学校から

学校の様子

シリコンバレーからリアル出前授業

12月8日、本校の3年生の技術の授業で、アメリカと福岡に拠点を置いて活躍されている、EduPorte取締役の田中秀弥さんを講師に迎え、AI活用授業を行いまいした。

田中さんは、早稲田大学進学後、アメリカに留学、ワシントン大学でグローバルビジネスプログラムを終了。その後AmazonやMicrosoftが生まれた都市シアトル(下の写真ののところ:図は北アメリカ)に拠点を置くWebrain Think Tankにプロジェクトマネージャーとして参画されました。

現在はAI利用のコンサルティングや人材育成のお仕事をしており、世界を駆けまわっていらっしゃいます。

授業の導入は「AIで音楽を作ってみよう」でした。

無料ソフトに「キーワード:青春、お茶、人生、校歌風…」などを入れていくと、途端に4曲出来上がりました。男声のもの、女声のもの、色々と指示を出すことで個性的なプロが作ったような音楽が出来上がりました。

今日の授業の目的は「テクノロジーにわくわくする」「テクノロジーをジブンゴトにする」です。

最初からワクワクしました。

その後、世界はAIでどんな風に進化しているのか、今後どんな仕事が生まれるのか、などを話して下さいました。

また、アメリカで開発された「メタレイバングラス」なるものを持参。生徒に触らせてくれました。

この眼鏡・・・本校の中田先生いわく「コナン君だ!」です。

メガネのボタンを押すと、録画(写真・動画)、音楽視聴(骨伝導)ができるそうです。ゆくゆくは、眼鏡にデータが映し出されたり、その情報を送ったりすることができるようになるそうです。(日本では未発売)もう、この眼鏡があれば、携帯もいらなくなるのかもしれませんね。

では、いよいよ生成AIを使ってみます。

今回は設計の部分をCHATGPT、開発の部分をCanvaというソフトで行いまいした。

CHATGPTにどんなものを作りたいのか、どんな機能にしたいのか、沢山のキーワードと指示を入れながら、設計してもらいます。

作った設計書をCanva(有料版)にコピーすると、あら不思議!自分の欲しかったものが出来上がっているという流れです。

生徒はどんなものを作ったのでしょうか?(時間は30分程度でした)

彼らは「朝起きソフト」。朝がなかなか起きられないので、まずは簡単な足し算を出され、次は・・・と少しずつ難しい問題を出されながら目が覚めていくというもの。面白いですね。

彼らは「文章問題対策ソフト」を作成しました。国、社、数、理、英の問題が出てきて、それに文章で答えます。するとAIが「正解」「不正解」を出してきます。ちゃんと答えの解説まで載っていました。恐るべし。

 彼が作ったのは、「社会の公民問題対策ソフト」。物事の仕組み(例えば選挙など)がフローチャートになっており、空いたところに何の言葉が当てはまるかを選ぶ問題集です。5問クリアしないと終われません。自分で問題も作れるので、テスト対策問題を自分で作って練習できるという素晴らしいソフトです。

見ているだけでワクワクし、これからがどんな世の中になっていくのか想像もつきません。しかし、判断力(それは本当にAIにさせてよいのか)や想像力(AIに指示を出す力)も必要だと感じました。

未来を感じる楽しい授業、田中先生、ありがとうございました。 

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