活動報告
延岡高校MS科1年生の「化学」 オンラインでメンター指導
ビタミンCには、皮膚中のメラニン色素生成を抑えて日焼けを防いだり、ストレスや風邪などの病気に対する抵抗力を強める力があります。普段何気なしに口にしている青果物は様々な栄養素で構成されており、その中にビタミンCも含まれています。どんな青果物にどれくらいのビタミンCが含まれているのかを探ってみようというのが、このテーマのねらいです。 このテーマには、4班(1班4名で構成)が取り組み、それぞれ独自に挑んでいます。
生徒たちは、6月28日に第一回のメンター指導を経て、夏休み期間を含めて研究をすすめてきました。そのなかで、研究計画を立て、仮説を立てて、大まかな研究日程を作りました。今回から、実際に定量の実験に取組み始めることになりました。 この日の授業は、道川さんのご都合により、リモート(オンライン)での指導になりました。
化学の実験をオンラインで指導できるのだろうか、という心配もありましたがそれは全くの杞憂でした。先生方の工夫や挑戦により、ZOOMをセットしたノートパソコンが実験台の真ん中に置かれました。そして、生徒たちは実験をやりながらメンターの道川さんに問いかけたり、実験の様子を見ながらアドバイスされるメンターの道川さんの言葉に耳を傾けたりして実験をすすめました。リモートでありながらリアルにそばに居るかのような実験指導になったのです。
トータルコーディネーターの水永は、メンター就任の依頼からお手伝いをさせていただきましたが、オンラインを活用してここまでできることに、大きな驚きと感銘を受けました。
(文責:水永)
延岡高校とヨルダンを結んで SDGsセミナー開催
進藤さんは宮崎市出身で36歳。外交官としてアルゼンチンとアフガニスタン大使館に勤務され、現地で襲撃され殉職された中村医師とも協働されていました。その後、難民救済にあたりたいと外務省を退職され、国連難民高等弁務官事務所に入られ、今年3月にヨルダンに赴任されています。
事前に、指定された4本のYouTube動画(ロヒンギャ難民キャンプを訪ねる長谷部誠さん、その他)を視聴し、感想と質問を進藤さんに届けました。それらの質問を踏まえての講話でしたが、途中での質疑も交えながら、2時間があっという間でした。 冒頭での、日本人の難民は何人いると思いますか? という問いには、みな驚きを隠せませんでした。SDGsをその前のMDGsから歴史的に説き起こしていただいたり、ロヒンギャ難民にはミャンマーの民主政権でさえ解決できなかった政治的背景があることを語っていただくなど、「難民と貧困」について、日頃感じることも考えることもなかったことばかりでした。
国際問題に関心を寄せる62名の生徒たちが、一日の授業の疲れもみせず、熱心に聞き入っていました。途中では積極的に質問も出され、セミナー終了後も何人もの生徒が残って質問を続けていました。生徒たちは、ただ答えを求めるのではなく、自分自身で自分事として考え始めたのではないかと思います。
(文責:水永)
穂北中学校で初の「ひなた場」が開催されました
お互いに人生を語り合い、生徒と講師(地域の大人等)が対話でつながっていくキャリア教育プログラム「ひなた場」が、西都市立穂北中学校で初めて開催されました。
生徒自身もこれまでの人生を振り返り、身近な大人から自分はどんな人になりたいのか?を考えるヒントにすることができます。
また、大人は自分の人生を振り返り生徒たちに語る中で、より仕事への向き合い方がポジティブになることを体感。
双方にとっても豊かな時間となりました。
(文責:福島)
西都市穂北中学校でひなた場が開催されました
■ひなた場とは?
生徒と先輩(保護者や先生以外の地域の大人)がお互いに人生を語りあう「対話」を通して、人と人をつなぐプログラムです。
(1)生徒が憧れのロールモデル(理想にしたい大人の姿)を見つける
(2)気軽に相談できる地域の大人との関係をつくる
を目的にしています。
生徒たちのために、15名の地域内外の大人・大学生が集まり、人生紙芝居や人生グラフを用いながら、向き合う約2時間。
コーディネーターの福島は、直前の説明と、当日のファシリテーションを担当しました。
今後も、大人と生徒たちの対話を通じて、さまざまな生き方やキャリア観に触れられる機会をお手伝いして参ります。
(文責:福島)
日南高校の探究活動発表会にて審査員と講評を務めました
発表は全2年生21グループ。午前から午後にかけて行われ、私の他に日南市役所の関係各課から職員の方々が来て審査を行いました。
やって終わり、ではなく、今後の学校生活や進路選択にも結び付けてもらえれば、と思います。
(文責:羽田野)
門川町立門川中学校3年生に向けてキャリア教育講話を実施
内容としては、「society5.0」や「人間とAIの仕事」について話をしました。
これからVUCAな時代に必要な考え方や姿勢について、理解を深めるような時間として活用いただきました。
(文責:稲田)
日南市立飫肥中学校2年生 職場体験に備えた講話
7月16日(金)に、飫肥中学校2年生(62人)で、9月に予定されている職場体験に備えて、働く意味などについて、トータルコーディネーターの水永が講話を行いました。
講話のあと、各人で感想文を書き、その後4人ずつのグループに分かれて紹介しあい、感想を述べ合いました。みんなを代表して4人から発表が行われました。
それを受けて、水永から講評とアドバイスをしました。
失敗を恐れないでほしい、とアドバイスをおくりました。「教室はまちがうところだ」と「しっぱいにかんぱい」という絵本があることを紹介し、エールをおくりました。
(文責:水永)
宮崎市立宮崎東中学校での職業講話をコーディネートしました
株式会社フォレスト 代表 得能さんには、建築士としてのお仕事だけでなく、仕事への向き合い方についてのお話が生徒たちに刺さっていたようです。
また、金融機関に勤めるファイナンシャルプランナーの緒方薫さんからは、働き続ける上で目の前に生じたハードルをどのように捉え、楽しく乗り越えていったのか、人生について大切なことの取捨選択についてのお話が印象に残ったようでした。
3クラス中1クラスは、フリーランスとしていくつもの企業とお仕事をしている竹下末利子さんと、平川美由紀さんをお招きし、複数の仕事を持つこと、またその理由やそのために必要な経験などについてお話しいただきました。
宮崎では新しい働き方をしているお二人のお話は、刺激が多かったようでした。
全ての職業人のお話には、仕事内容のみならず、これからの時代に必要なマインドセットや働き方、意志の力、選択することなどが詰まっていました。
お話いただいた職業人も一緒に楽しんでくださり、終始和やかな場となりました。
(文責:福島)
延岡市立南浦中学校 「探究するということ」講話
7月14日(水)、南浦中学校1~3年生(13人)に、「探究するということ」というテーマで、トータルコーディネーターの水永が、講話をしました。
*これからの時代に求められる人財とは、「新しいことに挑戦できる人」であること
*旭化成の「変革と成長への挑戦」の具体的な話
*君たちの未来は可能性に満ちていること
*「探究とは何か、なぜ今求められているのか」を、私が経験した仕事の中での探究の事例とし
て紹介しました。
2,3年生は、昨年「海洋教育パイオニア・スクール・プログラム」において、海に関する探究学習を行いました。
今年は、「自分たちの疑問で、世界を変えてみよう」と、生徒自身が普段の生活の中で、それぞれ興味を持っている「疑問」からスタートします。そして、その「疑問」を、世界の課題解決(SDGs)につなげていこうというものです。
清武中学校にてキャリア教育講座の実施(企画運営:宮崎大学桑畑先生)
(文責:稲田)
教員向け選択研修で講師を務めました
メインの講師は地域と学校が連携したキャリア教育や探究活動の第一人者、大正大学地域構想研究所教授の浦崎太郎先生。
浦崎先生からより多くのことが学べるよう、羽田野が事前の講義と事後のワークを担当しました。
(文責:羽田野)
小林市立須木中学校のキャリアプラン講評に関わらせていただきました
小林市立須木中学校3年生のキャリアプラン発表を、リモートでサポートさせていただきました。
講評や感想、他の生徒への質問の促しなどが主な役割です。
ブレイクアウトルームに分かれ、生徒が一人一人、考えているキャリアプランについて発表。
それについて共感しエンカレッジすること、また、もし何か別の視点があるとしたら・・・
とワンポイントアドバイスという形でかかわらせていただきました。
須木中学校のキャリアプラン発表には昨年から関わらせていただいております。
「副業」という話が上がったこと、結婚は今の時点ではしなくても良いと思っている、という話があったのは今年の特徴だと感じました。
先生ではない立場から、どんなサポートができるかこれからも、私自身も探究していきたいです。
(文責:福島)
日南市立南郷中学校にて講話&ワークショップを行いました
延岡星雲高校F科2年生 探究学習のメンター指導が開始
7月8日に、延岡星雲高校フロンティア科2年生(40人)での探究学習の「メンター指導」がスタートしました。
来年3月まで、6回の指導が予定されています。メンターの方々へのお願いをトータルコーディネーターの水永が担当しました。
メンターの方々は次の通りです。
・岩井 公亮さん (旭化成株式会社 人事部 延岡人事室 )
・福﨑 正倫さん (延岡信用金庫 西階支店次長 )
・宮田あゆみさん (延岡市役所 障がい福祉課 自立支援係 )
・伊東祐一郎さん (延岡市役所 議会事務局 施策・調整係 )
課題テーマは、「地域」 「防災」 「教育」 「環境」 「観光」 「医療福祉」 「社会」の領域に関するテーマで設定されました。
延岡星雲高校普通科2年生 探究学習のメンター指導が開始
7月8日に、延岡星雲高校普通科2年生(160人)での探究学習の「メンター指導」がスタートしました。
来年3月まで、6回の指導が予定されています。メンターの方々へのお願いをトータルコーディネーターの水永が担当しました。
メンターの方々は次の通りです。
・有村 光生さん(株式会社有村鋼機商会 専務取締役)
・岸上光一郎さん(有限会社東九州交通 取締役部長)
・安田 さん(平玄株式会社 延岡営業所)
・下田 航(わたる)さん(九州保健福祉大学4年生)
・甲斐 日菜(ひな)さん(九州保健福祉大学1年生)
課題テーマと分担は、次のように設定されました。
1)延岡の自然 下田さん 佐藤先生
2)延岡 街灯プロジェクト 有村さん 角田先生
3)延岡のPR(HP作成) 安田さん 河野先生
4)延岡のPR(ものづくり) 岸上さん 吉丸先生
5)延岡のPR(動画作成) 甲斐さん 森田先生
西都市立穂北中学校で校内ハローワークが開催されました
七夕のこの日、1日がかりで校内ハローワークが開催されました。
■ねらい
郷土で暮らし・働くことの魅力を理解するとともに、ユニークな業種や新しい業態の魅力を学ぶことを通して、将来における自己実現や社会貢献の在り方についての考えを深める。
大きく、第一部、第二部に分かれる構成で
第一部には、郷土西都で暮らし・働くことの魅力をテーマに、西都市役所や西都消防、西都市商工会議所方にお話しいただきました。
第二部では、新しい魅力と可能性と題し、西都市地域おこし協力隊で映像制作を手掛ける藤﨑さん、EテレなどTVにも出演し、宮崎県内の教育事業に引っ張りだこ・こゆ財団の中山さん、そして新富町の女子サッカーチーム「ヴィアマテラス宮崎」より福丸選手と倉谷選手にお話しいただきました。
藤﨑さんは、部活だけではなく、2つの塾に通っていた中学時代の
塾もやめ、家出したストーリーから「自分の人生を生きる」「自分で選択する」ということをお話しいただきました。
けして、何かを辞めることや家出を推奨するのではなく、譲れないことに対してアクションを取ること、自分に正直であることというキーワードが含まれていました。
こゆ財団の中山さんは、今ある仕事・・・というより「仕事をつくる」が板についている方で、常に新しいことを追求されています。年間読んでいる本は1000冊以上。
常に学び、アウトプットする、先生ではない立場で教育に関わっていくということを熱くお話してくださいました。
ヴィアマテラス宮崎の福丸選手・倉谷選手は、幼少期や小学生時代からサッカーに親しんでこられたそうです。今は、サッカーだけではなく、作物を育てたり、農家さんのお手伝いをしたり、学校や学童とも連携しながら地域を元気にする活動を幅広くされています。
そんな働き方は、サッカー選手としては珍しいかもしれません。
役割という視点で選手の「はたらく」を見つめてみると、ユニークでもあり、本質ではないかと思えてもきます。
私たちひとりひとりは、複数の役割を持って生きている。仕事人として、地域人として、親からみれば子・・・など、自分らしく、それぞれの役割で社会とつながっていく大切さを伝えていけるように、今後も場づくりに尽力します。
(文責:福島)
小林市立細野中学校3年生 「将来の生き方を考える」講話
7月2日(金)に、細野中学校3年生(45人)で、「君たちはどう生きるか 君たちの未来は可能性に満ちている」と題して、トータルコーディネーターの水永が講話をしました。
講話のあと、地域の区長さんほか何人かの大人も交えて「哲学対話」が行われました。
川島校長先生の導入と進行で、先ずそれぞれの「問い」を立てるところから対話が始まりました。
生徒たちにとっては、思い思いに語り、聞き、考えを深める時間になったようです。「探究学習」を意識して取り組まれていますが、このような対話が積み重ねられていくことで、きっと生徒たちの自立の力になっていくことと思います。
宮崎市立田野中学校3年生向けに講話を実施しました
中学校3年の夏休み目前となる生徒を対象に、学年主任の先生方のリクエストで、夏休みの貴重な時間を有意義に過ごすために・・・と相談したところ、中山さん発案で本テーマとなりました。
人生で取り返しのつかない失敗ってなんだろう?
どうやって決める?
など数々の問いを生徒たちに投げかけていただきながら、生徒自らが自分のことを考え、アウトプットするワークもふんだんに織り交ぜていただき、大充実のプログラムでした。
(文責:福島)
川南町国光原中学校の職業講話ワークシートを作成しました
川南町立国光原中学校二年生の職業講話に参加しました。
体育館や、各教室に地域の職業人にお越しいただき、お仕事のお話を通して、将来のキャリアプランについて考えてもらう場になっていました。
川南町では、地域のコーディネーターさんの尽力もあり、社会と学校がしっかりと手をつなぎ、
学校、生徒、地域の思いと双方への受容が循環していることを感じました。
今回、コーディネーターとしては、職業人のお話を終えた後の振り返りシートの設計・作成にかかわらせていただきました。
キャリア教育の支援の形は様々あり、企画、運営支援などありますが、事前事後の関わりも今後拡充していきたいと思います。
(文責:福島)
延岡高校SSH 普通科2年生 探究学習のアドバイザー指導が開始
6月30日に、延岡高校普通科2年生(4クラス、160人)での探究学習の「アドバイザー指導」がスタートしました。
アドバイザーとは、社会人(シニアの方々)に、月に1回位学校に出向いていただき、生徒たちの質問に応え、探究学習にアドバイスや指導をしていただくものです。来年3月まで、5回の指導を予定しています。アドバイザーの方々へのお願いをトータルコーディネーターの水永が担当しました。
アドバイザーの方々は次の通りです。
・小鍛治和美 (元 旭化成 繊維製造部門、サランラップ製造・経営部門)
・田近 克彦 (元 旭化成 研究部門、知的財産部門)
・金丸 正一 (元 旭化成 エンジニアリング部門)
・壱東 学 (元 旭化成 繊維製造部門、本社管理部門、情報システム部門)
・小野 雅史 (元 旭化成 営業部門、総務管理部門)
・水永 正憲 (元 旭化成 人事管理部門)
生徒たちは、昨年1年生の時に「プレ課題研究」を通して、班毎に課題テーマを設定しています。「物理」「化学」「生物」「数学」「その他」の領域ごとに分かれた生徒たちから出された質問や相談を、アドバイザーが各班を巡回しながら、質問し・アドバイスし・共に考えていきました。
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(宮崎県教育研修センター みやざき学びサポートプラザ内)
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