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SSH&サイエンス科情報発信ブログ
探究活動『見本市』を開催しました!
9月18日(水)は2年普通科の探究活動見本市でした!
このイベントは、探究活動の計画発表会です。
学校の先生、外部の方々、そして生徒と対話を重ねることで
研究計画のブラッシュアップを行います。
探究活動の発表会に外部の方が招かれる場合、研究終了後の「成果発表」であることが多く
質疑応答やアドバイスをいただいても反映されない事例がよくあります。
そこで、今回は研究計画段階でのポスターセッションを企画しました。
今回は地域の企業や、大学、街づくり協議会、県教委から37名の方にご参加いただきました!
ご協力してくださった皆様、本当にありがとうございます。
まずは、外部の方と本校の先生方に向けて事前オリエンテーションを行いました。
この見本市の狙いと、対話の方法をお伝えしました。
様々な分野の79作品が発表を行いました。ジャンルごとに部屋を分けています。
前半40分、後半40分のポスターセッションです。
本校の研究は原則として3~4人一組で行います。
「文系も理系も科学技術人材を目指す」のが本校の目標です。
科学技術人材とは、理科や数学ができる人材ではなく
「情報をもとに自ら考え行動できる人材」です。
ということで、いかにしてデータを集めるか…が研究計画の肝になります。
これまで研究計画の段階で、ここまで多くの方と対話を行うことはありませんでした。
生徒達の研究内容が今後さらに練られることでしょう。
校長先生も質疑応答に参加しています。
生徒達は面白いアイデアを持っているのですが、その具現化がまだ未熟です。
そこで、大人との対話を重ねることで、思考が整理されていきます。
さて!
今回、パネルに対してポスターを小さめ(A1サイズ)で印刷しています。
余白の部分に、外部の方や先生、生徒からのコメントや質問の付箋が貼られています。
この付箋は、基本的に「答えられなかった質問」や「研究アドバイス」が書かれています。
各班にとっての今後の宝物となります。
さらに、外部の方に対して各班は「探究活動応援カード」を配布します。
これは研究の概要とQRコードが記載された名刺サイズのカードです。
今回のイベントが「見本市」なのは、まさにここです。
ただのポスターセッションではなく、「外部協力者は自分でみつけよう…!」という企画なのです。
沢山のつながりが生まれたようです。
さて、振り返りです。生徒ではなく、参加者の皆さまです。
今回は短い時間ですが、生徒が行うフレームワークを体験していただきました。
テーマは「本日の発見」。3分間でできるだけ沢山書いたものをもとに
各班で議論していただきました。
先生方×外部の方々!意見交換が盛り上がっていました。
という訳で、初めての探究活動見本市でした。
生徒たちも研究計画の修正点がたくさん見つかったようです。
9月の見本市
12月の中間発表
そして
翌年7月のMSECフォーラム。
中間発表前に、各班とも思考整理できたのは大きな収穫でした。
イギリス人留学生を受け入れました
7月22日~26日の4日間、イギリスのロンドンにあるタウンリーグラマースクールから高校生23名と教員3名を受け入れました。
当校とは4年前のコロナ禍のオンライン交流から始まり、昨年度から対面で受け入れを行っています。
7月22日(火) 受け入れ1日目
空港で出迎えて、青島や宮崎駅周辺を案内しました。
青島で風景画作成↓
青島神社参拝↓
7月23日(水)2日目
宮崎北高校English Dayに招待!
*English Dayとは・・・
生徒が1日英語のみを使ってコミュニケーションをとりながら、様々なアクティビティに参加するもので、3年前から実施しています。
おりがみを伝授しています↓
ランチタイム↓
7月24日(木) 3日目
校内で、学校案内や日本語講座、茶道体験、日本画・書道体験・琴体験をしてもらいました。
茶道体験の様子↓
琴体験の様子↓
日本画・書道体験後の集合写真↓
7月25日(金) 4日目
校内で、サイエンス科の紹介やサイエンス科主催の実験教室とマニュファクチャリングの授業の体験をしてもらいました。
実験教室の様子(バスボム作りをしました)↓
マニュファクチャリングの授業体験(パスタを使ってタワーを作り、高さを競いました)↓
本校の生徒もタウンリーグラマースクールの生徒も積極的に活動に参加していました。
また来年度の受け入れを楽しみにしています。
サイエンス科ホームカミングデーを開催しました
9月17日
「サイエンス科ホームカミングデー」を開催しました。
サイエンス科の卒業生が集まって、現役生への研究アドバイスを行うイベントです。
当日は10人の卒業生が集まってくれました。
全国大会の受賞経験をもつ卒業生も多くいます。
計画はあるけど、動きが停滞している…
そんな班に積極的に行動を促してくれる頼もしい先輩。
生物系の研究班には、生物系の大学生。マッチしています。
論文の書き方なども教えてくれます。
かつて自分が使っていた道具の、正しい使い方をレクチャーしてくれたり。
じっくりと対話を通して、”伴走”してくれる先輩たち。
先輩たちは、探究活動に明確な「答え」がないことを知っているのです。
また、自分が高校生のころの研究に関する苦労話!
これがいちばん勇気をもらえますね。
というわけで、約2時間のホームカミングデーはあっという間に過ぎたのでした。
先輩達、また母校に遊びに来てね!
ACT-LI2(2年普通科・地域探究)の活動紹介
9/10(火)、2年普通科のリベラルイノベーション(=ACT-LI2)が実施されました。
本日の活動は、探究活動見本市に向けたポスター作成です。より良いポスター・発表原稿の作成のため、グループ全員で協力しながら活動していました。グループ内で互いに意見を出し合い、より優れたポスターを作成しようとする姿に、生徒の成長を感じました。担当の先生のアドバイスを受け、「どうやって?」を意識した探究計画を立て、イラストを有効活用したポスターを作り上げることができているグループが多くありました。
いよいよ来週9/18(水)に迫った探究活動見本市。1学期間をかけて熟考した探究テーマと探究計画を同級生や北高の先生方、外部のサポーターの方々に評価してもらう貴重な機会になります。さまざまな視点から、今後の探究活動につながる有意義なアドバイスをいただくことができるはずです。素直な心で受け入れ、今後につなげていきましょう!
また、探究活動見本市は2年生にとって初めての外部の方を招いたプレゼンの場になります。プレゼンがうまくいかなかったり、心が折れそうになる手厳しいダメ出しをいただいたりするかもしれませんね。不安もあるでしょうが、失敗を含め多くの経験を、ACTの時間を通して、生徒の皆さんに積んでもらいたいと思っています。頑張ろう!北高生!
他校と連携した天文学の研究
今年度、宮崎北高校が中心となり
愛知県立一宮高校、兵庫県立三田祥雲館高校、兵庫県立小野高校の4校が連携し
「小惑星による恒星食の広域同時観測」に挑戦しています。
星食観測とは、小惑星が恒星を隠す瞬間を捉え、小惑星の正確な大きさなどを計測する観測方法です。
今回狙うは、11月16日に発生する小惑星(3200)Phaethonによる恒星食の観測です。
恒星の明るさはわずか12等星、減光予想時間は0.24秒という厳しいミッションに、練習を積んで挑みます。
この夏も、4校がオンラインで集まり、小惑星による恒星食の勉強会を行いました。
JOIN(日本掩蔽観測者ネットワーク)の加瀬部久司氏らを講師にお招きし
観測の科学的意義や観測・解析方法について学びました。
解析ソフトの原理や使い方を学びます。
難しい作業もペアワークで相談しながら、勉強していきました。
7月に2回のオンライン勉強会を行いました。
8月は、各校で観測の練習です。各地で発生する星食現象の観測を行いました。
先日のオンライン勉強会では、8月に行った観測の成果や反省点を共有しました。
正確な現象時刻を求めるために、機器の使い方だけでなく、原理も学ばなければなりません。
11月の観測に向けて、頑張っている天文班でした。
なお、この活動は公益財団法人 中谷医工計測技術振興財団による科学教育振興助成を受けています。
サイエンス科の海洋研究について
8月末日。
サイエンス科1年生の生徒達が「海洋環境に関する論文」を提出しました。
探究活動のノウハウを学ぶための「プレ探究活動」として実施した研究です。
論文は大体こんな感じです(ある生徒の例。一部加工しています)。
1人1作品を提出します。
さて、生徒たちは如何にして論文を書いたのでしょうか…。
それは、7月にさかのぼります。
7月24日にサイエンス科1年生は「海洋実習」を行いました!
宮崎海洋高校の進洋丸にて沖合20km地点の大陸棚付近まで行き、海洋調査を行います。
水質やプランクトン、マイクロプラスチック調査に加え、気象海象調査などあらゆる調査を行います!
生徒達は、事前学習でそれぞれ論文に書くテーマを決めており
そのデータを自らの手で取得しにいくのです。
宮崎港を出発!
「帽振れ!」の合図で見送りの皆さんに帽子を振ります。
船内設備の説明を受けました。特に燃料やエンジン、船の性能について詳しく質疑応答ができました。
水質調査中の一幕。深層の海水をプランクトンネットで濃縮して、サンプルを採取しています。
こちらは、深層ではなく海洋表層のサンプル取得。
さらに、巨大なニューストンネットを曳航して、海面表層に浮くマイクロプラスチックを集めます。
実際は、マイプラの多くは黒潮に乗って太平洋に流れているらしく、宮崎沖ではあまり見つかりませんでした。
休憩中の一幕。タイ〇ニック?
今年も充実した海洋実習でした!
翌日、回収したサンプルは水質調査などの分析を行い、
データサイエンスで習った知識も使いながら詳細にデータをまとめました。
という訳で、自ら取得したデータを用いて、夏季休業中に頑張って初めての論文執筆を行いました。
まだまだ粗削りですが、このような経験が次年度の科学探究に繋がっていきます。
普通科1年生 企業探究第1回インタビュー調査を行いました!
2学期のACT-LI1では、本校の普通科1年生が地域企業探究を行っています。
9月10日(水)は第1回インタビュー調査と題して、それぞれが担当する企業の事業内容や取り組みを知るためにインタビューを行いました!
生徒たちは企業のことを詳しく知るために、事前に準備をして今日の調査に臨みました。
企業の方々のご協力もあり、非常に実りあるインタビュー調査となりました!
実は、まだインタビュー調査を行っていないグループもあり、10日を皮切りに随時企業へのインタビュー調査を開始しています。
来月行われる第2回インタビュー調査までに、今回聞いたお話を整理して自分たちの考えを構築していきます。
最終目標は「企業がもっと良くなるための提案を考えよう!」ということで、高校生ならではの新しい視点からアイデアを創出してくれることを期待しています!!
宮﨑北高主催「宮崎県総合農業試験場ツアー」を開催しました!
昨年度まで、理系女子支援講座として、女子学生のみのイベントでしたが、生徒の要望もあり、今年度は男女関係なく参加できる宮崎県農業試験場ツアーを8月5日(月)に行いました。本校生徒だけでなく、他校の生徒も参加してくれました!
始めに、施設の概要説明、研究者による講演会が行われ、生徒は身近にこんなに広い施設があったことに、驚いている様子でした。
その後、施設見学、座談会が行われ、研究に関することや農業のことについて質問していました。
サイエンス科の生徒は、自分の科学探究の内容に関する質問等もしていて、とても充実した時間になったようです。
この経験を活かして、それぞれの将来、進路選択に活かしてほしいです!
普通科1年生 地域企業探究が始まります!
普通科1年生のACT-LI1では、2学期に地域企業探究を行います。
地域の中小企業に対してインタビュー調査を行い、企業へ向けて「こうすればもっと良くなる!」という提案をすることがこの活動の最終目標です。
地域企業探究に際し、7月24日(水)のACT-LI1ではオリエンテーションが行われました!
今回のオリエンテーションには、協力企業の方々にも多数お越しいただきました。
協力企業の数は、なんと34社!本年度も多くの企業にご協力賜ります。
まずは生徒と企業の方に向けて、今後の流れや活動内容についての説明が行われました。
続いて、講師の方をお招きして「地域を支える中小企業について」というテーマのもと講話をしていただきました。
地域の中小企業がどのような役割を持つのか、また、私たちの生活に地域の企業がどのようにして関わっているか等、地域の企業にまつわる話題を多く知る機会になりました。
次に二人目の講師の方をお招きし、SDGsに関するワークショップが行われました。
昨今の世界を取り巻く課題について考えた後、グループごとにSDGsのアイコンを用いたワークショップに取り組み、SDGsに関する理解を深める機会になったことと思います。
また、このワークショップには企業の皆さまにもご参加いただき、生徒との交流も多く見られました!
最後に、各教室に分かれて担当する企業ごとに顔合わせと今後の打ち合わせを行いました。
グループごとに自己紹介や企業の方と連絡先の交換などを行い、緊張しつつも和気藹々とした雰囲気で初顔合わせを終えることができました。
本格的に活動が始まるのは9月から!
夏休みの間に担当企業について調べたうえで、インタビュー調査に臨んでもらいます。
協力していただいた企業に少しでも実りある提案ができるよう、2学期からの活動に励んでいきます!
MSECフォーラムを開催しました
7月11日(木)は宮崎県武道館にて
「MSECフォーラム」が開催されました!
県内19の高校から、約1,200人の高校生が集まり
探究活動の成果をポスターセッションにて発表しました。
探究活動の取り組みを加速させるため、県内の高校が集まった組織。
それが「MSEC(みやざきSDGs教育コンソーシアム)」です。
令和元年度に宮崎北高校のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業としてスタートしました。
現在のMSECは県内の各高校と教育委員会が協力しながら運営しており
今回のMSECフォーラムは宮崎北高校が中心となって運営を行っています。
そんな宮崎北高校の活躍を紹介しましょう。
サイエンス科の生徒です。
廃棄される魚から油を取り出し、石鹸を作りました。
こちらもサイエンス科の生徒です。
ヒドロキシプロピルセルロースの液晶が示す構造色から
圧力を測定するためのシートを作りました。
こちらは普通科理系の生徒です。
花の香りでストレスが軽減するか研究しました。
アロマにはリラックス効果があるものの、強すぎる香りはストレスを与えることがわかりました。
普通科文系の生徒です。
小さな子どもたちの病院嫌いをなくすために
「病院は怖くない!」というメッセージを込めた絵本を作成し
幼稚園にて実際の園児の反応を集めました。
さて、いかがでしょうか。
サイエンス科や理系は当然ながら、文系の生徒も…というか
宮崎北高校のほぼ全ての探究ポスターでデータを取り扱っていました。
これは宮崎北高校が
「情報をもとに自ら考え行動する人材」=「科学技術人材」
と捉えているからです。
スーパーサイエンスハイスクールである本校は、
文系も理系も全員科学技術人材を目指しています!
データをもとに論理的に考えていくことで探究活動が深まっていきます。
さて、午後からは本校の探究活動担当の教員が
見学に来ていた県内の高校2年生約70人に対して
論理的に思考するための講座を行いました。
議論のテーマは「太陽光発電の課題」でした。
生徒達は積極的に話し合いを行いました!
約30分の講話でしたが、集中して議論することで
最先端の研究課題と、その解決方法に近いアイデアを出すことができました。
本気で議論するって、すごいですね!
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
27   | 28   | 29   | 30   | 31   | 1   | 2   |
3   | 4   | 5   | 6   | 7   | 8   | 9   |
10   | 11   | 12   | 13   | 14   | 15   | 16   |
17   | 18   | 19   | 20   | 21   | 22   | 23   |
24   | 25   | 26   | 27   | 28   | 29   | 30   |
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