食育

2016年2月の記事一覧

2月4日の給食

<今日の献立>
麦ごはん・いわしの生姜煮・即席漬け・豚汁



<一口メモ> 食に関する指導目標 : 食文化
 2月3日は節分です。節分とは季節が移り変わる時のことで、節分が過ぎると暦の上では春です。前の年の災いをすべて払うための行事が各地で行われています。その代表が「豆まき」です。節分に、ヒイラギの枝に刺したいわしの頭を家の門や玄関に飾る地域もあります。このように様々な行事の時に食べる食事を行事食といいます。正月のおせち料理やひな祭り、子どもの日、七夕等、季節を感じ心豊かになる行事食に興味を持ち、その由来について考えてみましょう。

2月3日の給食

<今日の献立>
セルフサンド・肉団子のスープ・節分豆・牛乳



<一口メモ> 食に関する指導目標 : 食の重要性
 皆さんは朝ごはんをしっかり食べていますか?朝ごはんは1日の元気のもとです。考える時も運動する時もエネルギーを使います。昼までのエネルギーのもとになるのが朝ごはんです。朝ごはんが菓子パンだけという人がいますが、甘い菓子パンはお菓子であって食事には向きません。自分でできるセルフサンドを作ってみませんか?ツナやゆでたまご、キャベツ等をマヨネーズで和えてパンにはさむだけです。今日は節分、節分豆を食べて、体の中から元気になりましょう。

2月2日の給食

<今日の献立>
麦ごはん・納豆・切り干し大根の牛乳煮・小松菜の磯和え・牛乳



<一口メモ> 食に関する指導目標 : 食品の選択
 宮崎県は全国一の切干し大根の生産地です。おいしい切干し大根は、12月の中頃から3月初めに乾いた寒風の中で作られます。大根を洗って千切りにスライスする作業は、まだ夜が明けないうちから始まります。寒ければ寒いほどおいしい切干し大根が出来るのですが作業は大変です。値段も安くお腹の健康に良い食物繊維たっぷりの切干し大根、今日は切干し大根を洗って牛乳に漬け込み、他の材料と一緒に煮込みました。

2月1日の給食

<今日の献立>
鶏飯・洋風白和え・果物・牛乳



<一口メモ> 食に関する指導目標 : 心身の健康
 鶏飯は鹿児島県奄美地方の郷土料理で、蒸した鶏肉、卵、漬物などの具材と、のり、ねぎなどの薬味、薄く味付けした鶏がらスープをかけて食べます。ご飯に具をのせて食べるカレーや丼などの料理は、たくさんの材料が入っているようですが、それだけでは、野菜が足りません。必ず野菜たっぷりの和え物やスープと組み合わせて食べるようにしましょう。今日の鶏飯は、鶏肉、卵など体をつくる食べ物はたくさん入っていますが、野菜は少なくビタミンCが足りません。洋風白和えに入っているほうれん草や果物でビタミンCを補っています。

1月29日の給食

<今日の献立>
マヨネーズパン・マカロニシチュー・ひじきのサラダ・牛乳



<一口メモ> 食に関する指導目標 : 食品の選択
 毎日の給食についている牛乳には、子牛が大きくなるのに必要な栄養がたっぷり含まれています。体が大きくなるのに必要なカルシウムはもちろん、唇の荒れを防いだりするビタミンB₂も多く含んでいます。成長期の今カルシウムをコツコツためておかないと、将来、骨がもろくなる骨粗しょう症という病気にかかったりします。カルシウムは、牛乳の他に、小魚や海藻、小松菜などの野菜にも含まれているので、日頃の食事で不足しないようにしましょう。皆さんは、牛乳の味が季節によって変化するのを知っていますか?冬になると牛乳に含まれる脂肪分が高くなり、濃く感じられるようになります。牛乳の味は育てる環境やえさなど色々な要因で変化しますが、牛は暑さに弱いため、夏になると食べるえさの量が減って体内の脂肪分が低くなり、その結果、お乳に含まれる脂肪分も低くなります。また、季節によって与えるえさが違うことも牛乳の成分を変化させる要因です。夏は青草を食べたり水をたくさん飲むため脂肪分が高くなります。今日の牛乳は、味が違うと感じたことはありませんか?それは実は当たり前のことなのです。

1月28日の給食

<今日の献立>
ジャンバラヤ・肉団子スープ・フルーツヨーグルト・牛乳



<一口メモ> 食に関する指導目標 : 食文化
 ジャンバラヤとはアメリカ南部の郷土料理で、ソーセージ、豆、野菜などが入ったトマト味の炊き込みご飯です。スペイン料理のパエリアがもとになっています。ソーセージはドイツ、トマトはイタリアが有名です。いろいろな国の味がつまった料理で、アメリカの多国籍ぶりが伺えます。

1月27日の給食

<今日の献立>
ミルクパン・魚の変わり揚げ・ボイルキャベツ・冬野菜のコトコト煮



<一口メモ> 食に関する指導目標 : 感謝の心
 皆さんは、1月が旬の魚を知っていますか?ブリやカレイ、ヒラメ、ワカサギ、スズキ、アマダイ、イワシ、コノシロ等があります。給食のおかずは100円位で作らなければならないので値段の高い魚は使えません。また、漁業は天候に左右されるので、思い通りの魚がとれないこともあります。今日はイワシで注文しましたが、魚屋さんから、当日イワシがとれるかどうかわからないと言われています。日頃、当たり前のように食べている給食ですが、その食材をそろえるために、パン屋さん、牛乳屋さん、魚屋さん、肉屋さん、野菜屋さん等たくさんの方が関わってくださっていることを忘れてはいけません。

1月26日の給食

<今日の献立>
麦ごはん・味付けのり・韓国風すき焼き・キムチ和え・牛乳



<一口メモ> 食に関する指導目標 : 食文化
 韓国料理の味付けは、しょうゆ・ごま油・にんにく・ねぎ・しょうが・唐辛子を使うことが多く、このような味付けをした料理を韓国風と言っています。韓国料理は、野菜が多く栄養バランスがとれています。キムチは、学校給食に毎日ついており、食堂では無料で食べられるそうです。

1月25日の給食

<今日の献立>
麦ごはん・鮭の塩焼き・酢の物・団子汁



<一口メモ> 食に関する指導目標 : 食の重要性
 1月24日は学校給食記念日です。日本の学校給食は、明治22年山形県鶴岡町の忠愛小学校でお弁当を持ってこられない子どもたちのために出されたのが始まりです。その時の給食は、おにぎり・焼き魚・漬物だったそうです。その後、各地に給食は広まりました。昭和に入って第2次世界大戦という戦争で給食は中断してしまいました。昭和20年、戦争は終わりましたが食糧不足は続いており、子どもたちは食べるものがありません。外国からの援助物資で、昭和21年に東京・神奈川・千葉で学校給食が開始されました。これを記念して設けられたのが給食記念日です。明治時代の給食は、おにぎり、焼き魚、漬物という献立でした。給食記念日には、食べ物のこと、食べ物を作っている生産者や給食センターの方のことを考えて、一人一人が食べ物を大切にする気持ちをもちましょう。

1月22日の給食

<今日の献立>
黒糖パン・八宝菜・フルーツカクテル・牛乳



<一口メモ> 食に関する指導目標 : 食文化
 八宝菜の「八」は「八種類の」という意味ではなく「多くの」という意味です。八宝菜は、中国料理の一つで、豚肉・えび・いか・野菜・しいたけ等たくさんの材料を炒め、かたくり粉でとろみをつけたものです。

1月21日の給食

<今日の献立>
麦ごはん・さばゆず味噌煮・即席漬け・根菜ごま汁・牛乳



<一口メモ> 食に関する指導目標 : 社会性
 給食を食べる時、皆で協力して食事の準備をしマナーを考えて食べますが、これは相手を思いやり楽しい食事をすることにつながります。食べ終わった人もまだ食べている人がいることを考えて静かに過ごしましょう。食事マナーは周りの人に嫌な思いをさせないために必要なものです。食べるときの姿勢、箸の持ち方、食べるときは口を閉じて食べるなど、日頃から気を付けて、皆が楽しく食事ができるようにしましょう。

1月20日の給食

<今日の献立>
コロッケバーガー・クラムチャウダー・牛乳



<一口メモ> 食に関する指導目標 : 社会性
 コロッケは野球に似たスポーツのクロケットに使われる道具に形が似ていたことと、「カリカリした物」という意味のフランス語「クロッカー」から名付けられたと言われています。日本の家庭で食べられるようになったのは、明治から大正時代で、「コロッケの唄」というのも流行りました。

1月19日の給食

<今日の献立>
菜めし・卵焼き・ブロッコリー・みそ汁・牛乳



<一口メモ> 食に関する指導目標 : 食品の選択
 食べ物をむだにしないで全部丸ごと食べる工夫を、昔の人たちはしてきました。大根は皮をむいた中身を料理して食べたら、皮はきんぴらに、そして葉っぱは、ご飯と混ぜて菜飯に、一つの野菜をそんなふうに工夫して、丸ごと使って残さず食べていたのです。今日は大根葉を使った菜飯にしました。大根葉には、風邪を予防するビタミンがたくさん含まれています。残さず食べましょう。

1月18日の給食

<今日の献立>
麦ごはん・しそ味ひじき・マーボー春雨・バンバンジー・牛乳



<一口メモ> 食に関する指導目標 : 食品の選択
 麻婆春雨の春雨は、何から出来ているか知っていますか。普通に売られている春雨はじゃがいもでん粉を加工して作ったものですが、もともとは緑豆という豆から作られたものです。今でも緑豆春雨として売られています。栄養素はほとんど炭水化物で、ビタミンなどはあまりありませんが、脂肪も少ないので最近は春雨スープなどに使われ人気の食材です。春雨という名前の由来は春に降るしょぼしょぼした雨から来ているそうです。

1月13日の給食

<今日の献立>
米粉パン・かぶのシチュー・海藻サラダ・牛乳



<一口メモ> 食に関する指導目標 : 食品の選択
 第2次世界大戦後の日本は、食べるものがなく、子どもたちはお腹をすかせていました。それを知った外国の人たちが、日本の子どもたちを救うために、小麦粉と脱脂粉乳(牛乳から脂肪を抜いて粉にした物)を日本に送ってくれたのです。これを材料にしてパンとミルクの学校給食が始まりました。今日のパンは宮崎県産の米粉100%で作られた米粉パンです。また、献立も主食、主菜、副菜を組み合わせ栄養バランスのとれた食事になっています。
 副菜の海藻サラダにはとさかのり・ふのり・わかめ・寒天等様々な種類の海藻が入っています。海藻にはお腹の調子を良くする食物繊維や成長期に必要な鉄・カルシウム等のミネラルがたくさん含まれています。

1月12日の給食

<今日の献立>
五目ずし・道産子汁・牛乳



<一口メモ> 食に関する指導目標 : 食の重要性
  今日の給食・道産子汁は鮭やじゃがいも・コーン・バターといった北海道特産の材料を使った味噌仕立ての汁物です。
 今週は、学校給食についての情報をお届けします。学校給食は今から120年ほど前、山形県鶴岡町の忠愛小学校でお弁当を持ってこられない子どもたちのために、出されたのが始まりといわれています。今では、お弁当を持ってこられない人はいませんが、栄養バランスの良くない食事が原因で病気になったり、食べ物や作る人への感謝の心を忘れるなど、食をめぐる多くの問題が出てきました。そこで、学校給食法も栄養改善から食育へと目標が変わり、現在は、食のことをしっかり学ぶために、学校給食が行われています。

1月8日の給食

<今日の献立>
ミルクパン・ポークビーンズ・スタミナサラダ・牛乳



<一口メモ> 食に関する指導目標 : 心身の健康
 ポークビーンズは、名前の通り、ポーク・豚肉と、ビーンズ・豆が入ったアメリカの家庭料理で、白いんげんと豚肉をトマト味で煮込んだものです。給食では毎日、栄養価を計算していますが、ポークビーンズは、様々な材料が入っているので、栄養価が満たしやすく、ケチャップ味で食べやすいため、食べ残しも少ない料理です。

1月6日の給食

<今日の献立>
食パン・いちごジャム・ポトフ・シーザーサラダ・牛乳



<一口メモ> 食に関する指導目標 : 食文化
 ポトフはフランスの家庭料理で、「火にかけた鍋」という意味があります。作り方は、大きめに切った材料をスープでぐつぐつ煮込んで塩こしょうで味付けします。家庭では、コンソメと塩・こしょうで味付けすれば簡単にできます。寒い夜に体の芯から温まる料理です。肉の代わりにウィンナーを使ってもおいしくできます。

1月7日の給食

<今日の献立>
三色そぼろ・のっぺい汁・みかん・牛乳



<一口メモ> 食に関する指導目標 : 食文化
 冬休み楽しく過ごせましたか?「お正月のおせち料理は、年神様をお迎えし、新しい年の豊作と家族が無事でやすらかでありますように祈ります。お節料理にはそれぞれ言われがあります。「えび」は、腰が曲がっている姿から、腰が曲がるまで長生きするという長寿のシンボル。 「数の子」は子沢山で子孫繁栄、「栗きんとん」は金運を招く。 「黒まめ」はまめまめしく働く、「紅白かまぼこ」はおめでたい祝いごと全般 に使われます。今日は、三色そぼろにえびを入れました。また、のっぺい汁は、島根県津和野地方の名物で、新年に出されるとろみの付いた汁物です。