日誌

2025年11月の記事一覧

全校朝会(人権週間)

12月の人権週間の前に、全校朝会では人権をテーマに話しました。

まず、町のイラストを見て考えました。

絵の中の人をつい「この女の子は・・・」「この外人さんが・・・」「この男の人が・・・」などと言ってしまいがちですが、

女の子かどうかわからないよ

髪の色だけで外人さん?

本当に男の人?

子どもたち・・・「違うかもしれない!!」

見た目だけで決めつけているのは、私たちの心の中に、女の子はこういうもの、男の人はこういうもの、というバイアスがあるから。

 

次に、デフリンピックがちょうど開催中だったので、その話もしました。

競技の中で様々な工夫があることや、サインエールという応援のしかたについて話しました。

 

最後に、3人の子供の絵を見て、子どもたちは考えました。

平等に同じ踏み台に乗れるようにしても左の人は全く見えません。

「これならいい!!」と子どもたち!

私たちの生活の中にも同じようなことがあります。自分にはない手助けをもらえる友達もいます。困っていることは一人一人違うのです。努力で解決することができない困りごとには、手助けが必要です。それは一人一人違うことがあるんだということ。同じ学習や活動をするためにはその子に応じた手助けが必要なことがあることを考えました。

 

「私と小鳥と鈴と」 金子みすゞ

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のやうに、地面(じべた)を速くは走れない。
私がからだをゆすつても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のやうに、たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがって、みんないい。