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2022年5月の記事一覧

吾木香(われもこう)

ゴールデンウィーク明けの月曜日、今日の気持ちを表すかのように(?)どよ~んとした曇り空が広がっています。

子ども達はどうかなと気にしていたら、20名全員が元気に登校して来ました。よし! 今日は、それだけで心の中の天気が曇り空から快晴に変わりました。

上の3枚の写真は、今日の低中高学年別のとある時間の様子です。

一番左の写真は、低学年の音楽の授業の様子です。校歌を歌う前の発声練習をしているところです。

真ん中の写真は、昼休みの中学年の様子です。体育館で鬼ごっこをしながら思いっきり走り回っていました。

そうそう、今日は本来であれば牧水生家清掃の日だったのですが、雨も降り出したので延期となりました。

最後、一番右側の写真は高学年の総合的な学習の時間の様子です。5月19日に控えた種まき(稲作体験活動)に向けて、上手な種まきの仕方について下学年に教えるための準備・計画を考えているところでした。

 

ところで、今日の短歌はこれでした。

 

意味は、「吾木香(われもこう)、すすき、かるかや。 秋くさの中でも、花らしい花をもたない、最も寂しいこれらを君に贈ろう。」という意味だそうです。牧水が大学時代、図らずも道ならぬ恋となってしまった恋人に詠んだ歌だとか。(詳細はご自分でお調べください : 笑)

吾木香(われもこう)、すすき、かるかやが秋の草であるのは分かりますが、それにしても「吾木香(われもこう)」

何となく気になる不思議な名前の草ですね。いったいどんな草なのだろうと思ったところで、ピーン!!

今日の牧水クイズが決まりました。

若山牧水の母校である坪谷小学校の子ども達は、郷土のまた日本の歌聖となった牧水先生の短歌を毎朝、玄関前で朗詠していますが、せっかくならできるだけ短歌の意味も理解してほしいという思いから、時々その日の短歌にまつわるクイズを出しています。

吾木香(われもこう)について調べてみるとこんな草(花)でした。

なんとなく寂しげな哀愁のある花ですね。

玄関前で今日の短歌を朗詠するとき、吾木香(われもこう)の映像が子ども達の頭に浮かんでくるといいなと思いながら画像を印刷して、問題を出してみました。

「今日の牧水クイズ。ジャジャン」

「この草の名前は次のうち、どれでしょう? 1すすき 2かるかや 3われもこう」

もちろん知っている子はいません。(知っていたら尊敬です。そして、私が恥じ入ります  笑)

 

 吾木香 すすきかるかや

 秋くさの

 さびしききはみ 君におくらむ

 

大学時代の牧水先生が、道ならぬ恋に悩み苦しみながら恋人に贈ったこの歌ですが、

実は、この歌の吾木香の花の名には「我も恋う」がかけて(かくして)あるのだそうですよ。