日誌

活動報告

延岡市立旭中学校1年生が、農漁業の魅力を発表

旭中学校1年生(2クラス、67名)が、「第一次産業から再発見 延岡の魅力」について発表会を実施しました。 

1学期に、延岡市内の農業と漁業の現場をバスで訪問する予定でしたが、コロナ禍で訪問できなくなったため、ビデオメッセージを作成して欲しいとの依頼がありました。
そこで、トータルコーディネーター(兼延岡市キャリア教育支援センター長)の水永の方で、サポートさせていただき、農業者2名、漁業者2名のビデオメッセージを作成しました。

その4名のビデオメッセージ(各人7分)を、6月5日(金)に1年生全員でクラス毎に視聴し、その後6月から9月までの4ケ月間にわたって、延べ8回の調べ学習や社会人講話等が行われました。その間、個人毎に課題を設定し「調べてわかったこと」「皆に伝えたいこと」「感想」などをまとめました。

発表会には、ビデオメッセージを寄せていただいた田口さん(果樹園)、中西さ
ん(ひむか本鯖養殖)のお二人が来校され、発表を聞いた後に、生徒たちの質問に
答えながら、対話が行われました。
生徒たちはビデオに登場されたご本人が教室に
来られるというワクワク感と、調べ学習を通じて得られた気付きや疑問を直接本人に聞いてみたいという期待で、「興味津々」の様子でした。

1時限目の発表会の後行われた2時限目の質疑応答と対話の時間は、圧巻でした。
35分の時間があっという間で、次々に質問が出され、様々な角度からの質問や意
見で実りある対話となりました。この4ケ月間の先生方のご指導のもとで、生徒たちの主体性が引き出されたのだと思います。
このように、つながりのあるキャリア教育を行うことによって、間違いなく子供たちの「主体性」が引き出されるのだということを実感する機会となりました。

  
(文責:水永)

高鍋高校・探究科学科報告会に、伴走者として出席いたしました

本日午後、県立高鍋高校にて、探究科学科1年生の「探究I」報告会が開催され、コーディネーターの福島が伴走者として出席しました。

探究科学科は、昨年度より普通科探究科学コースから変更され、従来の教育活動に加えて、探究心の育成を目的とした学科です。「協働的・批判的・創造的思考力」を備えた人材の育成を目指し、学校設定科目として「探究I」を開講しています。

本年度1学期をとおしてフィールドワーク演習Iでまちづくり学習を実施。
期間中は、課題を見つける、深掘りする、仮説を立てて、実際に高鍋町内を歩く、発見したことを共有するなど地域を題材とした課題解決型学習を進めてきました。

また、高鍋町に本店を構える株式会社日向利久庵の弓削社長にもご講演いただいたり、一般社団法人Global Academy 岡本代表からの中間フィードバックありという、大きな支援の下、1グループ4名に分かれ、観光や、文化財、商店街の利活用の課題、安心安全な町について歩行者の交通安全の視点で検証したチームなど計6チームが発表を行いました。

探究コースが始まった時から関わらせていただいており、当初と比べると、生徒たちの成長・変貌をとても感じました。2学期、そして2年生でも熱量高く取り組んでほしいと思います。

(文責:福島)

延岡市立岡富中学校2年生が社会体験バスツアーを実施

9月18日(金)に岡富中学校2年生(84名)が、社会体験学習として職場訪問バスツアーを実施しました。
トータルコーディネーターの水永が、延岡市の有志で活動している「産業観光研究会」のメンバーと一緒に支援しました。

生徒たちは3グループに分かれて、大型バスに分乗して、2社ずつを訪問しました。
訪問先は、岸上蒲鉾冷蔵株式会社、有限会社亀山工業、株式会社中園工業所、株式会社田口ファミリーファーム(果樹園)でした。

訪問先では、責任者の説明・現場見学を行いましたが、生徒からはたくさんの質問が出されて活発な対話が生まれていました。
生徒たちはこの様子をタブレットで写真撮影し、3学期に行われる予定の「働く姿 写真コンテスト」に向けてさらに学びを深めていくことになります。

  
(文責:水永)

妻高校にて探究活動「さいと学」のメンターを務めました

本日はコーディネーターの福島、羽田野が県立妻高校の総合的な探究の学習「さいと学」にメンターとして参加をしてきました。

「さいと学」とは、妻高校独自の課題解決型学習で、2年生が複数のグループに分かれ、それぞれの興味関心に基づいて課題を設定し、解決策を実行に移すまでを行っていきます。
各グループには、地域の大人や大学生がメンターとして一人ずつ配置され、高校生の活動を支援しています。

写真は終了後のメンターの振り返りの様子。各グループの進捗を共有し、メンターとして関わる上での課題や疑問点について意見交換をしました。

(文責:羽田野)

川南町国光原中学校で、キャリア教育プログラムの支援活動を行いました

今日は、コーディネーターの福島がサポーターとして関わっている児湯郡川南町の国光原中学校で、1年生の調べ学習の中のプログラム「共創的コミュニケーション 体験して使ってみよう」が実施されました。

12月の発表までに、地域の方と関わり進めていくことを計画されている中、地域の方から様々な角度で深くヒアリングするスキルを身につけることを目指しています。

まずは2人でペアになり、「否定」「肯定」のワークを実施しました。
一人が「〜しよう」と声をかけ、もう一人が「やだ」「いいね」を返し続けます。「やだ」と言われ続けた時、言い続ける時の気持ち、そして「いいね」と言われ続けた時、言い続けた時の気持ちに目を向け、覚えておいてもらいました。

次に、「Yes, And」のワークを実施し、一人が「〜しよう」と声をかけたら、もう一人には「いいね。じゃぁ、〜しよう」とさらに提案を乗せてもらいます。

それぞれのワークをやってみて、どんな風に展開して行ったか、どんな気持ちだったかを共有する時間をとりました。

・やだ、っていうときは申し訳なくなった。
・やだ、と言われ続けるのは苦しくて途中で言えなくなった。
・いいね、と言われると受け入れられていると感じた。
・いいね、の後に提案が出てくると、さらにアイディアが発展すると感じた。といった感想が出てきました。

最後に、「間違ってもいい」を体感できるワークも実施し、生徒たちも大変盛り上がりました。

同校には、コミュニケーションのワークのため、フェイスシールドのご準備もいただきました。おかげさまで安心してワークも楽しんでいただけました。

講話の様子
(文責:福島)