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SSHブログ【普通科&サイエンス科】

情報部会にてDataScienceのオンライン中継を行いました!

7月17日(金)の報告です。
令和2年度県立高校情報部会を兼ねて
MSEC指導者ワークショップを開催しました。


今回は、本校サイエンス科3年生のData Scienceの授業公開を行いました。


3年生はプログラミングソフトMATLABを使った画像解析を行っています。

この授業を公開したのですが、新型コロナウイルス感染症対策により
大人数での参観はできません。


そこで!!


教育開発部の外部回線を用いて、Zoomによる授業中継を行いました。

この授業は、情報部会の参加者だけでなく、SSH運営指導委員の先生方や、本校の取り組みに興味のある先生方に、広くオンラインで公開されました。


教室全体の様子が映し出されています。
しかし、これだけだと生徒それぞれの取り組みがよく見えません。


例えば、このように生徒を指導している時、どのような話をしているか気になります。

そんなときは、Zoomで「あの場所が気になる!」と教えてくだされば…


別途タブレットを持った教員がそこに近づき、詳しい様子を映し出します。

先生達はインカムを付けているので、Zoomでの会話もできますし
参加者は指導している声も聞くことが出来ます。


その様子は、別室でもこのように中継されています。
情報部会で集まった県内各校の先生達です。

交代しながら少人数で授業見学を行い、残りの先生はこのように別室で参観を行いました。


また、廊下にはData Scienceで使用している本校のオリジナル教材も展示され、各先生方は熱心にご覧になっていました。


授業公開終了後は、各方面の先生方から大きな反響がありました。

宮崎北高校の教育開発部は、新しい教育の在り方に挑戦しています!
今後も、このような形で積極的に授業公開をしていきたいと考えております。



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研究ノート指導について

本日は、研究内容の記録について紹介します。

ACT-SI2で研究をしている生徒の傍らには、
いつもノートがあります。


これは、「研究ノート」です。

研究ノートとは、研究者が自分の研究活動の内容を整理して記録するものです。
きちんと記録していけば、研究者の財産になりますし、
研究成果を知的財産として保護する際の重要な証拠資料にもなります。


生徒全員がこの研究ノートを与えられています。

研究ノートの書き方には厳しいきまりがあります。
ねつ造・改ざんを防ぐために、記録年月日や出展の記入、
署名も必要ですし、必ずボールペンなど消えにくいもので記入します。


記入する内容も、単なる日記ではいけません。
研究内容がきちんと伝わるように
実験のプロトコル、結果、考察などを
時系列順に、図表を用いてきちんとわかりやすく書く事が求められます。


とはいえ、いきなりそんなに上手くは書けません。

そこで、毎週提出された研究ノートから、
よく書けているノートをピックアップして
先生のアドバイス付きのプリントにして、生徒全員に配布しています。
(画像のピンク色の部分が、先生による加筆・アドバイスです。)

生徒達は、毎週アドバイスを受けて、どんどん研究ノートの書き方が上手になっています!



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Google Meetを使った授業テスト

現在、高校ではオンライン授業について様々な準備・検討がなされています。

再びのコロナ禍に備えるためです。

教育開発部では、「Google Meet」を用いた双方向型オンライン模擬授業を行いました。

前回の休校時は、サイエンス科が「Google Meet」で
オンライン朝礼を行いましたが、今回はオンライン授業について研究しています。


国語科の先生にご協力いただき、普段通りの授業を行っていただきました。
画面には、いろいろな場所から参加している(生徒役の)先生達が映っています。



スマホで授業を受ける先生。
スマホの画面は、小さいですが鮮明に写りました。


パソコンで授業を受ける先生。
ホワイトボードの文字も十分に読むことができました。

授業をしてくださった先生は、
「タイムラグはあるけど、普段の授業と変わらず、慣れれば色々できそうだ。」
との感想でした。


また、書道の先生にも協力していただき、実技授業の実験も行いました。
今度は、生徒にも参加してもらいました。


書画カメラで先生の手元を映し、暑中見舞いの書き方を習いました。
スマホからでもよくわかります。


できあがった作品を、一人ずつ見せてもらいます。
逆に、このような授業はオンライン授業の方が普段よりスムーズだったりしました。

 

Webカメラとテレビ会議システムの利用は、休校時の対応だけにとどまらない
いろいろな可能性を示してくれました。

願わくば、コロナ対策以外で、もっとオンラインを活用できる日が来て欲しいですね。


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令和2年度第2回運営指導委員会が開催されました

7月1日(水)

第2回運営指導委員会が行われました。

今回は、SSHの基礎枠である「科学技術人材を育成する教育プログラム」について話し合いました。


まずは、全体会で各事業の報告です。
宮崎北高校の独自プログラムである
・DS(Data Science)
・ST(Scientific Thinking)
・MF(Manufacturing)
・IE(国際交流)
・FW(Field Work)
・ES(Earth Science)
・GP(Grobal Programing)
・RJ(理系女子支援講座)
について報告を行いました。


それぞれの報告はまだまだ途中経過です。
運営指導委員の先生も、多くの質問や今後についてのアドバイスをくださいました。


分科会では、各事業についてディスカッションを行うことができました。
高校の先生達も知りたいことが多く、時間を過ぎてもなかなか終わりませんでした。

というわけで、今回は2回にわたる運営指導委員会を終えました。

次回の開催は12月です。

それまでに、各事業をますます充実させていきます!



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令和2年度第1回運営指導委員会が開催されました

6月29日(月)

第1回運営指導委員会が行われました。

これは、本校のスーパーサイエンスハイスクールの運営に関して

有識者の先生方(運営指導委員)に専門的な見地から指導助言をいただき
今後の研究開発に役立てていくための会議です。

今回は、SSHの重点枠である「探究型活動の全県普及」に関する内容について委員会が行われました。


まず、全体会では
ACT-SI(科学探究)やACT-LI(地域探究)、MSECの活動について
各担当者が進捗状況を報告しました。


分科会では、事業ごとにグループセッションを行い、有識者の先生から
様々なアドバイスを直接いただきました。


本校では、SSH事業に教育開発部員はもちろんのこと
学校全体で取り組んでいます。
高校の先生達は、熱心に有識者の先生とディスカッションをして、事業のよりよい進め方を考えていました。


この後は有識者会議において、県教育委員会への質問や、各先生方から全体を通したコメントをいただきました。


ブログ担当者の私も各事業の報告やディスカッションを行いましたが
正直、まだまだ話し足りませんでした。
そのくらいに熱量を感じる運営指導委員会となりました。


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「学校図書館7月号」に掲載されました

公益社団法人 全国学校図書館協議会が発行する
「学校図書館7月号(2020.7 通巻第837号)」に宮崎北高校が掲載されました。

掲載されたのは、いきいき学校図書館のコーナー。


今回は、本校のSSH事業と図書館の連携について大きく紹介されいます。


本校では、普通科の地域探究(ACT-LI)にて図書館と連携しています。


本校の図書館では、生徒達の研究キーワードを調査し、時には県立図書館とも連携しながら
研究に活用できる本、資料、新聞などを提供しています。

その仕組みの詳細が掲載されました。

探究活動において、図書館の存在は非常に大きいです。
文献調査の基本はやはり本だと実感します。



そんな宮崎北高校の図書館は「図書カフェ」など楽しい取り組みが沢山行われている
おしゃれでアカデミックな空間です。



いつもありがとうございます(^^)

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ディスカッションを盛り上げよう!

1年サイエンス科のST(Scientific Thinking)にて
面白い試みが行われていました。


この授業では、英語の科学論文を読み解きながら、論文の構成を学んでいます。

現在は、論文のresult(結果)部分を読んでいます。
沢山のFigが登場し、面白そうなところですが・・・


教室で辞書を片手に読み進めていては、単語調べに終始して、
なかなか論文の内容理解が進みません。



そこで!! こんな場所で論文を読んでみました。


今回はサイエンスロビーに移動し、ホワイトボードを用いて、
論文片手にディスカッションしながら読み解いていきます!


FigやTableから内容を推測することで、論文をどんどん読み進める事ができました!


この積極的なディスカッションを学んで欲しかったのです。
教室で辞書を片手に黙々と単語を調べているだけでは、気づけなかった読み方ですね。

これで、次回のSTでは教室にいても積極的に論文を読むことができるでしょう(^^)


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3年生のACT-SI3は今!?

3年生の科学探究(ACT-SI3)の報告です。

現在、サイエンス科の3年生は、8月7日のMSECフォーラムで
行われる英語ポスターセッションに向けて、ポスターの英語版を制作しています。


黙々とパソコンに向かい、作業を行っています。


英語版を作成するにあたり、実験データも最新のものに更新します。
この班は、追加実験のデータのレイアウトを考えていました。

コロナ禍で中止になったり、延期された大会が多い中
MSECフォーラムは久しぶりの発表の場です。
各グループとも気合いを入れて、制作に励んでいます。


さらに彼らは、12月までに英語論文を執筆する予定です。

受験勉強と研究発表の両立は非常に大変ですが、
一生懸命頑張っている先輩達の姿は、後輩の模範となるでしょう。



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海洋実習用のニューストンネットを使ってみました

7月10日の海洋実習で使う予定のニューストンネットを
助成事業連携校の宮崎海洋高校進洋丸のご協力のもと
一足先に試してみました!


ニューストンネットとは、海洋の表層近くのプランクトンなどを採取する道具で
全長約3mの大きさがあります。
中心には濾水計が付いており、濾過した海水の量を計測できます。

この道具は、中谷医工科学教育振興助成金で購入しました。


今回の実習ではマイクロプラスチックの採集に用いるのですが
このニューストンネットは、新しく届いた道具なのです。

そこで、海洋実習前の7月2日に
宮崎海洋高校の実習船「進洋丸」に積み込み、
船員の皆さんにも使っていただきました!


進洋丸から、徐々に海水に下ろしていきます。


このように曳航しながら、表層の水を濾過していきます。
曳航後は、海水をかけて内側に付着した資料を先端のコッドエンドに流し込みます。

上手い具合に表層の水を濾過していますね!大成功です。

というわけで、海洋実習の事前調査の報告でした。


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研究ポスターの指導方法を伝えました

令和元年度入学生から、全ての高校生が「探究」に取り組んでいます。


生徒達はいろいろな研究をしています。
なので、先生達も積極的に探究の指導方法を学んでいます。


探究の研究内容を伝えるには、様々な方法があります。
その一つが、ポスターセッションです。

ポスターセッションは、何回も説明を行うので、
回数を重ねるごとに、「話すこと」に自信がついてきます。
また、見ている人から多くのコメントやアドバイスをもらえます。


今回は、MSEC指導者ワークショップとして日向高校に訪問し
ポスターセッションの指導方法を伝えてきました。

今回の内容は、ポスターの作成方法だけでなく、
研究内容のテーマ決め、発表方法など多岐にわたりました。
これは宮崎北高生が実験計画を記した「プレポスター」です。


生徒がポスターを作る際に、沢山の指導ポイントがあります。
ポスターのデザインもその一つです。
見やすい構成を先生達に伝えています。

この後は、実際に大判プリンターで印刷した最終版のポスターも見ていただきました。


今回のワークショップで、ポスターセッションの輪が広がると良いですね。

そんなMSEC加盟校が一同に会して行われるポスターセッション
「MSECフォーラム」は8月7日開催です!!



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部分日食の観測

6月21日(日)は日本全国で部分日食が観測されました。
皆さんはご覧になれたでしょうか?

残念ながら、宮崎県では厚い雲に覆われて、欠けた太陽を見ることは叶いませんでした。
(九州では宮崎県だけが厚い雲に覆われていたとか・・・。)


しかし!

科学部地学班は諦めませんでした。
太陽が見えないなら、見えないなりの観測方法がある!
とばかりに、観測を行った模様です。

雨に備え、屋根のある場所に観測機材を置きました。
さらに、望遠鏡だけではなく・・・

昨年、マニュファクチャリングの授業で勉強したマイコンを使いました。
RaspberryPiとセンサーを用いて空の明るさの変化を測定しました。

このセンサーは、気温、気圧、照度などを記録できるスグレモノです。


部分日食の始まりと終わりまで、約2時間以上。
この間に1秒ごとのデータを記録しました。

う~む!RaspberryPiは便利ですね。

他にも、風向きや風速、照度計を用いた明るさの計測なども行いました。

望遠鏡と録画用カメラも用意しましたが、残念ながら太陽が顔を出すことは無かったようです・・・。


さて、この記録データが今後どうなるのか!
楽しみです。



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生徒が使える3Dプリンターの紹介

今回は教育開発部に設置されている3Dプリンターを紹介します!


ACT-SI(科学探究)では、ものづくりを伴う研究をしているチームも多くなりました。
プロトタイプの作成時に足りないパーツを自分たちで創れたら…


そんな希望にお応えするのが、こちらの3Dプリンターです。
フィラメントを溶かして、成形していくのですね。


教育開発部室にセッティングされており、
初めて見る3Dプリンターに興味津々の生徒たち…。


設計ソフトです。
生徒用のパソコンにもソフトをインストールしておけば
設計は生徒が各自で、3D印刷は教育開発部で行うことができます。

というわけで、試しにこんな形を…。



できました!

(フィラメントがもったいないので)小さく作ったため、細部はバリが目立ちますが
思い通りの形を部品にできるのは嬉しいですね!!


今年はどんな方法で活用されるのか!?
楽しみです!


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2年生ACT-LIポスターセッション

6月12日(金)

2年普通科のACT-LI2(地域探究)の
2回目のポスターセッションが行われました。

3密を避けるために、場所を分散して行ったポスターセッション。

今回は、教室の様子を紹介します。


2年生の地域探究のテーマは「宮崎の〇〇」について。

観光、医療、農業…様々なテーマの研究ポスターがあります。


このポスターセッションでは、生徒と先生の投票による採点も行われました。
投票用紙にコメントを書いています。


ポスターの構成、説明の仕方、内容、研究進度…などいろいろな要素を見ながら採点しています。


今回の採点結果を生かして、さらに研究を深めてください!!


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ACT-LI2中間発表ポスターセッション

6月5日の報告です。

2年普通科の探究活動ACT-LI2(地域探究)では
ポスターセッションで中間発表を行いました。


先輩と異なる点は、2年生になってクラス替えをしても、
ACT-LIの時は1年生のときの研究チームで行っていることです。
これにより、1年生のときのACT-LI1の継続研究ができます!


SDGsの観点で昨年度と同じ「宮崎の〇〇」という統一課題で
多彩な研究テーマを取り扱っています。
その数、約70作品以上!
先輩の世代から20作品も増えました。


今回の目的は、研究のブラッシュアップです。
説明したり、質問を受けながら研究の足りない部分を見つけていきます。

コメント用紙をもらったり、ポスターに直接改善点を書き込むなどして、改善のヒントが増えていきます。


なお、3密を避けるため、各教室と体育館、武道場などに分かれて発表を行いました。


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一歩ずつ前進!2年生のACT-SI

6月16日(火)

2年サイエンス科のACT-SI2(科学探究)です。

毎週火曜日の6,7限で研究を行っています。
しかし、授業以外にも放課後の「オープンラボ」を利用して研究を行う班もあり
毎週研究はどんどん進んでいます。


こちらは、クモを研究している班です。
先輩が使用している暗室を借りて、実験を行っています。


マイクロプラスチック班は、採取したプラスチックの撮影を行っていました。


スライム班は、新たに配分を変えてスライムを作っています。
研究ノートにもデータが溜まってきたかな?


太陽電池研究班です。
ソーラークッカーとフレネルレンズで何かのデータを取っています。


5分毎の記録…忙しいですね。

それぞれの班が、毎週課題を見つけ、その解決に奮闘しています。
このスモールステップが大切です。

すでに、以前ブログで紹介した様子とは大きく異なり進化をしています。


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研究に使えるData Science!

学校設定科目Data Science(DS)の進捗を報告します。

1年サイエンス科では、DSを週2時間学んでいます。
PBL課題を配布され、自力で学び解いていくスタイルの授業。

課題が解けても、先生は一人ひとりに質問をぶつけてくるので
本当に理解していなければクリアできません。


現在は統計学を学んでいます。


本校教諭の作成したオリジナル教材。
しっかり読めばわかるように作られています。

しかし、自力で統計学が理解できるようになるのでしょうか。



 

・・・なっています。



データのばらつきに関してのPBL課題。
問題を解くだけならすぐに出来る生徒も多いです。

「先生、課題ができました!!」

「よくできたね~!確かに、数値は合っているよ。
 では、不偏標準偏差って何だろう。説明してみて。」

「・・・。ええと、勉強してきます。」


このようなやり取りを、2回、3回・・・それ以上に繰り返して
本当に説明できるまでに成長します。


DSでは、科学探究で実験を行った際に、適切にデータ処理ができるよう
様々なPBL課題が配布されています。
彼女は、与えられたデータをもとに誤差グラフを作成しています。


完成したグラフをチェックしてもらっています。
しかし・・・う~ん残念!あと一歩!
どこが違うのか考えながら、再び勉強をします。

指導する先生は2名です。

それぞれの学習ペースに差があるため、きちんと課題チェックは回っています。

しかも、全員が着実にPBL課題を進めています


早い生徒は、もうすぐ相関分析そしてT検定に入っていきます。
1年生の1学期には、データ分析の手法を一通り学び終えます。


彼らの行う科学探究が楽しみですね!!


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海洋実習事前学習その3

6月13日(土)に行った
海洋実習の事前学習(1年サイエンス科)の最終回です。

さて、今回の海洋観測の目玉のひとつが水深200m海域の採水です。
海水温や、pH測定、塩分測定などを行い、表層の海水との違いを調べます。


これがバンドーン採水器です。
ワイヤーロープにセットしたこの採水器を海中に沈め、採水を行うのですが・・・
水深200mとなると、沈めて引き上げるまでに時間がかかります。

やりなおしはできませんから、各班ともミスが無いようにしっかりと使い方を学びました。


で、このゴム蓋が難しい。
セットの仕方を間違えると、採水器が開きっぱなしのまま上がってきます。
コツがあるのです。


このように、筒の両サイドのゴム蓋を引っ張り、金具に固定します。
沈めた後に、「メッセンジャー」と呼ばれるおもりをワイヤーに沿って落とすと…
(写真右にメッセンジャーを持った手がありますね。)


バンッ!
金具が外れ、海中でゴム蓋が閉まるのです。
よくできていますね~!

これで水深200mの海水を採取します。


いかがでしたか。

 

これ以外にも、生徒たちは様々な課題を与えられ、実習までにしっかりと考えています。
海洋実習などのフィールドワークは、研究者の卵として得るものが非常に多いです。

これらの経験が、やがて始まる科学探究ACT-SIに活かされるのですね。


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海洋実習事前学習その2

6月13日(土)に行った
海洋実習の事前学習(1年サイエンス科)の続きです。


砂浜の砂をふるいにかけると、マイクロプラスチックがたくさん見つかりました。

さて、観察で必要な技術がスケッチです。

見つけたものの特徴をしっかり捉え、記録を残すために
実際に取り出したマイクロプラスチックのスケッチをしてみます。


綺麗に書けていますね。特徴もしっかり書き込んでいます。


スケッチには、線で描く、色を塗らない…などの基本があります。
先生が書いたスケッチの見本を見せてもらいながら、基本を学びます。

さて、海洋実習では採集したプランクトンを、後日顕微鏡観察してスケッチを行います。
そのプランクトンはどうやって捕まえるのでしょう?


これがプランクトンネットです。
海水面近くや、池などの微生物を採集する道具です。
1班に1つ配布され、実習船でプランクトンの採取を行います。


先端には採水器がついており、ここに濾しとられたプランクトンが集まります。
コックの形状を確認し、現場でミスをしないように備えます。

このネットを海水面で引きながらプランクトンを集めるのですが、
引く速さや引き上げる向きにもコツがあります。

その後、採取したプランクトンは現場でアルコールに保存し、持ち帰ります。

プランクトンといえども、命を持っています。
その重さに応えるべく、きちんとスケッチの練習を行いました。


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海洋実習事前学習その1

6月13日(土)の報告です。

この日は、午前中の4時間を使って1年サイエンス科が
海洋実習の事前学習を行いました!

その様子を数回に分けて報告します。


海洋実習の本番は、7月10日(金)です。

宮崎県立宮崎海洋高校の実習船「進洋丸」と連携し
海洋観測や、プランクトンの採集、マイクロプラスチックの採集などの
海洋実習を通して、海洋研究の重要性を学びます。


実習船に乗せていただくので、しっかりとした事前研修が必要です。
実習のしおりをもとに、事前学習を進めていきます。

実はこのしおり、様々な課題が詰まっています。

まずは、マイクロプラスチックについて学びます。


ここに、宮崎市のある海岸の砂が2リットルあります。
この砂を各班に配布します。
パッと見た感じ、どのくらいのプラスチックが入っていると思いますか?
5mm以上の大きさは?
3~5mmの大きさは?


「10個くらい?」「7個くらい?」いろいろな意見が出ます。
実際に、ふるいを使って調べてみましょう!


まずは5mmのふるいにかけてみましょう。
ザーッとふるいにかけてみると…


あれれ!?思った以上に大きなプラスチックが多いですね!!
流木や石などを取り除いても、結構な数のプラスチックが入っていました。


では、5mmのふるいにかけた砂を、3mmのふるいにかけてみましょう。


結構な量の小さなプラスチックが入っています!!
各班協力して、プラスチックの数を数えました…。


結果がこちら。
2リットルの砂に含まれるプラスチックは…
5mm以上が平均して28個!
3mm~5mmが平均32個!

思った以上に入っていました。

それより小さいプラスチックとなると…まだまだありそうです。
これらが海洋を漂っているのですね。

今回の海洋実習では、全長約3mのニューストンネットを用いて
海洋のマイクロプラスチックを採集する予定です。


大きなプラスチックでさえこの量です。
さらに小さなマイクロプラスチックは一体どれほど取れるのでしょう…。


プラスチックによる海洋汚染は深刻な状況です。


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マリンチャレンジプログラム採択!

本校生徒の研究がマリンチャレンジプログラムに採択されました!


マリンチャレンジプログラムとは、日本財団と株式会社リバネス主催の研究助成プログラムです。

海・水産分野・水環境などの分野を研究する中高生を対象に、
最大5万円の研究資金助成や、研究アドバイザーによるオンライン面談での研究コーチが行われます。



今回採択されたのは、本校科学部の生物班です。

研究テーマは
「ハクセンシオマネキのウェービング~画像解析と信号処理による分類~」
です。
ハクセンシオマネキが発しているシグナルを解析し、縄張りの構造を明らかにしようとしています。


先日、初めてのオンライン面談が行われました。

株式会社リバネスの担当者の方と
アドバイザーとなる京都大学の先生に
研究の説明を行いました。

慣れないWeb会議システムに四苦八苦していましたが
何とか自分たちの研究を伝えました。


アドバイザーの先生からは、いろいろな質問がありました。

今後もオンライン面談を重ね、研究を深めてください!


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科学探究を見守る先生

これまで、2年生の様々な研究班を紹介してきました。

今回は科学探究の指導をしている先生たちを紹介。


現在、サイエンス科2年生の科学探究は科学部顧問の先生たちで指導しています。

毎回、授業前には各班の進捗状況をまとめ、それぞれに質問するポイントを議論しています。

科学探究は2時間連続の授業です。
その時間、生徒は自由に研究活動を行っていますが、
先生たちは各班を見回りながら、その日の研究計画などを聞き取りしています。

先生たちは思います。

. 。○(こうしたら、うまくいきそうだよなぁ・・・)
. 。○(これよりも、あれを使えばいいのに・・・)
. 。○(この方法よりも、あの方法が適しているなぁ・・・)


でも、それを絶対に言いません。
生徒の成長を願いながら、質問をしています。

非常にもどかしい想いをすることもあります(笑)

でも、質問しなくとも、より良い方法に気づく班や、
我々では思いつかないユニークな実験を行う班も多いです。


やはり考えて動くということは大切なんだと、指導しながら実感します。


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太陽光発電の研究!?

今回は物理工学研究領域から、太陽光発電の研究を行っている班を紹介します。


この班にも、他の班同様に大きな目標があります。
しかし、まずはスモールステップでいろいろな実験を行っています。


最初の実験を経て、研究計画を練り直しています。
ホワイトボードを使って議論していますね。



ん?
太陽光発電なのに、この器具は何でしょうか。


おや?
器具に液体を入れたものを、ホットバスで温めています。

この班は、主体的に議論を重ねて、先生たちも思いつかない
ユニークな実験を考え出しました。

さて!うまくいくかな?
楽しみに見守っていきます。


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歯車を研究して・・・

今回は物理工学研究領域から、歯車の研究をしている班を紹介します。


この班は、最終的に「ある便利な道具」を作ろうとしています。

設計図を書き、必要な材料を購入しましたが、想定外の事態が続出?


購入した金属が、想定よりも大きかったのかな?
いきなり金属で加工をするのは難しいと判断したようです。


そこで彼らは、学校にあるレゴブロックに目をつけました!
なるほど!
金属の歯車で作る前に、より軽い材料で試行錯誤することにしたようです。


同時進行で必要な材料を整理しています。
頑丈なバネ。ちょっと長かったようです。
切断するために、ヤスリでゴリゴリ・・・気が遠くなりそうです。
写真では普通のバネに見えますが、ものすごく堅くて丈夫なバネです。



頑張りました!なんとかヤスリで切断成功!
とにかく試行錯誤で一つずつ解決していく。
そんな姿を見せてくれました。


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スライム研究

今回は物質機能研究領域からスライムの研究をしている班を紹介します。

彼らがスライムを何に使うのか・・・それはまだ内緒です。
現在はスライム作りをしています。


この班は薬品を使用するため、白衣・ゴーグル・手袋の着用が義務づけられています。
慣れない白衣はちょっと暑いかもしれませんが、これも事故を防ぐための決まりです。


スライム作りの材料です。

ホウ砂は取り扱いに注意が必要です。


ソーシャルディスタンスを保って研究を行うのも大変なようです。
それにしても、白衣を着るとグッと研究者の卵に見えますね。


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備品申請でアサリの飼育環境を整えよう!

以前、刺激応答研究領域からアサリ班の紹介をしました。

その彼らが、アサリがより快適に過ごせるように
水槽の改良を始めたようです!


足りない装置があり、カタログを見ながら
残り予算も考えて購入申請書を記入しています。

きちんと購入理由が記載できないと、購入許可も下りません!
厳しいですが、研究者として必要な経験です。

購入申請から届くまでは約一ヶ月かかります。
研究計画をしっかり立てて、やりたい実験を考えておかないと
このタイムラグで時間を無駄にしてしまうことも・・・。


さらに、新たに大きな水槽を2つ借りることができたようです!
丁寧に洗って、引っ越しの準備をしています。


毎日のお世話も大変ですが、環境を整える作業も一苦労!
頑張ってくださいね(^^)



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地学班の紹介

今回は物理工学領域から、星食観測班の紹介です。

彼らは、科学部地学班の2年生です。
「星食」と呼ばれる天文現象を扱っています。

昨年からコツコツと研究を行っていましたが、新型コロナウイルス感染症予防のために
参加予定の学会や大会が軒並み中止となってしまいました・・・。

※3月に参加予定だった日本天文学会ジュニアセッションホームページにて、研究予稿集が公開されております。宮崎北高校は講演番号23T「月に隠れていたのはふたご?」です。


現在は、今後の大会に向けて観測データの解析を行っています。


もちろん望遠鏡も使いますが、梅雨時期の最近はパソコンを使うことが多いようです。


観測データの解析方法を議論しています。
なかなか計算が複雑なようです。

自分たちで議論をしながら研究を進めており、
臨時休業中にも、画像解析や観測機材の制作を行っていたようです。


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クモの研究

今回は2年生の刺激応答研究領域からクモの研究班を紹介します。


彼らはクモの動きを制御したいようです。
いろいろと応用できそうですね。


捕まえてきたクモたち。
クモは動く餌しか食べないので、定期的に餌を捕まえて与えているようです。


このクモの名前はなんでしょうか?
自分たちで作った飼育ケースで飼っています。


どうやら、画像解析で研究を進めるようです。
カメラの準備が着々と。


なるほど!
水槽の中にクモを放って、その動きを観察するのですね。

・・・やってみたところ、まだまだ足りない装置や、必要な条件が見つかってきたようです。

どのように実験をしていくのか楽しみです。


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暖かい空気を届けたい!

今回は、物理工学研究領域から
暖かい空気を届けたい!という研究をしている班の紹介です。

冬場の寒い体育館などで、焼け石に水状態の灯油ストーブをよく見かけます。
あの暖かい空気を効率よく届けられたら、寒くない!
ぜひ実現していただきたい。


しかし、その道のりは甘くはありません。

暖かい空気を届けるためには・・・?
実験方法の検討や、必要になってきた知識の勉強が中心となります。



科学探究では、班のメンバーとの議論も重要です。
建設的に意見を出し合い、目標達成のために必要な実験方法を考えています。


何事もスモールステップです。焦らずに頑張りましょう

プログラミングを研究に活かそう!

回は、物理工学研究班から「ある機械」を作ろうとしている班を紹介します。


詳細は研究の根幹に触れるので書けませんが、
彼らはマイコンでモーターを制御して、ある機械を作ろうとしています。
プログラミングの知識も必要で、日々頑張って勉強しています。


また、装置全体のイメージをつかむために、レゴを使って模型を作っているようです。

プログラミングは1年生の時にマニュファクチャリングで経験しましたし、Data Scienceの授業でも扱います。
今こそ、勉強した知識を発揮するときですね!

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マイクロプラスチック研究班

今回は、地球環境学研究領域からマイクロプラスチックの研究をしている班の紹介です。

マイクロプラスチックは、環境への深刻な悪影響が懸念されていますね。


マイクロプラスチックを採取・調査するために、まずは採取方法の検討をしているようです。


自分でマイクロプラスチックを作り・・・


実際に砂の中に紛れ込ませ、編み目の異なるふるいにかけて、
採取できるか試していますね。

さらに細かいプラスチックを取り出す工夫も考えているようです。


マイクロプラスチックの研究に関しては助成金が採択されており
今後も研究がどんどん深まっていくことでしょう!!

※2021年3月24日追記
この記事から9カ月…。
現在彼女達は、海洋実習で採取した宮崎県沖の海水や
自分たちが住む地域の砂浜、宮崎市内の砂浜などから
マイクロプラスチックを多数収集。
プログラミングと画像処理を駆使して、数や大きさを分類しています。
その成果を携えて、各種研究発表や学会に参加しています。

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サクサク進む!?1年生のDS

1年生のDS(Data Science)の授業が順調です。

エクセルの基本的な使い方は終了し、
現在は統計学の内容がスタートしました。
教材は、本校教諭が作成したオリジナルのデジタル教科書です。


彼女は「代表値」の勉強に入っているようです。

2学期から始まる科学探究において、実験データをどのように扱うかは非常に重要になってきます。
何気なく見ていたアンケート結果も、様々な種類のデータに分かれているのですね。


彼は、グラフを作っています。
データの性質によって、使用すべきグラフは異なります。
与えられたデータをどのようにグラフにするべきか・・・悩んでいますね。


この授業は、PBL課題をクリアするごとに
あたらしい単元のデジタル教科書を受け取ることができます。


生徒は主体的に取り組み、どんどん進んでいきます。
そして、PBL課題のチェックのときに、先生にいろいろな質問を受けます。
これに答えられないとやりなおし・・・(汗)ファイトだ!


基本的にはパソコン画面で教科書を読み、提出課題のみペーパーで配布されています。

さて、早い人は8時間で不偏標準偏差を理解できました!

データのばらつきを考える・・・なんて初めての勉強ですね。

これからも頑張ってほしいです!!


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ST(Scientific Thinking)で英語論文を読む!

今回は、1年生のST(Scientific Thinking)を紹介します。

STでは、英語の科学論文を読解していきます。

内容学習と言語学習を同時に行うCLIL(Content and Language Integrated Learning)形式の授業となっています。

また、優れた科学論文を読むことによって、
研究チームのデザイン思考に触れることで、
自分たちが将来行う探求活動のゴールイメージも見えてきます。


さて、現在読んでいる科学論文のタイトルは

Migration of very long period seismicity at Aso volcano, Japan, associated with the 2016 Kumamoto earthquake

です。
2016年の熊本地震に関わる論文ですね。

15ページ程度の論文で、図表も豊富にあり、内容も非常に身近なものです。初めて科学論文を学ぶ1年生にうってつけです。


授業では、ALTの先生から

まずは「科学論文の構成」を学びました。


※ALTの先生はフェイスガードを着けています。
概要、序論、方法、本論、結論、まとめと展望・・・
この構成がわかることで、論文がずっと読みやすくなります。


続いては、いよいよ内容を読み込んでいきます。
今回は、Abstract(概要)の理解から。


ここでは「ジグソー法」を使って読解していきます。

まずは、Abstractの内容を3つに分割します。

生徒は3人1組の班に分かれ、それぞれの班にAbstractの3分の1の翻訳を割り振ります。
辞書を片手に一生懸命翻訳しています。


その後、班は分解。
それぞれの別の翻訳をした3人が集まり、Abstract全体の理解を行いました。
バラバラだった文章がつながるのですね。

この方法なら全員が責任者になるので、翻訳も人任せにできません(笑)

今回はAbstractでしたが、今後はどんどん論文を読み進めていきます。
科学論文を読むのは大変ですが、科学的な英語読解力が付くように頑張りましょう!


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インクの研究班

2年生の科学探究ACT-SI2の報告です。

本格的に研究活動が始まって、しばらく経ちました。
現在の状況はどうなっているのでしょうか。


不定期で、各チームごとの進捗を見ていきます。


こちらは、物質機能研究領域の班です。

彼らは、インクの改良をしたいと考えているようです。


そのために、まずはクロマトグラフィーで色々なインクの成分を
分離しようとしています。この段ボールは風よけかな?


科学探究では、先生たちはあえて答えを教えません。
安全管理や環境作りはしてくれますが、次の実験の指示はしません。
実験計画は生徒が作っていきます。

しかし、先生方は質問をします。

「この実験は何が目的なの?」
「この結果について予想したかな?」


だから、自分たちで研究計画を考えるしかないのです!




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科学部の新入生はテーマ決め中

今年度18名の新入生を迎えた科学部。
(6月3日現在、まだまだ増えています。)

オリエンテーションも終わり、いよいよ分野ごとに分かれて
自分たちの研究テーマを考えています。


さすが科学部に集まる生徒たち!
やりたいことが、しっかりとあるようです。


ホワイトボードを使って研究アイデアを議論しています。


じっくり考えていますね。

研究テーマの決定は非常に大切なプロセスです。
ここには、かなり時間をかけても惜しくありません。


一方で、こちらの4人は地学班。天文現象を扱うチームです。

天体画像の解析方法を先輩から習っています。


先輩が撮影した天体写真から、指定された星の等級を算出する作業。
天体の知識や、画像処理の知識が必要です。
基礎を習った後に、自分たちの研究対象を決めていくのですね。


科学部1年生、コロナ禍で活動が少なかったですが
滑り出しは順調です♪


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MSEC指導者ワークショップ「マンダラート」

5月21日(木)の報告です。

この日は、SSH指定校の延岡高校から先生が来校し
MSEC指導者ワークショップが行われました。



今回のテーマは「マンダラート」。

これは、本校の生徒が探究活動のテーマを考えるときに使っている
フレームワークです。

マンダラートは、日本人が考案したフレームワークで、アイデアをひねり出したいとき等に役立ちます。


写真のように、中心に核となるワード(コアワード)を書き、
その周囲8つのマスに、連想されるワード(サブワード)を全て埋めます。

それが埋まれば、さらにそのサブワードを展開させて、
そこから連想される8つのワードを埋めていきます。
ここでは、合計64個ものワードが必要です。

いずれも、連想しやすいように、具体的な名称などは避けます。

あとは、出てきたワードを組み合わせて、研究の計画のアイデアを作っていきます。


本校教員によるマンダラート完成例。

ざっくりと書きましたが、64ものワードを埋めるのは至難の技!
使いこなすのも、様々な注意点が必要です。

本校の教育開発部でマンダラートをしたことが無い先生も集まり、
皆でマンダラートを体験しました。

一度体験すれば、その大変さや、連想法としての威力も知ることができます。ぜひ、役立ててください!


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アサリ研究班の活動本格化

5月20日(水)の事です。

サイエンス科2年生の科学探究(ACT-SI2)で、アサリ研究班が準備を始めました。


アサリ班がスーパーで購入してきたアサリ。
食べるのならばこの状態で良いのですが・・・
元気に飼育しようとすると、このままではいけません!!

せっかく購入したアサリを死なせるわけにはいかない。
と言うわけで、朝礼前の時間に大急ぎで飼育の準備をしていました。



水槽に水を入れ、カルキ抜きの薬や、海水の素を投入します。
何リットル水を入れたか覚えているかな…?

生物の先生の協力の下、何とかアサリを飼う環境が整いました。
(この後、さらにフィルターなども設置しました。)



パック詰めされて冷蔵庫にいる時とは異なり、活発に動きます。
出水管と入水管をパクパクさせて、かわいらしいです。


この後は、毎日の温度チェックや餌やり、残念ながら死んでしまった個体の除去など
大変なお世話が続きます。


これからずっと研究でお世話になるアサリさん。
大事に育ててね。



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科学部1年生の活動開始

科学部に1年生が入部してきました。
5月25日現在で10名以上の入部希望者が集まりました。

さて、本校の科学部は、科学探究(ACT-SI)に先駆けて
自分の研究に取り組むことができます。
(サイエンス科の一般生徒は、2学期から研究開始。)


また、部活動として大会に出場するため
研究成果を発表する場も多くなりますし、部費から研究予算も出ます。

研究活動にどっぷり浸かりたい生徒には科学部がうってつけです。


そんな科学部に集まった新入生。

自己紹介などが終わった後は、顧問の先生や先輩の話をじっくりと聞き
自身の研究分野を決めています。

物理?生物?化学?地学?


色々悩んだ末に、テーマが決まってきたようです。
彼らの今後の成長に期待しましょう!!




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学校設定科目Earth Scienceの紹介

サイエンス科の2年生ではEarth Science(ES)を行っています。


ESでは、自然科学の知識を、英語の能力(読む、書く、聞く、発表する、対話する)を駆使して学ぶ事により、内容学習と言語学習を同時に行っています。

このような英語の学習方法を
「CLIL(Content and Language Integrated Learning)」
と呼ぶそうです。

また、学ぶ内容もSDGsの視座を踏まえたものとなっています。

プレゼンやディベート、フィールドワーク等を行い、
最終的には科学探究(SCT-SI)の内容を英語化し
英語ポスターセッションも行います。


さて、そんなES。

5月21日(木)に行った内容は、Water(水)について。
地球にとって、水はなぜ必要なのか…。

提示される資料と、英語から考えていきます。
様々な質問をされるので、ホワイトボードに英語で書き出しています。


※ALTの先生はフェイスガードを装着しています。

大気の温度変化は激しいけど、水の温度変化は穏やか。
と言うことは、地球における水の役割は・・・?


本校のALTの先生は地学が専門です。
地球環境についてこれからも興味深い授業が展開していきます。

(取材していて、ブログ担当者も英語を勉強し直そうと決意しました。)



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放課後活動が再開!

5月25日(月)より、放課後活動が再開となりました。

とはいえ、新しい生活様式を意識しながら、3密を避けての活動です。

サイエンス科でも、科学部の活動が活発に行われていました。
特に3年生は研究の大詰め!
コロナ対応で部活動ができなかった分の追い込みが始まっています。


化学班。
クリーンベンチで薬品を扱っています。
まだまだ実験データが足りないようです。


物理班。
実験結果をまとめるために、統計学が必要なようで
悩みながらエクセルで作業をしていました。
学校設定科目のData Scienceで学んだ統計学の知識をフル活用中です。


こちらは別の化学班。
手作りの暗室(暗箱?)で実験再開です。
「触らないで」の張り紙中。


科学部以外の生徒も、放課後のオープンラボの時間を用いて
科学探究に取り組んでいます。
2年生のキノコ班の男子。その後の経過はいかが…?

と言うわけで、もとの賑わいを取り戻しつつある
サイエンス科の放課後でした。




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MSEC指導者ワークショップ

5月18日(月)の報告です。


宮崎西高校からSSH担当の3名の先生が来校し
MSEC指導者ワークショップが行われました。


今回はSSHの事務作業に関わる事が中心でした。

研究開発実施報告書のまとめ方や、それに向けた宮崎西校の事業計画のポイントなどを確認していました。

今年から初めてSSHに指定された宮崎西高校。
少しでも宮崎北高校が力になれれば幸いですね。




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第1回MF紙飛行機コンテスト!!

5月18日(月)

宮崎県の緊急事態宣言も解除され、徐々に日常が戻ってきた登校日。
1年サイエンス科はマニュファクチャリング(MF)の授業を行いました。

MFでは"ものづくり"を通して、議論と試行錯誤を体験します。
3人1チームで課題に取り組み、競います。

今回のテーマは「よく飛ぶ紙飛行機を作れ!」

ただし、紙飛行機には主翼・尾翼・垂直尾翼の3つ以上のパーツで構成しなければなりません。
そう、ただの折り紙飛行機ではないのです。


設計と製作に与えられた時間は100分間。
飛ばして、作り直して…となれば、時間ギリギリです。


材料はA4の厚手の紙1枚のみ!(あと、セロハンテープ+α)
これだけではペラペラなので、工夫が必要です。


この班は円筒形の飛行機に翼をつけてみました。
しかし、上手く飛びません・・・。

試作して、飛ばして、さらに作り直したいときはチケットを使えば
新しい紙がもらえます・・・が、競技での記録を1秒ずつ減らされてしまいます。


考えすぎても時間切れ、考えなさすぎると材料切れ…。
議論と試行錯誤のバランスが要求されます。

そうこうしている間に時間切れ
各所から「もう1時間あればー!」「議論しすぎたー!」「全然試してないー!」という声が響きます(笑)


そして、13の班が自信作を飛ばします!
・・・が、やはり難しかった!!墜落する飛行機が多数。


2階から投げていますが、平均して1.5~2.5秒ほどの滑空時間となりました。

実は、材料や授業プリントの中によく滑空する飛行機のヒントが隠されていたのですが、中々気づけなかった様子。

でも、それで良いのです!
これは第1回目のMFです。
今回の経験を糧に、試行錯誤のバランスを鍛えていけば大丈夫!

その後、解説を聞いて改良した飛行機の中には、よく飛ぶものもありました。


と言うわけで、ものづくりを通して試行錯誤の大切さを学ぶマニュファクチャリングの報告でした!



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インターネット配線を整えました

4月下旬ごろの話です。



ご覧下さい!怪しい人影がラックの上に…!!(笑)


と、言うのは冗談で、教育開発部の模様替えに伴い、
昨年まで床を這っていたインターネット回線を天井に移動しました。

先の写真は、その作業をしている教育開発部の先生です。

広い部屋の天井を横断するケーブルを、三脚を使って丁寧に整えました。

生徒の活動を満足に支援するためには、まず我々の環境を整えなければなりません。

教材開発だけでなく、このような活動も先生は行っているのです…というお話でした(^^)



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教育開発部のおしゃれな掲示板

今回は、教育開発部の部屋の外にある掲示板を紹介。
国際交流掲示板です。



かわいい掲示板ですね!
教育開発部の先生が、デコレーションしています。

思わず目を引く掲示板には、国際交流の情報がずらり!

興味を持ったら、すぐに先生に声をかけてくださいね!


本校は4年連続で合計5回も科学技術振興機構(JST)の
さくらサイエンスプランに採択されており
今年度も活発な国際交流が行われる予定です。

残念ながら、新型コロナウイルスの関係で当初計画していた
一部の国は来日ができなくなりました。

しかし、ビデオ会議での交流の計画が進んでいます!!


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ACT-LI(地域探究)指導のために

少し前、5月1日(金)の話です。

本校ではサイエンス科だけでなく、普通科でもSSH事業として探究活動を行っています
それがACT-LI(Local Inquiry/地域探究)です。

校内全体で取り組むためには、全ての先生方の協力が必要不可欠です。

そのため、この日の学年会において、
各学年の教育開発部の先生が、ACT-LIについて説明を行いました。


この活動の目的は、「地域社会への貢献」と「生徒自身の成長」と言えるでしょう。
情報収集力を鍛え、論理的な思考力と多角的な視点を持って考え抜き、地域社会へ貢献する。
ACT-LIに一生懸命取り組んだ生徒は、社会にとって有為な人材となるはずです。

・・その思いを、各先生達に伝えました。


また、探究活動のための備品や書籍購入の案内もありました。
これらの仕組みを活用し、今日も宮崎北高校の先生は生徒の探究活動を支えています!


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幻のキノコを探せ!その2

某日、市内某所でカンゾウタケを採取した後の話です。

いよいよ研究室にて、作業が始まりました。

まずは、採取したカンゾウタケの写真を撮影しました。

比較対象物の10円玉がポイントですね。
※生徒発表前につき、モザイク処理をさせていただきます!ご了承ください。

キノコを培養するための準備も、放課後の時間を使って以前から行っていました。



先輩からオートクレーブの使い方を学んでいます。



クリーンベンチ内でキノコを培養するための寒天培地を作っています。


そして、採取後は・・・

いよいよ、カンゾウタケに対して
クリーンベンチ内で無菌操作をしていきます。



ここからの作業は研究内容に大きく関わってくるので詳しくは記述できませんが、
カンゾウタケを採取できたことで彼らの研究は大きく動き始めました。

これからが楽しみです!!


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幻のキノコを探せ!その1

某日、宮崎市内某所。



2年生の科学探究でキノコを研究しているチームは、山にいました。
研究に使用するキノコを採取するためです。

その名も「カンゾウタケ」。
非常に珍しいキノコで、チームはこのキノコの培養を目指しています。

この日、一行は特別の許可を得て
宮崎県総合博物館の黒木修一先生達のご指導の下
この時期にしか生えないキノコを探しに来たのでした。



山の神様への参拝からスタート。
果たして、見つかるのでしょうか…!

    





山中には、沢山の珍しいキノコや植物が生えていました。

 


そして・・・先生方の案内で、ついに見つけたカンゾウタケがこちら!

先生方が驚かれたのは、彼らが自然に上記のような写真を撮影したこと。
フィールドで撮影する際は、大きさなどの情報がわかるように「撮影のルール」があります。
これらの技術は、昨年のフィールドワークで身につけたものです。
経験が生きていますね!!



さて、採取したカンゾウタケは、葉っぱと一緒に密閉します。
キノコが酸欠で、溶けてしまうのを防ぐためです。
※ここからのキノコの変化は、生徒発表前につきモザイク処理をさせていただきます。


無事、カンゾウタケを採取できた一行。
最後に、先生方と記念撮影をしました。



写真左が、宮崎県立博物館の黒木修一先生。
右が、「キノコのサトウさん」です。

本来なら、部外者に絶対に教えられない場所での採取を快諾してくださいました。
本当にありがとうございました!


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登校日!2年生の科学探究

5月12日(火)は2年生の登校日でした。
この日は通常通りの授業で、サイエンス科では久しぶりの科学探究(ACT-SI)が行われました。


前回から約一ヶ月…。


それぞれの班で、事前に相談してきたおかげで
スムーズに予備実験に入れた班も多かったです。

さて、その様子は…?

 


車いすの構造を研究しているチーム。
注文して届いていた道具の確認をしています。
想定外の大きさに戸惑ったり!?



こちらは屋上の校旗掲揚を自動化したいチーム。
機械の配置場所を考えていますね。



こちらは、科学部の天文チーム。観測データを基に
現在は論文の執筆を行っているようです。



アサリの研究をするチームは、計画ポスターを確認しながら
研究準備に入っています。


その他、合計12チームが久しぶりの研究活動を行いました。

コロナ対策のため教室を分けて、3密を避けながらの活動でしたが
それぞれ1年生の頃に研究計画を練っていたおかげで、やるべき事はハッキリ!

どの班も主体的に行動し、着実に次の課題を見つけています。

何事もスモールステップ!がんばれ~!!



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MSEC協議会を行いました

4月24(金)と、少し前の話です。

県内の探究活動を行っている学校が一同に会してポスターセッションなどを行う
「MSECフォーラム」が6月に計画されていましたが
新型コロナウイルス感染症対策の関係で、延期となりました。

そこで、開催時期の詳細を決めるテレビ会議が行われました。


MSEC加盟校14校と県教育委員会がZoomを用い、
4~5グループの分科会も行いました。便利です。

このような時期ですので、「中止」も考えられましたが、
これが最後の発表の場となる3年生の事を考えて意見を出しあいました。

その結果、

実施を延期して8月上旬に延期する。
その判断は6月中旬に行う。


という内容でまとまりました。
何とか開催出来るように、一刻も早い収束を願います。



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サイエンス科2年生でオンライン朝礼始めました

長引く休校の中、少しでも生徒の学びをサポートしようと、
県下でも多くの先生がインターネットの利用に踏み出しています。


そんな中、宮崎北高校ではSSH特例学校設定科目などでプログラミングソフトを導入するために
外部回線と学校独自ドメインを取得してきました。

また、サイエンス科2年生にはGoogleの「G Suite for Education」で、
学校独自ドメインの生徒メールアドレスを配布しています。

「G Suite for Education」には、教育に利用できる様々なツールが入っており、

このICT環境を活用したオンライン教育を研究することになりました。

まずは、5月11日の朝からGoogle Meetによるオンライン朝礼を行いました。

各生徒が、元気な顔を見せてくれて安心しました。
(この後ろで、数名の先生が見守っています。)

基本的に休校日は毎朝オンライン朝礼を行う予定です。
何事もスモールステップで進化していきます。

色々な課題が見つかっており、全員参加とは行きませんでしたが
今後も研究しがいのある取り組みです。


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あすの宮崎の教育のためのオンライン研修会

5月9日(土)
宮崎北高校の先生達が「あすの宮崎の教育のためのオンライン研修会」に参加しました。

この研修は、宮崎県新富町を拠点に活動する「こゆ財団」が主催し、
宮崎県内全域の先生や教育委員会の方約100名がWeb会議アプリZoomを用いて集まり、
宮崎でICT教育を広めていくための情報交換を行いました。



コロナ休校による学びの変容から、このようなICTの活用が注目され始めました。
ちなみに、右下のパソコンには参加者の先生達約100名の顔がいくつかのページに分かれて表示されています。


内容は、Zoomの使い方や、県内学校の事例紹介、
ワールドカフェ形式での話し合いなどが行われ、
充実した3時間(!)となりました。


コロナ禍が収束しても、ICTを活用した教育開発は続ける必要があると、改めて感じました。


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