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2022年6月の記事一覧

星 いじめについて考える~6/17人権講演会より

  6月17日(金)5、6校時に「人権講演会」が開催されました。

講師に、蔵坪恵常先生(元宮崎公立大学教授)を招聘し、2時間

しっかりといじめについて考える時間をつくっていただきました。

 主題(テーマ)を、「かけがえのない私、大切なあなた」とし、

「みんなの力で、非人間的な『いじめ』『差別』をなくそう」と

いう内容でした。
 蔵坪先生の講話は次のような内容でした。
 (1)はじめに・・・・実際にあったいじめの落書きを見せながら
 (2)人権問題とは、人と人がどのようにお付き合いをするか、という問題
 (3)差別とは?差別することとは?~私たちは、さまざまな差別やいじめに満ちた社会に生きています~
 (4)かけがえのない私、大切なあなた・・差別に負けない生きるちからを・・・〔今の自分に誇りを持とう〕
 (5)差別は、予断(予め断定する)と偏見(偏った見方)によって作られる
 (6)予断と偏見にとらわれた考え方と行動が「いじめ」をつくり、人間を死においこむ。

    → いじめの関係図を示しながら
 (7)いじめ(差別)は、いじめる(差別する)人に対して不信感やにくしみを強くする。いじめている人は、自

    分がにくまれていることに気がつかない。
 (8)いじめられる人をささえ、はげます人になるために大切なこと
 (9)いじめは、止めさせることができる!!                           
 (10)おわりに・・・・私から皆さんへの訴え
    ・自分が差別者にならないために、人権について正しく学び、差別をなくす行動力を身に付ける。
    ・いじめられたり、差別されたりした苦しみはなかなか表にはでない。表に出たとしてもそれは氷山の一角

     にしか過ぎず、水面下に数10倍、数100倍ものいじめや差別で苦しんでいる人々がいることを想像してほし    

     い。
    ・「優しさ」は、人(にんべん)が憂(うれい:心の痛み・苦しみ・悲しみ)を共有できることです。この

     優しさをもって人に接する人が、周りの人から信頼される優れた人なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    人は人によって傷(きず)つき、人によって癒(いや)される
       人と向き合い、人とお付き合いするとき、
        あなたはどちらの生き方をしようと思いますか?

 

と、最後は蔵坪先生が締められました。