 国語科では、「イーハトーヴの夢」を読み、宮沢賢治はどういう人物だったのかまとめていました。理科では、これまで実験してきた5種類の水溶液(食塩水、炭酸水、うすい塩酸、重そう水、うすいアンモニア水)以外に、例えば醤油やソース、ジュースは何性(酸性、中性、アルカリ性)なのか、自分の気になる身近な水溶液についてタブレットを使って調べていました。

 

 5校時が終わると、PTA会長、PTA保健体育部員、教員の参加による学校保健委員会を行いました。

 今年度のテーマは、「心身ともに健やかな児童の育成~メディアとの関わり方を通して~」です。事前に全校の保護者にとらせていただいたアンケート(子どもの成長を支え育む“かどがわ4か条”)から現状を考察し、門川小学校のメディアの約束の素案を各グループで話し合いました。

 宮崎県PTA連合会は、「ケータイ・スマホ 夜9時電源OFF運動」を推進しています。また、子どもを守るネットモラル5か条として、「①学校や家庭でのルールを守ろう」「②メールやライン等で人の悪口や傷つくことは書かないようにしよう」「③人の住所や電話番号等の個人情報は書かないようにしよう」「④ケータイ・スマホは、夜9時になったら電源を切ろう」「⑤何かトラブルがあったらすぐに相談しよう」があります。それらを話合いの参考にしました。近いうちにPTA保健体育部で約束をまとめ、PTA運営委員会に図って正式決定します。

 お忙しい中、オープンスクールや学校保健委員会に参加してくださった皆様、どうもありがとうございました。また、お帰りの際に提出してくださったアンケートについては、これからの学校運営や児童への生活・学習・保健体育の指導に生かしてまいります。

運動場も運動会に向けて

 9月19日(火)の放課後に、先生たちで、運動会に向けてテントを立てたり、ポイント(目印)を打ったりしました。

 テント立てでは、まず3張り設置しました。「9月30日(土)の奉仕作業に参加できないので、今日、奉仕作業に来ました。」というお父さんが来校されましたので、体育倉庫からテントを出す作業等を手伝っていただきました。ありがとうございました。テントを組み立て、所定の場所に移動したら、風で飛ばないように支柱をロープと杭で固定しました。

 

 テント立てが終わると、今度は、ポイント(目印)打ちでした。分かりやすいように釘に色違いのスズランテープを短く巻き付け、それをを地面に打ち付けました。巻き尺を使って等間隔をとったり、三平方の定理を利用して垂直をつくったりしました。

 これから、児童の気持ちと同様に、運動場の様子も少しずつ運動会モードになっていきます。

南海トラフ巨大地震への備え、高校生が4年生に防災講話

 9月13日(水)に、宮崎県立門川高等学校で防災について詳しく学んでおられる2年生と3年生の生徒さん11人を講師として招き、4年生の防災学習を行いました。

 まず、地震や津波がどのようにして起こるのかのメカニズム、津波で30㎝浸水すると歩くことが難しくなることなどを、手作りのスライドを使って分かりやすく伝えていただきました。

 

 

 この後、災害の際の対応を学ぶカードを使ったゲームが行われました。地震や津波が起こったら、実際こうなるかもしれない困った状況を、高校生が紙芝居で紹介し、その困った状況を解決できる身近で手に入りやすく誰でも使えるアイテム(道具)を手持ちのカードから1枚選んで見せ合うという内容でした。出血を止めるときにはタオルが役に立ち、人を運ぶ場合には毛布が役に立つなど、高校生からアドバイスを受けながら防災について学びました。

 

 児童からは、「地震の時に何が必要なのかが分かって楽しかったです。ケガしたときに、どんなことをするのか勉強になりました。」「家にある身近なものが災害の時にも使えることを始めて知りました。カードゲームで学んだことをこれから生かしていきたいです。」などの感想が聞かれました。

 高校生からは、「地震の怖さやどうすれば素早く避難できるかが伝わってくれていれば、嬉しいです。」「楽しそうに4年生が学習に参加してくれてよかったです。今回、防災について楽しみながら学んだことを災害の際に生かしてほしいです。」などの感想が聞かれました。

 門川小学校の4年生と門川高等学校では、今後も通学路の防災マップを作ったり、図上訓練を行ったりして、自分たちで避難ができるよう防災意識を高めるようにしていきます。

 

 門川高等学校の生徒11人のみなさんとそれを支援してくださった門川高等学校の先生方、7月から準備にかかってくださったそうで、本当にありがとうございました。

ようこそ先輩

 9月11日(月)の2校時は6年1組、3校時は6年2組で「ようこそ先輩」が行われました。これは、6年生の総合的な学習の時間の一環でした。一番自分たちに身近な1年上の先輩(中学1年生)に、中学校の様子を聞くことで、自分の将来について考えるきっかけにするというものでした。

 そこで、門川中学校に通っている3名の生徒さんに来校してもらいました。昨日10日(日)は、門川中学校の体育大会で、今日がその振替休業日だったため、申し訳なかったのですがお願いして来校してもらったというわけです。

 一人目の生徒さんは、勉強について次のようなことを話しました。中間テストや期末テストがあること。それらは、1枚のプリントではなく、冊子になって配付されること。複数の単元から出題され、出題範囲が広いので、毎日の復習が大切であること。先生の話をしっかり聞いておくと、「ここは、とても大事です。」「ここは、よく問題に出されるところです。」と言われることがあるので、そこを聞き漏らさず集中して学習すること。

 

 二人目の生徒さんは、人間関係について次のようなことを話しました。思春期になり、悩みが多くなってくること。人とのコミュニケーションを大切にしてほしいこと。自分の夢や希望を常にもって、学校生活を送ってほしいこと。先輩・後輩の関係が出てくること。

 

 三人目の生徒さんは、中1ギャップについて次のことを話しました。小学校以上にルール(校則)が細かくて多いこと。部活動が始まり、小学校のクラブ活動よりもかなり本格的になり、そこで、強い心や礼儀・マナーを身に付けられるとともに、部活動の仲間意識が深まること。教科ごとに教えてくださる先生が代わり、学習に対して自主性が重んじられるようになること。

 

 6年生の児童は、とても集中して3名の先輩の話を聞いていました。きっと、1年後の自分の姿を想像していたからではないでしょうか。

 3名の生徒さん、昨日の体育大会で疲れているところ、後輩のためにどうもありがとうございました。後輩が門川中学校に入学たときには、いろいろと優しく教えてあげてくださいね。

結団式

 9月11日(月)の1校時は、結団式でした。

 全校児童を既にA団とB団に分けていましたので、今日は赤か白かの団色が決定する日でした。

 まず、スローガンの発表でした。代表委員会で盛り込みたい言葉を絞り込み、運営・集会委員会で最終的に文にしました。令和5年度の運動会のスローガンは、次のとおり決定しました。

 ◎ 最後まで力を合わせて全力で心一つにきずな深まる運動会

 次に校長先生が、「運動会では、みんなが団結(まとまること)が大切です。その団が強いです。団長・副団長・リーダーを中心に思い出に残る運動会にしましょう。また、この運動会の行事をとおして、さまざまな場面で2学期の全校目標の1つである“ふわふわ言葉を使おう”が実行できます。『ドンマイ。』『がんばれ!』『がんばったね。』『ありがとう』等の言葉もそうです。」と話されました。

 最後に、いよいよ団色決定でした。A団・B団の団長がステージに上がり、ジャンケンをして勝った方から演題の上に置かれた2本のペットボトルのうち1本を選びました。

 「せーの!」で2人が一斉に振り始めると、一方が白濁、もう一方が赤濁してきました。これが団色決定の瞬間でした。A団が赤団、B団が白団になりました。そして、A団の児童全員が一斉に帽子を赤色に変えました。

 2名の団長からの一言もあり、「スローガンのように心を一つにしてがんばりましょう。」「一人一人が精一杯自分の力を出し切りましょう。」「みんなの力がでるように、応援もがんばりましょう。」など、決意や思いを述べました。

 

トンネルに関する写真集の寄贈

 9月5日(火)に、門川町の建設会社3社の代表者3名が来校されました。そして、トンネル(TUNNEL)に関する写真集を寄贈していただきました。

 全校児童を代表して6年生8名がその贈呈式に参加しました。

 寄贈後には、建設会社の方々と児童がお話をする時間が設けられ、児童から「トンネルは1年くらいで完成するのですか。」「トンネルは、災害の時に避難場所になるのですか。」「ドンネルは、どのような方法で掘り進んでいくのですか。」等、たくさんの質問がでましたが、3名の方々がとても分かりやすく答えてくださり、児童も納得したようでした。

 

 3名の方々からは、「地域と連携したキャリア教育を推進してくださり、ありがたいです。そして、子どもたちは、門川町の宝です。」「道路やトンネル等は、私たちの生活にとても結びついているので、土木建設の仕事を知って、興味をもってほしいです。そして、将来いっしょに働けたらと願っています。」「自分たちがつくった道路やトンネルをたくさんの人たちが利用してくれるので、とてもやりがいと誇りをもって仕事をしています。」等のお話をしてくださいました。

 いただいた本は、全校児童で大切に読ませていただきます。お忙しい中、本当にありがとうございました。これからも門川小学校の応援をどうぞよろしくお願いいたします。

下学年の読み聞かせ

 4日(月)は、読み聞かせグループの会「ワンピース」様による1~3年生を対象にした読み聞かせの日でした。

 朝の会終了後から1校時の半ばまで、児童はたっぷりと絵本や紙芝居による物語の世界を楽しんだり、かみなり等の気象現象等の知識を得たりして、本の面白さを十分に味わったと思います。今回の体験やご家庭での保護者による読み聞かせの体験が、自ら本を手に取り、読んでみようかなという意欲につながると思います。

 「子どもたちが前のめりになって話を聞いてくれたり、声を上げて笑ってくれたり、驚いてくれたりするのが、とても嬉しいです。やりがいがあります。」という嬉しいことばをいただきました。朝のお忙しい中、「ワンピース」のグループ方々、今回もどうもありがとうございました。

緊急時における児童引き渡し訓練

 9月1日(金)の午後は、防災の日にあわせて、緊急時における児童引き渡し訓練を行いました。

 ねらいは、「災害等の緊急時に、児童を安全かつ速やかに引き取り者に引き渡すことができるようにする。」「緊急時の動きを引き取り者に知っていただくことで、冷静にかつ整然と児童の引き渡しができるようにする。」でした。初めての試みでしたが、災害時に備えて、教職員と引き取り者の方々のお互いがその流れを確認・理解することができました。

 まず、全校児童が体育館に集合しました。校区内の地区を4グループに分けて、時間差で児童を引き取りに来ていただきました。教職員を体育館内、駐車場となる運動場、校外の道路に分けて配置し、スムーズな自動車の流れと児童の引き渡しができるようにしました。事前に引き取り者の方々へは、どの道路を通って運動場に来ていただきたいのか地図を配付し、当日は、矢印のプラカードもった教職員を要所に配置しました。また、運動場の出入口が1箇所しかないため、教職員の案内に従っていただき、自動車の進行を一方通行にしました。

 自動車を置いたら引き取り者に体育館に向かっていただき、体育館に敷いたシートの上を靴のまま一方通行で歩いていただきました。そして、お子さんがいる学級の前で受付を済ませたら、お子さんを連れて帰っていただきました。どうしても児童は興奮状態になっていましたが、その中でもしっかりと落ち着いて静かに待つことができている児童もいて感心しました。教職員を介して児童が引き渡されると、引き取り者も児童も安心した顔を見せていました。

 今回の訓練に際しまして、引き取り者の方々には、学校が示した時間を守ったり道路を通ったりしてくださり、ありがとうございました。おかげさまで、予想していた道路や体育館での渋滞や混雑が見られませんでした。ご協力、本当にありがとうございました。

 今後も緊急時に備えての訓練を、より一層充実し、実際に近いものにしていきます。

9月1日の給食は、「救給カレー」

 9月1日は、防災の日です。これは、死者・行方不明者約10万5千人と、国内の自然災害で最悪の犠牲者を出した関東大震災が発生したことと、台風シーズンをむかえる時期であり、地震や風水害などに対する心構えを育成するために設けられました。

 災害は突然起きます。日頃の備えがとても大切です。それに関連して、この日の給食は、いつもと一部が違っていました。下の写真がその日の献立ですが、どこが違うと思われますか?

 簡単だと思います。牛乳、サラダ、スープはよく食べますが、左下にパンでもない、米飯でもないものが置かれています。これは、災害に備えた非常食の中の「救給カレー」です。この「救給カレー」は、東日本大震災を経験された栄養士の先生たちが話し合って作ったものだそうです。被災してとても怖くて、不便な経験をしたことから、水も電気も火も使えない事態の中での非常食として開発されました。「いのちをつなぐ」カレーとして、(食)を救う「救給カレー」と名付けられました。

 ご飯とルーが一緒に入っているレトルトパウチ食品で、袋をあけてスプーンで軽くまぜた後、スプーンでそのまま食べることができました。直接温めたり、熱湯に入れたりする必要はありませんでした。児童は、災害によって水も電気も火も使えない状況での食事を想像しながら、普段とは違うカレーを味わって食べていました。

代表委員会「運動会のスローガンを決めよう」

 「運動会」は、1年間の学校行事の中でとても大きな行事です。今年度は、10月22日(日)に開催する予定です。門川小学校は、歴史と伝統があり、今回で122回目となります。

 昨日8月31日(木)の6校時は、その運動会が盛り上がり、思い出に残るためにスローガンを決める代表委員会でした。参加者は、運営・集会委員会のメンバー、5・6年の各学級の代表、各委員会の代表でした。

 「一人一人意見を出し合い、運動会が盛り上がるスローガンを決めよう」というめあてのもと、話合いがスタートしました。スローガンに入れたい各学級で考えた言葉をまず出し合いました。以下の通りです。

 〇協力 〇スマイル 〇あきらめないで 〇最後まで 〇助け合う 〇楽しい 〇全力 〇笑顔 〇がんばる

 〇心を一つに 〇最後まで 〇笑顔はじける 〇勝っても負けても 〇力をこめる 〇元気いっぱい

 〇本気 〇うきうき 〇汗を流し 〇きずな 〇わくわく 〇笑顔あふれる 〇感動する

 〇一致団結 〇一生懸命 〇元気 〇みんなで応援 〇力を合わせよう 等

 「一致団結は、ちょっと難しい言葉なので、1年生には伝わりにくいと思います。それと似たことばに“力を合わせよう”があるので、そちらがいいと思います。」など、次は、言葉のもつイメージや理解やすさなどから、採用する言葉の絞り込みが始まりました。司会、副司会、ノート書記、黒板書記それぞれが自分の役割を自覚して、とてもよい話合いが展開していきました。参加児童は、低学年でも理解しやすく、活気ある運動会にするためにふさわしい言葉はどれかの視点で考えました。国語科の学習で培った力が活用される場面でもあったとも言えるでしょう。

 白熱した言葉の絞り込みが続いている最中に、6校時終了のチャイムが残念ながら鳴りました。そのため、スローガンとして文にするのは、主担当の運営・集会委員会に任せることになりました。

 正式にスローガンが決定しましたら、このホームページで紹介いたします。

いよいよ2学期が始まりました

 いよいよ本日8月25日(金)から2学期がスタートしました。

 元気にあいさつをしながら校門をくぐる姿や夏休みの思い出を早く話したくて友達や学級の先生のところに行く姿など、いつ見ても微笑ましい光景でした。そして、児童の話をとても楽しく興味をもって聞く学級の先生の笑顔、先生冥利に尽きるというものです。

 さて、本日の始業式も、熱中症や感染症の予防のために、全校児童が体育館に集合することはせず、マイクロソフト社が推奨するMicrosoft365のコミュニケーションツールであるTeams(Microsoft Teams)と校内放送を併用しながら、各教室で行いました。

 まず、2学期から新しく勤務される職員の紹介がありました。特に特別支援教育に関してベテランの先生です。多様な児童にとって、魅力のある学校づくりに力を発揮してくれるものと思っています。

 

 次に、児童代表の発表でした。今回は、1年・3年・5年でした。3名とも、聞き取りやすい声の大きさと速さで、2学期に頑張ることについて立派に発表できました。

 1年生は、①給食を時間内に食べ終わること、②友達に優しくすること、③算数の引き算、④走ること、⑤友達を助けることでした。

 3年生は、①時間を意識しながら給食を時間内に食べ終わること、②大きな声で発表すること、③学級目標を守って、少し難しいことでもチャレンジすることでした。

 5年生は、①こつこつと努力することを忘れずに勉強を続けていくこと、②心や時間に余裕をもって委員会活動に取り組むこと、③間違いを恐れずに、良いと思うことを積極的に行うことでした。

 児童代表の発表が終わると、校長先生の話でした。夏休み中に全児童が命を大切にして過ごすことができて安心したこと、2学期は、更にあいさつの素敵な児童になってほしいこと、そして、「ありがとう」「こめんなさい」が素直に言える子になってほしいこと等を話しました。

 最後に、3人の指導部部長の先生から話がありました。

 学習指導部長からは、「学ぶ」ための心や体、物の「準備」をきちんとして、2学期の良いスタートダッシュができるようにしましょうという話でした。

 生徒指導部長からは、相手よりも先にあいさつをする「先出しあいさつ」をして、地域の方々とのつながりをより強くし、すてきな学校・地域にしていきましょうという話でした。

 保健体育指導部長からは、1日1回以上、思いやりのある言葉「ふわふわ言葉」を周りの友達や先生、家族、地域の方々にかけていき、やさしさあふれる学校にしていきましょうという話でした。また、熱中症が心配なので、少しずつ暑さに慣れていきながら、10月下旬の運動会に向けて練習を頑張っていくこと、そして、感染症も怖いので、手洗いやうがいもきちんとしていきましょうという話でした。

 始業式が終わると、各学級の計画にそって、課題を種類ごとに分けて提出したり、夏休みの思い出をみんなの前で一人一人話したり、2学期の学級や個人の目標を決めたりしていました。

 児童は、午前中までの学習だったので、午後からは、児童が一生懸命に取り組んで提出した問題プリントや家庭学習ノート、絵日記・日記・生活作文・読書感想文等を丁寧に見たり、下の写真のように学級担任が集まって作品応募の絵画や毛筆、俳句等を募集団体ごとに間違いがないように仕分け・整理を行ったりしました。

 来週8月28日(月)から、本格的な教科等の学習が始まります。児童は心身を徐々に学校生活の軌道に乗せていき、2学期の様々な行事を通して、よりいっそう自分自身を成長させていくことでしょう。一人一人の輝きや活躍、成長がとても楽しみです!

第2学期に向けて

 8月にも、職員は会議や研修会を行ったり、学校施設の整備をしたりしています。

 今回は、先の記事「先生たちも学び続けています」の第2弾で、児童が夏休み中の職員の様子を紹介します。

 

 社会福祉協議会のご支援のもと、門川小学校校区の民生委員児童委員さんとの会議をもちました。各地区の民生委員児童委員さんと本校の各地区担当の職員がグループを組み、職員から児童の登下校やあいさつ、公園の使用状況、地区での過ごし方等をうかがったり、民生委員児童委員さんからは地区で気になる児童が学校でどのように過ごしているのか質問にこたえたりしました。そして、2学期から協働して、児童の健全育成のためにどのような手立てを講じていくか話し合いました。

 民生委員児童委員の皆様、お忙しい中ご来校いただきありがとうございました。とても有意義な話合いができました。

 

 児童、保護者・地域の方々の信頼に応えるために、職員一人一人が、その職責の重さを自覚し、自信と誇り、そして希望をもって、児童と向き合い、教育活動に専念できるために、コンプライアンス研修を行いました。

 学年ごとにグループを組んで、学校関係者によるコンプライアンス違反の新聞記事をもとに話し合ったり、自分自身や学校全体の課題を見つめ直したりしました。そして、最後には、それを全体の場で共有しました。

 

 雑草もかなり伸びていましたので、刈払機を用いて草刈りを行いました。また、第2学期の始業の日に気持ちよく児童が校舎に入っていけるように児童玄関やその周りを掃除したり、古い机や椅子を交換したりもしました。

 

 第2学期の始業式前日には、児童へ向けた黒板メッセージをかいたり、始業の日の日程をかいたりしました。また、夏休みの課題(宿題)を提出する指定場所をつくったり、2学期から使用する教材・教具の整理をしたりもしました。

  

 

登校日

 8月1日(火)は、登校日でした。

 門川小学校の先生たちは、本当に子ども大好きです。7月20日(木)の第1学期終業の日以来、元気に登校してきた児童とあいさつを交わしている顔を見ると、とても素敵な笑顔でした。

 さて、1校時目は、全校朝会でした。今回も熱中症や感染症の予防のために、全校児童が体育館に集合することはしませんでした。その代わり、マイクロソフト社が推奨するMicrosoft365のコミュニケーションツールであるTeams(Microsoft Teams)と校内放送を併用しながら、各教室で行いました。接続に不具合が起こり、校内放送だけになってしまった学級もあり残念でしたが、下の写真のとおり、話者が放送室で話し、その画像や音声を各教室で共有して大型テレビで視聴するという方法でした。

 まず、校長先生の話でした。残りの夏休みも命を大切にして楽しく過ごすこと、これは危険かな危険じゃないかなと考えながら行動すること等の内容でした。

 次に、出産休暇に入られる先生の話でした。児童が体のことを気遣ってくれたり、赤ちゃんの誕生を自分ごとのように楽しみにしてくれている言葉や態度がすごく嬉しかったそうです。

 最後に、生活指導担当の先生の話でした。スライドを使いながら、「ビニールハウスや用水路に勝手に入らないこと」「用水路から田畑に水を引き込む機械等にいたずらをしないこと」「安全のために、きまりをしっかり守ること(海や川へは、大人と行くこと。道路を渡るときには一旦停止して前後左右を確認すること。横断歩道があるところでは、そこをしっかり渡ること)」等の話がありました。

 

 2校時目は、学級の時間でした。提出物や夏休みの課題の進捗状況の確認、これまでの休みの中で心に残ったことの発表、学級のみんなでミニゲーム、学級園や理科園で栽培している植物の世話など、学級によってさまざまでした。

 

 第2学期の始業の日は、8月25日(金)です。全校児童のみんなが、元気なあいさつをして登校してくることを願っています。また、大きな病気やげが、事故などに十分気を付けるように、ご家庭でも声かけをお願いします。 

各地区のラジオ体操におじゃまさせていただきました

 先の記事でも紹介させていただいておりましたが、7月21日(金)の門川町一斉ラジオ体操のご協力・ご参加ありがとうございました。

 さて、7月24日(月)からは、各地区でのラジオ体操が始まりました。そこで、実施している地区に、おじゃまさせていただきました。

 午前6時30分を前に、公園や公民館、空き地に集合し、友達同士または友達の父母、地区のおじさん・おばさん・おじいさん・おばあさんと楽しそうに話をしている雰囲気がとても微笑ましかったです。まさに、世代間交流だなあと思いました。

 午前6時30分になると、ラジオを囲んで一斉にみんなが体を動かし始め、いい汗を流しました。清々しい気分にもなりました。参加者もさまざまで、児童や保護者の方々はもちろんのこと、幼児、中学生、高校生、祖父母、区長さん、民生委員児童委員さん、高齢者クラブの皆さん、近所の方々でした。ご参加ありがとうございました。

 気付きもありました。7月21日(金)から31日(月)までのラジオ体操では、ラジオ体操第1とラジオ体操第2の間の簡単な運動は、いつも首の前後左右の運動だったということです。

 ラジオ体操が終わったら、その場所の簡単な掃除をしたり、公民館に入って1時間程の朝学習を始めたりしている地区もありました。時間を上手に使われているなあと思いました。

 8月下旬から後半のラジオ体操がスタートする地区もあります。早寝・早起き・朝ごはんの習慣付けや2学期の学校生活のスタートに向けて、ラジオ体操に参加するのはいかがでしょうか。

1階6教室の黒板が、きれいになりました

 7月24日(月)と25日(火)の2日間、門川町の業者さんが来校されて、1階の教室にある黒板の張り替え作業をしてくださいました。1年1組、1年2組、1年3組、5組、6A組、6B組の合わせて6教室の黒板です。

 黒板の張り替え作業を、大まかに説明すると、次の順番でした。

①黒板を上下移動するスライダーから取り外し、多目的ホールに運ぶ。

②接着剤で後ろのベニヤ板にしっかりと固定されている表面の部分(チョークで書く部分)を、機械で剥ぎ取る。

③剥ぎ取った後のベニヤ板の表面を滑らかにして、新しい表面の部分を貼り付ける。

④黒板右端に、白文字で「月」「日」「曜日」の書く。

⑤できあがった黒板を教室に持ち込んで、上下移動するスライダーに取り付けて完成。

 業者の方々は、汗だくだくの作業でした。2学期の授業が楽しみです。ありがとうございました。

 今回の張り替え作業を見学させていただいて、発見がありました。それは、黒板の表面部分は薄い鉄板だったということです。よく考えれば、磁石が付きますので当たり前かもしれませんが、今まで考えもしなかったことだったので、新たな知識が増えて嬉しくなりました。

 1階の6学級では、黒板がきれいになり、2学期からの学習が、児童も先生も気持ちよく進めることができると思います。また、下の写真でお分かりになられるか不安ですが、うすくマス目が引かれています。そのため、先生や児童が黒板に文章を書く際には、今まで以上にまっすぐで見やすいものになることでしょう。

第2回家庭教育学級

 7月25日(火)の19時00分~20時30分は、2回目の家庭教育学級が行われました。

 今回は、日本エッセンシャルオイルスタイリスト協会上級スタイリストを講師に招き、アロマの香りに癒やされながら、親子で楽しく香りの学習でした。

 最初に、「香育~豊かな心身を育む香りのおはなし」でした。いろいろな香りを楽しみながら、エッセンシ

ャルオイルとは、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然由来の揮発性芳香化合物で、独特の香りがあるものをいうこと。そして、大きく4つのグレードに分かれることを学びました。また、臭覚は、視覚や聴覚等を含む「五感」の中で、唯一「情動」(怒りや悲しみなど一時的で急激な感情の動き)に伝わるといわれていること等も学びました。グレープフルーツは気分をリフレッシュ、オレンジは不安を解消し心と体を癒やす、シダーウッドは頭の疲れを取り集中力アップ、レモンは気分を明るく、ユーカリプタスは気分を爽快にさせてくれるそうです。

 講話が終わると、製作活動でした。親子で「ハーバリウムディフューザー」を以下の手順で作りました。

①瓶を選び、その中に入れる色とりどりの小さな飾り(ビーズや貝殻、乾燥させた植物等)を選びました。

 

②選んだ飾りを長いピンセットを使って瓶の中に、配置を親子で考えながら入れていきました。

 

③瓶の中に特殊な水溶液を入れ、そこに、実際に自分がにおって気に入ったエッセンシャツオイルを40滴ほど垂らしました。中には、複数のエッセンシャルオイルを組み合わせて、独自の香りを開発している家庭もありました。

 

④瓶にリボンを結んで出来上がりました。

 

 それぞれのご家庭で、とっても素敵でかわいいオリジナルのハーバリウムディフューザーができあがりました。雑貨屋さんで売られていても全然おかしくない程の出来映えでした。

 各家庭が1つのハーバリウムディフューザーを作ることをとおして、たくさんの楽しい親子の会話が生まれました。また、席が近くの方と製作のコツを教え合ったり、お互いの完成品の素敵なところを伝え合ったりして、家庭同士の交流も生まれました。

 

 あっという間の1時間30分でした。香りの効能を勉強できたとともに、素敵な手作り小物まで作ることができたした。保護者の皆様が参加しやすいように夜の開催となりましたが、お忙しい中、講師の先生には講話やたくさんの種類の材料や資料を準備をしていただき、本当にありがとうございました。参加された家庭教育学級生とそのお子さんもありがとうございました。