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校長ブログ

第109回 祝 卒業式 

3月15日(水)第109回卒業式が3年ぶりに、ご来賓、保護者をお迎えして挙行することができました。

小学部1名 中学部2名 高等部普通科2名 高等部専攻科2名 のみなさんが卒業されました。

 

 【小学部】三池さん  【中学部】金丸さん  【中学部】横内さん  【普通科】福島さん

答辞 普通科3年 渡部 光輝さん   送辞 普通科2年 那須 優心 さん 

 【ご来賓の皆様】

 

【式辞より】

 春の息吹を感じる佳き日に、ご来賓の皆様、保護者の皆様をお迎えしまして、令和4年度宮崎県立明星視覚支援学校卒業式を挙行できましたことを心から嬉しく思います。

  小学部を卒業される三池さん。自分から相手に話題を提供できるようになり、コミュニケーションがとても上手になりました。交流を通して、友達が増えていきましたね。毎日の学習をこつこつと積み上げながら友だちに優しく小学部のリーダーとして頑張ってきました。中学部に入ってもその優しさと新しいことに挑戦する気持ちを忘れずに頑張ってください。

 中学部を卒業される金丸さん、横内さん。自分からやることを見つけて苦手なことも挑戦し続けることができる金丸さん。やるべきことを決して後回しにせずに課題を計画的に取り組んでいく横内さん。義務教育段階を終了し、新しいステージに入ろうとしています。毎日様々なことに悩み、考えながら頑張ってきましたね。高等部受検という大きな挑戦に向けて精一杯努力し、みごと高等部合格の切符を手に入れることができました。その自信を胸に高等部では新たな気持ちで力を発揮してください。

 高等部普通科を卒業される福島さん、渡部さん。いよいよ本校から旅立つ日となりました。卒業後の生活に向けて多くのことに挑戦してきました。九州地区盲学校体育大会や弁論大会、生徒会でのリーダー的存在。最後まで悩んだ進路決定。大学入学共通テスト、京都府立盲学校受験、グットライフパートナーでの実習 初めてのことに緊張しながらも真剣に取組む姿、難しいことに向かって挑み、一歩一歩、新しい課題に取組んでいく姿はいつも輝いていました。初めはお互いに自分の気持ちをうまく伝えられずにけんかになることもあったようですが、今ではかけがえのない存在となりましたね。お互いが自分を変えてくれる大きな存在となったのでしょう。そして、物事を前向きに考えることができるようになりました。家族や友達、先生方から学んだ優しさや厳しさも忘れずに社会人として自信を持って生きてください。

 高等部専攻科を修了される坂元さん、小林さん。それぞれ社会人として生きてこられて、大きな決断とともに、第二の人生として、本校の門をくぐられました。入学されてから今まで自分との戦いだったと思います。国家試験合格という大きな目標達成のために日々努力されました。時には心がくじけそうになられたことも幾度もあったことでしょう。ご家族や友達、先生方に励まされながら自分を鼓舞し、最後までよくがんばられました。そして、強くたくましくなられました。これからが新たな人生のスタートです。

 皆さんは明星視覚支援学校でのそれぞれの学びを終えて、人生の次のステージに向かって羽ばたいていきます。この人生の大きな節目である卒業式にあたり、皆さんに次の三つのことを希望して、はなむけの言葉とします。

 一番目は、「簡単なことかむずかしいことか」二つのどちらかを選択しなければならなかったときには「むずかしい」方を挑戦してみてください。みなさんはこの学校で多くのことにチャレンジしてきました。これからも同じように失敗を恐れないで新しいことに挑戦してください。諦めずにこつこつと努力すれば必ず成果となって現れます。そして、強くなった新しい自分に出会えます。

 二番目は、「もし、悩みがあり心が苦しくなった時には、一人で悩まないで信頼できる誰かに相談してください。」皆さんが誰かに優しくし、その人を大切にすれば、相手も皆さんのことが大切な人となり、苦しいときに側に寄り添ってくれる存在となってくれます。

 三番目は、「前向きに考えるということです。」人生は楽しいことやうまくいくことばかりではありません。あの時こうしておけばよかったとか、過去をくよくよ後悔したり、人と比べてみたりして落ち込むこともあります。そんなときには、今の自分を見つめて、「なんとかなる。これは自分を変えるチャンスである。」と前向きに考えてほしいと思います。すると自然と一歩前に進めます。 

「人生は一度しかありません。そして、人生は選択の連続です。自分がどの道を選ぶかは自分の責任で選ぶことになります。自分の選んだ道を勇気を持って、一歩を踏み出してください。未来のみなさんは、今よりもきっと輝いています。私はこれからもずっとエールを送り続けます。」

 最後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご卒業に至るまでには、様々な困難を乗り越えられたことと思います。そこには、ご家族の深い愛情が、大きな支えとなり、無事に今日のこの日を迎えることができました。在学中、本校の教育活動のために多くのご支援、ご協力を賜りましたことに深く感謝申し上げます。

 ご多用の中、ご臨席を賜りましたご来賓の皆様には重ねてお礼を申し上げ、今後とも本校の教育に益々のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。 卒業生の皆さんの前途に幸多からんことを祈念します。                                              

                               

               

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明星の展覧会『ドキ★フェス』開催

視覚支援学校の子どもたちが楽しめる美術館があるといいなあと以前から願っていましたが、

本年度、近隣の高鍋町美術館で明星視覚支援学校の幼児児童生徒・全職員・保護者及び家族が一体となり、美術展覧会を開催することができました。開催に当たって、必然的な出会いがありました。1学期に本校を見学された高鍋町美術館の学芸員の方が高鍋町美術館の展示物を立体コピーを使って説明したいということで、本校の立体コピーをお貸ししたことがきっかけです。本校のこどもたちの作品を展示させていただけないかとお願いしたところ、快くお返事いただきました。高鍋町教育長のご理解もあり、高鍋町美術館の回廊で明星の展覧会『ドキ★フェス』を開催することができました。

2月22日(水)みんなでスクールバスに乗って高鍋町美術館に鑑賞に行きました。初めて美術館に行く子どもたちばかりでした。さらに自分や家族の作品が展示してあること、作品を触って、音を聴いて鑑賞できること、私が想像していた以上に子どもたち1人1人が興味深く、楽しく、嬉しそうに鑑賞していました。その様子を間近に感じ、感慨深い思いになりました。このような美術館が増えていくことを願います。回廊一回りで時間が余らないかと心配もありましたが、1時間あまりの鑑賞時間では時間が足りなかったようで、帰り際に小学部の全盲の児童から「え!もっと鑑賞したい!」と心残りのつぶやきが聞こえてきました。作品を通じて心を表現し、自分たちも楽しめて、心を豊かにできる展覧会だったと思います。高鍋町教育長をはじめ、高鍋町美術館館長、学芸員の皆様、『ドキ★フェス』を中心になって成功させてくれた上埜先生、職員の皆様、ご家族の皆様、作品を作り上げた幼児児童生徒のみなさんに感謝します。また、来年も素晴らしい展覧会が開催できますことを願っています。

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新成人者に幸あれ

1月9日(月)に「成人を祝う会」が、開催されました。新型コロナウイルス感染予防対策を講じながら、来賓、保護者を招いての会は3年ぶりでした。本校卒業生の後藤さん、理療科在籍の甲斐さん、本校職員の堀之内さん、3名が新成人としての決意や保護者や恩師等への感謝の言葉を述べられました。人生の大きな節目に身近な両親やお世話になった人に感謝の気持ちを人前で堂々と伝えている姿は感動的でした。これから長い人生、楽しいことばかりではありません。困難に打ち勝つ強い精神力をもち、困難をチャンスと捉えて、前向きに生きていってほしいと思います。

 教師としての喜びは、自分の教え子が成長して、堂々と自分を生きている姿を間近に見られることです。そして、自分自身も前を向き前進していけるのだと実感します。3名の新成人者に輝かしい未来が訪れますことを心から祈っています。

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明けましておめでとうございます。

2023年がスタートしました。

幼児児童生徒のみなさんが元気に登校してくれて、大変嬉しく思っています。

3学期は、今の学年のまとめと次の学年へ向けて準備していく学期です。

また、お世話になった先生や友達への感謝の気持ちも伝えられるといいですね。

小学部6年生は中学部進む準備、中学部3年生は高等部入試合格を目指し、普通科3年生は大学共通テストを経て合格、また、就労への準備、理療科3年生は国家試験合格へ、大きな挑戦の年です。悔いの残らないように頑張ってください。

 幼児児童生徒のみなさん、保護者の皆様、先生方、お一人お一人にとって幸せで実り多い1年となりますことを祈っています。

 

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「心を込めて」県庁で臨床実習

11月22日 

 本年度は、黒木教育長をはじめ、児玉教育次長、小牧総務次長、障害福祉課の方々に臨床実習をさせていただくことができました。ヘルスキーパーについても十分理解していただきました。理療科3年の2人は緊張しながらも丁寧に施術をすることができ、貴重な体験となり自信をつけることができました。「よくコミュニケーションをとりながら施術いただいたので、リラックスして過ごせました。」「施術だけでなく、人柄のおかげでとてもいい時間を過ごせました。」「リフレッシュできました。」などの感想をいただきました。御多用な中、実習をさせていただき感謝いたします。

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第22回 全国障害者スポーツ大会「いちご一会とちぎ大会」

第22回 全国障害者スポーツ大会「いちご一会とちぎ大会が10月29日~30日に栃木県で行われました。本校から高等部普通科2年の 那須優心さん、本校理療科職員 川野健一先生 が出場し、素晴らしい結果を出されました。

★那須優心さん 女子50メートル 9秒27 2位【銀メダル】

★川野健一教諭 STT 個人戦 優勝 【金メダル】

また、那須さんは宮崎県代表として旗手も務めました。日々の練習の積み重ね、努力が結果となったのだと思います。2人はすでに来年の目標を立てていました。

 

 

 

 

 

 

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3年ぶりに保護者も参観 文化祭

10月15日(土)晴れ

3年ぶりに保護者の方にも参観していただき、文化祭を開催することができました。

「きらり☆輝け 楽しい 明星文化祭 2022」というテーマのもと、

幼稚部・小学部・中学部・普通科・理療科がステージで日頃の学習の成果を発表してくれました。

1人1人がいきいきと堂々としていて、感動しました。

子どもたち生徒の皆さんの無限の可能性、成長を間近に感じることができました。大変素晴らしかったです。

 

【幼稚部】                     【小学部】

【中学部】                     【普通科】 

 

【理療科】

 

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 朝夕が涼しくなり、秋風を感じるようになりました。それぞれの夏休みを過ごし、2学期がスタートし2週間少し経ちました。子どもたち毎日元気で頑張っています。私も皆さんに元気をもらっています。身体も4月から比べると伸びてきて、挨拶もしっかりとできるようになり、子どもたち生徒の皆さんの日々の成長を嬉しく思います。

「夢を持ち、多くのことに挑戦してほしい」と始業式で話しました。

      

 

 

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令和4年度九州地区盲学校体育大会宮崎大会

7月7日(木)8日(金)、宮崎市総合体育館において、令和4年度九州地区盲学校体育大会宮崎大会を開催しました。

九州各地区から本校も入れて、10校の代表の選手が集まり、フロアバレーボール、サウンドテーブルテニスの試合がありました。

本校からは、中学部2名:永野さん・髙橋さん、普通科3名:渡部さん、福島さん、那須さん、理療科1名:有川さん、計6名のみなさんがサウンドテーブルテニスの試合に出場し力を出し切りました。宮崎は団体戦優勝はできませんでしたが、中学部1年永野さんが個人戦で優勝という快挙を成し遂げました。
 3年ぶりの開催だったことで、各県の選手のみなさんがやりきったという達成感を得られたように感じました。悔しい思いを次年度には必ず挑戦するという目標を立てた生徒もいました。選手のみなさん、本当にいい表情でした。生徒たちの緊張しながらも試合に挑む姿、チームで声を掛け合う姿、毎年当たり前のように開催されていた大会がいかに大切か、改めて考えさせられました。本校の生徒たちも今回の悔しさを来年こそは勝ちたいです!と気持ちを新たにしていました。各学校がチーム力を発揮し、大きな成長の大会となりました。

また、宮崎北高校生、佐土原高校生、南九州大学生、公立大学生の皆さんがボランティアとして来てくださいました。多くの方の御協力のお陰で無事終了することができました。感謝致します。

 

【大会結果】
フロアバレー   優勝 鹿児島県立鹿児島盲学校   

         準優勝 熊本県立盲学校  

         3位 福岡高等視覚特別支援学校・佐賀県立盲学校

STT団体     優勝 長崎県立盲学校  

         準優勝 福岡高等視覚特別支援学校  

         3位 北九州視覚支援学校

     

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幼稚部 住吉幼稚園との交流

6月30日(木)幼稚部2名が住吉幼稚園で交流を行いました。園長先生を始め先生方、交流するクラスの園児にみなさんが本校の幼稚部が来ることを大変楽しみにしてくださり、あたたかく迎えてくださいました。普段、体験できない集団での学びが体験できました。2人も落ち着いていて、大変充実した交流となりました。

 

                   

                

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