2015年8月の記事一覧
高等部 1学期
始業式
4月8日(水)新たな年度が始まりました。新2年生5名、新3年生13名全員進級、それぞれ『先生進級したよ。』という自信に満ちた様子。一方、進級してどんなことを学ぶのかという戸惑いもうかがえました。新しいクラスとクラスメートの発表があり、始業集会を迎えました。始業集会では、校長先生より、「高等部、特に3年生には、就労に向けての心構えを持って学校生活に臨みましょう。」といったお話がありました。
その後担任、副担任の先生の発表がありました。音楽室へ移り高等部集会の場で、学級の場所の発表があり、新しいクラスへと移動。荷物の整理を済ませ、27年度がスタートしました。
入学式
4月10日(金)今年も新しい友達が入学してきました。13名の卒業生を送り出し、少しさびしかった高等部に、13名の新入生を迎えました。式の前日準備では、在校生による式典会場の体育館の清掃や、椅子並べ等の会場づくりを行ったり、新入生の入る教室を飾って歓迎ムードを高めたりしました。高等部は、31名の少数精鋭で、みんなで力を出し合ってこの学校の最高学部生として、学校生活を楽しみつつ小学部・中学部の下級生が、学校は楽しいと思えるようにリードしていってほしいと願います。
これから高等部での対面式や各種オリエンテーションもあります。いよいよ我が校の最高学部としての自覚を持ち、それぞれの力を遺憾なく発揮していってほしいと願います。
作業学習
自立を目指す小・中・高一貫教育のもと、高等部では一人ひとりの自立に向けた作業学習に力を入れています。4月14日(火)本年度の作業学習を行うにあたり、心構えや目標などについて、作業学習のオリエンテーションが行われました。
昨年度より作業学習の授業日が、火曜、金曜の2日間となり、10種目あった作業種目を木工・窯業・クリーニング・手工芸・農業・ビルクリーニングの6種目に減らし、内容を濃くすることにより、就労に向けた取り組みを目指します。生徒は1人2種類の作業種目に取り組みます。そして、社会参加・自立に向けて、職業生活及び家庭生活に必要な、基礎的・基本的な知識・技能・勤労の意欲や相互協力の態度を養っていきます。
対面式
4月14日の5,6校時に、高等部の対面式がありました。3年生の進行で、一人ひとりが自己紹介を行いました。その後、18名の先生方も自己紹介をしながら、学校でどのようなかかわりをしているのかをユーモアを交えながら詳しく話され、新1年生が早く学校に慣れ、一緒に高等部を、学校を盛り上げていけるようにと願いをこめて話されました。31人の高等部が、いよいよ動き出した日でした。
結団式
4月16日(木)2校時に、5月23日(土)開催の体育祭に向けて、小・中・高生全員が体育館に集合し結団式が行われました。全校生徒を前に、各団の顧問になられた先生より呼名を受け2グループに分かれました。
その中で高等部3年生から団長、高等部2年生から副団長を選出しました。それから各学年から応募の多かった応援リーダーを選出しました。その後団長が赤、白の団の色をかけてじゃんけん勝負。ステージの幕の下から伸びてきている二本のロープの一本を勝ったチームがまず獲得。もう一方のチームは別のロープを。各団長が、気合を込め引いたロープの先にはそれぞれラケットとホーキ。体育科の先生方の緊張をほぐす作戦。仕切りなおして、副団長、リーダーを伴い回れ右。体育準備室と出入り口から延びてきているロープを引くと団顧問の先生が、台車にのって旗を掲げてカーテンの陰から登場。
一喜一憂の後、各団がそれぞれの目標に向かって動き出しました。
体育祭
5月23日(土)結団式より練習してきたことの発表の舞台。天気予報では、昼前から雨。全競技を行うためプログラム間をつめて行いました。しかし途中から小ぶりではあったが無情の雨。少し動揺はあったものの最後まで全児童生徒が優勝旗目指して頑張ってくれました。結果は、毎回練習の度に優位に進めていて、予行でもぶっちぎりの得点を得ていた団ではなく、もう一方の団が、僅差で優勝旗を手に。誰もが一瞬耳を疑ったが、採点どおりの結果をみんなが受け入れてそれぞれの団長に、優勝旗と、準優勝旗が授与されました。最後までそぼ降る雨の中力を出してくれた児童生徒たちに、よく頑張ったね、ありがとうと思ったのは、私だけではないと思います。
産業現場実習
6月8日(月)から6月19日(金)までの10日間高等部は産業現場実習を行いました。
○ 働くことの大切さや厳しさを知り、将来の社会生活や職業生活に必要な知識・技能・態度を身につける。○ 働くことを通してその仕事における自分の役割や責任を知り、就労への意欲を高める。
という2つの目標を掲げ、取り組みました。
高等部1年生は、基本的な作業態度等を身につけるため、校内にて実習を行いました。2,3年生は、就労をめざし7ヶ所の事業所と5ヶ所の作業所に分かれ、それぞれの現場でいろんな知識や技能を高めて行ったようです。ほとんどの生徒が自分でお弁当を作り、参加しました。
10日間の実習を終え、それぞれの考えや目の輝きが変わり、何らかの力をつけてきたように思われます。事後学習で実習を振り返り、各クラスでお世話になった施設や事業所にお礼状を書きました。内容も昨年と違った思いが伺えました。
各々の反省、先生方の視点、実習先からの評価を得まして、これからの取り組み等を構築し、次回もっとよい評価を得ることができるよう、就労に向けての確固たる自信が持てるように、みんなで取り組んで行きたいと思います。