2022年9月の記事一覧
学校に また 来るための 大切なお約束
明道小。
朝は、元気のない子ども達も、帰りのあいさつは、
「さようなら!」「先生、また、来週!」
と、元気よく、あいさつして帰って行きます。
学校生活が楽しいのでしょう。
友だちと話しながら帰るのが楽しいのでしょう。
ともかく、帰りは、朝より、ずっと元気に帰って行きます。
でも、その一因は、
明道小の先生方にあると、
校長はこっそり、思っています。
明道小の職員、誰が、指示したわけではなく
いつの間にか、
こんな放課後が、
習わしになっています。
・・・先生、さようなら!
児童玄関で、担任先生達は、子どもを見送ります。
・・・ほらほら、カバンがしまってないよ。
・・・先生、ありがとう、さようなら!
担任が代わる代わる、子ども達を見送ります。
さようなら。
気を付けてね。また、来週!
気を付けてね。
先生、お見送り、ありがとうございます。
これだけではありません。
第2ステップ。
渡り廊下。
教頭先生、さようなら!
気を付けてね。
第2ステップの渡り廊下は、
担任外の教頭先生や保健室先生の
お見送りポジション。
今日は、ここに3名の先生のお姿が。
みんな、さようなら!
先生、また、来週!!
ところが、これで終らないのが、明道流。
その次の渡り廊下、最終ポジションを守るのは。
当然・・・。
ん?拡声器?
はい、もちろん、最終ポジションに立つのは、校長です。
拡声器をもって、
「さようなら!暑かったら、マスクはずすんだよ。」
と子どもたちを見送ります。
けっこう、校長に話しかけてくれる子どもがいます。
「あのね、校長先生。」
「どうしましたか?」
「あのね、校長先生・・・。」
「私ね、明日ね、誕生日なの!」
「そうか、おめでとう。明日はおいしいもの食べさせてもらいなさいね。」
「うん!」
その子は、とてもとても、嬉しそうでした。
校長は、このような、学校の姿を見て、こう思うのです。
先生達からもらう、
たくさんの「さようなら」は、
また、学校にくるための、
大切なお約束なのだな、と。
ハッピーバースデイ!
明日、素敵な誕生日になりますように!(^^)/
see you!
by 校長
道徳「今昔」物語
本日も6年生。今昔物語。
今日のご紹介は、道徳編
道徳と言えば、昔は、先生が長い教材文を読んで、その主人公について、気持ちを考えて発表する。
最後は、先生が、経験談などのお話をして、子どもの気持ちを整理する。
といった、形式が主流でした。
さて、今の道徳は、どんな内容をお勉強しているのでしょうか?
まずは、今の道徳は、教科ですので、「教科書」があります。
(昔は、副読本と言って、資料集の扱いだったのです。)
この日に、子ども達が学習していた内容は、
「SNSトラブルで悩む子ども」という設定でした。
10年前には、とても、存在しな得ない、「今風」の内容です。
お友だちの写真を、良かれと思い、ブログにアップロードしたのですが、
あるお友だちは、その表情が気に入らず、不機嫌になる、という、
現代っ子ならではのストーリーです。
しかも、その教材は、「文章」ではなく、「漫画」で読みやすく提供されています。
子ども達は、真剣に。
まるで、自分事のように、よく考え
意見を戦わせていました。
なるほど、子どもが今直面している課題を扱うこと、
そして、文章では無く漫画で提供されていること。
その他は、昔の道徳と、そう変わりないのだと、思いました。
昔の道徳では、「蜘蛛の糸」を読み、なぜ、蜘蛛の糸は切れたのか、を考え、他人に優しくする大切さを学んだり。
「走れメロス」を読み、友を信じるメロスの心情を考えたり。
花瓶を割ったことを隠す主人公の気持ちを考えたり。
考えてみれば、今身近にある、課題について、真剣に論じていたことは、何も変化ありません。
つまり、不易なものもあれば、流行もある。
という結論ですね。
皆さんが、驚かれるであろう、教材を紹介しておきますね。
5年生:大谷翔平選手の過去の努力の教材化。
6年生:手塚治虫の生涯の教材化。
5年生:「アンパンマンマーチ」の歌詞の教材化。
などなど・・・。ふむ。
子ども達が、「道徳好き!」というのも、分かりますね。
by 校長
体育「今昔」物語
6年生。体育の授業。
おー。ハードルですか。
今も昔も変わらず、いい風景ですね。ハードル。
私も、いろんな工夫をして、ハードル走、指導したなあ・・・。
ん?
何ですか?
なぜ、そんなことしてるの?
校長先生。クロームブックの体育への活用ですよ。
友だちの跳び方を録画して。
後で、録画チェックして、跳び方を修正していくのです。
お互いに、チェックポイントを教え合うのです。
・・・ふむ。
体育科の「個別最適な学び」・「協同的な学び」ですね。
まさしく、令和の日本型教育だ~~~!!!
・・・校長先生、よく分からないけど、この授業、
とても面白いです!
随所で、子ども達は、友だちの跳び方について、お話し合いをしています。
日本が、子ども達に贈って下さった、一人一台端末。
4000億円超をかけた、GIGAスクール構想。
なんと、体育の授業まで、スタイルが変わることになろうとは!
恐るべし、ICT。
恐るべし、子ども達の未知なる力!
by 校長
校長先生 梅ですか?
校長先生、梅ですか?
校門に突如現れた、黄色の球体に、登校児童、騒然!
こりゃ、何ですか?
何ですか?これ?何かいいにおいするけど。
びわじゃ、ないよね。
なんだろ・・・これ。
食べられるのかな?
わあ、びっくり!何ですか?
ふむ。不思議な物体ですね。
さて、種明かし。
校長先生、あれの実ですよ!あれ!
そのとおり!
ここに「ココスヤシ」って書いてありますよ。
ほら、あそこ!いっぱい実ってる!
そのとおり。ココスヤシ、というヤシの木が、校門にあって。
この時期には、たわわに実をつけるのです。
ココスヤシ・・・。
クックパッドでググると、「ココスヤシ ジャム」の表記があるので。
今年は、ジャムを作ろうかな、と思っていたのですが・・・。
こうやって、落ちちゃうと、すぐに蟻さんが食べちゃうのです。
ですから。
実っている間に取らないといけないと判明。
しかし・・・。
本校のココスヤシ。
余りにも、背が高く。
はしごでも、とれないこと、判明。
・・・ココスヤシ ジャム。
無念!(>_<)
by 校長
体育館 新品になるのですか?
体育館、激変。
8月末から工事開始!
間もなく、体育館全体が、足場で覆われるはず。
明日、学校に来たら、すごいことになってるはずだよ。
先生、下校を見守ってくれて、ありがとう。さようなら。
さて、その明日がやってきました。
校長先生、おはようございます!
おー、すごい。
校長先生、これ、なんですか?
これね、体育館の工事のための足場って言うのです。
皆、一様に、驚きながら、登校してきます。
おー、高いね。梯子があるね。
たった1日で、体育館を取り囲んだ足場に、子どもたちの興奮気味です。
まるで、要塞みたいですね。体育館じゃないみたい。
そうですね、うまい表現しましたね。
明道っ子、一様に、足場を見上げます。
ところで、校長先生、この工事、何のために行うのですか?
校長先生、体育館、新品になるのですか?
そうだね、大規模な足場を組んだのだから、新品になるって期待しますよね。
明道っ子の期待に添えなくて、ごめんなさい。
実は。
この工事は。
耐震整備のための工事と言って。
明道小体育館が、「一次避難所」になったことにより。
壁の滑落防止や、ヒビの補修などの、「体育館の補修工事」が必要になったことによる工事なのです。
ですから。
外壁の変化は何も起きません。
新品化を期待した、明道っ子、ごめんなさいね。
でもね。都城市は、市民の命を守るために、すごいお金をかけて、明道小の体育館の命を守る工事をしてくださるのです。
工事をする方々も、大変ですよ。
校長から見ると、高所での作業、命懸けの作業ですよ。
こんな、すごいお仕事をされる皆さんの、汗だくの、懸命な作業風景を見ることも。
子どもたちには、とても貴重な、素晴らしい、キャリア体験となることでしょう。
体育館が、安全にリニューアルしますように。
皆様、どうぞ、よろしくお願いします。
by 校長