日誌

活動報告

延岡市立北川中学校で講話

 5月12日(月)に、北川中学校1~3年生(45人)に、「君たちはどう生きるか 君たちの未来は可能性に満ちている」と題して講話を行いました。

 

はじめに  「自分にとって幸せとは何だろう・・・」と考えたことはありますか?

  いま、みやざきの若者たちが「やりがいのある仕事が見つけられない」と苦悩しています

 

1.君たちが漕ぎ出す社会は、「可能性」に満ちている

   ・激変する社会は、ほんとうは「ワクワクするような未来」

   ・大人は、AIで仕事がなくなる、正解がない社会になる、と言うが・・・

    ➡ ほんとうは、「AIで新しく仕事が生まれる」、「正解はいくつもある」社会になる

 

2.多様な「働く姿」がある

   ・働くということは、人のためになる、人の役に立つ、人の助けになることで

        「人に喜んでもらえるもの」でなければ成り立たない

   ・将来どんな「職業」を選ぶのかではなく、将来どんな「生き方」をしたいのかを考え                                 

    てほしい

   ・どんな自分になりたいのか、を考えることが大事

 

3.自分にとって幸せとは何だろう? を考えてみよう

   ・考え抜いていけば、これだ! と飛び上がって喜べるものがきっと見つかる

   ・中学生の今これからどう生きるのかを考えてほしい(何のために勉強するのか、何の 

    ために働くのか)

   「自分にとって幸せとは何だろう」または「自分にとって一番大事なことって何だろう」

   ・15年後の自分への「手紙」を書いてみてはどうだろう(アンジェラ・アキ「手紙~拝啓十 

    五の君へ~」)

 

最後に  みなさんへのメッセージ   失敗や挫折を恐れない

   ・「栄光より挫折、勝利より敗北、成功より失敗  負けてはじめて覚える、失敗しなけ 

    れば絶対うまくならない」 (渡辺 元智 元横浜高野球部監督の言葉から)

 

                                  (トータルコーディネーター  水永)

延岡市立東海中学校2年生 「連続よのなか教室」 を継承して実施 

 1月17日(金)に、東海中学校2年生(4クラス、137人)で、2回目の「連続よのなか教室」が実施されました。

 生徒たちは、9月27日に、延岡市キャリア教育支援センターで制作している「ビデオメッセージ」を、各人のタブレットで自由に選択して視聴しました。

その中で、実際に話を聞きたい「仕事」「人」「どんな分野」・・・についてアンケート(第一希望、第二希望を出してもらう)をとりました。その結果をもとに、講師を選定し依頼しました。

 

 講師の方々には、つぎのようにお願いをしました。

ビデオメッセージでのお話を基に、次のようなお話をお願いできるとありがたいです。

 ・現在の仕事に就かれるまでの経緯や思いなど

 ・現在の仕事の内容と、「働く喜びと苦労」について

 ・これまでに経験された失敗や挫折と、それをどう乗り越えられてきたのか

 ・これからやりたいこと、実現したい夢などについて

 ・中学生へのメッセージ

 

 第一回は、昨年11月15日(金)に実施しました。講師の方々は次の通りです。

   吉弘 和泉さん (虎彦 株式会社 取締役 営業部長)

   岸田 貴子さん (岸田電業 株式会社 代表取締役社長)

   遠田 祐星さん (キュウリ農家 星農園 代表)

   甲斐  聡さん (延岡市議会 議会事務局 議事係)

 

 第二回は、1月17日(金)に実施しました。講師の方々は次の通りです。

   松田 陽子さん(城山ふとん店 店舗責任者) 

   田口 正幸さん(株式会社 田口ファミリーファーム 代表取締役)

   林田 玲奈さん(旭有機材公認ランナー 元ユニクロ陸上部選手)

   米田  透さん(宮崎県立農業大学校 みやざき農業実践塾 塾生)

 

当日のすすめ方は次の通りでした。 

4人の講師の方々から、30分×2回 お話をいただく。

対象となる生徒数は約30人前後で、生徒たちは入れ替わって話を聞く。

   13:40~13:50(10分)   全体で講師紹介

   13:50~14:00(10分)    移動

   14:00~14:40(40分)   第1回講話 (30分講話、10分質疑応答)

   14:40~14:50(10分)    移動

   14:50~15:30(40分)   第2回講話 (30分講話、10分質疑応答)

 

 「連続よのなか教室」、「立志式」、「ひなた場」の三つの取組は、昨年度に初めて企画し実施されたものですが、それがほぼ同じ形で今年も継承されたことになります。

来年以降も、2年生での「東海中学校モデル」として継承されることを願っています。

先生方との協議や意見交換と、講師の選定・依頼を、コーディネーターとして担わせていただきました。

  4名の講師を紹介 

                        4名の講師を紹介               

松田陽子さん                                  松田陽子さん                                        

<参考>1年間を通した「総合的学習の時間」の実施結果は次の通りでした

Ⅰ.1学期の実施結果  

  5月17日(金)13:40~14:30     「よのなか教室」(君たちはどう生きるか)

                       講師: 水永正憲

  6月13日(木)13:40~15:30(2時限)「働くことを考える、マナーアップ講座」

                                           講師: 細川真由美さん(キャリアコンサルタント)

  6月18日~20日(3日間)     「職場体験」

 

Ⅱ.2,3学期の実施計画 

  9月13日(金)  2学期オリエンテーション(何のために〇〇するのか)

  9月20日(金)(2時限) テーマ設定、よのなか教室に向けて、キャリアパスポート記入

                          「ビデオメッセージ」を視聴

  9月27日(金)(2時限) 「ビデオメッセージ」を視聴、聞きたい講師のアンケート

 10月 4日(金)(2時限)   修学旅行に向けて

 10月11日(金)(2時限)     同 上

 10月18日(金)(2時限)     同 上

 10月25日(金)              合唱コンクール、鑑賞教室

 11月 1日(金)(2時限)   修学旅行に向けて

 11月 8日(金)(2時限)   修学旅行の説明会

 11月15日(金)(2時限) 「第1回 よのなか教室」(4名)  

 11月22日(金)(2時限)   修学旅行に向けて

 11月29日(金)(2時限)   修学旅行(直前指導) 12/1~3(沖縄)

 12月 6日(金)(2時限)   修学旅行のまとめ

 12月12日(木)(2時限)   修学旅行のまとめ発表           

  1月10日(金)(2時限)    3学期オリエンテーション

  1月17日(金)(2時限) 「第2回 よのなか教室」(4名)  

  1月24日(金)(2時限)   キャリア教育講演会(市教委「伝えたいこと授業」)

  1月31日(金)(2時限)    立志式に向けて

  2月 7日(金)(2時限)     同 上

  2月14日(金)(2時限) 「立志式」  (第3回 よのなか教室) 

  2月21日(金)

  2月28日(金)

  3月 7日(金)

  3月 4日(火)(3時限) 「ひなた場」        

  3月12日(水)(学活)

  3月21日(金)(学活)     1年間のふりかえり(キャリアパスポート)

 

                                   (トータルコーディネーター  水永)

延岡市立南浦中学校で講話

12月6日(金)に、南浦中学校1~3年生(9人)での「四連続よのなか教室」の第一回講話を行いました。

テーマは、 「君たちはどう生きるか  君たちの未来は可能性に満ちている」でした。

講師は、水永正憲(延岡キャリア教育支援センター長)でした。

 

 南浦中学校では、10月に「ドリームプランプレゼンテーション」を行っています。将来の夢を大人と一緒に語ることで、自分のやりたいことを見つけていくきっかけづくりをねらっています。

来年7月には、職場体験を4日間に延長して(これまでは2日間でした)、社会の実際に触れる場をつくる予定です。  

少人数ですが真剣に話を聞いてくれました                       少人数ですが真剣に話を聞いてくれました

                                   (トータルコーディネーター  水永)

延岡市立南方小学校で「キャリア教育の日」を開催

11月17日(日)に、南方小学校の全学年の全生徒(658人)を対象に、「キャリア教育の日」が開催されました。

そして、保護者の方々も参観日として、児童たちと一緒にクラス毎に講師の話を聞きました。

 各クラス毎の講話に先立ち、保護者の方々を対象にして「よのなか教室」が開催され、延岡市キャリア教育支援センター長の水永正憲が講話をしました。約120人の方々が参加されました。    テーマは、「 育むということ 」でした。

子供たちの未来は可能性に満ちているとエールをおくりました

              子供たちの未来は可能性に満ちているとエールをおくりました

 その後、各学年クラス毎に分かれて、講師の話を聞きました。

 1年生は、  佐伯 理花さん (井上病院・助産師)  

 2年生は、  野中 直樹さん (株式会社TANI 代表取締役社長) 

 

 3年1組は、 山口 和代さん (地域婦人連絡協議会 会長)

3年2組は、 田口 艶子さん (ガールスカウト リーダー)

3年3組は、 坂本  亮さん  (株式会社中園工業所 製造部機械第二課課長)

 

4年1組は、 兒玉 靜雄さん (福祉団体アイライク南方 代表)

       甲斐 峯喜さん (元南方東地区社会福祉協議会 会長)

4年2組は、 新庄 俊拓さん (株式会社 岸田電業 工事部 第三工事課)

4年3組は、 沖田 泰之さん (株式会社 キーレックス 愛宕店 店長)

4年4組は、 押川 敬視さん (株式会社 めだかファミリーグループ 代表取締役)

 

5年1組は、 江原 太郎さん (LOCAL BAMBOO INC 代表取締役)

5年2組は、 吉弘 和泉さん (虎彦株式会社 取締役 営業部長)

5年3組は、 友碇 利勝さん (アンカーフレンズ株式会社 代表取締役)

5年4組は、 髙上 智史さん (旭化成株式会社 柔道部 コーチ)

 

6年1組は、 甲斐 靖一さん (にししなカメラ 社長)

6年2組は、 小田 史郎さん (元宮崎県立高校 校長)

6年3組は、 守田  誠さん  (旭化成株式会社 柔道部 フィジカルコーチ)

6年4組は、 パルベズさん   (㈱ 岸田電業 バングラデッシュ ITエンジニア 4年目)

       ウドエさん      (㈱ 岸田電業 バングラデッシュ 電気電子エンジニア 3年目)

       岸田 貴子さん  (㈱ 岸田電業 代表取締役)

  保護者の方も一緒に講師の話を聞くことで、家庭に帰った後でも、子供たちと同じ話題で語り合うことができるはずです。このような企画はとても素晴らしいと思います。

佐伯 理花さん                                佐伯 理花さん

パルベス・ウドエ・岸田さん

                               パルベス・ウドエ・岸田さん

先生方との協議や意見交換と、講師の選定・依頼を、コーディネーターとして担わせていただきました。

                                   (トータルコーディネーター  水永)

延岡高校1年生、2年生のSSH「課題研究」 発表会

11月11日(月)に、MS科(メディカルサイエンス科)1年生(2クラス、82人)が、「SDGsフィールドワーク(課題研究)」のポスター発表(最終発表会)を行いました。

4月から研究がスタートし、4名のメンターの方々に半年間伴走していただきました。

この日は、第6回のメンター最終指導日でした。

活発に質問が出て真剣な意見交換がなされました                     活発に質問が出て真剣な意見交換がなされました

 

同じく12日(火)には、MS科2年生(2クラス、78人)が、 「STI課題研究」の中間発表を行いました。

1年生の時に「プレ課題研究」で決定した研究テーマ(自然科学)について、4月から課題研究を行ってきました。「物理」7班、 「化学」6班、 「生物」4班、 「数学」3班 20の班(1班は3~5人)に分かれて研究にあたっています。

1年生の時に伴走していただいたメンターの方々4名に、引きつづきメンターとしてご指導いただいています。今回の中間発表の後、研究を重ねて、来年2月に最終発表をする予定です。 

 

    先生方との協議や意見交換と、メンターの選定・依頼を、コーディネーターとして担わせていただきました。

  メンターの方々からの質問や意見を真剣に聞く生徒たち

                        メンターの方々からの質問や意見を真剣に聞く生徒たち

                                                                                                        (トータルコーディネーター  水永)

のべおか「はげまし隊」 研修会で講話

10月22日(火)に、「NPO法人学校支援 のべおかはげまし隊」の隊員研修会で講話をしました。   約150人の会員の方々が参加されました。

 「はげまし隊」は、市内の中学校1年生の数学と英語の授業支援として、2009年にスタートして17年目を迎えています。この間、小学校への授業支援にも拡大され、現在では市内の中学校12校、小学校7校で支援活動を行っておられます。さらに、支援科目も、数学と英語だけでなく、家庭科の調理実習やプール監視、また美術や習字などの支援にも取り組まれています。

    現在は、シニアの方々165人が会員として支援に携っておられます。

はげまし隊員の平均年齢は、71歳で、みなさんお元気に参加していただいています。

今後ともさらに活躍いただきたいという願いを込めて、お話しさせていただきました。

 

 テーマは、「人生100年時代を生きる  はげまし隊員に期待すること」 でした。

 講師は、水永正憲(延岡市キャリア教育支援センター長)でした。

 たくさんの元気なシニアの方々が参加されました

                      たくさんの元気なシニアの方々が参加されました

                                                                                                 (トータルコーディネーター  水永)

延岡市立旭中学校3年生課題学習「あさひタイム発表会」

 10月4日(金)に、旭中学校3年生(3クラス、82人)の課題学習「10年後の世の中と私 -SDGsを通して考える」の発表会が行われました。

 

 5月17日のオリエンテーションを受けて、6月7日からスタートした6名のメンターの方々の指導が、6月から9月の間に4回行われました。そして、この日の発表につながっています。

 

メンターから生徒たちに提示されたミッションは次の通りでした。

 「林業」      延岡市で林業をする魅力を明らかにし、山や林業に関心を持ってもら

                                       うためにはどのようにPR・発信をしたらいいか

 「工業」      延岡に企業を誘致するために効果的なPR内容を考える

 「商業」      延岡の中心市街地が持続的に発展していくために、どのような問題が

           あるかを考え、その問題を解決するための方法を提案する

 「観光」      延岡はどんな街? そして10年後の延岡はどんな街になっている?

 「医療福祉」    10年後の延岡でも安心して医療を受けるために、どのような課題が

           あるかを考え、その解決方法と自分たちには何ができるのかを考えて

           みよう

 「スポーツ」    1班) スポーツキャンプ時に来場者を増やすには?

           2班) 国スポ・障スポの来場者に、大会終了後また延岡に来てもら

               えるようにするには?

           3班) 延岡西日本マラソンで交流人口を増やすには?

 司会進行も生徒たちで行い、各班毎に発表

                        司会進行も生徒たちで行い、各班毎に発表

 

 ある班では、アンケートを2回とってその差異を分析して新しい発見をしていました。

また、アンケートをとった上で、さらにインタビューを行ってアンケートとは異なる具体的な意見に出会った班もありました。一回立てた仮説が、いくつかの検証の結果ずれていることを発見して仮説を作り直した班もありました。

 これまでは、「延岡を知る」という考えで行動してきたが、今回「延岡を自分たちが変える」と考えたのは初めてだったので大変苦労しました。しかし、今まで考えなかったことに気付いて新しい発見がありました、という班の発表には大変感銘を受けました。

 タブレットを使ってグラフを工夫して発表する班も

休み時間にメンターの所に集まって御礼を述べる生徒たち     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   タブレットを使ってグラフを工夫して発表する班も     休み時間にメンターの所に集まって御礼を述べる生徒たち

                                                                                                           (トータルコーディネーター  水永)

延岡市立南中学校「家庭教育学級」で講話

 9月30日(月)に、南中学校「家庭教育学級」が開催され、「育むということ」と題して講話を行いました。

 

 これから子供たちが漕ぎ出していく社会の様子をお伝えしたいと思いました。

金沢大学の金間大介さんが書かれた「先生どうか皆の前でほめないで下さい -いい子症候群の若者たち」の中で紹介されている若者の姿は次のようでした。

それは、「目立つことが恐怖(浮いたらどうしよう、と常に考えている)」「自分で何かを決められない」「競争より協調、協調より同調」だと指摘されています。

 

 そして衝撃的だったのは、「大人たちがそう思っているからこそ、若者に感染している!」という言葉です。上の世代が変わらなければならないのです。しかしこれが難しい!。

今、企業の管理職は自分たちが育ってきたやり方ではない方法で部下を育てなくてはならない。

これが “きわめて難しい” んです。

 

 産業界(企業)で抱える問題は、「家庭」でも「学校」でも同じです。

子供たちへの接し方を変えなければならない。「これまでの教え方、育て方だけでは、将来子供たちは幸せを掴むことができない」と考えるべきだと思います。

 

 「教え、導くだけでなく」 ➡ 「寄り添い、伸ばす」

 「ああしろ! こうしろ!」「あれはダメ、これはイケナイ」 ➡ 「何がやりたいの?」「何か手伝うことはある?」 と変えていくことが必要ではないでしょうか、と提起しました。

 

遅い時間にかかわらず参加いただいた保護者のみなさんたち

                   遅い時間にかかわらず参加いただいた保護者のみなさんたち

 

                                  (トータルコーディネーター  水永)

都城青年会議所 「例会」で 講話

 9月24日(火)に、都城青年会議所「例会」(参加者50人)で、「これからの時代に求められるキャリア教育」と題して講話をしました。 井ノ上コーディネーターも参加し、地元都城の高校での取組を紹介し、講話後の質疑応答と意見交換を一緒に行いました。

 

 都城青年会議所では新しいビジョンを、「めぐるまち、都城」とされています。これは、人が行き交う(巡る)、地域資源が循環する(廻る)、思いやりが連鎖する(恵る)という想いが込められているのだそうです。

さらに4つの分野で具体的なスローガンを定めておられます。

 ・人材  個性と情熱がかけめぐるまち

 ・経済  景気がめぐるまち

 ・社会  ハートがめぐるまち

 ・環境  地域のめぐみがめぐるまち

このようなビジョンの実現のために、昨年7月には、工藤勇一さんを東京からお招きして、「大人が変わる。誰一人取り残さない社会を創るために」と題して教育対談を開催されています。

今年は、11月4日に地元の高校生たちとクロストークを計画して準備中です。

 

 キャリア教育とは何か? 私は二つの視点で提起しました。一つは、「将来どう生きるか(働く意味)を小中学校の時から深く考えさせること」。 二つは、「この地域で働き・暮らす魅力と課題を伝えること」。

子供たちを育てるのに、家庭(親)と学校(先生)だけでは難しい時代になっていると言われています。そのためにもいま、社会(企業)の力が求められていることを強く伝えました。

これから、高校で必要なキャリア教育には、進路指導(進学や就職)に加えて、将来「生きる、働く」意味を考えさせる機会が少しでも設けられることが求められており、そのために青年会議所の方々と協働させていただきたいとお願いしました。

井ノ上コーディネーターと二人で参加しました  たくさんの質問と意見が出されました 

 

 

 

 

 

 

 

     井ノ上コーディネーターと二人で参加しました                                たくさんの質問と意見が出されました

 

                                                                                                                      (トータルコーディネーター  水永)

延岡市立土々呂中学校1年生「延岡を知る 6連続よのなか教室」

 土々呂中学校1年生(4クラス、131人)は、総合的な学習の時間において、6月~9月に6回の「よのなか教室」を通してふるさと延岡について学んでいます。

 (先生から要請のあったテーマにもとづき、講師の選定依頼は延岡市キャリア教育支援センターでサポートしました)

 

  1)テーマ   「延岡を知る・自分たちの生きる社会について考える」

  2)ねらい

      地域学習として「延岡を知る」というテーマで、生徒がさまざまな方々から、延岡について最新の話を

      聞くことで延岡の魅力と将来を考えることができる機会としたい。

   3) 「延岡を知る 連続6回よのなか教室」 具体的計画  (時間は13:40~14:30)

 

  5月  8日(水)   オリエンテーション

  6月 21日(金)   講話1~3に向けて(延岡を知る・導入授業)

 

  6月 28日(金)   第1回 「まちづくり」

              杉田清志さん (延岡市 企画課 課長補佐兼企画調整係長)

  7月  5日(金)   第2回 「観光」

              山口実織さん (延岡観光協会 観光事業課 課長補佐)

  7月 12日(金)   第3回 「スポーツ」

              中島弘貴さん (延岡市 教育委員会 アスリートタウン推進課)

 

  7月 19日(金)   講話4~6に向けて(延岡を知る・導入授業)

 

  9月 20日(金)   第4回 「歴史」

              日高保彦さん (RIK株式会社 代表取締役・日高家住宅)

  9月 27日(金)   第5回 「福祉」

              宮田千晶さん (延岡市 健康福祉部障がい福祉課自立支援係)

  9月 30日(月)   第6回 「職業・新しい働き方(移住者、起業家)」

              橋本幸乃さん (延岡市 北方総合支所北方町地域おこし協力隊)

 

 10月  1日(火)   発表準備

 10月  4日(金)   発表準備

 10月  7日(月)   発表準備

 10月  8日(火)   発表準備

 10月 12日(土)   文化発表会

  

 9月20日(金)に第5回が開催されました。テーマは「歴史」でした。

土々呂中学校の校区内である赤水地区の「日高家住宅」(地元では“ぶり御殿”の名で親しまれています)の6代目当主である日高保彦さんにご講話をいただきました。

 

 初代当主の日高亀市翁が、「日高式大敷網」(現在の大型定置網の原型)を日本で初めて開発されます。近海に近付いてくるブリの大群を漁獲できるこの画期的な発明は世界に注目され、後にイギリスで開催された日英博覧会にも出品され1等賞を獲得しています。

明治29年に建設された「日高家住宅」は、令和5年に、国の重要文化財に指定されました。

 

 明治時代にこのような新しい網や漁法を開発するのは並大抵ではなかったそうです。

しかし、「挑戦を一度もあきらめたことがなかった」から度重なる失敗を乗り越えて成功に至ることができたのですと語られました。

そして、白熱電球を発明するまでに2000回以上も失敗を重ねたエジソンが言ったといわれる 「2000回の失敗ではなく、2000個のうまくいかない方法を見つけたのだ」という言葉を紹介しながら、新しいことに挑戦する大切さを語り、生徒たちへエールをおくられました。

 

日高さんの熱のこもった話を一心に聞く生徒たち

                     日高さんの熱のこもった話を一心に聞く生徒たち

 

                                  (トータルコーディネーター  水永)