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学校の様子

総合的な学習の時間「私たちの将来を見つめて」№3(6年生)

 2月7日(水)の2・3校時は、世界のいろいろな国を一人旅された方に、6年生へ向けてご講話をいただきました。

 これまでに26か国を旅されて、その中からチェコ、オーストリア、クロアチア、スペイン、ポルトガル、モロッコ、キューバ、アメリカ、ガラパゴス諸島をバックパッカーとして旅をされたことを話してくださいました。

 それぞれの国の写真や動画を見せていただきながら、その国々を旅して興奮したことや感じたこと、子どもたちに伝えたいこと等を話してくださいました。

 

 興奮したことや感じたことについて(まだまだ、たくさんありました。その一部です。)

 〇 豪華ホテルのような図書館がありました。

 〇 アントニ・ガウディが設計した未完の教会『サグラダ・ファミリア聖堂』の美しさは、見る価値がとても

  あります。

 〇 屋根がすべてオレンジ色の都市や、街全体が青色で統一されいるような都市があり、絶景でした。

 〇 砂漠の中でも、水が豊富に使えて、Wi-Fiもきちんとつながるホテルもありました。

 〇 街中に平然と、動物園にいそうな動物がいて、人間と共生していました。

 〇 出待ちをしていたら、侍ジャパンで有名になったたMLBのラーズヌートバ選手が車をとめて、サインをし

  てくださいました。

 〇 外国の病院にかかったことで、日本の病院は、なんて親切なんだと感じました。

 〇 資本主義社会と社会主義社会の経済の違いを感じました。

 〇 実際、パスポートとお金とスマートフォンがあれば、旅ができると感じました。

 

 子どもたちに伝えたかったこと(まだまだ、たくさんありました。その一部です。)

 ◇ 世界中で英語を使っている人たちがとても多いので、私たちが英語が使えるということは、自信につながり

  ます。

 ◇ 日本のマンガやアニメは外国でも有名です。マンガやアニメをきっかけとして、コミュニケーションをとる

  ことができる場合もあります。世界に通じる日本文化の1つだと思うので、マンガやアニメの内容を、知って

  いた方がいいです。

 ◇ 日本人は自由だと感じました。ほとんどの外国に行くことができます。行動を起こして興味のあるのことに

  チャレンジし、夢を叶えてください。

 ◇ 旅に出て、見聞を広めてください。インターネット等を使って、確かにその土地の様子を頭で知ることはで

  きます。しかし、実際に旅に出て、その土地のにおい、聞こえる音、その場の雰囲気を感じてほしいです。そ

  して、改めて日本の良さを感じてほしいです。さらに、そこから、自分にたりないものも見つけ出し、これか

  らの人生の目標にしてほしいです。

 講師の方には、お忙しい中、お時間をつくって、海外旅行で気付いたことや思ったこと、6年生に伝えたいこと等を丁寧に話してくださり、本当にありがとうございました。きっと児童は、門川町又は宮崎県内のことだけでなく、世界にも目を向けるようになり、見聞を広めることに興味をもったことと思います。

令和6年能登半島地震支援募金

 新年の挨拶がためらわれるほどの元日からの能登半島地震。多くの方々が犠牲となり、今なお行方不明の方々や、苦しい生活を余儀なくされている方々がいらっしゃいます。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、1日も早く復旧と復興を心から願います。

 そのような中、複数の学級から「自分たちにも何かできるのではないか。」「何かしたい。」という声が、運営・集会委員会に寄せられました。互いを思いやる心や自分たちに何ができるのか考える主体性が、発揮されたのだと思います。

 そこで、運営・集会委員会で話し合い、任意での支援募金活動を行いました。児童は、お家の方々の許可をもらって持ってきたり、自分のおこづかいの中から、登校したら運営・集会委員が持っている支援募金箱に入れていました。集まった支援募金は、「石川県共同募金会」へ送り、被災された方々のために活用していただきます。

 支援募金に際しまして多くの善意、本当にありがとうございました。 

令和6年度新入学児童保護者説明会

 1月26日(金)の午後、今年の4月から門川小学校への入学を予定している児童の保護者を対象に、説明会を行いました。

 例えば、入学までに、以下の9つのことができるようになりましょうと話しました。

 1 自分のことを自分でできるようになりましょう。

 2 人の話がしっかり聞けるようになりましょう。

 3 人の前で自分の考えが話せるようになりましょう。

 4 友達と仲良く遊ぶことができるようになりましょう。

 5 規則正しい生活ができるようになりましょう。

 6 明るい挨拶や返事ができるようになりましょう。

 7 交通ルールを守れるようになりましょう。

 8 自分の名前をひらがなで読んだり、書いたりできるようになりましょう。

 9 保護者の名前、地区名が言えるようになりましょう。

 その他にも、入学までの諸準備や給食、登校前のご家庭での健康観察、基本的な生活習慣のリズム化、校時程、特別支援教育、PTA活動等について説明させていただきました。保護者の方々は、集中して配付資料やパワーポイントのスライドショーを見られたり、メモをとられたりして、とても熱心でした。その姿を見て、私たち教職員も、4月から大切なお子様を預かる重責を改めて感じたところでした。

 また、説明会の約70分間、子連れの保護者の方々のために、門川町社会福祉協議会の職員の皆様と民生委員児童委員の皆様が託児室を開設してくださいました。本当にありがとうございました。おかげさまで、保護者の方々は、安心して話に集中できたと思います。

 4月の入学式の日、今回のように学校教育に熱心な保護者の方々のお子様たちが、新1年生として入学されてこられることを門川小学校の全教職員は、心待ちにしております。

「すべての子どもにとって過ごしやすい環境づくり」研修会

 教室の中には、いろいろなタイプの子どもたちが共に生活や学習をしています。子どもたちが安心して学校生活を送ったり、学習したりする環境を整えることは、学級づくりの基本です。そして、教室内を落ち着いた雰囲気にして学習に集中できる環境を工夫し、整えていくことは、支援の必要な子どもたちのみならず、学級のすべての子どもたちにとって必要なことです。

 

 そこで、3月25日(月)の卒業式まで6年生は40日(授業日数)、3月26日(火)の修了式まで1~5年生は41日となった1月25日(木)に、教職員全員で再度教室環境を振り返りました。
 今回は、学級担任1名だけの考えではなく、他の先生も順番に教室に入ってアドバイスをしました。「ここが良いね。」と肯定的な意見だけではなく、「ここは、こうした方がいいんじゃないかな。」「これは、ちょっとまずいね。」など、率直に思った意見ももらうことができ、とてもいい研修会になりました。今回のように、嬉しい意見だけでなく、厳しい意見ももらえることが、風とおしのよい職場雰囲気の1つだと思います。

 今回は、特に子どもたちがよく見る教室前面(黒板まわり)の配慮を行いました。極力ペタペタと掲示物を貼ることをやめ、すっきりとさせるようにしました。また、児童の目線になって児童用椅子に座り、気になる物は極力前面に置かないようにしました。

「通常の学級におけるユニバーサルデザインを土台にした学級・授業づくり」の研修動画作成

 「ユニバーサルデザイン」とは、「障害者の権利に関する条約」において、調整または特別な設計を必要とすることなく、最大限可能な範囲ですべての人が使用することができる製品、環境、計画及びサービスの設計とされています。

  ユニバーサルデザインの考え方は、アメリカのロナルド・メイス教授らにより提唱され、「ユニバーサルデザイン7原則」として示されました。

 原則1 誰にでも公平に利用できること

 原則2 使う上で自由度が高いこと

 原則3 使い方が簡単ですぐ分かること

 原則4 必要な情報がすぐに理解できること

 原則5 うっかりミスや危険につながらないデザインであること

 原則6 無理な姿勢をとることなく、少ない力でも楽に使用できること

 原則7 アクセスしやすいスペースと大きさを確保すること

 

 さて、そういったユニバーサルデザインがよくできているということで、1月19日(金)に宮崎県教育委員会から指導主事や特別支援教育関係の先生たちが、5年1組を訪問しました。そして、授業の様子を動画に収めました。いずれ、それを編集して、宮崎県内の先生方の研修に使用するそうです。

 [学習環境づくり] ※今回の授業で、たくさんあった中の一部です。

 〇 教室前面の掲示物を精選したり、棚の中が見えないように目隠しをしたりして、児童が黒板に集中できる

  ようにしていました。

 〇 物の置き場を決めたり、机上に出すのは必要なものだけにしてあったりして、児童が安全・安心して学習

  ができるようにしていました。

 〇 今回の学習活動の内容や手順の掲示がしてあり、児童が学習の見通しをもち、指示がなくても自主的に学

  習できるようにしていました。

 〇 児童の頑張りを認め、肯定的な表現で話しかけていて、児童のやる気を引き出し、積極的な学習参加を促

  していました。

 

 [授業づくり] ※今回の授業で、たくさんあった中の一部です。

 ◇ 整合性のある「めあて」「まとめ」をしており、「今回の授業で学ぶこと(学んだこと)は、何か」を明

  確にしていました。

 ◇ 具体的に・短く・肯定的に・視覚的に話しており、児童が理解しやすいようにしていました。

 ◇ 適宜、児童の机をまわって指導を行ったり、個別の言葉掛けや合図などの確認をしたりしており、全ての

  児童が同じ視点で学習ができるようにしていました。

 ◇ 動画を効果的に活用しており、児童の発表の補助にしていたり、学びの確認をしたりしていました。

 


 

 本校では、これからも、すべての児童にとって過ごしやすい学校をめざすとともに、「分かる」「できる」を実感できる授業づくりの研修を深めてまります。