日誌

2018年11月の記事一覧

NO230 本物体験の大切さ(幼稚部、小学部)

NO230 本物体験の大切さ(幼稚部の焼き芋作り、小学部の干し柿作り)  平成30年11月29日
 本校は本物を体験することを、特に大切にしています。今日は幼稚部の子どもたちが自分たちで育てたサツマイモで焼き芋を作りました。一つずつサツマイモを洗って、新聞紙やアルミホイルに包んで薪の中へ入れました。燃える木々の炎やサツマイモの焼ける様子に、「温かいね」「木が燃える匂いがするね」「いい匂いがしてきたね」など、子どもたちは本物だからこそ味わえる感覚を、それぞれに口にしていました。自分たちで育て、作った焼き芋の味は格別だったようです。また、小学部は近所の方からいただいた柿をみんなで干し柿にしました。小学部の子どもも先生も全員参加の作業です。洗ったり、皮をむいたり、吊したりとたくさんの工程があります。一つ一つがはじめての体験です。きっとおいしい干し柿になることと思います。本校ではこれからもいろいろな本物体験に挑戦していきます。


(幼稚部) おいしい焼き芋ができました。「いい匂いがする!」


(小学部)干し柿作りに挑戦しました。みんなで皮をむいていきます。


日陰に吊しました。
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NO229 宮崎市社会福祉協議会福祉課の方々が来校

NO229 宮崎市社会福祉協議会福祉課の方々が来校 平成30年11月28日
 今日、 宮崎市社会福祉協議会福祉課 地域福祉係の係長をはじめ3名の方が来校されました。現在、本協議会は宮崎市の委託を受けて、「宮崎市ふれあい福祉体験研修事業」を実施しており、福祉体験研修の講師を学校や団体、企業などへ派遣しているとのことです。今日は講師派遣事業における講師のスキルアップのために来校されました。障がい理解のための大事な役割を担っていただいています。今回は視覚障がい者の移動支援や視覚障がい体験を実際にしていただきました。どの内容にも一生懸命に取り組んでおられました。現実度の高い研修が本当の支援と理解につながります。今後も協力しながら「共生社会」の実現を目指していきたいと思います。


移動支援体験の様子




視覚障がい体験の様子


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NO228 高等部のビブリオバトル

NO228 高等部のビブリオバトル  平成30年11月27日
 今日、5校時に高等部でビブリオバトルがありました。それぞれが自分の読んだ本について、あらすじや感想などを紹介しました。生徒たちの本の紹介は、個性的でとても素晴らしく、どの本も読んでみたいという思いと興味をかきたてられました。また、生徒たちからもそれぞれの本について質問が出されました。読んだ本を自分なりの表現で互いに伝えあうというビブリオバトルのおもしろさと大切さを感じた授業でした。生徒たちがそれぞれ紹介した本は以下のとおりです。「車いす犬ラッキー」(小林照幸)、「豆の上で眠る」(湊かなえ)、「コーヒーが冷めないうちに/デイジー版」(川口俊和)、「真夏の方程式」(東野圭吾)



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NO227 宮崎県空手道連盟執行役員来校

NO227 宮崎県空手道連盟執行役員来校  平成30年11月21日
 今日、宮崎県空手道連盟執行役員の深水副会長と田岡副会長が来校されました。来校の目的は県内の障がい者の空手道を広く普及させたいということでした。深水副会長の道場(ユニバーサル松濤館空手連合)には、本校卒業生の大庭康資さんが通っており、今年の第3回世界障害者選手権男子視覚障害者部門(スペイン・マドリード)で見事金メダルに輝きました。田岡副会長の道場(松涛館宮崎修道会)には本校の理療科主事が通っており、今年の全国大会では3位の成績をおさめました。また、今年、本校高等部1年生(瀬戸山道場)が高等学校空手道選手権新人大会へ出場したことからも思いを深くされたようです。年齢や障がい種を超えて、子供から大人の方々が日本の武道である空手を楽しんだり、競技として挑戦する場が増えるとよいと思いました。


左から宮崎県空手道連盟の深水副会長、田岡副会長、本校理療科主事

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NO226 卒業生の挑戦(生活相談コース)

NO226 卒業生の挑戦(生活相談コース) 平成30年11月20日
 生活相談コースに通う卒業生の授業を見学しました。授業見学の時間には、パソコン室で「タイピング」と「ビジネス文書」の作成を行っていました。このほか音声を使ったパソコンでの文書作成にも取り組んでいるとのことでした。授業内容は、卒業生の通う移行支援事業所と互いに情報交換を行いながら進めています。卒業生は一生懸命にパソコンに向かい、黙々と文書作りに取り組んでいました。その真剣な学びの姿に心から感動しました。大きく確かな成長が見えました。宮崎県では、視覚障がい者の自立生活や就労のための訓練施設が少なく、指導のノウハウもこれから蓄積していく状況です。世の中の流れをしっかりと把握し、未来に繋がる学びの支援をまずは関係機関と学校が連携して行い、そのノウハウを蓄積して、宮崎ならでは視覚障がい者の自立支援体制を構築していくことが大切であると思います。特に就労に関しては、本人のスキルと共に受け入れる企業側の支援のあり方がとても重要になります。企業側の受け入れノウハウの蓄積も必要です。今年から運用を始めた生活相談コースに通う卒業生を、関係機関と連携しながらしっかりと世の中へ送り出すことは、とても大切な意味があり、未来に繋がる大きな一歩になると考えています。

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