2024年2月の記事一覧
不思議な不思議な小さなUFOの物語
子どもの発想は奇想天外で。
時に、微笑ましいドラマを生み出すことがあります。
例えば・・・。
梅の花も咲き誇り始めました。
人倫、礼儀、躬行。
227年前の校訓。明道館学制三章。
の前に置かれた。
学制三章ストーン。
今朝もちゃんと、そこにおられました。
近辺では、6年生がボランティアをがんばっていました。
ねえ。これ、三章ストーンって言うんだよ。
お祈りしたら、良いことがあるかも、って、都市伝説だよ。
そうなんですか。
校長先生。
お祈りします。
一人。
二人。
三人。
・・・そういえば。
校長先生、躬行の字に住んでおられた、主様はどうなりましたか?
はい、お一人は、旅立たれました。
もうお一人は、まだ、お住まいです。
明道小学校の「ありふれた日常」。
子ども達って、面白いですね。
さあ、今日も勉強、がんばるぞ!
ということで、三章ストーン様。
まだ、子ども達を見守ります。
さて。
昼休みに、その大事件は起こりました。
昼休み。たくさんの子どもさんが集まって、何かトラブルのような・・・。
どうしましたか?
校長先生!やばいです!
ええ!これは!まさか!
校長先生、これって、この前、テレビで出ていた・・・。
はい。
これは、まさしく・・・。
ミステリーサークルというやつでしょう。
よく見ると、あちこちに、ミステリーサークルができていました。
これって、UFOが着陸した跡だとか、言われていますよね。
ふむ。ちゅーことは。
このUFOさんは、小人さんサイズということになりますね。
広い宇宙。こんな小さな、UFOもいるかもしれません。
明道小のお庭で起こった、不思議な、不思議な、小さなUFOの物語。
by 校長
学制三章ストーン現る
気温3度。
まだまだ寒い朝。
子ども達も凍えての登校です。
校長先生!
はい?
珍しいものが・・・。
何ですか?
石です。
きれいな石ですね。
そうだ!ここに置きましょう。
私たちの大切な守り神。
学制三章の碑。
学制三章を守る守り神にしましょう・・・。
なるほど・・・。
では、みんなで、「何か良いことが起きますように!」
お祈りしましょう。
そして。
守り神ストーンは、静かに登校を見守りました。
ねーねー。君たち。
おはようございます。
学制三章に何か、変わったことが起きたの。
気づかない?
・・・気づかない子ども達。
ほら。
学制三章ストーンだよ。守り神だよ。
へー。
みんなで、お祈りしよう。
世界が平和になりますように・・・。
そんな、心優しい子ども達を。
咲き始めた梅の木は。
穏やかに見守っていました。
さて。昼休み。
みんな、暖かくなった運動場で、楽しく遊んでいました。
すると・・・。
ある女の子が。
校長先生!
はい?
あのね、校長先生、とってもめずらしい石を見つけたんです。
何かの破片のような・・・。
あのね、この学校って、昔、昔、島津の殿様の家が建っていたところなの。
だからね。市役所の方が、今度、運動場に、めずらしい物が埋まっていないか、調べるんだって。
ひょっとしたら、それも、珍しいものかも・・・・。
その女の子は、その石を大切に、ティッシュ入れに入れて持ち帰ることにしました。
子ども達にとって、珍しい石って、大人の宝石くらい、大切なものなのです。
学制三章ストーン。
いつまで、あそこに「居続けられる」か・・・。
観察してみましょう。
by 校長
「飛梅伝説」と「ワメ伝説」と「ワカメ伝説」
今年も、この木に、春が宿りそうです。
校長先生、お花が咲きそうです。
そうだね。蕾が膨らみましたね。
この話題を振るのも、もう、3回目となりました。
みんな、今年も、この梅に、春が来そうだよ。
本当ですね。校長先生。
綺麗に咲きそうですね。
そんな子ども達に、毎年、話して聞かせる、「飛梅伝説」
学問の神様と言われる、菅原道真公は、小さい頃から、白梅を可愛がっていました。
ある日、菅原道真公は、京都から福岡の太宰府に左遷されることになりました。
その時、大好きな白梅に、次の歌を贈りました。
「東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ
(冬が過ぎ、東風が吹いたら、その風に託して梅の香りを大宰府まで送り届けておくれ、梅の花よ。私がいないからと言って、春を忘れないでおくれよ。)
梅の木に別れを告げて、太宰府に着いた菅原道真公が次の日の朝、庭に見たものは、別れを告げた「白梅」だったのです。白梅は、大好きな菅原道真公を追って、一晩で、太宰府に飛んできたのでした。
それ以来、この白梅は、「飛梅」と名付けられ、太宰府天満宮で最も早く花をつける梅の木として、大切に守り継がれています。
いつも、子供達は、この話を聞いて、不思議そうに言います。
「その飛梅、見てみたいです。」
飛梅が祀られている太宰府天満宮は、とても有名な神社だから、将来、ぜひ行ったらいいよ。
飛梅、今の時期に行くと、とっても綺麗に咲き誇ってますよ。
さて。
3年間、校長とこの梅の木を見守ってきた、明道っ子。
いつもの枝に注目。
校長先生、ぼくは、この枝が好きです。
校長先生もだよ。3年間。いつもこの枝が可愛くて、綺麗だったね。
校長先生、この木は、梅ではなく、「ワメ」とみんな呼んでますが、本当ですか?
そうですね。
みんな、ワメと呼んでますね。
太宰府の白梅が「飛梅」と呼ばれているように。
明道小の梅の木は「ワメ」と呼ばれて、いいのではないでしょうか。
明道っ子。
なるほど・・・。明道の「ワメ伝説」ですね。
校長先生、梅の木のお話を、ここで何度もしましたね。
そうですね。
あなたも、3年間で、すっかり、身長が伸びましたね。
校長先生。
やっぱり、この小枝が、一番綺麗ですね。
やっぱり、君も、そうですか。
みんな、この枝ぶりが気に入っているようですよ。
校長先生。
この「ワメ」ですが。
違う解釈があることに、今、気づきました。
ほー、違う解釈?
はい。校長先生、見てください。
「カ」が入ったら、この木は。
「ワカメ」ですよ。
だって、校長先生、ワメにこの寄生しているこの植物。
まるで、ワカメみたいなんですよ。
ほほー、どこが?
ほら。葉の裏は、こんななんですよ。
本当だ。
葉の裏には、ワカメのような、ブツブツが、綺麗に並んでいました。
明道っ子達が、見つける、
子どもでなければ、見つけられない。
「子どもならでは」の、数々の明道伝説。
明道の「ワメ伝説」
そして、今、生まれた、「ワカメ伝説」
雲一つない青空に。
梅の蕾がタワワに揺れていました。
・・・もうすぐ、明道にも、春がやってきます。
東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 春な 忘れそ
さて・・・。
梅の話となると、校長の頭に浮かぶのは、やはり、この名曲です。
【飛梅】by さだまさし ※ YouTube 動画です。(さだまさしofficial HP)
https://youtu.be/LollS--xywQ?si=3LsimZEWOXIgSO4b
実は、太宰府は、別名「縁切寺」とも噂されています。その「縁切寺」伝説を飛梅に絡めて、さだまさしさんは、「別れの悲しい心」を見事に歌詞に昇華させています。当時、お若いさだまさしさんが、こんな名詞を書かれたことは、すごいことだと思います。
「あなたがもしも遠くへ行ってしまったら、私も一夜で飛んでいくと言った。忘れたのかい?飛梅。」
「東風(ひがしかぜ)吹けば、東風(こち)吹かば、君は、どこかで思い起こしてくれるだろうか。太宰府は春。いずれにしても春。」
(lyrics by masasi sada)
by 校長
縁は奇なもの粋なもの「6654mの奇跡」
ある新聞記事に私は心囚われて(とらわれて)しまいました。
それは、ある都城市在住の登山家の記事でした。
その記事を読み、私は、直接お話をして、いろんなことを聞きたくなったのです。
「なぜ、登山に挑まれるのですか?」
「登頂した時の気持ちはどうなのですか?」
「命の危険を感じることはあったのですか?」
「御家族はどう思われておられるのですか?」
探検家・登山家に、過去聞きたかった質問が、次々に浮かんできます。
しかも、その方は、すぐ近くに住んでおられるのです。
・・・私は、ある信念をもっています。
「願いは、強く念じれば、いつか、叶う」
その新聞記事を校長通信にして。
校長室に貼っていました。
ある日。
ある先生が、その記事をじっと見つめていました。
???
校長は、「不思議なご縁」というものも信じています。
人と人とは、不思議な引力に引き付けられて。
出会うべき人と人は、いつしか、出会っていく。
過去、何人もの方が、私の人生を変えるほどの出会いを、私としてくださいました。
例えば。
大野勇太さん。
小林市の中町の路上ライブでお声掛けをして、それ以来の深いご縁で結ばれています。
例えば。
地域学校協働活動推進委員の森清造さん。
ある方のひょんな紹介で出会い、深いご縁で結ばれています。
例えば、招き猫の「ゆきちゃん」
ある方の御紹介で出会い、それ以来、とても深いご縁で結ばれています。
人と人とは、不思議なご縁と言う引力によって、結び付けられていくのです。
信じて、願い続ければ・・・。
出会いを、大切にすれば・・・。
その先生は、校長に、信じられない言葉を発しました。
校長先生。
コ、ノ、カ、タ、シ、ン、ユ、ウ、ノ、オ、ジ、サ、ン、デ、ス。
な、なんとおっしゃいましたか?
こ、の、か、た、し、ん、ゆ、う、の、お、じ、さ、ん、で、す。
なんと?
「この方、親友のおじさんです。」
・・・驚きました。( ;∀;)
願いは強く願えば叶う。
人と人は不思議なご縁で結ばれている。
いろんな言葉が、ぐるぐる回りました。
話しをつないでいただけますか?
・・・(中略)・・・
ということで。
お会いしたかった、憧れの、登山家。
ご来校です。
その方は、私の失礼な質問にも次々に答えてくださいました。
「なぜ、ネパールの山に登ろうと思ったのですか?」
「無酸素で登るとどんなことが起きるのですか?」
「御家族はどんな思いで見守っておいでですか?」
お話しを聞いて、決意しました。
この方のすばらしい経験を、思いを、明道っ子に伝えたい。
いかがでしょう?
明道小の子ども達に、そのすばらしい経験を話していただけませんか?
・・・私でよければ。
人と人とは、不思議なご縁で結ばれる時があります。
そこには、奇妙な引力が発生するのです。
その方と。玄関にて。
ご縁をつないだ方、食育先生と玄関にて。
宮崎県「初」のメラ・ピーク登頂記念講演になります。
【東多佳道 様 】
都城市在住。
2023年11月。ネパールの3大ピーク(山頂)である、メラピークにガイド・ポーターと三人で、74才にて、無酸素登頂。この登頂は、天候の都合により、余裕のない中、急激にアタックをせざるを得なかったという、極めて困難な登頂であった。マイナス20度、6654mの登頂に、成功。極めて困難な状況を乗り越えてこられた、人生の成功者である。
明道小学校151周年記念イベント
「東多佳道様、メラ・ピーク無酸素登頂成功記念 大講演会」
令和6年2月28日(水) 全児童対象 in 明道小
ご本人から提供いただいた、貴重な画像です。(禁 無断転載)
6654mのメラ・ピークの山頂にて。
無酸素で。
縁とは奇なもの粋なもの。('◇')ゞ
by 校長
能登に届け 明道の真心!
能登半島地震が発生し、運営委員会(子供の企画委員会)が主体となり進めてきた、能登半島地震募金。
持ちきれない重さの寄付金が集まりました。
これこそが。
個人だけが幸せであってはいけない。
社会の方、皆が幸せであってほしい、と願う心。
日本発の協調的ウェルビーイングの心です。
明道小の子ども達は、保護者の皆さんは、能登半島の皆様の早い平安を心より祈っております。
一か月以上も電気も、水道も来ない生活。
避難所でお風呂も困窮する生活を想像するに、
「信じられない」「耐えられない」という言葉が、子ども達から聞こえてきます。
募金は、運営委員から、事務室のマドンナ先生に渡されました。
マドンナ先生も、募金の「重さ」に、驚いておられました。
そして。
募金は、マドンナ先生によって、宮日義援金口座に納付されました。
ここに、金額をお知らせしておきます。
2月7日付の宮日「能登半島地震義援金」コーナーにも報道されております。
能登半島に届け!明道の真心!
能登半島の皆様。どうぞ、負けないで!
どうか、すばらしいふるさと、能登の再建を、心より、応援しております。
・・・いつか、朝市に、行くけんね!(校長)
運営委員の皆さん。
毎日の集金、集計、お疲れさまでした。
これにて、募金キャラバン活動。
終了です。
・・・ありがとう。明道っ子。( ;∀;)
by 校長