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学校の様子

第122回 門川小学校運動会の予行練習

 10月13日(金)の1校時から4校時まで、第122回門川小学校運動会の予行練習を行いました。

 まず、シーンとした雰囲気の中、体育主任の先生から「予行練習とはいえ、一生懸命活動すること。」「きびきびした行動をとること。」などの約束が伝えられました。感染症対策による制限が解除された中で、児童は、やる気まんまんでした。特に、1年生は、大きな運動場で運動会ができるという期待感の高鳴りを、その表情からうかがい知ることができました。

 運動会は、午前中開催ですので、開会式のプログラム内容を改善し、本当に必要なものに厳選しました。つまり、1:開会のあいさつ、2:スローガン発表、3:団長のことば、4:ラジオ体操のみにしました。その中のラジオ体操では、5・6年生の体育委員会が前に出て、動きのお手本を示しながら、一緒に体操を行いました。

 開会式が終わると、競技・演技に先立ち、エール交換が行われました。元気な声の団長を中心に副団長・リーダー・団員が一緒になって相手の団に向けて声援を送り、健闘を祈りました。そして、最後には、門川小学校全体にもエールを送りました。

 エール交換が終わると、いよいよ競技・演技でした。

 今回は、予行練習でしたので、表現ダンスは、全学年が位置の確認程度で、入退場のみでした。走は、全学年1~5走のみが信号器(号砲)を使った正式なスタートを行い、それ以降の走者は、少しずつ間をとりながら笛の合図でスターしました。団技と全校リレーは、本番どおり最後まで行いました。どの学年の団技も、手に汗を握る勝負が繰り広げられました。全校リレーでは、さすが各学年で速く走る児童が出場するだけあって、声援の中にも、そのフォームやスピードに見とれていたり、圧倒されたりしている児童もいました。

 今回は、予行練習にもかかわらず、保護者の皆様や地域の皆様が数十名来校してくださり、声援を送ってくださいました。どうもありがとうございました。

 今回の予行練習では、優勝が白団、応援・チームワーク賞が赤団でした。本番では、どの団が優勝するか、応援・チームワーク賞はどの団が受賞するか、とっても楽しみです。赤団も白団も、W優勝(優勝と応援・リームワーク賞のどちらも受賞)をめざしています。

 10月22日(日)が第122回門川小学校運動会の本番です。保護者の皆様、地域の皆様、児童のために温かい応援をよろしくお願いいたします。

運動会の児童係打合せ②

 10月5日(木)に運動会の児童係打合せ②を行いました。

 9月25日(月)に続いて第2回目でした。

 第1回目で各役員の顔合わせや仕事内容の説明・分担は、ほぼ終わっていましたので、実際に運動場に出てプログラムにそっての活動が主でした。

 例えば、「団長・副団長・リーダー」は、エール交換の練習を大きな声ときびきびした態度で行っていました。

 

 「児童管理」は、いつ・だれが・何年生を・どこに集合させるのか、自作の学年プレートを手に持ちながら確認していました。

 

 「用具準備」は、実際に使用する団技の用具を体育倉庫から出して、配置する場所に設置する練習をしていました。

 

 「出発合図」では、競技開始の合図の旗を上げるタイミングや走・リレーでフライングがあったときに走者をストップさせる方法等を練習していました。

 

 「決勝審判」は、決勝テープの持ち方や離し方、着順を示す赤白旗の上げ方を、実際に児童に走ってもらって練習をしていました。

 どの係の児童も、担当の先生が説明することをしっかり聞いて、練習に励んでいました。

 10月22日(日)の本番当日、5・6年生は、競技・演技に出場するだけでなく、このように運動会の運営のためにも一生懸命係の仕事を行います。保護者や地域の方々、来賓の皆様も、児童の華やかな競技や演技だけでなく、このような運動会の成功のために頑張る係の仕事ぶりも参観・応援していただければ幸いです。

門川神社への避難訓練

 「10月5日(木)午前8時16分、日向灘沖で震度6程度の強い地震が発生。その後、津波警報が発令されたため、その場で身を守る姿勢(第一次避難)をとり、その後、門川神社への避難(第二次避難)を行う。」という想定で行いました。

 臨場感を出すために緊急地震速報を流した後、校内放送機器が壊れたと想定して、1~3階にあるハンドマイクを使って連絡を取り合い、校舎の屋上よりも高い津波がくるという情報から、より高い所に位置する門川神社への避難を決定し、移動を開始しました。

 在校児童が多いので、同じ経路で避難していては時間がかかると思い、2経路で避難しました。そして、最終的には門川神社で合流するという方法で行いました。

 門川神社に全校児童が到着すると、防災教育主任と校長からの話がありました。

「私たちの住む門川町は、海が近いので、地震が起こったときには、常に津波のことを考えないといけない。」「門川神社への避難経路を知り、どのくらいの高さのところに逃げるがよいのか分かったか。」「冷静に、無言で避難できたか。」などの内容で話しました。

 12月には、門川町内の小・中学校が参加して、下校時避難訓練を行う予定です。今度は、今回のように先生たちの指示はなく、自分たちで判断して避難するような形にしたいと思っています。今回のことが生かせるように反省をしっかりして、計画を立てていきます。

魚の町 門川

 門川小学校の3年生は、ふるさとを見つめる総合的な学習の時間で、「魚の町 門川」を探究しています。そのため、このホームページでも紹介しましたが、7月3日(月)には、宮崎大学農学部海洋生物環境学科の村瀬准教授と学生さんに来校していただき、門川町に魚が集まる秘密について、お話をしていただきました。そして、昨日10月4日(水)には、門川町役場農林水産課の2名の方々に来校していただき、門川町の漁業について昔と今を比べながらお話をしていただきました。

 

 さて、門川町には、昔も今も門川漁協と庵川漁協の2つがあります。

 まずは、昔の話。門川漁協では一本釣やカツオ釣りが盛んで、庵川漁協では底曳網や磯立網が盛んだったそうです。「同じ門川町の漁協なのに、違っていたんだ。」と児童は不思議がっていました。とれる魚はイワシやアジが多かったそうです。そして、大きなブリキ缶の中に魚をいっぱい入れてそれを背負い、電車に乗って町外の遠くまで売りに行ったり(通称「カンカン部隊」)、リアカーに魚をいっぱい入れて町内を売り歩いたりしていたそうです。

 実際に当時使われていたブリキ缶を講師の方々が持ってきてくださり、児童は「大きいなあ。」「これに魚をいっぱい入れて背中に担いでいたなんて、重かったろうなあ。」「昔の人は、力があったんだなあ。」と、とても興味津々でした。また、必死にメモもしていました。

 次は、現在の話。門川漁協では一本釣と曳縄が盛んで、庵川漁港では沿岸マグロ延縄や定置網が盛んだそうです。これによって、先ほどの昔のことをしっかり聞いていた児童は、今と昔の漁法の変化にすぐに気付きました。

 

 今度は、2つの漁協の特徴でした。

 門川漁協は、沿岸域で行う漁業が多く、1人だけで行う漁法が主流だそうです。また、主に底曳網漁業で多く漁獲されるハモをブランド化し、『門川金鱧』という名前でPRを行っているそうです。そういえば3日(火)の給食には、門川金鱧の天ぷらが出ました。とてもおいしかったです。水揚げ高ランキングでは、1位がちりめん(イワシの稚魚)、2位がイセエビ、3位がカワハギ類だそうです。

 庵川漁協では、主に遠洋で行う漁業が多く、1隻に複数人が乗り込み、1回出漁すると1週間以上帰らないこともあるそうです。また、養殖漁業も営んでおり、カンパチやアジ、牡蠣などを育てているそうです。水揚げ高ランキングでは、1位がキハダマグロ、2位がビンナガマグロ、3位がメバチマグロだそうです。

 

 しかし、魚をとるだけではなく、自然環境の保全もしっかり考えられていて、ウニが海藻を食べ尽くしてしまう”磯焼け”が深刻な問題となっているため、ウニの個体数を適切に管理するために駆除活動を行ったり、イセエビ・ヒラメ・クルマエビの稚魚を放流したりしているそうです。

 

 最後は、両漁協の水産加工品の変化でした。昭和初期はアジ・イワシ・サバなどの乾物(干物、ちりめん等)が主でしたが、現在はアジ・イワシなどはもちろんのこと、ハモやカツオ、シイラなどさまざまな魚が加工されているそうです。

 

 児童は、今回のお話を伺って、自分たちのふるさと門川町が魚の町であることに誇りに思ったと思います。門川町役場農林水産課の2名の方々、プレゼンテーションや実物を準備してくださりながらのご講話、本当にありがとうございました。

9月30日(土)のPTA奉仕作業

 9月30日(土)は、門川小学校のPTA奉仕作業でした。保護者の方々、5・6年生を中心とした子どもたち、そして先生たちで行いました。

 昨年度までの数年間は、コロナ禍の影響で、PTA環境整備部員さんを中心とした少人数で行いましたが、今年度は再び全校の保護者の方々に呼びかけて、すごくたくさんの人数で行うことができました。前PTA会長さんが言われていました。「昨年度までのPTA環境整備部員さんも、一生懸命がんばってくださって、とてもありがたかったです。しかし、やっぱり人数ですね。今年度は、運動場の除草作業やテント設営までできて、とっても嬉しいです。」と。

 

 さて、ご家庭の都合で、残念ながら30日(土)に参加できなかったご家庭は、事前に都合のつく午前中や放課後に来校してくださって、写真のとおり草刈りや、児童が走るトラックの除草作業をしてくださいました。ありがとうございました。

 

 そして、30日(土)を迎えました。午前7時00分(PTA環境整備部員さんは午前6時30分)~午前9時00分の約2時間、休憩(給水タイムや受付名簿記入等)をはさみながら学級ごとに分担された場所を丁寧に作業をしてくださいました。また、子どもたちも保護者の方々と一緒に、「自分たちが使う校舎・自分たちが使う運動場だから、自分たちがきれいにしなくちゃね。」という気持ちでがんばりました。

 運動場やレインボー広場では、テント設営や除草・剪定作業、草やゴミの搬出、屋外トイレの掃除などをしてくださいました。校舎内では、窓、扇風機、流し台、トイレなどを拭いたり洗ったりしてくださいました。以下の写真のとおりです。

 

 今回の奉仕作業で、きれいになった校舎内環境で子どもたちは、いっそう勉強に励むことでしょう。っまた、10月22日(日)は、第122回門川小学校運動会です。きれいになった運動場で、子どもたちは自分たちの競技や演技の練習や本番に一生懸命励むことでしょう。きれいになったレインボー広場では、保護者・地域の方々が、気持ちよく子どもたちを応援してくださることでしょう。

 ご参加くださった保護者の方々、子どもたち、そして先生方、本当にありがとうございました。下の写真は、今回の奉仕作業が終わった直後の写真です。運動場やレインボー広場がこんなにも整備され、きれいになりました。

地域について考えよう~防災の視点から~

  27日(水)5・6校時に、本校4年生児童と門川高校生が、校区内を5つのコースに分けて、防災マップを作成するための情報を集めて回りました。

 海沿いコースでは、子ども達が、早速、中尾公民館の案内表示板を見つけて、記録用紙にメモしていました。

しばらく歩くと「高台避難所」の看板を見つけて、「ここに逃げることができる!」と言っている子もいました。

 今回の地域巡りの活動をとおして、子ども達の防災への関心が、また少し高まったと思います。

門川高等学校の生徒のみなさんとそれを支援してくださった門川高等学校の先生方、本当にありがとうございました。

運動会の児童係打合せ①

 9月25日(月)の6校時は、運動会における第1回児童係打合せを行いました。

 運動会を成功させるためには、5・6年生による仕事も欠かせません。本校では、団長・副団長・リーダー、音楽・放送、1~4年生のお世話(児童管理)、出発準備、用具準備、出発合図、案内表示、決勝審判、採点記録などがあります。

自分たちが競技・演技するだけでなく、運営側にもなることで、より一層の成長につながると思います。

 

 例えば、ここは何年生が並ぶのか画用紙に大きく数字を書いていました。

 入場門に整列させるためにどんな道具が必要で、整列をさせた後にどんな仕事をしないといけないのか黒板に書かれたことを覚えていました。

 団長・副団長・リーダーは、何年かぶりの声出し応援。自分たちが考えた台詞や振り付けを、メンバーの前で披露していました。

オープンスクールと学校保健委員会

 9月22日(金)は、門川小学校のオープンスクールの日でした。

 保護者の皆様はもちろんのこと、区長様、民生委員児童委員様、子ども見守りネットワーク様、学校運営協議会委員様、保育園・幼稚園・認定こども園の関係者様、小・中・高等学校の関係者様も来校してくださいました。午前がよい方と、午後がよい方がおられると思いましたので、4校時(11時00分~11時45分)と5校時(13時50分~14時35分)の2校時分の授業参観を設定しました。

 子どもたちが分かりやすく興味をもてるような授業になるように先生方一人一人が準備をしっかり行い、児童もそれに呼応するかのように真剣に学習に取り組んでいました。

 写真とともに授業の一部を紹介いたします。

《1年生》

 漢数字を用いた、ものの数え方を学習していました。

 

《2年生》

 手拍子をつけて音読の練習をしたり、運動会で披露する花笠音頭の笠を保護者も加わって作ったりしていました。

 

《3年生》

 円を描くときに使うコンパスの使い方を学習していました。3年生にとってコンパスは初めて登場する道具です。微妙な力加減やコンパスの傾け方がポイントでした。保護者の方々の加勢もあり、いろいろな半径の円を何個も描いて習熟に取り組んでいました。

 

《4年生》

 算数科では、「( )があるときは、( )の中を先に計算する。」「+・-と×・÷とでは、×・÷を先に計算する。」などの計算の順序を学習していました。音楽科では、「アラ ホーンパイプ」(ヘンデル作曲)の鑑賞でした。楽器の種類や音色、旋律が追い掛け合うような音楽の構造に注意を向けたり、具体的な情景をイメージしたりしていました。

 

《5年生》

 クイズ形式で、一番右の写真のように共通する漢字を見つけ出すものでした。そして、その漢字は音読みであることを理解するものでした。それが終わると、今度は自分たちで漢字辞典や教科書の後ろに掲載されている漢字のまとめを見ながら問題を作っていました。

 

《6年生》

 国語科では、「イーハトーヴの夢」を読み、宮沢賢治はどういう人物だったのかまとめていました。理科では、これまで実験してきた5種類の水溶液(食塩水、炭酸水、うすい塩酸、重そう水、うすいアンモニア水)以外に、例えば醤油やソース、ジュースは何性(酸性、中性、アルカリ性)なのか、自分の気になる身近な水溶液についてタブレットを使って調べていました。

 

 5校時が終わると、PTA会長、PTA保健体育部員、教員の参加による学校保健委員会を行いました。

 今年度のテーマは、「心身ともに健やかな児童の育成~メディアとの関わり方を通して~」です。事前に全校の保護者にとらせていただいたアンケート(子どもの成長を支え育む“かどがわ4か条”)から現状を考察し、門川小学校のメディアの約束の素案を各グループで話し合いました。

 宮崎県PTA連合会は、「ケータイ・スマホ 夜9時電源OFF運動」を推進しています。また、子どもを守るネットモラル5か条として、「①学校や家庭でのルールを守ろう」「②メールやライン等で人の悪口や傷つくことは書かないようにしよう」「③人の住所や電話番号等の個人情報は書かないようにしよう」「④ケータイ・スマホは、夜9時になったら電源を切ろう」「⑤何かトラブルがあったらすぐに相談しよう」があります。それらを話合いの参考にしました。近いうちにPTA保健体育部で約束をまとめ、PTA運営委員会に図って正式決定します。

 お忙しい中、オープンスクールや学校保健委員会に参加してくださった皆様、どうもありがとうございました。また、お帰りの際に提出してくださったアンケートについては、これからの学校運営や児童への生活・学習・保健体育の指導に生かしてまいります。

運動場も運動会に向けて

 9月19日(火)の放課後に、先生たちで、運動会に向けてテントを立てたり、ポイント(目印)を打ったりしました。

 テント立てでは、まず3張り設置しました。「9月30日(土)の奉仕作業に参加できないので、今日、奉仕作業に来ました。」というお父さんが来校されましたので、体育倉庫からテントを出す作業等を手伝っていただきました。ありがとうございました。テントを組み立て、所定の場所に移動したら、風で飛ばないように支柱をロープと杭で固定しました。

 

 テント立てが終わると、今度は、ポイント(目印)打ちでした。分かりやすいように釘に色違いのスズランテープを短く巻き付け、それをを地面に打ち付けました。巻き尺を使って等間隔をとったり、三平方の定理を利用して垂直をつくったりしました。

 これから、児童の気持ちと同様に、運動場の様子も少しずつ運動会モードになっていきます。

南海トラフ巨大地震への備え、高校生が4年生に防災講話

 9月13日(水)に、宮崎県立門川高等学校で防災について詳しく学んでおられる2年生と3年生の生徒さん11人を講師として招き、4年生の防災学習を行いました。

 まず、地震や津波がどのようにして起こるのかのメカニズム、津波で30㎝浸水すると歩くことが難しくなることなどを、手作りのスライドを使って分かりやすく伝えていただきました。

 

 

 この後、災害の際の対応を学ぶカードを使ったゲームが行われました。地震や津波が起こったら、実際こうなるかもしれない困った状況を、高校生が紙芝居で紹介し、その困った状況を解決できる身近で手に入りやすく誰でも使えるアイテム(道具)を手持ちのカードから1枚選んで見せ合うという内容でした。出血を止めるときにはタオルが役に立ち、人を運ぶ場合には毛布が役に立つなど、高校生からアドバイスを受けながら防災について学びました。

 

 児童からは、「地震の時に何が必要なのかが分かって楽しかったです。ケガしたときに、どんなことをするのか勉強になりました。」「家にある身近なものが災害の時にも使えることを始めて知りました。カードゲームで学んだことをこれから生かしていきたいです。」などの感想が聞かれました。

 高校生からは、「地震の怖さやどうすれば素早く避難できるかが伝わってくれていれば、嬉しいです。」「楽しそうに4年生が学習に参加してくれてよかったです。今回、防災について楽しみながら学んだことを災害の際に生かしてほしいです。」などの感想が聞かれました。

 門川小学校の4年生と門川高等学校では、今後も通学路の防災マップを作ったり、図上訓練を行ったりして、自分たちで避難ができるよう防災意識を高めるようにしていきます。

 

 門川高等学校の生徒11人のみなさんとそれを支援してくださった門川高等学校の先生方、7月から準備にかかってくださったそうで、本当にありがとうございました。