情報発信ブログ

SSH&サイエンス科情報発信ブログ

令和3年度宮崎県学生栄誉賞をいただきました!

本校サイエンス科のハクセンシオマネキ研究チームが
令和3年度宮崎県学生栄誉賞に選ばれました!

これは、スポーツや文化などの分野で顕著な成績をあげた生徒に授与されるものです。


立派な楯をいただきました。

本来であれば、県庁にて知事より授与されるのですが
今年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のために授与式が中止となりました…。


ハクセンシオマネキの研究班は、高校生バイオサミットで環境大臣賞を受賞するなど、多くの成果を残してきました。


彼らは、自分たちで観察した動画から、プログラミングを駆使してデータ解析を行い、絶滅危惧種のハクセンシオマネキについて研究してきました。

また、彼らの姿にあこがれて、後輩たちもそれぞれの研究に熱心に打ち込んでいます。

これからも宮崎北高校サイエンス科は頑張ります!!


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プログラミングを使い始めた1年生

こちらは2月23日の部活動の様子です。

科学部の1年生は、現在研究計画に従って順調に研究を進めています。現在の様子を少しだけ公開しましょう。


アサリの研究班です。
継続してデータを取るために、先日のプログラミング講座で習った
Raspberry Piを用いて自動観測カメラを作っています!
既にカメラモジュールも接続完了!
SSHで遠隔操作を行い、自動で写真を撮影することに成功しています。
学びが活きていますね!

※ここでのSSHとはSecure Shellの略で、安全にコンピュータをリモート操作する方法です。そして宮崎北高校はSSH(Super Science High school)です。
そう…彼らはSSHでSSHしているのです。



こちらはギアの研究班です。
3Dプリンタを使いこなし、様々なパーツを自由自在に作れるようになりました。実験は次の段階へ。
ギアにかかる力を調べるために、デジタルフォースゲージを使い始めました。授業で習った物理の知識を駆使して頑張れ!


他にもプログラミングを使うチームはたくさんあります。
そんな中で、互いにハードやソフトの使い方の教えあいや情報共有も生まれています。
こちらの生徒たちは3D設計図を作るCADソフトの使い方を共有しています。

科学部全体が、チームとして支えあいながら研究を進めている姿が見られます。


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科学部の定期報告会

宮崎北高校の科学部は約40名の大所帯です。

普段の活動では、なかなか他のチームの研究を詳しく見ることはありません。
そこで、互いの進捗状況を報告して切磋琢磨するために
また、プレゼンや質疑応答に慣れるため、定期報告会を行っています。

その様子を少しだけ紹介します。

報告会は週に1回です。
土曜日など比較的時間に余裕がある日に行われています。
毎回2~3組が研究の進み具合を発表し、部員と質疑応答をします。
先輩たちが率先して質問してくるので、1年生はドキドキですね。


そんな2年生も、先生たちが質問をしてくるのでドキドキです。
各班、月に1回発表が回ってくるペースです。


実際にまとめて話すことで、自分の研究の進捗を客観的に判断することができます。
「うわっ!あの班はもうあんなに進んでいる…!」
「先輩がやっていること、今私たちが悩んでいる部分だ!聞いてみよう!」

などなど、発見やメリットが大きい定期報告会なのです。


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2年生の科学探究は今!

サイエンス科2年生の科学探究の様子を紹介します。

2月8日。
とにかく寒い日が続きますが、2年生の研究はアツく続いています。

彼らには規定の研究費が与えられていますが
ちょうど注文した物品が届いた班も多く、研究が加速しているところです。


圧電素子の研究を続けている班です。
ものづくりに必要なパーツがたくさん届いたので、今から工作を始めるようです。


こちらは「香り」の研究をしている生徒。
追加のセンサーやRaspberry Piのセットが届き、プログラミングを行っています。


こちらは部分日食の観測班。
彼女たちはRaspberry Piの照度計で、曇天だった部分日食を観測していました。
現在は、モデル実験のデータを取得しているようです。


各種学会、発表会も迫っています。
得られた研究データをまとめて、プレゼンを作っている班も多いです。
先生からのアドバイスを受けています。


いろんな班が、いろんな実験を行っており…


データの分析や計算に一生懸命になっている中…


届いた大量の物品を整理している経理担当の先生。
いや、ほんと毎回ありがとうございます!

生徒が研究を一生懸命頑張ってくれることが、何よりの感謝になると信じて…。


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プログラミングPBLを行いました!

2月5日と2月19日に行ったサイエンス科1年のマニュファクチャリング。
前回に引き続き、プログラミングPBLを行いました。

PBL(Project Based Learning)とは課題解決学習のことです。
マニュファクチャリングでは、毎回様々な課題を与えられます。
これを試行錯誤しながら解決することで、成長していくのです!


今回は、プログラミングを通して試行錯誤の訓練をしています。

これまでは宮崎北高校の先生がプログラミングの基礎的な授業を行ってきましたが、今回からは株式会社ランバーミルより伊藤陽生社長をお招きして、より応用的な課題に挑戦します!


今回の課題はRaspberry Piの自動起動&サーバ接続!
これまでの授業で、明るさや気温を取るデータロガーは作っているので、その応用編です。

テキストに掲載されたスクリプトを打ち込むだけではダメです。
自分で考えながらスクリプトを書き換えていきます。

電源を入れたら自動で10分に一回データを計測しはじめ、それを自動でcsvファイルで保存し、さらに自動でサーバにつないで送信する…。あなたがやるのは電源を入れるだけ。

そんなデータロガーを作ります。


何度も何度もエラーを出しながら、英語のエラーメッセージを読んで
どこが悪いのか探して、そこを改善して…と繰り返していきます。
着実に正解に近づいていく
プログラミングが試行錯誤に向いているのは、まさにここですね。

最終的に、大半の生徒が課題をクリアすることができました。


実際、この自動起動&サーバ接続は大変便利で、これまでの先輩がRaspberry Piを使うときに悩まされていた
「キーボードとモニターがジャマ」
「取得したデータをいちいちUSBメモリで取り出していた」

という問題が一気に解決します。
また、自動起動の応用範囲は計り知れません!

さてさて…
伊藤社長にお世話になるのも、3年目です。
3年前の1年生は、データロガーを作るだけで授業が終わっていました。
しかし、昨年の内容を本校教員が行っておくことで、毎年進化した授業になっていきました。
(本校教員もプログラミングをめちゃくちゃ勉強しました…(遠い目))

マイコンを研究に使い始めた班も多く、生徒の90%以上が「プログラミングは楽しい!」と答えてくれました。

頼もしい限りです!

※この授業の様子が、2月13日付けの宮崎日日新聞に掲載されました!


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3Dプリンター大活躍!

宮崎北高校には、3Dプリンターがあります。

設計ソフトを使いなせば、どんな形のパーツでも自在に作り出せます。


今回、1年生のギアを研究している班が3Dプリンターを使い始めました。
初めは設計ソフトに苦戦していましたが、試行錯誤の末に自由自在に
パーツを作れるようになりました。

現在は、「遊星歯車」を作っているようです。


溶かしたフィラメントを幾重にも重ねて出力されていきます。


1つの班が使い始めれば、「ウチも!ウチも!」と盛り上がっていきます。近々、2台めの3Dプリンターが稼働し始めるそうです…。


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宮日こども新聞の取材を受けました

12月25日

わくわくサイエンス教室のあとに
「宮日こども新聞」の記者さんから、宮崎北高校科学部の取材を受けました。

こども記者さんは午前中のわくわくサイエンス教室にも参加してくださいました。


理科の中でも、細胞などに興味があるという記者さん。
科学部の中でも葉緑体マスク班に取材したいとのことでした。


せっかくなので、科学部の設備で植物の細胞などを見ていただきました。


研究をする高校生の姿は、記者さんにどう映ったのでしょうか。

取材の詳細は、1月22日の宮日こども新聞に掲載されます!


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国際交流のノウハウを伝えました!

12月20日

同じく宮崎県内のSSHである延岡高校から依頼を受け

MSEC指導者ワークショップの一環として
国際交流事業の進め方をお伝えしました。

本校ではさくらサイエンスプランを含め、
多くの科学と英語のつながりを持つ授業が行われています。

JSEC2021で花王特別奨励賞をいただきました!

12月11日~12日にかけて
JSEC2021(第19回高校生・高専生科学技術チャレンジ)が行われました。

本校からはハクセンシオマネキの研究チームが、ファイナリストに選ばれて
オンライン参加をしました。


丸二日の日程を終え、最終日…。
いよいよ結果発表です。


見事、「花王特別奨励賞」に選出されました!!


オンラインで喜びのコメントを伝えています。
(この日、もう一人のメンバーは受験のため不在でした。)


こちらのJSEC2021はアバターを使って会場内を散策できるシステムになっています。オンライン発表会は、今このように徐々に進化しています。


ちなみに、オンライン発表用の白い幕と、それを支える柱も
大会主催者から提供を受けました。すごい!

部分月食を観測しました

2021年11月19日

日本全国で部分月食が見られました。
本校の科学部も望遠鏡を出して観測しました。


久しぶりの天体観測に気合が入る生徒。
今回は18:00ごろの活動です。
学校帰りにちょうどいいですね。


こちらが18時ごろ部分食最大を迎えた満月です。
(科学部生徒撮影)

月食は、満月が地球の影に隠れることで発生します。
今回は完全に隠れる皆既月食ではなく、部分月食。
とはいえ、最大で全体の97%が隠れます。

太陽光は地球の大気で散乱され、地球の影には太陽光の赤い成分が多くなります。
なので、月食中の月は赤銅色に輝きます。


科学部生徒も、通りかかる生徒や先生も
素晴らしい天体ショーに見とれていました。