日誌

2024年1月の記事一覧

「わさび」授業が求められる理由(保護者様への宿題)

年明けの冬休み。

先生方はこんなことをしていました。

子どもたちを迎え入れるために、朝から清掃です。

子どもたちに負けず、先生たちも、頑張ります!

きれいな玄関で子どもたちを迎えましょう!

靴箱もきれいにしておきますね。

君が、気持ちよく登校できるように。

気温1度。

輝く児童玄関!

先生方、お疲れ様でした。

 

さて。

次は。先生方のお勉強タイム。

職員研修会。

今日は、過去の全国学力調査問題を先生方に解いてもらいます。

え!なんですか、この問題は?!

これは、昨年度の「プログラミング教育」の問題。

史上初のプログラミング問題で、先生たちは、驚かされたのを覚えています。

先生方も、真剣に考えました。

教頭先生曰く。

捻ってありますね。

単なる知識だけでは。

解けない問題です。

ちなみに、この問題は、昨年度、全国で、最低の得点率だった問題です。

 

そうなのです。

今の子どもたちの問題は。

知識だけでは、解けず。

高度な「思考力•判断力•表現力」を必要とする問題が出題されるのです。

 

例えば。

三角形の面積を求める問題は。

「底辺×高さ/(割る)2」で求められますよね。

 

つまり、

この公式を覚えていれば

正解が出る問題が、

これまでの問題だったのです。

 

【問題】

下の三角形の面積を求めなさい。

 

上の問題、皆さん、即答ですよね。

底辺(6cm)かける高さ(3cm)わる2=9平方センチメートル。

正解!

\(^o^)/

 

ところが、ところが。

今、子どもたちに出題される問題は、

次のように、ひねくられているのです!

 

【問題】

テープを直線で切って、2つの三角形を作ります。

この2つの三角形は、どんな関係にあるか「言葉で」述べなさい。

 

三角形の面積の公式だけで、勝負してきた子どもさんは。

「高さがない!」と、悩むわけです。

そして、この問題は、

「明道小で、最も点数の低い問題」だったのです。

( ;  ; )

 

さて。

皆様、特に、5・6年生以上のお子さんをお持ちの保護者様。

 

ぜひ、昨年度、最低点だった、次の全国学力調査問題の「4」番を。

https://www.nier.go.jp/22chousa/pdf/22mondai_shou_sansuu.pdf( ← クリック:プログラミングの問題)

 

そして、本年度、最低点数だった、次の全国学力調査問題の「2」の(4)番を。

https://www.nier.go.jp/23chousa/pdf/23mondai_shou_sansuu.pdf( ← クリック:三角形の問題)

 

ぜひ。

ご家族で、「笑いながら」「あーでもない」「こーでもない」と、解いてみてください。

 

すると。

なぜ、

記憶に頼る学習ではなく。

子どもが主役となる「わさび授業」が必要か。

お分かりになると思います。

 

 

子どもたちは、これから。

知識のみでは解決ができない問題、

自ら解法を見つけなくては

解決できない問題」

対峙して行かなくてはならないのです。

・:*+.\(( °ω° ))/.:+

 

さて、問題の回答です。

 

令和4年度回答

https://www.nier.go.jp/22chousa/pdf/22seitourei_shou_sansuu.pdf

令和5年度回答

https://www.nier.go.jp/23chousa/pdf/23seitourei_shou_sansuu.pdf

 

by 校長