2020年6月の記事一覧
風田の神楽
高等部では、風田地区の伝統芸能を学び始めて4年目になります。さとねり作りの見学を行ったり、「日南陽祭」での風田盆踊りや、風田神楽保存会の方々に教えて頂いた神楽を披露したりしました。昨年は神楽をベースに各学年創作ダンスを作って踊りました。また、秋には県高等学校総合文化祭の芸能部門に参加し、保存会の方々に演奏してもらい発表しました。雅な和楽器の演奏と優雅な舞いは、観客を魅了しました。一部の生徒は、2月に風田公民館で行われる神楽にも参加して、地域の方々との交流を深めながら伝統の継承も担っています。
そして、今年度初めての神楽を学ぶ体験として、22日音楽の授業に保存会の歌津さんと田村さんに来ていただきました。生徒達は、五穀豊穣を祈願して奉納される神楽が年々早い時期になったことを聞いて、田植えが早いこの地区ならではと納得していました。その後、田村さんの太鼓に合わせて歌津さんの舞が始まると、全員が見入っていました。1年生の多くは初めて神楽を観るので、「踊りがすごい!」「カッコイイ!」「太鼓の音が響く!」「太鼓がカッコイイ!」と大喜びでした。歌津さんと一緒に舞うことができて、神楽の難しさや楽しさを感じながらも興味をもった様子でした。新型コロナウイルスの影響で、大勢の人の前での神楽の披露は難しいですが、これからも学び続けていきたい学習です。