日誌

2022年8月の記事一覧

想定外の「ありふれた風景」

10年前に、この風景が「ありふれた風景」になるなんて、誰が想像したでしょう。

 

どこ行きますか?

校長先生、理科の観察です。

子ども達、ウキウキしてます。

やっぱ、授業はいいわ!

この子達の手に持っている物が、

子ども達の「ありふれた風景」なのです。

クロームブック。

記録観察用。手放せません。

さあ、お外だ!

昼休みないから、運動場が、とても新鮮です!

まずは、気温を記録します。

・・・30度。暑い!

校長先生、秋を探してみて下さい。

そうだね・・・。トンボかなあ。

 

あ、校長先生、銀杏が秋の準備始めてますよ。

クロームブックで写しているのは、銀杏さん。

また、真っ黄色に色づくのでしょうね。

先生との触れ合いもまた、楽し。

お花も秋のお花だね。

校長先生、バッタがいましたよ!

えいやっ!

校長先生、捕まえました!

おー見事な、殿様バッタだね。かわいいね。

お友だち、アップでパチリ!はい、チーズ!

今度は、僕が撮るから、バッタ持って!

いやいや、それなら、こうしましょ!

お友だちのクロームブックを、

お友だちが手にとって。

カメラを起動させて。

パチリ。チーズ!

これでいいかしら?

ありがとう。

 

・・・今の、行動には、優れた4つの要素が存在します。

1)お友だちの写真を撮影してあげようという「優しさ」

2)バッタを握り替えると、バッタも傷むし、逃げるかもしれないという「想像力」

3)自分が、友だちのクロームブックを操作して、写真をとっても、結果は一緒だという、「思考力」

4)瞬時にこれらのことを発想し、行動した、「主体的な行動力」

 

特に、3)、4)は、今後、令和に生きる子ども達が身につけていかなくてはならない、大切な生きる力です。

 

さて、さらにバッタ騒動は広がりました。

私も、バッタ捕まえたよ。

おー、ダブルバッタだね。

みんなで撮影会。

撮影の後は・・・。どうするかな?

女子の発言「家族がいるから、逃がしてあげよう」

ふむ・・・。優しいね。

3名で口にした「ありがとう、バッタさん。ばいばい。」

気温は、28度。

台風が近づきつつある青空に。

トンボを追う、子ども達の笑い声。

みんな、みんな、楽しそうな理科の授業。

明道小、2学期、本格始動です!

・・・ 整いました。

 

秋空に 子供らの声 響くとき

バッタにトンボ

あな嬉し

 

(意味:これまで、夏休みで、子ども達はいなくて、バッタやトンボも寂しかったよ。

でも、秋空に、子ども達の声が戻ってきたので、僕たち(バッタやトンボ)も嬉しいよ。)

 

by 校長