部活動
県南吹奏楽祭を終えて
10/7(日)、県南地区吹奏楽祭に出演しました。リハーサルの時からとても緊張していましたが、本番ではしっかり演奏することができたと思います。しかし、曲のテンポが速くなったり、出ない音があったりしました。この反省をこれからの練習に生かしていきたいと思います。
また、演奏を聴いてくださった方々が、「すごかったよ」「上手だったよ」と言ってくださったので、とてもうれしかったです。次の演奏会に向けて、頑張っていこうと思いました。
第13回南那珂地区中学校秋季体育大会を終えて②
今回の中体連での私たちの反省点は、競っていた時に弱気になってしまったことです。つい、人を頼ってしまいました。まだまだ、メンタル面を含め、技術力を向上させていかなければならないと思いました。この悔しい気持ちを忘れず、これからの練習を頑張ります。保護者や地域の方々、応援してくださるすべての方々に感謝し、結果を出すことで恩返ししていきたいと思います。
中体連での応援、ありがとうございました。
第13回南那珂地区中学校秋季体育大会を終えて①
9月22日と24日に、中学校秋季体育大会がありました。今回は部員が4名なので、北郷中学校の2名と一緒に試合に挑みました。僕たちは、まだブロックができず、スパイクも強く打てないので、レシーブを中心に練習してきました。しかし、中学生になると、レシーブだけでは相手にかなわないので、苦戦しました。結果は、1勝もできず、とても悔しかったです。これからの練習で、技術を高めていきたいです。
県南吹奏楽祭に向けて
現在音楽部は、3年生1名で活動しています。今年度は、「心をこめて演奏する」をモットーに、日々の練習に励んでいます。もうすぐ小中合同運動会や県南吹奏楽祭があります。県南吹奏楽祭には、細田中の生徒との合同チームで出演します。音楽部の演奏をたくさんの方に聴いていただき、そして楽しんでいただけるとうれしいです。これからも応援よろしくお願いします!
第13回南那珂地区中学校秋季体育大会に向けて
僕たちは、1年生4名で活動しています。現在は、サーブやレシーブ練習に力を入れています。約2週間後には中体連があります。北郷中2名との合同チームで出場します。
試合では、声を出してチームの雰囲気を盛り上げたいです。そして、サーブで点をとり、センターめがけてレシーブして、全力プレーを心がけます。
【女子バレーボール部の決意】
榎原中学校女子バレーボール部員は、現在9名です。
私たちは、「拾って、拾って、つないで、最後に打ち勝つ」ということを目標に、全員で一つになろうと頑張っています。
応援よろしくお願いします!
6年分の感謝②
新チームは、5人となり、再び吾田中から選手をレンタルして秋季中体連地区大会で優勝し、県大会に出場することはできたものの、初戦で優勝した三股中と対戦し敗れました。その後は、音楽部からバレー経験のない1名に加勢をしてもらって、6名で活動をしました。ギリギリの状況でしたが、霧島盆地新人大会3位やJA杯ベスト8、串間市協会長杯優勝など、力を合わせて活動することができました。
5年目は、1年生が3名加入し、地区中総体に優勝し、九州大会出場を目指してチーム力を高めていたところに、高校生との練習中に裏エースが骨折するというアクシデントが起こりました。彼の分までみんなで必死にカバーして県中総体に臨みましたが、エースの負傷等もあり、惜しくも初戦で敗れてしまいました。
新チームは8名となり、私は県選抜スタッフとしてなかなか週末の活動につけない中、副顧問のK先生のおかげでみっちりと練習試合もこなし、秋季中体連地区大会で優勝し、県大会でも3位に入賞しました。その後も各大会で上位に進んだものの、JA杯も含めてすべて福島中に敗れました。しかし、この年は九州大会が宮崎県開催と言うことで、3位で九州大会に出場しましたが、キャプテンとエースの負傷もあり、ベストとはほど遠い状況での戦いで、予選リーグ敗退という結果でした。
6年目に入り、JA杯で県1位となった福島中に各大会であと一歩というところで負け続けていましたが、中総体地区大会の県大会出場枠1をかけた大一番で、これまでで一番の戦いをし、見事に勝利を収めました。その勢いで県優勝、そして目標である全国大会出場を目指して必死に闘いましたが、あと一歩及ばず、県大会では3位という結果に終わりました。
迎えた新チーム。おそらくこれが榎原中での最後のチームになることを覚悟しながらのチーム作りをしていきました。スパイカーが1枚しかいない状況の中、どうやってチームを作り上げていけば良いのか…。いろいろと試行錯誤を重ねていましたが、県選抜の監督を引き受けさせていただき、さらに副顧問もいない状況の中、なかなか厳しい状況が続きました。そんな状況でも選手は必死で闘いましたが、秋の地区大会では残念ながら県大会出場権を獲得することができませんでした。その後も他チームに負けないように練習してきましたが、JA杯も2回戦で敗れてしまいました。そしていよいよ迎えた3月、それまでなかなか自分が思うところまでチーム作りが進んでいなかったのですが、最後の大会となった肝属大会で、ようやく夏を闘える試合をすることができました。
こうやって思い返してみると、結構波瀾万丈な6年間でした。私自身は未熟な指導者なのですが、榎原の伝統や地域の力のおかげでたくさんの貴重な経験をさせていただきました。保護者や地域の方々、そしてどんな指導にも最後まで食らいついてくれた選手に心から感謝をしています。にもかかわらず、受けたご恩を返すことはできず、志半ばで榎原を離れることになってしまい申し訳ありません。このご恩はきっと選手たちが返してくれると信じています。
6年間、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
H23~29 榎原中学校 バレーボール部 彦田 佳宏
6年分の感謝①
私がこの榎原中に赴任した1年目は、3名の女子バレー部の顧問でした。夏で引退した後は2名となりましたが、隣で一生懸命練習しているK先生に負けじと練習していました。女子バレー部では、夏は細田中、秋は東郷中にお世話になり、細田中のM先生、東郷中のY先生、K先生にとてもよくしていただきました。夏は初戦でセッターが負傷し、JA杯ではセッターが1週間前に負傷するなど波瀾万丈でしたが、おかげ様で女子バレー部は少ない人数ながら充実した活動をすることができました。
2年目も、まずは女子バレー部の最後の夏に向けて、吾田中のK先生のご好意で、選手を5人レンタルして最後の夏を迎えました。短い練習期間でしたが、予選リーグを突破し、決勝トーナメントでも見せ場を作ることができました。その後保護者と一緒に参加したシーガイアでのビーチバレー大会は今もい思い出です。
女子バレー部終了後は、K先生の後を引き継いだA先生の下、男子バレーのコーチとして、最後の夏に向けて必死に練習をしました。結果はおしくも3位でしたが、優勝した土々呂中から1セットもぎ取り、最後の宮崎西中との試合でも魂のこもった試合をしてくれました。
その後は、男子5人となり、福島中と合同チームとなりました。大会等では良い結果は得られませんでしたが、福島中のO先生と一緒に力を合わせて、これまでと変わらず日々の練習に一生懸命励んでいました。
3年目を迎えて、夏を控えたこの代の榎原中の全校生徒は11名、男子バレー部は1年生2名を加えた7名となりました。地区中総体では県1位の北郷中と県上位の吾田中相手に、最後まで拾って繋ぐ榎原中らしいとても見応えのあるバレーをすることができました。
新チームになり、部員が再び4人となった榎原中は、同じく部員が4名の北郷中と合同チームになりました。県1位の北郷中のメンバーの力で、秋の県大会では3位に入賞しました。そして迎えたJA杯では、インフルエンザ罹患者が多数出るなど非常に苦労し、準決勝の本郷中との3セット目では、序盤から大差をつけられたものの、榎原中キャプテンのSのスパイクサーブで連続ポイントを取り、大逆転で決勝に進みました。決勝では敗れたものの、見事九州大会に出場し、決勝トーナメントまで進むことができました。
最後の練習試合
この日の結果は、佐土原中に1勝1敗、木花中に2勝1敗、鹿屋東中に2勝、妻ヶ丘中に3勝の8勝2敗でした。1巡目は多少バタバタした部分はありましたが、しっかりとゲームを作ることができたので、次からは裏ローテからスタートして臨みました。地区のライバルである福島中も吾田中も、エースも強力ですが、裏エースも県トップレベルのチームです。榎原中もエースが前の時は互角の勝負ができますが、やはりエースが下がると苦しい状況が続きます。夏を勝ち抜くためには裏ローテの強化が不可欠というわけです。しかし、最初の木花中戦で26-28で敗れ、しかもゲーム全体の流れと最後の終わり方がひどかったので、叱責して午前中を終えました。午後からは、佐土原中に22-25で敗れたものの、裏でもある程度ゲームを作れ、安定して試合をすすめることができました。
この日が今年度最後の練習試合となりましたが、1・2年生の間にやらなければいけないことはほぼほぼできたと思います。もちろんまだまだやるべきことはたくさんありますが、県のベスト4相手にしっかりとゲームを作り、勝ちきるところまではきています。しかし、この地区には、本日の九州大会で準優勝した福島中と3位の吾田中がいますので、さらにもう数段階レベルアップしなければなりません。
そのために大切なことは、今やっていることの精度を地道に高めていくことです。練習の中で基本を大切にし、日々の生活の中で人間力をしっかりと高めて、高い壁をよじ登る、ぶっ壊すという強い気持ちでしっかりと毎日を過ごしてほしいと思います。
平成28年度中学生男子バレーボール肝属大会
土曜日は練習でしたが、日曜日は宇都中のS先生に有明町体育館に呼んでいただきました。結果は宇都中に1敗、吉野中と1勝1敗、高山国見中・鹿屋東中・大崎中・東方中に2勝の9勝2敗でした。どこも力があり、いろんな特色のあるチームがそろっていましたが、なかなかそれぞれの相手に応じた対策ができず、余裕のないゲーム運びが続きました。逆に相手は榎原中への対策をしてくるので、2巡目にはかなり苦戦をし、吉野中には14-25で敗れました。
まだ自分のことすら完全でない選手がいるので、自分のチームのこと、ましてや相手チームのことまで考えることがほとんどできていません。このままでは、いわゆる“自分たちのバレー”ができれば勝負になりますが、それを封じられた時にはなすすべがなくなってしまいます。この時期ではありますが、もう一度、まずは自分のやるべきことをしっかりやることから意識して生活していかなければなりません。
そして月曜日は串良平和アリーナで行われた、中学生男子バレーボール肝属大会に参加させていただきました。この大会は今年から始まったもので、鹿児島県肝属地区のチームを中心に12チームが集まって激戦を繰り広げました。
予選リーグ(予選1位)
榎原中 2(25-11,25-13)0 第一鹿屋中
榎原中 2(25-10,25-4)0 串良・鹿屋東中
1位パート(優勝)
榎原中 2(25-23,25-23)0 鹿屋東中
榎原中 2(25-23,28-26)0 宇都中
というわけで、12月のゼビオカップで1位(予選扱い?)にはなったものの、新チームになって以来初めての優勝でした。準決勝・決勝はどちらも厳しい展開でしたが、最後までボールに食らいつく姿勢と、攻め抜く気持ちが見えた良い試合でした。2点を最後どのように取れば良いか、最後の夏に向けて自分たちがどのようなバレーを目指すのかが見えた一日となりました。
この日、開会式ではK先生からコート内でいいプレーをするためにはコート外の生活が大切だというお話があり、閉会式ではH先生からパスの大切さについてお話がありました。年度の最後にこのような素晴らしい大会に参加させていただいた中で、人間力を高めることと基本を大切にすることが大切だということを改めて感じることができました。肝属地区男子バレーボール専門部の皆様、本当にありがとうございました。
平成28年度榎原中男子バレーボール部卒部生
先日卒業式が行われ、榎原中男子バレーボール部からは3名の生徒が新たな道への第一歩を踏み出しました。
この代の榎原中は、当初の予想を上回って、九州大会出場をはじめ、数々の大会で優秀な成績を収めることができました。秋・JA・夏の3大大会ではすべて3位に終わり、もう一歩!という感じもしますが、本当に死力を尽くしての結果だったと思います。
キャプテンのEは、入学当初はバレーボールはしないということを周囲にかたくなに言い張っていたのを、なんとか説得をして、期限ギリギリで入部をしました。決して器用な選手ではないものの、チーム事情からセッターも経験し、その真面目な性格で一生懸命練習に励み、技術面において大きく成長しチームの中心選手となりました。また、精神面においても、生徒会長や学習、そして部活動といろいろ悩んだ時期もありましたが、最終的にはチームキャプテンとして最後までチームを引っ張ってくれました。卒業式の答辞も立派に読み上げ、入学当初から大きく成長したと思います。
ゲームキャプテンのSは、まさにザ・不器用という感じで、最後まで彼の説明書を探していましたが、結局自分で作ることになりました。彼の良さを活かすためにいろいろと試行錯誤をしてきましたが、本当にバレーボールが大好きで、自分の苦手なことでも一生懸命取り組んできました。チームの攻撃の中心として、苦しい場面でのブロックやスパイクなど、最後まで攻め続けてくれました。地区大会での福島中戦での彼が決めた最後のライトスパイクは、一生忘れられないものになると思います。
副キャプテンのTは、入学当初はとても小さく、ボールに押されて何もできなかった状態から、一生懸命練習して技術を磨き、最後までチームのためにレシーブに徹してくれました。チームの守りの中心として、常に後ろからチームを落ち着かせ、レシーブでチームに攻める勇気を与えてくれました。また、その明るい笑顔でもチームの雰囲気を高めてくれました。勉強が決して得意な方ではありませんでしたが、一生懸命努力をした結果、英検3級に合格したことも忘れられない出来事です。
この1年間で行った試合は598セットで、415勝164敗でした。その中には、私が県選抜マネージャーのため不在だったり、エースがヒザを痛めてプレーできなかったり、キャプテンが靱帯を断裂したりと、少ない人数の中でぎりぎりの状態で1年間プレーしてきました。そんな中、1年間通してチームとして活躍することができたのは、やはり、この3名の人間性が素晴らしかったということにつきると思います。本当に厳しい状況はたくさんありましたが、最後までよく踏ん張ってくれました。
送別会でも、榎原中男子バレーボール部での活動を通して、バレーボールの楽しさや、勝つことの楽しさ、協力することの大切さなどたくさんのことを学んだと言ってくれました。決して楽な3年間ではなかったと思いますが、3名とも高校でもバレーボールを続け、トップを目指してこれまで以上に頑張ってくれることだと思います。
3名の3年生、3年間本当にお疲れ様でした。君たちとは本当に忘れられない思い出がたくさんできました。3名のこれからの輝かしい活躍を期待しています。本当にありがとう!
榎原杯Farewell大会 in 2017
日曜日の大会は、卒業を控えた3年生主体の大会で、榎原中が3年生の代でお世話になった学校に来ていただいて大会を行いました。今年は、1年間で61セット試合をした本郷中学校、同じく52セットの高原中学校、そして32セットの宇都中学校に来ていただきました。結果は以下の通りです。
榎原中 2(25-13,25-10)0 本郷中
榎原中 2(25-21,25-21)0 高原中
榎原中 2(25-15,25-22)0 宇都中
というわけで、3年生の頑張りもあり、優勝することができました。今大会では、引退して日がたっている3年生がそんな珍プレーをするか楽しみにしていましたが、実際は好プレーの連続で、どの試合も白熱したレベルの高い内容でした。4校とも現役の時に県トップの力があったチームですので、本当に1・2年生にとっても貴重な経験になったと思います。
また、午後から行われた交流試合では、3年生の4校混成チーム2チームと、1・2年生チームで試合をしましたが、リラックスしてプレーする3年生と、真剣にプレーする1・2年生とのゲームはとても盛り上がりました。特に、最後の3年生A・Bチームの対戦は、会場が一つとなって応援した、とても素晴らしい試合でした。これからバレーボールを続ける人、そうでない人いろいろだとは思いますが、最後にプレーしたこの日を忘れずに、それぞれの道で頑張ってほしいと思います。この日参加をしていただいた3校の皆様、本当にありがとうございました。
最後に、土曜日の送別会の運営やごちそうに引き続き、日曜日もすべてのチームの昼食等の準備をしていただくなど、後援会にはたくさんの協力をしていただきました。このように本当に素晴らしい後援会に支えられた幸せな3名の3年生でした。また、3年生は試合が終わった後も、最後まで他の学校の人たちと話をしていましたが、自分たちの周りにいるすべての人たちに対する感謝の気持ちを忘れずに、木曜日の卒業式に臨んでほしいと思います。
第46回串間市協会長旗争奪中学生新人バレーボール大会
予選リーグ
榎原中 2(25-13,25-14)0 吾平中
榎原中 2(25-20,25-14)0 第一鹿屋中
決勝トーナメント1回戦
榎原中 2(17-25,30-28,29-27)1 木花中
準決勝
榎原中 2(25-12,22-25,25-12)1 大崎中
決勝
榎原中 0(18-25,23-25)2 鹿屋東中
というわけで、準優勝という結果でした。今回の大会はレギュラーメンバーがインフルエンザ罹患のため参加できず、6名での戦いとなりました。また、榎原中も水曜日午後から臨時休業ということで、前日に少し調整をして大会に臨みました。
予選は急増フォーメーションに若干戸惑っていたものの、なんとか1位で突破し、1回戦の木花中戦に臨みました。1セット目はまるでいいところなく敗れ、その後フォーメーションの修正をして、2・3セットは激しいデュースの攻防を制すことができました。
しかし、準決勝では、スコアが示すとおり、第2セットに出だしからミス連発で追い上げたものの追いつかず、フルセットでからくも勝利するという最悪な試合をしてしまいました。結局、決勝では、優勝候補の宇都中に素晴らしいゲームで競り勝った鹿屋東中に敗れてしまいました。
この日の試合が終わったのが7時くらいで、一日で全12セット、そして木花中戦では30-28、29-27という試合をしていた榎原中は、結局準決勝での気の緩みが響き、最後はエースが消耗しきって敗れました。
この大会は、もともと感謝の気持ちを試合で表現するというテーマで、何が何でも優勝するという強い気持ちで臨んでいるはずでした。しかし、前提として7名全員がそろうことができず、残りの6名でその分までしっかりとカバーしなければなりませんでした。にもかかわらず、ゲームの中では要所要所で個人プレーが連発していました。チームのために、支えてくださっている皆さんのためにという“戮力協心!!”がまだまだ足りていないということを感じさせられた一日となりました。
そんな中、この大会での収穫としては、エースがかなりエースらしくなったことです。積極的なレシーブから、苦しい場面、厳しい状況でも最後まで攻め続けることができていました。身体的には限界に達していたとは思いますが、彼の気持ちを強く感じることができた一日でした。また、キャプテンも気持ちを切らさず必死にチームを支え、課題であったサーブでもしっかりと攻めることができていました。この2名については、JA杯での経験をしっかりと活かすことができていたと思います。
他の選手については、いつも通りのプレーでした。特にセッターには、チームを落ち着かせる冷静な状況判断や、チームを勇気づける強気のプレー、ツー無の士気を上げる積極的なコミュニケーションなど、より高いレベルのプレーを求めています。チーム結成当初、このチームが目標である全国大会に出場するためには、最低でもエースとレシーバーとセッターは県トップの選手にならなければならないと伝えてあります。エースとレシーバーはそれにかなり近づいてきています。セッターも技術的には県トップの力をもっていますが、まだコートの中での表現力が十分ではありません。
しかし、この3名が県トップの選手になったとしても、結局は残りの4名の成長が鍵になってきます。しかし、4名とも県レベルにすらほど遠い状況です。特に2年生の2名については、残り3ヶ月で心技体すべての面で今の倍、いや3倍以上は成長をしなくては目標を達成することはできません。
今週はお別れ大会で3年生との最後の試合があります。3年生と最後のプレーをする中で、もう一度これまでやってきたことを思い出し、3年生から学んだことをしっかりと引き継いで、さらなる成長をしてくれることを期待しています。
戮力協心
JA杯も終わり、あっという間に2月も過ぎ去り、別れの季節である3月になりました。今年度も残りわずかとなり、いよいよ最後の夏に向けてのカウントダウンが始まりました。
決戦の日である第12回南那珂地区中体連まで、あと100日を切りましたが、2月はとにかく自分たちで練習の雰囲気を作ることを意識させて練習メニューを組みました。私がボールを出すのは3メンの時ぐらいで、あとは常に全員でボールを触っている状態が続きます。内容としては、様々な動きや組み合わせの中で基本的な動作の確認をするものですが、その連続した動きの中で、いかに基本の形を意識してできるかがポイントとなります。
練習の様子を見ていると、最初の形作りの時は、ある程度基本の形ができてきたものの、連続した動きの中となると、やはりボールを返すことだけを意識して、形が崩れてしまっています。ボールを返すことは“目標”であり、形を作ることは“目的”です。当然“目標”より“目的”のほうが優先されます。しかし、バレー経験があり、技術に自信がある選手はやはり目の前の“目標”にこだわってしまい、“目的”がおろそかになってしまっています。逆に、技術がまだまだ未熟な1年生は、もともと“目標”を達成できる技術がないので、“目的”が“目標”になっており、まだ安定してボールを返すことはできませんが、とても良い意識で練習することができています。2年生も1年生を見習って、自分のバレーの土台となる揺るぎない基本の形を作り上げてほしいと思います。
このような基本的なメニューの後は、ゲームを中心とした練習を行っています。学校には、スポーツのコーチングについてのDVD販売のチラシがよく届きます。その内容に目を通していると、ある指導者のコーチングの中に、"中学指導者必見!監督不在でも強くなる!部活動指導に革命を起こす新スタイルがここに!"という見出しで、ゲームを軸にした練習スタイルが提示してありました。簡単に言うと、意図するプレーが多く出るようにプレーを制限してゲームを行い、そのゲームの中でできなかった課題を修正して、またゲームに臨むという形です。
たとえば、攻撃はクイックのみで行うゲームをした後に、クイックやパスの練習をしたり、軟打・フェイントだけのゲームをした後に、強打以外のボールを打ったりレシーブしたりする練習をしたり、コートの左側半分だけを使ったゲームをした後に、スパイカーはコース打ちやブロックアウト、ブロッカーはブロックの形や基準、レシーバーはディグの練習などを行います。
このような練習を通して、それぞれのモチベーションを高め、課題をもって練習できることと、ゲームの流れの中で、相手の攻撃を読んだ上でのディフェンスの仕方、相手の守りを読んだ上でのオフェンスの仕方などを身につけることができます。
しかし、実際にはあまり修正ができないところを見ると、これでは試合中に修正できるはずもないなあと改めて感じます。自分たちで試合を作るためには、常に考えに考え続けなければなりません。監督の指示なしでも、一瞬一瞬にベストの判断ができるように、練習の中でしっかりと考える力を身につけてほしいと思います。
先日、もう一度地区中体連に向かって士気を挙げるために、チームの座右の銘を考え、そして「戮力協心」に決まりました。この「戮力協心」とは、"全員の力を結集し、一致協力して任務に当たること。「戮」には合わせる、一つにする意があり、「戮力」は力を合わせること。「協心」は心を乱さず、調和をはかること。”という意味があります。「心」の成長をテーマに活動している榎原中としてはぴったりの言葉だと思います。
ぜひこの言葉に恥じないよう、常に意識をして毎日を過ごしてほしいと思います。
勝つか負けるか
土曜日は、先日のJA杯で準優勝となり、九州大会への出場権を得た吾田中と練習試合をし、4勝2敗という結果でした。この日は、JA杯に向けて準備していたフォーメーションで試合に臨みましたが、練習試合のキャンセルによる実戦経験の不足やコンディションの不良による練習不足から断念したものです。
県内の強豪と勝負するために準備した、現時点でのベストのフォーメーションでしたが、しっかりと両エースをマークし、サーブで攻め、エースを中心にうまく相手を崩すことができました。吾田中の調子がいまいちだったこともありますが、ある程度夏に向けた形が見えてきた半日となりました。
しかし、日曜日の木花中では、一転して木花中との1セット目では、自分たちではほとんど何もするなく相手のミスで点を重ねるばかりで、結局最後に連続失点から逆転負けを喫しました。この日はエースがあまりスパイクが決まらず、その影響からブロックやサーブもいまいちピリっとしませんでした。その理由としては、朝の準備段階で体を十分に動かしていなかったことと、技術的な確認を怠ったことが考えられます。
コンディションというものは、常に同じと言うことは当然無く、日々若干の違いがあります。そして特に練習試合や大会などでは、短い時間に自分の今日の状態を調節・調整しなければなりません。そこで必要なことは、体や心のアップをしっかりとすることと、当日の技術や周りとの呼吸のチェックをすることです。この日は、最初の準備不足が原因で、絶対的なチームの軸であるエースが流れに乗れず、そしてそれを試合中に修正することもできず、チームが不安定なままでした。
結局この日は、木花中に2勝1敗、そして吾田中には3戦全敗で終わってしまいました。特に昨日の反省を活かして気持ちを入れて戦ってきた吾田中に対して、ほとんど抵抗することもできず、無残にすべて敗れてしまったことは、情けないの一言に尽きます。このような状態では、気持ちの入った公式戦では、勝負することはおろか、試合を作ることすら厳しいと言わざるを得ません。
ただ、木花中との後の2セットについては、理想とするバレーの片鱗が見えた内容でした。エースが不調だったこともあって、何とか他のメンバーで試合を作らなければならない中で、ある程度自分の役割を果たすことができていました。
相手にかかわらずこのような流れの中でバレーをするために、自分たちが何を意識すれば良いのか、苦しい時にどうやって踏ん張ったら良いのか。ただクイックを入れれば攻めている、強く打てば攻めているのではなく、最後の最後まで考えに考え抜いて、苦しみに苦しみ抜いて、本当の意味での攻めるバレーの答えを、自分たちで見つけなければなりません。
その土台となるのは、これまでの取り組みに裏付けされた個々の人間力による信頼関係です。そして技術的には、チームの軸であるエースとセッターが柱となっていかなければなりません。その責任感に押しつぶされたり、逃げたりするのではなく、真っ向からぶつかってチームの土台を揺るぎないものにしてほしいと思います。
コーヒーで有名やドトールコーヒー名誉会長の鳥羽博道さんは、"勝つか負けるかではなく、勝つか死ぬか。負けた時は死ぬ時。"と言っています。そのくらいの覚悟をもってコートに入れるように、しっかりとした準備をそれぞれがしてくれることを期待しています。
遺伝子をONにする
JA杯も終わり、九州大会はもとより、鹿宮対県大会の出場権も逃した榎原中は、先週の小林西高校に引き続き、今週土曜日は鵬翔高校と練習をさせて頂きました。
この日は2チームでの練習だったので、午前中はH先生にお願いして基本練習とレシーブ練習をした後、ブロックからの切り返しを練習させていただきました。基本練習は、高校生とペアを組んで、細かくステップや形のチェックをしながら丁寧に行いました。次のレシーブ練習では、H先生がボール出しをしてくださり、先ほどの基本練習で確認したステップや形などを、動きの中で実践的に練習することができました。最後のフロアディフェンスの練習では、ブロッカーの動きはもちろんのこと、細かいスパイクレシーブポジションの修正など、ブロックとレシーブの関係をじっくりと確認することができました。
午後からはゲームを4セットさせていただきましたが、サーブはミスもなくしっかりときわどいところに狙われ、スパイクでは両サイドの幅を使った攻撃に翻弄され、中途半端なスパイクやフェイントはすべて拾われるという感じでした。攻撃面でもエース以外はほとんど通用せず、武器であるサーブもなんとか崩すので精いっぱいで、ミスがほとんどない相手に対して、苦しいときは相手のミスだのみの榎原中にとってはとてもよい練習になりました。
この日は、榎原中の現在の足りない部分がすべて見えた一日となりました。今までそこそこいいゲームをしていたとしても、それは自分たちで点を取っているというよりは、相手のミスに助けられている場面が多々あります。その結果、終盤まで接戦でいきますが、集中力が最高潮に達する最後の2点などでは、それまでにあったような単純なミスを相手はしてくれません。最後の2点は自分たちの力でもぎ取らなければならないのです。その2点をそれぞれの立場でどう取りきるかをしっかりと考えて、あと4か月で身に付けなければなりません。H先生、鵬翔高校の皆さん、お忙しい中本当にありがとうございました。
日曜日は午後からの練習でしたが、宮崎工業高校のIが練習に来てくれました。彼はとてもブロックが良いので、ブロックの練習をみっちりしてもらい、その後は3年生と組んで試合をしました。おかげで高いブロックが3枚そろい、昨日は鵬翔高校相手にある程度通用したエースも、この日は打つスパイクがことごとくブロックに止められるなど、いい経験をすることができました。
そしてこの日の練習後には、栄養会をしていただきました。JA杯では2回戦敗退という結果だったのですが、気持ちを切り替えてこれからより一層頑張ってもらうために、急遽お願いしたところ、快く会を開いていただきました。おかげさまで久しぶりに楽しい時間を過ごすことができました。
DNA研究の世界的権威である、筑波大学名誉教授の村上和雄先生は、遺伝子をONにする4つの条件として、①感謝、②感動、③高い志、④熱い思いとおっしゃっています。この2週間は、自分たちが一生懸命練習しているその周りで、これだけたくさんの人が支えてくれているんだ、応援してくれているんだということを感じることができたと思います。ぜひその気持ちにこたえるためにも、この4つの思いを意識し、遺伝子レベルから戦う気持ちを高め、これから日々の練習により一層励んでくれることを期待しています。
高い壁
午前は、普段よく鍛えられている前後の動きではなく、左右の動き、側面の筋肉を意識したトレーニングがとても参考になりました。また、技術的な部分でも、中学生からしたらはるかに上手な高校生が、基本的な形を意識しながら丁寧に一本一本練習している姿を見ることがとても勉強になったと思います。
午後は、5セットさせていただきましたが、最初の2セットはまったく話になりませんでした。そこで気合いを入れた後に、ある程度狙い所を絞らせ、その後の2セットは、内容は良くなったのですが、結局は単純なミスで相手に点を与え、スコアとしては完敗でした。最後の1セットは、今日の内容を踏まえつつ、JA杯の結果も伝えて気持ちを高めさせて臨ませたところ、ようやく最後まである程度集中し、24-26と高校生を後一歩のところまで追い込むことができました。
この日に小林西高校に無理を言って練習をお願いしたのは、高校生の練習に対する姿勢を見せることと、JA杯でライバルチームが素晴らしい経験をしているときに、この1日を無駄にせず、より厳しい環境でプレーすることで、夏に対する意識を高めさせるためです。その目的としては達成できたのかなと思います。O先生、本当にありがとうございました。
翌日はJA杯の準決勝・決勝を観戦に行きました。ベスト4に残ったのは、同地区である第1シードの宮崎西中を破った吾田中と第3シードの福島中、第3シードの木花中を破った妻ヶ丘中、そして榎原中が先週大接戦をした第2シードの佐土原中でした。
吾田中は少し堅さが見られましたが、順当に決勝に進出しました。しかし福島中対佐土原中試合はまさに激闘でした。第1セットこそ福島中が力を発揮して25-17で楽にとったものの、第2セットは佐土原中が終始リードする展開で、福島中もなんとかついていきましたが25-23で佐土原中が取り返し、第3セットにもつれ込みました。第3セットも中盤から佐土原中が抜け出しましたが、終盤の連続得点で一気に福島中が抜け出し、そのまま25-23で福島中が勝利しました。
そして迎えた決勝戦は、南那珂地区対決となりました。試合は一進一退の攻防で、最後は自力に勝る福島中がフルセットの末勝利しましたが、どちらも自分たちの力を出し切った素晴らしい試合でした。両校とも小学校時代に県チャンピオンを経験した選手が多数いるので、このような大舞台でもいつものように自分たちのバレーをすることができることが、この2チームの強さだと感じました。
なにはともあれ、同地区の福島中と吾田中が県大会の決勝を争い、そして宮崎県代表として九州大会に出場することはとても素晴らしいことだと思います。同地区のライバルがこの大舞台の決勝を戦う姿を見て、榎原中の選手たちはどのような感覚だったのでしょうか。このような大きすぎるライバルがいる地区だということをプラスにして、お互いに切磋琢磨できればと思います。
現時点では南那珂地区の夏の県大会出場枠は、北郷小中を含めた4チーム中1チームのみです。昨年も厳しかったのですが、今度は県の1位と2位を倒さなければ県大会に出場することすらできません。そのためにどれほどの努力が必要なのか、もう一度本気で考えてほしいと思います。とても高い壁ではありますが、榎原中もこれまで一生懸命取り組んできた結果、なんとかその頂上は見える位置にはいます。しかしここからは、そのとても高い壁を絶対によじ登ってやるという強い気持ちや覚悟がなければ、夏の大会は悲惨な結果になることが目に見えています。
周囲の環境を変えることはできません。ただできることは、自分を、自分たちを変えることです。厳しい地区にいることを嘆くよりも、全国大会出場という目標を達成するためには、とにかく地区大会を勝ち抜く心・技・体を鍛えることが大切です。明日からの生活へのさらなる意欲を期待しています。
第34回JA共催杯UMK中学校バレーボール大会
1回戦
榎原中 2(25-16,25,15)0 高原中
2回戦
榎原中 1(25-20,28-30,21-25)2 佐土原中
大会を翌日に控えた土曜日には、吾田中に来ていただいて最後の調整をしました。この日の目標としては、佐土原中を意識しながらゲームを作るということでしたが、結果は1勝4敗で、内容もほとんど得るものがありませんでした。この日は、このチームのテーマである考えるバレーをまったくすることができておらず、常に落ち着かないバタバタとした試合内容でした。
その考えるバレーの要である②は、セッターとしての技術は十分身についており、九州大会や県大会に出場するなど経験も抱負ですが、未だにプレーにまったく余裕がありません。点差が開いた時は落ち着いてトス回しをすることができるのですが、このレベルのチームが相手だと当然そのような展開は期待できません。そのような中、②だけに頼らず、チームとしてどのようにコミュニケーションをとって目指すバレーを作り上げていくかというまとまりがまだまだ不十分でした。
その原因は、新チーム発足以降、ほとんど私が練習試合や大会を見ることができておらず、その場しのぎの結果オーライバレーをしてきたことと、年始に数名インフルエンザに罹患したことによる体力の低下や練習試合キャンセル等などによる調整不足が大きいと思います。練習試合終了後、少し修正をしましたが、かなりの不安を抱えながら大会に臨みました。
第1試合の高原中戦では、1セット目は裏からスタートしましたが、初戦の緊張もあって相手にリードを許すスタートとなりました。その後は相手のサーブミス等もあり安定した試合運びをすることができました。この試合では、サーブやブロックの狙いなど佐土原中戦を意識してプレーをしたのですが、多くのミスがあったので、終了後にポジションや約束事の再確認をして次の試合に臨みました。
今大会の大きな山場となった第2シードの佐土原中戦に向けては、それなりに対策はしたものの、佐土原中に限らず、新チームははっきりいってほとんど見たことがないので、やってみなければ分からないという状態でした。それよりも自分たちが落ち着いて練習でやってきたことを出し切れるかどうかの不安の方がかなりありました。
第1セットは、相手のサーブミスが多く、逆にこちらがサーブで攻めて相手の攻撃の的を絞ることができたので、終始リードして終えることができました。しかし、終盤に相手が修正してきた後に追い上げられてきたので、第2セットは守りに入らずとにかく攻めることを強く意識させて臨ませました。
第2セットも序盤からリードする展開で、相手もサーブを強く打ち込めない状態だったので、リードして終盤を迎えました。その後は一進一退の攻防でしたが、最終的には28-30で敗れました。このデュース中に、相手のチャンスボールがコート内に落ちる、Aパスからの時間差を決めきれない、サーブをネットにかけるなど、3回は確実に試合を決めることができた場面がありました。しかし、そのいずれも決めきれずにフルセットにもつれ込みました。
3回もチャンスがあって決めきれなければ、完全に流れは相手にいってしまうことは明らかで、第3セットは序盤からサーブで攻めてくる相手に対し、連続失点を喫するなど、終始相手にリードを許す展開となりました。この展開になるとエース勝負になってしまい、2枚いる佐土原中と1枚しかいない榎原中とではじわじわと差が広がっていき、必死に食らいついて相手にタイムを取らせるところまでで精一杯でした。
今回の結果は、目標のはるか手前で終了し、とても残念な結果でした。しかし、内容は前日に不安視していたよりはある程度力を出し切れたと思います。そんな中勝負を決めたのは、ポジショニングやマークの確認、サーブのねらいやブロックのねらいというチームとしての約束事の不徹底と、パスの不正確さ、そしてなにより勝負所でのコミュニケーションの不足でした。どれも一人一人がチームのためを考えてプレーしていれば防げるミスであり、その差で今回は敗れました。
当然その責任は監督にあります。金曜日に練習に集まってくれたOBや、当日精一杯応援していただいた保護者の方々、そして何よりもこれまで監督抜きで週末頑張ってきた選手たちのためにも、この試合は勝負にこだわって絶対に勝つという強い気持ちをもって臨んだ試合でした。この試合を勝たせることができれば、このチームはもっと成長することができたと思うと、とても残念でなりません。
今年度も残りあと2ヶ月あまりとなりました。今回足りなかった部分を少しでも身につけることができるように、日々の練習、そして指導に精進していきたいと思います。
迷走中
木花中とは6セット練習試合をさせていただき、2勝4敗という結果でした。最初の3セットはJA杯用に準備していた新たなフォーメーションで臨み、3戦全敗でした。スコア的には3セットとも接戦で、昨日の段階で朝の3セットが終わるまでに新フォーメーションで行くかどうかを判断すると伝えていたのですが、非常に判断に迷いました。それは、フォーメーションが変わったからうまくいかないわけではなく、サーブミスやチャンスボールミスなど単純な自分たちのミスで試合を難しくしていたからです。結局、そのことも含めて元に戻した方が良いと判断し、その後の試合に臨みました。結果、後半の3セットは2勝1敗でしたが、この日を通して相手のミスとサーブで点を取るという感じだったので、内容としてはほとんど得るものがない一日となりました。
日曜日は、開会式後に本郷中にお邪魔したのですが、この日もあまり良いところを見せることができませんでした。この日はユニフォームを着て気持ちを入れて練習に臨んだはずですが、最初のセットは最悪の内容でした。その後も、昨日同様、とにかくローテーションが1周りするまでは接戦で、そこからやっとチームとしてのコミュニケーションがとれてくるといった感じです。2セット目以降はそれほど点を取られているわけではないのですが、与えている点数が、相手のミスにつられてのミスや、お見合いやパスミスなど、とにかくやってはいけないミスばかりでした。
この2日間を見てみると、ほとんど自分たちが練習してきたことを出すことができていませんでした。その理由は明確で、年が明けてから7人全員がそろって練習することがほとんどできず、貴重な練習試合も満足にできなかったということです。昨年もそうでしたが、大事なこの時期にメンバーがそろわないと、チームとしての一体感や士気が高まってきません。先週はチーム練習はほとんどせず、ただどん底に落ち込んでいるコンディションをあげるための練習でした。現時点では、とにかく元の状態に戻すことで精一杯という感じです。
このような状況の中、当の本人たちはというと、自分たちのふがいないプレーに落ち込んだり、パニックになったりするのみで、それを何とかしようという強い気持ちがまったく見えません。
ここ数年間で第1・第2シードが敗れたのは、4年前の第2シード広瀬中、3年前の第1シード五十市中、そして2年前の第2シード本庄中と3回あります。ですから第2シードの佐土原中に勝利することは不可能なことではないと思います。しかし、県大会にも出場していない榎原中が県大会準優勝の佐土原中に勝つということはとても困難であることにかわりはありません。
榎原中としては、まずは初戦の高原中に勝利し、そしてチャレンジャーとしてもてる力すべてをかけて佐土原中にぶつかる勇気が必要です。その気持ちの部分の覚悟をしっかりともって大会の臨めるよう、この5日間をしっかりと過ごしてほしいと思います。
始動
2017年の始まりは例年通り3日の宮崎正月合宿から始まりました。今年で第30回となり、県内外からたくさんのチームが参加している伝統ある合宿です。今年は実行委員長である本郷中のB先生を中心にすばらしい準備をしていただき、中身の濃い2日間を過ごすことができました。合宿の準備をしていただいた先生方、そして参加したすべての方々、本当にありがとうございました。
3日は吉野東中に1敗、宮崎西中に1敗、春日東中に2勝、本郷中に2勝、広瀬中に1勝、日向学院中に1勝の7勝2敗でした。
4日は吉野東中に1敗、あさぎり中に1敗、吾田中に1敗、春日東中に1勝、桜木中に1勝、三松中に1勝、日向学院中に1勝、大淀中に1勝、住吉中に1勝の6勝3敗でした。
この合宿のテーマとしては、まずは現在のチームの状況を把握することで、どれだけ練習でしてきたことをゲームの中で出せているかということと、様々な対戦相手に対して、自分たちで、あるいはこちらからの指示に大してどれだけ臨機応変に考えて対応できるかということでした。
結果として、セッターが体調不良で離脱したという部分を差し引いても、まだまだチームとしての約束事や、自分の役割をしっかりと把握しておらず、コミュニケーションもうまくとれていませんでした。チームのためにきちんと仕事ができていたのはキャプテンただ一人で、他の6人は個人でバレーをしている印象でした。全員が一生懸命プレーすることができる部分はすばらしいところなのですが、その一生懸命さをチームのために向けることができると、まだまだチーム力が高まるはずです。
実際、技術的に格上のチームと対戦したときには、それをカバーするべき気持ちの部分で逆に負けてしまい、まったくゲームを作ることができませんでした。吉野東中との試合では、10-2でスタートしたのにもかかわらず、終わってみれば16-25、宮崎西中とは、サービスエースを9本取られての17-25といったような感じです。中でも吾田中との1戦では、地区のライバルを相手に、出だしから腰が引けたようなバレーをしていました。後半は気持ちを盛り上げて試合の雰囲気を作ったものの、結果・内容とも惨敗でした。
この2日間を通して分かったことは、ベスト4クラスのチームとの差が開いており、現時点ではゲームを作ることができれば御の字ということです。その差を埋めるために、指導者がいろいろと作戦を整備してはいきますが、結局それを実行するのは選手であって、選手一人一人が強い気持ちをもって、覚悟をもって試合に臨まなければ、あまり意味をなしません。
というわけで、この正月合宿を経て迎える3連休がチーム立て直しのためにとても大事な時間だったのですが、残念ながら選手がそろわず、無理を言ってお願いした練習試合や鹿児島遠征もキャンセルすることになってしまいました。関係者の皆様、大変ご迷惑をおかけしました。
なにはともあれ、今週土曜日にはJA杯が開幕します。短い時間ではありますが、最高の準備をして大会を迎えるべく、さらに意識を高めて日々を過ごしてほしいと思います。
感謝
12月3・4日 第7回ゼビオカップ
予選リーグ(予選1位)
榎原中 2(25-12,25-14)0 檍中
榎原中 2(25-13,25-9)0 細野中
榎原中 2(25-18,25-15)0 緑丘中
上位リーグ(セット率で1位)
榎原中 2(25-19,25-21)0 門川中
榎原中 1(25-13,12-25,13-15)2 吉野中
榎原中 2(25-14,25-16)0 高原中
順位決定戦(第1位)
榎原中 2(25-22,23-25,16-14)1 宇都中
12月10・11日 霧島盆地新人大会
予選リーグ(第1位)
榎原中 2(25-17,25-16)0 三股中
榎原中 2(25-16,25-3)0 宮崎第一中
決勝トーナメント(ベスト8)
榎原中 1(25-18,17-25,13-25)2 福島中
12月17・18日
ウインターリーグ in 都城
予選リーグ(第1位)
榎原中 2(25-19,18-25,15-5)1 妻ヶ丘中
榎原中 2(25-10,25-9)0 五十市中
榎原中 2(25-17,25-12)0 多良木中
決勝リーグ(第4位)
榎原中 0(23-25,14-25)2 吾田中
榎原中 0(21-25,17-25)2 宮崎西中
榎原中 0(21-25,18-25)2 福島中
12月は3大会に参加させていただきましたが、私がチームにつくことができなかったため、男子バレーボール部でない先生方に引率をお願いし、審判等でも主催者や保護者、そして他チームの方々などにたくさん助けていただきました。また、25日には宮崎正月合宿に向けての講習会にも参加させていただくなど、たくさんの皆様の協力のおかげで、選手たちはすばらしい経験をすることができました。この場を借りてではありますが、本当にありがとうございました。
本日29日が榎原中学校男子バレーボール部の練習納めでした。体育館は使えないため、運動場を走った後、ぜんざいをいただいて2016年を締めくくりました。2017年は3日の宮秋正月合宿から始まります。2016年1年間の活動を振り返って、感謝の気持ちをもって2017年、また新たな気持ちで頑張ってほしいと思います。