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2022年10月の記事一覧

稲刈り

今日の短歌は1番に戻ってこれでした。

今日の牧水クイズ。ジャジャン!

白鳥(しらとり)とは、次のうちどれでしょう?

① はくちょう ② カモメ ③ サギ

子ども達の答えは、①のはくちょうが多かったのですが、

はくちょうは湖とかの淡水に生息していますので、

実はカモメが正解でした。

 

さて、今日は、稲刈りがありました。

天気もよく朝の景色もこんな感じで、今日の短歌ではないけれど、

空の青と雲の白さと山々の木々の緑のコントラストがとてもきれいでした。

 

ところで、台風14号の影響で、五色米は全部倒れてしまいました。

古代米のため、改良がされていない分、背丈も高く

風の影響をもろに受けてしまうためだそうです。

それでも、寺原 正さん(坪谷小学校地域ネットワーク協議会会長)が

倒れた稲を逆に起こしたりと今日まで管理して頂き、

そのうちの2種類の稲を今日は刈らせていただきました。

寺原さん曰く、

「自分で蒔いた種は、自分で責任もって刈り取る」

これは米作りにも、これからの人生においても

言えることだと教えていただきました。

よい実にしろ、悪い実にしろ、

自分で蒔いた種は、責任をもって刈り取らねばなりません。

人生を経れば経るほど、身に染みる重い言葉ですね。

 

さて、倒れた稲を刈って5束ぐらいずつまとめて

麻ひもでしばったら稲架(はさ)掛けをします。

今日の作業は、この繰り返しでした。

稲を鎌で刈るときの

ザクッという音と手ごたえに

収穫の喜びを感じます。

やってるうちに、子ども達も手際がどんどんよくなってきます。

意外と難しいのは、麻ひもでしばる作業。

しばり方がゆるかったり、低学年だとうまく結べなかったり、

そこは上学年や大人がうまくカバーしながら

やっていきました。

 

五色米が終わったら、今度は少しだけその横の

もち米も刈らせていただきました。

 

最後に班ごとに今日の感想や反省を言った後、

終わりの会、記念写真を撮って今日の稲刈りを終わりました。

 

 

 

種まきから田植え、観賞用五色米の稲刈り、飾り作りを経て

今日の本格的な稲刈りと米作りの追体験をさせてもらっている子ども達、

次は、脱穀を体験させてもらう予定です。

寺原 正さん、ご協力いただいた保護者、地域の皆様、

本日はありがとうございました。

食事と運動と睡眠と

 

運動会が終わりました。

一昨日は「スポーツの日」、昨日は運動会の振替休業日でした。

登校してくる子ども達も「運動会、楽しかったです。」と

感想を言ってくる姿も見られました。

何となく運動会の余韻を残しながら

今週が始まりました。

運動会で根気強く頑張ったこと、

協力して団結できたこと、

みんなで心を一つに燃やしたこと

それらをよい思い出、そしてよい自信にして、

今度は次の目標を見つけてがんばっていきたいものですね。

昨日ぐらいから朝夕がぐんと気温が低くなり、

登校する子ども達の服装を見ても長そでの子が多くなっています。

寒暖の差が大きく体調をくずしやすい時期でもあるので、

しっかり栄養と睡眠をとって元気に過ごしたいものですね。

 

さて、そんな季節にぴったり? 

今日は他校から栄養教諭の先生に来ていただいて、

低中高の学年別に「食事、運動、睡眠」の大切さについて

教えてもらいました。

普段、何気なく食べているおやつやジュースに

どれぐらいの糖分が含まれているか。

クイズ形式で予想した後で教えてもらいました。

子ども達が思っていた以上にたくさんの糖分が含まれていたようです。

砂糖そのものは栄養があっていいのですが、

採り過ぎると虫歯やカルシウム不足を引き起こすこと。

適度な運動、適切な睡眠の習慣が生活習慣病を予防し、

健康な体をつくってくれること。

成長ホルモンは、夜の10時から深夜2時までの間に

最も多く分泌されること、そしてそれは寝ている時にしか出ないこと、

などなど、子ども達の健康について大切なことを

たくさん、教えて頂きました。

 

子ども達の学習後の感想からもよい学びができたことがうかがえます。

〇 10時までにねることを気を付けたい。さとうをとりすぎないようにしたい。

〇 ジュースにはさとうがたくさん入っていることが分かったので、のみすぎに気をつけたい。

〇 おやつの量を気をつけて、ちゃんとカルシウムがとれるようにしたいです。

〇 おかしの量とジュースを飲む時に、ちょうどいい量を食べることを意識する。

 

栄養教諭の先生、ご指導ありがとうございました。

 

 

坪谷っ子運動会

 

10月9日(日)、朝からポツポツと雨がぱらつく悩ましい天気でしたが、予定通り運動会を開催することができました。

両団の団長による短歌朗詠から始まる誓いの言葉や1年生のドキドキ感が伝わってくる児童代表の言葉など、緊張感ただよう開会式、会場のみんなで行うラジオ体操、各団団長と全校児童による山々に響くようなエール交換。どれも素晴らしかったです。

 

プログラム1番の大玉転がしが終わった頃に少し雨脚が強くなってきた時には、これはどうしたものかと思いましたが、それ以降は雨も弱まり、なんとか最後まで実施することができました。本当によかったです。

残念だったのは雨の関係で、地域関係種目の玉入れと綱引きができなかったこと、そして何よりも練習していた坪谷臼太鼓踊りが披露できなかったことが一番残念でした。来年こそは、青空の下で保存会の方々と一緒に子ども達が臼太鼓踊りをさっそうと踊る姿を披露できるといいですね。

さて、子ども達が練習を重ねてきた表現ダンスや中玉運び、幾山河、徒競走にリレーなど、練習の成果がしっかり出せて、とても見ごたえがありました。子ども達のかっこよく踊る姿や一生懸命な姿、勢い余って転ぶ姿も可愛かったですね。私たち職員から見ても、会場の皆様の応援のおかげで、子ども達、本当に楽しそうにまたいつも以上に力を発揮できていたように思います。また自軍への応援だけでなく相手の団への応援もとても素敵でした。そうそう、これまで坪谷小学校の子ども達を指導してくださった旧職員の先生方もたくさん応援にかけつけてくださっていました。子ども達も喜んで、大きな力となったことと思います。ありがとうございました。

 

児童種目の合間を縫って行われたPTAや地域、来賓、OB・OGによる競技もとても面白かったです。

 

「左近太郎」は、ハラハラドキドキしながらかごにボールが入る度に拍手が起こりました。昔ながらの伝統的な競技ですが、やはり見ごたえがありますね。

そして「青年地域対抗リレー」は、大人や若者の本気の走り、そして本気の女装? にパフォーマンスに会場中が笑いに包まれました。ありがとうございました。

「帰って来たランナー」卒業生等の走りも見事でした。また、保護者譲り? の会場を沸かせるパフォーマンスも流石ですね。

 

新1年生を含めた招待走もとても楽しく可愛かったです。小さい子ががんばって走る姿には、ほんと、みんながキュンとするというか、いやされました。

 

また「親子で力を合わせて」の親子でのデカバン走りと家族でのパフォーマンスは、楽しくてとても心温まる時間でした。それぞれの家族の仲の良さだったり、温かさだったり、面白さだったり、そして子どもの成長を感じられた楽しいひと時だったかと思います。

 

雨のため、予定通りとはいきませんでしたが、児童、保護者、地域、卒業生、来賓、先生たちも一緒になって走り、競技し、応援し、と笑顔いっぱいの運動会となったのではないでしょうか。

閉会式での6年生による「児童代表の言葉」は、自分で考えて自分の言葉で表した、6年生の思いがとてもよく伝わって来ました。

結果は赤団の優勝、白団の団結賞という結果でしたが、来賓の方にも来ていただき、坪谷地区が1つになって盛り上がった運動会となったことが何よりでした。雨のぱらつく中ではありましたが、今年の運動会、思い出に残るとてもよい運動会になったと思います。

これまでの練習を含めて子ども達、本当によくがんはりましたね。お疲れ様でした。

最後に準備から本番へと本当にたくさんのご協力をいただいた保護者の皆様、そして地域の皆様、本当にありがとうございました。

いよいよ明日

運動会がいよいよ明日に迫りました。

今日は、朝から保護者に地域の方も少し見えられて、

運動会の前日準備が行われました。

児童数が少ない分、少しでも華やかにという思いからなのかは分かりませんが、

大きな学校にも負けない本格的な飾り付けです。

子ども達もいすや机を運んだり並べたりしながら

明日の運動会に向けて準備をがんばりました。

 

運動会は、学校の三大行事の一つと言われます。

コロナ禍により2年間規模を縮小しての運動会が続きましたが、

今年は午前中開催ではありますが、来賓の方にも来ていただき

にぎやかに開催することができます。

あとは、天気です。

今のところ、昼過ぎまでは曇りの予報ですが、

何しろ山の天気ですからこればかりは何とも言えません。

が、ここまで準備してしまえば、

子ども達も保護者も地域も先生たちもやる気満々です。

夏休み明けから準備や練習を本当によく頑張って来た子ども達のためにも

明日はどうかよいコンディションで運動会を開催したいものです。

撤去

ずいぶん、涼しくなってきました。

登校する児童の姿を見ても、半そでと長そでが半々といったところでしょうか。

 

さて、運動会が2日後に近づいてきました。

そんな中で、台風14号の被害で倒れた大きな2本のセンダンの木を

昨日の振替休業日に、市からの依頼を受けた担当業者の方(本校の保護者でもあります)が撤去してくださいました。

 

 

 

大きなセンダンの木の幹が撤去され、

また、子ども達が登校してくる道に空いていたセンダンの木の根っこの大きな穴も

この通り、ふさがれて安心して通れるようになりました。

運動会前に撤去がすんで本当によかったです。

ありがとうございました。

 

さて、子ども達は、今日も昼休みに団ごとに自主練に

励んでいました。先生たちも見守っています。

 

後、心配なのは天気です。

今のところ、運動会が予定されている日曜日の

坪谷の天気予報は、曇り時々雨。

降水確率50~60%。

うーん、微妙です。

が、子ども達のやる気が雨雲を吹き飛ばしてくれることでしょう。

フレーフレーではなく、降るなー降るなーです。

すっきり!

今日も1時間目は、全校体育。

運動会まであと4日と迫りました。

本番に向けた練習も最後の仕上げとなってきました。

 

 

1時間目の全校体育の後の2時間目、教室を回ってみました。

どの教室でも落ち着いてしっかりと学習に取り組んでいましたよ。

 

さて、最後に回った高学年の教室。

5年生が頭をかかえていました。

見ると、国語の勉強で漢字の熟語についての問題でした。

こんな感じです。

まん中の □ に入る漢字は何でしょう?

 

      面

    ↑

月 ←  ← 公

    ↓

      式

 

他の3問は解けたのですが、この問題だけが分からなくて

みんなで頭を悩ませていたみたいです。

 

私もいっとき頭をひねりました。なかなかレベルの高いよい問題ですね。

担任の先生が来て

「ん、分からんか。いいよ。答え教えちゃるよ。」

と言うと、

「あっ、待ってください。もう少し考えさせてください!」

とプライドをくすぐられたのか、さらに頭を悩ませます。

 

しばらーくして担任の先生が小さな声で、

もういくつ寝ると~♪

と歌ったところで1人の子が

「あっ!」

 

正解にたどりついたようです。

解けそうで解けない問題。

みんなで頭を悩ませて正解にたどりついた時のすっきりとした爽快感、達成感は

何とも言えませんね。

予行練習

今日は、運動会の予行練習でした。

今日が本番だったらよかったのにというぐらい、よい天気に恵まれました。

さて、今日は文章はもうこれぐらいにして

写真でちょっとだけ雰囲気を感じてもらいましょう。

 

 

 

ご協力に感謝

金曜日は、「坪谷臼太鼓踊り保存会」の方々に来ていただき、

臼太鼓踊りを教えてもらいました。

保存会の方だけでなく、保護者の皆様、そして卒業生まで

来てもらって体育館が華やかな感じになりました。

練習を始める前に、保存会の代表の方からお話があったのですが、

「間違えてもいいです。元気よくたたいてください。」

「楽しく踊ってください。」

という言葉が印象的でした。この言葉で子ども達も

細かいことはあまり気にしないでいいんだなと

安心して楽しく踊れていたようです。

踊りの練習と言うと、普通は基本の踊りを細かく確認して

ある程度できるようになったら、音楽に合わせて少しずつ

やってみて、という感じで積み重ねていきますが、

いきなり音楽に合わせて踊りが始まりました。

何しろ、保存会の方、保護者のお父さん方や卒業生など、

お手本が周りにいっぱいいますので、

「習うより慣れろ」で1年生の子ども達も見よう見まねで

楽しそうに踊っていました。

 鐘の音、臼太鼓の音、歌い手の声が重なって、

本当に楽しい雰囲気、お祭りのような雰囲気が

醸し出されて見ている側も楽しい気持ちになりました。

 

練習の間、お母さん方はステージ上で臼太鼓踊りに使う

登り旗や飾りの修繕をしてくださいました。

 

最後に保存会の方に踊りの時にたたいていた

鐘を見せてもらいましたが、「享保三年」と

書いてありました。

調べてみると、西暦1718年です。

今から300年ほど前からきれいな鐘の音を響かせ、

受け継がれてきた鐘だと思うと、

伝統の重みを感じますね。

保存会の皆様、ご指導ありがとうございました。

ご協力いただいた保護者、卒業生の皆様もありがとうございました。

 

また、日曜日の朝は7時より運動会前の奉仕作業が行われました。

こちらも、保護者、子ども達だけでなく、

地域の皆様、そして卒業生の姿も見られました。

また、昨年度まで本校にいらっしゃった技術員の先生も

駆け付けてくださいました。

運動場やその周辺の草取りや草刈り、トラックの整備、

台風14号で折れた枝葉の収集、撤去

運動会に向けてサッカーゴールの移動、いくつかのテントの設置などなど、

やることはたくさんあります。

児童数、職員数が少ないので、

保護者の方はもちろんのこと、地域の方や卒業生の加勢はとてもありがたいです。

おかげ様で、運動場がとてもすっきりさっぱりして、

1週間後に迫った運動会も気持ちいい環境で実施することができそうです。

 ご協力いただいた皆々様、本当にありがとうございました。

 

さて、閑話休題。

 

ここからは、今日のことになります。

今日は、10月に入って最初の授業日。

朝は、全校朝会でした。

今日の校長先生の話では、こんな話をさせてもらいました。

 

おはようございます。

 

今日は、まず簡単な紙芝居を見てもらいます。

イソップ童話で「ライオンとねずみ」という有名なお話です。

では、始めます。

 

ある日、ねずみは大きな岩だと思って登ってみると、

それは昼寝をしていた大きなライオンの背中でした。

 

昼寝をじゃまされたライオンは怒って言いました。

「お前のせいで目が覚めてしまったではないか。

 このねずみめ。食べてくれるわ」

「ライオンさん、どうか許してください。

 もし助けてくれるなら、いつかライオンさんが困っているときに私がライオンさんを

 助けますので。」

「はっ、お前がこの俺を助けるだと。できるわけないだろ。笑わせるわ。」

 

「まあいい、どうせお前を食べたところで腹の足しにもならんから、今日のところはみのがしてやるわ。」

「ライオンさん、ありがとう」

それからしばらくたったある日のことでした。

 

ライオンは、猟師のかけたわなにひっかかってしまい、

身動きがとれなくなってしまいました。

そこにちょうど、ねずみが通りかかります。

「ライオンさん、どうしたんですか。」

「見てのとおりじゃ。人間のかけた罠にひっかかってしまい、身動きがとれん。もう、わしはだめじゃ。」

 

「待っててください。いつかの恩を返してみせます。」

そう言うと、ねずみは硬くてするどい前歯であみをかじり始めました。

すると、どうでしょう。

 

みごとにわなの網に穴をあけて、ライオンを罠から脱出させることができました。

 

ライオンは、ねずみにお礼を言いました。

そして、「ねずみさんが俺を助けるなんてできるわけないなんて決めつけて悪かった。」

と謝りました。

それからライオンとねずみは仲のいいお友達になりました。とさ。

 

 

さて、ライオンがねずみと友達になれたのは、

ねずみがライオンを助けてあげたというのもあるんだけど、ライオンがねずみのすごさ、よさを認めたことが実は大きいんだよね。

最初のときは、お前なんかが俺を助けるなんてできっこないだろうとばかにしていたのが、大きなライオンが罠にかかってあきらめていたのに、小さなねずみが罠をかじってやぶって助けてくれた。

ねずみさんて、すごいなあと認めたところから、ライオンはねずみと友達になれたんだよね。

 

「あいての よさを みとめる」

これは、友達づくりにとってとても大事なことです。

 

「いじめ」「いじわる」をする人と友達になりたいと思う? 思わないよね。

でも、自分のよさを認めてくれる人同士なら友達になれそうだよね。

 

さて、坪谷小学校には19人の友達がいます。

みなさんは、自分以外の18人一人一人のよいところを言えますか?

18人のお友達みんなと仲良くできているかな?

全員とは仲良くできてないなという人やよくけんかをしてしまうなという人はいませんか?

 

みなさんが中学校に行ったら、今よりもたくさんの人が学校にはいるでしょう。

高校に行ったら、さらにたくさんの人が周りにはいます。

でも、そのたくさんの人との関わりの中で、友達がどれだけできるかは、

みなさんの友達とのかかわり方しだいだと思います。

 

「あいての よさを みとめる」ことができれば、これからもきっとたくさんの友達ができると思いますよ。

 

今は、坪谷小学校という小さな友達の輪の中で、友達づくりの練習をしているところだと思ってください。まずは、坪谷小学校のみんなと仲良くできるようにがんばりましょう。

「いじめ」や「いじわる」はもちろんのこと、けんかや言い争いが起きないように、お互いに努力しましょう。友達のよいところをどんどん見つけていって、坪谷小学校の19人がみんな仲良しだよ、言わば「ワンチーム」だよと他の学校に自慢できるようにしていきたいと先生たちは思っています。

がんばっていきましょう。

 

こんな感じでした。

私の話の後は、担当の先生より10月の月目標について

お話がありました。

ちょうど私の話とも関係がある目標で、

「言葉遣いに気をつけよう」

についてでした。

ていねいな言葉遣い、正しい言葉遣い、思いやりのある言葉遣いに気を付けて、

友だちと仲良く楽しく過ごせる10月にしていきたいですね。