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2023年3月の記事一覧

緊張の朝

今日の朝の登校時の様子です。

いつもと変わらぬ朝の短歌朗詠の様子、

なのですが。。。

 

いつもとは少し様子が違います。

それは、後ろに短歌朗詠の様子を参観している方がたくさん!!

 

実は、宮崎大学教育学部国語科の教授及び准教授、

そして若山牧水や短歌について勉強されている学生さんたちが

10名以上、見学に来られていました。

 

たくさんの参観者に見守られて子ども達も少々、緊張気味でしたが、

緊張しながらもいつものように大きな声で短歌朗詠を頑張っていました。

宮崎大学の方は、この後、朝の「牧水カルタ」と授業の様子を

観て帰られました。

 

せっかくなので、参観いただいた皆さんに若山牧水生誕の地「坪谷」、

そして坪谷小を参観しての感想を短歌に詠んでいただきました。

 

〇 静かなる 山に渡るは 若い声

   受け継ぐうたは かるたの上に

          (片平 千尋)

 

〇 見慣れない 花道歩き 「明け方の」

   つぼやっこの声 響きわたる 

          (本市 佳音)

 

〇 明け方の 校舎に響く 子供らの

   声聞き始まる 素晴らしき一日

          (加来 未帆)

 

〇 声に出し 若山の心を 胸に秘め

 今日もがんばる 小さき牧水

          (山田 陽大)

 

〇 「明け方の」 大人たちに 見守られ

   幼き子らが 立派に朗詠す

          (永野 叶子)

 

〇 五分丈の ズボンに包まれ 朗詠す

   若く明るい 未来の牧水

          (海老原 麻咲)

 

〇 枝に啼く 鳥たちの声 けふもまた

   坪谷は子らの 歌に目覚める

          (中村 佳文)

 

〇 あさぼらけ 山河にひびく 歌声の

   子らはじゃんけん 楽しみており

          (橋口 友亮)

 

〇 明け方の 優雅な声が こだまする

   そこに立つのは リトル牧水

          (後藤 大翔)

 

〇 花曇る 朝をてくてく 赤ぼうし

   遠く見えたり 日の出のように

          (久永 草太)

 

〇 からだより ちょっと大きな 竹ぼうきで

   君がきれいにする谷の朝

          (久永 草太)

 

〇 こだまする 元気な朗詠 坪谷の地

   白鳥つられ 舞い上がり

          (斎藤 広世)

 

〇 澄み渡る空 声高らかに響く

   見届けられるのはここ坪谷

          (菊田 和香葉)

 

〇 「今日もまた」先生の声 追い越して

   パチンと取った 僕の一枚

          (能勢 優子)

 

〇 さいしょはグー じゃんけんあいこ ありがとう

   山より向こうに 響け朗詠

          (能勢 優子)

 

〇 さえずりが 坪谷の朝に 響きけり

   子らの朗詠 見守るがごと

          (永吉 寛行)

 

〇 張り詰めた 寒さ蹴破る 子どもらよ

   まっすぐにのびよ 若竹のように

          (山口 碧季紗)

 

〇 「明け方の~」今日も元気に うたをよむ

   魅力あふれた 牧水の母校

          (黒木 陽菜)

 

坪谷の朝の様子がよく表れた短歌ばかりですね。

最後は、学生さんたち、子ども達にならって

みんなで短歌朗詠をして帰られました。

牧水生誕の地「坪谷」とその母校坪谷小学校を参観されたことで、

若山牧水についてのイメージがより豊かになっているといいですね。

今日は参観いただきありがとうございました。