情報発信ブログ

SSH&サイエンス科情報発信ブログ

あすの宮崎の教育のためのオンライン研修会

5月9日(土)
宮崎北高校の先生達が「あすの宮崎の教育のためのオンライン研修会」に参加しました。

この研修は、宮崎県新富町を拠点に活動する「こゆ財団」が主催し、
宮崎県内全域の先生や教育委員会の方約100名がWeb会議アプリZoomを用いて集まり、
宮崎でICT教育を広めていくための情報交換を行いました。



コロナ休校による学びの変容から、このようなICTの活用が注目され始めました。
ちなみに、右下のパソコンには参加者の先生達約100名の顔がいくつかのページに分かれて表示されています。


内容は、Zoomの使い方や、県内学校の事例紹介、
ワールドカフェ形式での話し合いなどが行われ、
充実した3時間(!)となりました。


コロナ禍が収束しても、ICTを活用した教育開発は続ける必要があると、改めて感じました。


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MathWorks社とのテレビ会議

4月24日(金)のことです。

本校で導入しているプログラミングソフトMATLABを開発した
MathWorks社の方とテレビ会議が行われました。

会議の内容は、MATLAB用のアカウント作成と紐付けの確認、
本校独自ドメインのアドレス配布の確認などの技術的な相談や、
プログラミングPBL(課題解決型学習)での活用方法など多岐にわたりました。


本校担当者とMathWorks社の方の会議の様子。
遠方の方ともこうして身軽に会議ができるので、テレビ会議システムは本当に便利ですね。

Data ScienceについてもMATLABの面白い利用方法があるようです…。


また、探究活動でMATLABを使用している生徒の研究の進捗状況の報告などもありました。
(すでに科学部の活動などで、MATLABを使いこなしている生徒もいるのです!)


プログラミングの活用は、これからの探究活動において更に重要な要素となってくるでしょう。

先進的な試みを続けていきます!!


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1年生もData Science開始!

Data Science(以下DS)の続きです。

※4月中旬、休校に入る前のお話です。

今年度は教育カリキュラムが更に見直され、新1年生もDSを行います。

DSの授業は、基本的に探究型です。

生徒達それぞれのパソコンに、先生からPDFファイルが送られてきます。
そこに書かれた課題に取り組む事で、自然とパソコン操作が身についていきます。
(教材はしっかり読み込めば出来るように工夫されています。)



最初に授業のルールが配布されてきました。
実は、重要な情報が散りばめられており、流し読みすると大変なことに…



配布される資料は、その性質によって様々なアイコンが付いています。



資料を読み込み、基本的な操作方法をマスターしたら
先生からPBL課題が配布されます。
PBL(Project-Based Learning)とは課題解決型学習。
毎回、様々な課題が書かれており、生徒は自分で答えを探しながら取り組みます。

と言うわけで、まずは初回の授業を終えました。

次回以降、どんどん内容が深くなっていきます!
楽しみですね~!



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Data Scienceが始まりました!

少し前のお話ですが、4月15日(水)のことです。

2年生のData Science(以下DS)が始まりました!

DSでは主に、ExcelとプログラミングソフトMATLABを使います。
グラフ表現、統計処理、画像解析、信号処理などのプログラミング教育を行います。
この科目で試行錯誤を繰り返し、主体的に学ぶことで優秀な科学技術人材を目指します。



宮崎北高校では、数年前から科学探究にプログラミングを活用してきました。
そして令和元年度よりDSとして学校設定科目となり、今年度は開発2年目です。



さて、今回お伝えするのはサイエンス科2年生のDSです。

すでに昨年、マニュファクチャリングやグローバルプログラミング講座などの学科活動である程度パソコンに慣れている2年生。

でも、Excelを正式に習うのは初めての生徒が多いです。

しかし、ここで学ぶ統計処理は科学探究にすぐに活かせます。

頑張って学んでね~!!


詳しい授業の流れは
次回、1年生のDSにて!!
(GW明けに更新予定!)




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科学部が新入生を勧誘!

4月中旬の、臨時休業に入る前のお話です。
新入生の部活動見学が始まっていました。


科学部でも、新入生の勧誘が行われていました。
それぞれの分野を活かして、新入生に科学部の魅力を伝えていました。



MATLABでの画像処理を説明する生物班。



天体望遠鏡を体験してもらう天文班

化学班は、黙々と実験する姿でアピール



こちらは、新入生に総合実験室の説明を行っていますね。

 

実は、16年前のサイエンス科は全員が科学部に所属するきまりでした。
現在では入部は自由選択です。


科学部に入れば、放課後も科学探究の実験を継続できる上、部費も研究費用に充てる事ができます。
研究発表大会に部活動として参加できる点も有利です。


さぁ、新入生のみなさん!
科学部でサイエンスアオハルしませんか!?


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MSEC指導者ワークショップ(第3回)その3(最終回)

4月23日(木)
延岡高校からSSH担当の9名の先生が来校された
MSEC指導者ワークショップ(第3回)報告の最終回です。


さらに全体会に戻り、科学探究ACT―SIの説明に入りました。
やはり先生方の興味は「探究活動のテーマをどうやって決めているのか。」
延岡高校に限らず、全国の高校が悩み、創意工夫をしていると思います。

宮崎北高校では、デザイン思考のフレームワークを用いて
研究テーマの決定とブラッシュアップをしています。



これは1年次に行う「マンダラート」の説明です。
コアテーマを中心に書き、それに関連する8つのサブワード、
さらに関連する64のワードを記入し、
その組み合わせから研究アイデアを創り出すフレームワークです。

生徒が実際に作ったものを基に説明しています。

※詳しい研究アイデア創出の説明は、本校の令和元年度研究開発実施報告書をご覧下さい。
(下記をクリックすると別ウインドウでPDFが開きます。)
・令和元年度研究開発実施報告書(前半)

・令和元年度研究開発実施報告書(後半)
※ACT-SI1のデザイン思考のフレームワークについては、前半のP.29~31参照です。

さらに、再び分科会に別れていきます。



こちらは地域探究「ACT―LI」の説明です。
普通科にSSH事業を広げるためのポイントを解説しました。
学校が一丸となって探究活動に臨むことが一番のポイントであり、難しいところかもしれませんね。



こちらは「フィールドワーク」の説明です。
本校では、宮崎海洋高校と連携した海洋実習や
博物館と連携した屋久島でのフィールドワークなどを行っています。
このフィールドワークでは教材作りにも力を入れており、これを紹介しました。

先生方が手にしているのは、教育開発部オリジナルの屋久島ガイドブックです。
外部と連携をする以上、学校側も最大限努力し、
これを連携先と共にブラッシュアップしていくことが大切ではないでしょうか。
生徒に探究活動をさせる以上、
先生達も常に研究を行うことが教育開発部の目標でもあります。
(ブログ担当者も日々もがいております…笑)


さて、次の分科会は「国際交流」と「Data Science」です。



「国際交流」では、宮崎北高校で行われている海外研修の概要をお伝えしました。
さくらサイエンスプラン採択など、本校ならではの科学技術体験と国際交流を絡めた活動などが参考になったのではないでしょうか。



「Data Science」では、延岡高校の情報担当の先生が、
本校の教材を見ながら今後の授業展開について相談されていました。



というわけで、3回に分けてお伝えした、MSEC指導者ワークショップ。
期せずして、本校のSSH事業をまとめる内容のブログとなりましたが
いかがだったでしょうか。
本校の取り組みが、皆様に伝われば幸いです。


新型コロナウイルスの影響で、思うように学校生活が送れない今、
ピンチをチャンスに変えて様々な教育開発に励んでいきます!!

これからも宮崎北高校をよろしくお願いいたします!!



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MSEC指導者ワークショップ(第3回)その2

4月23日(木)
延岡高校からSSH担当の9名の先生が来校された
MSEC指導者ワークショップ(第3回)報告の続きです。


全体会と施設見学の後は、分科会です。


「教育開発部」と「経理事務」に分かれて説明を行いました。



「教育開発部」はSSH事業を推進する校務分掌です。
本校の組織づくりが参考になればと、紹介を行いました。


本校の教育開発部は、その事業によってチームに分かれています。
ともすると、サイエンス科=SSHと誤解されがちですが、SSH事業は普通科にも及びます。


特に、宮崎北高校は探究活動に力を入れており、
科学探究やデータサイエンスを主導する「Scienceチーム」
地域探究や国際交流を主導する「Glocalチーム」に分類されます。
さらに、事業ごとにそれぞれ連携を行っています。




こちらは、「経理事務」の説明です。
SSH事業には事務マニュアルが存在し、これに従って経理を進めていきます。


生徒の探究活動のために、そして成長のために、資金は適切に運用せねばなりません。
その手法を、宮崎北高校で長く経理事務を担当していた先生から説明しました。

 

さらに次回に続きます!!


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MSEC指導者ワークショップ(第3回)その1

4月23日(木)の報告です。

延岡高校からSSH担当の9名の先生が来校し
MSEC指導者ワークショップ(第3回)が行われました!


SSHを推進する科学技術振興機構(JST)が新型コロナウイルス感染症対策のために動けず、
延岡高校への支援が出来ないとのことで、宮崎北高校のノウハウを伝えるためのワークショップです。

今回は、8:45~15:00とほぼ一日をかけて、
様々な事業の説明や質疑応答を行いました。

ブログ数回に分けて、その模様をお伝えします。

ワークショップは新型コロナウイルス感染症対策で、3つの密を避けながら行われました。
しかしこの日は冬型の気圧配置で…窓全開ではかなり寒かったです。
…お疲れ様でした。



全体開会式です。
感染症予防のため、マスク着用、アルコール配置、十分な距離を保ち、移動範囲も制限して行われました。

まずは、本校のSSH主任からSSH事業について、研究助成金や実施計画書、事業計画書について説明がありました。

SSH助成金の運用には、様々なルールや報告義務があります。
生徒にどのような成長をして欲しいか。また、その変容をどう評価するか…。
スケジュールはどうするか…。今すべきことは何か…。
これらを熟考しながら事業を行うために、アンケートの採り方など様々なアドバイスが行われました。
基本的に、事前に延岡高校からいただいた質問に答える形で進行しました。


次は施設見学です。
密集を防ぐため、グループに分かれて、それぞれの担当者が説明を行いました。



サイエンスロビーの説明です。
特に、1年生の研究計画ポスターや、研究ポスターへの受賞歴の掲示など、
本校ならではの取り組みを紹介しました。磁石を用いたレイアウトも好評でした。



教育開発部室の説明です。
SSH事業に関する膨大なファイルや、助成金案内、生徒への大会案内など、数年をかけて整備されたシステムを紹介しました。
生徒用スペースについて詳しくはこちら!


理科総合実験室の説明です。
ここはサイエンス科が科学探究を行っている教室です。
各班ごとにブースが与えられ、その範囲内であれば自由に使うことができます。

 

申請すればSSHの備品を貸し出すことが出来るようになっており
クリーンベンチやクールインキュベーター、顕微鏡など、200万円分以上の備品をレンタルしている班もあります


延岡高校の先生方も熱心に写真を撮影されていました。

次回は、分科会について報告します!(^^)





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MSEC指導者ワークショップ(2回目)が行われました!

4月20日(月)の報告です。

今回は、MSEC(みやざきSDGsコンソーシアム)の加盟校である
日向高校の担当者が来校され
MSEC指導者ワークショップを行いました。


今回の指導内容は、ずばり「ポスター」。

県内で拡がりを見せる探究活動において、発表の要となるポスターの作成方法について助言を行いました。


宮崎北高校のサイエンスロビーに展示された3年生の作品です。

ご覧のように、宮崎北高校ではポスター作成に力をいれております。

作り方や、改善方法、普通科の探究活動のポスターなど
伝えられるノウハウは沢山あります。


これを参考に、日向高校でも独自の活動を広げていただければ幸いです!!




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普通科のACT-LI(地域探究)が始まりました!

4月17日(金)の報告です。

3年生の「ACT―LI(地域探究)」が始まりました!
これは普通科の探究活動です。


サイエンス科の「ACT―SI(科学探究)」と双璧を成す
宮崎北高校のSSH事業です!

この地域探究には3つの目的があります。
・学校が地域社会に貢献する
・社会で活用できる能力を身につける
・生徒の将来に直接結びつく探究活動にする


さて、3年生はこの目的に向けて、7つの領域で49チームの研究を進めてきました。


新型コロナウイルス感染症対策で、
廊下などを使って距離を保ちつつポスターを作っています。

ここで、7つの領域と、その研究タイトルを一部紹介しましょう…!

【観光】宮崎の観光客を増やすためにwith宮崎神宮
【防災】北高生の南海トラフに対する意識
【地域力】『方言』の知らない世界~方言にPR力はあるのか~
【産業】地域ブランド特産品は地域振興につながるか
【地域医療】北高周辺のAEDの現状
【少子高齢化】少子高齢化と保育施設
【市街地の活性化】宮崎市定住化計画

…いかがでしょうか?
研究タイトルだけでも、面白そうな研究が並んでいます。

実は、研究領域は学年ごとに異なります。
教育開発部の研究により、毎年生徒に応じた領域が設定されています。



さて、現在3年生はMSECフォーラムなどの発表大会にむけてポスター作りを行っています!

今後は、研究報告をレポートにまとめて、ご協力いただいた地域の協力企業様に献本し、
研究成果を地域に還元したいと考えています。

普通科の探究活動も順調!
宮崎北高のSSH事業は今日も進化しています。




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