2023年9月の記事一覧
日曜の早朝のとても素敵な温かい体験
前回は、135年生。
本日は、246年生の「親子」奉仕作業でした。
早朝から、皆さん、たくさんの親子さんに集まっていただきました。
皆さん、ありがとうございました。m(_ _)m
到着後、すぐに除草作業を始める方がおられました。
おかげで、次に来られた方は、指示もないのに、どんどん作業につかれました。
明道小、すごい学校だと思います。
お子さんがいいから、保護者がいい?
いやいや、保護者がいいから、子どもさんがいい。
こっちですね(^^;;
ということで、開会式前に、本格的作業が開始されていました。
事業部長さん、PTA会長さん。
もう、このままで、開会式しましょう・・・。
PTA会長ご挨拶。
「皆さん、よろしくお願いします!」
前回もお伝えしましたが。
この奉仕作業は。
ただ、学校をきれいにする、という意味だけを有するのではありません。
久しぶりにお会いする、大人同士の「久しぶり!」の挨拶。
「今の子どもさん、元気がいいね、何年生?」
「6年生だよ。」
「さすがだね。あなたも真似してね。」
・・・という親子の会話。
親を離れて、友達同士で作業する友達との会話。
子どもが一生懸命に働く姿を見る親の目。
保護者が一生懸命に働く姿を見る子どもの目。
お隣とのお話も弾み、温かい空気が流れます。
担任先生との触れ合いもあちこちで行われていました。
グランドは、どんどんきれいになっていきます。
こんなに意味のある活動が、4年間停止していたとは。
実に、勿体無い歴史だったと思います。
2年生は、花壇の整備にもお手伝いしてくださいました。
ここでは、子どもたちが主役でした。
おかげで、花壇もきれいになりました。
草がたくさん生えていたトラックが。(before)
なんてことでしょう!(after)
どんどんきれいになっていきました。
すると・・・想定外のことが起き始めました。
子供達だけのボランティアが
積極的に動き始めたのです。
「草を集めます!」「草はありませんか?」
重たいけど、お家の人に変わって、土を運びます!
土はいりませんか?
ありがとう、明道っ子。さすがだと思いました。
4年生も、力強く、土運び!
最後は、子どもたちが主役!
子どもさん。集めたバケツいっぱいの草をリヤカーに乗せます。
「校長先生、こんなに集めましたよ。」
「すごく頑張ったね!」
おかげで、こんなにきれいなトラックが出来上がりました。
草一つ残っていません。
2年生の花壇もとってもきれいになりました。
子供達も走りやすくなりました。
みんなで力を合わせた作業。
皆さん。笑顔で帰っていかれました。
だって、校長も、たくさんの保護者様とお話しできて。
とっても、楽しかったですもの。
最後の仕上げは。
体育主任先生。
体育先生。
お二人さん、お疲れ様でした。
こんな、親子触れ合いの様子を。
明道館学制三章は。
温かく、見守ってくれていました。
学校には「勉強をしに行くのです」と言って、
何か嘘をついたような気になりました。
学校には、「いろんなことをしに行く」のです。
・・・・・by 小椋佳
日曜の早朝のとても素敵な温かい体験。
というお話しでした。٩( ᐛ )و
by 校長
「地域学校協働本部」稼働!
明道小はコミュニティスクールです。
コミュニティスクールは、学校運営協議会を設置した学校のことです。
学校運営協議会とは、8名のメンバーからなり。
学校の運営のために、協議を行う合議機関です。
今日は、2回目の学校運営協議会でした。
校長から、最近の学校の様子について説明しました。
「学校が落ち着いた環境にあります。」
「お勉強に集中して取り組めています。」
「成績もよくなりつつあります。」
「自分のよさに気づく子どもたちが増えてきました。」
皆さん、うなずきながら、お話を聞いてくださいました。
明道小の良さを見るために、学校参観を行いました。
廊下いっぱいに貼ってある、子どもの「ほめほめカード」に反応。
なるほど、子ども達が、自分の良さに気づくはずですね。
・・・ありがたいお言葉をいただきました。
その後、56年生の運動会練習風景を、ほほえましく見つめられ。
1年生の集中した授業風景に感心され。
3年生が一生懸命にお絵描きをする姿に感動され。
学校の良さを堪能し、協議が始まりました。
本日は、校長から大きな提案が行われました。
それは、
「地域学校協働本部」を立ち上げましょう
というものです。
地域学校協働本部・・・難しい言葉ですが。
意味は、簡単です。
「地域と学校が協働するための本部組織」という意味です。
学校運営協議会は、「協議する合議組織」
地域学校協働本部は、「実働」するための組織です。
協議の結果、学校運営協議会に。
「地域学校協働本部」そして「地域学校協働推進員」は了承されました。
今後、学校運営協議会と地域学校協働本部は、連携して、イベント等の活動を推進することになります。
早速、5つのイベントが、地域学校協働本部から提案されました。
1)学校をサポートする人材バンクを収集していく。
2)151周年イベント。10年後の自分に手紙を出す「未来手紙」を開催する。
3)西駅前大通りゆずり葉会が開催する「クリスマス・プロジェクションマッピング」イベントに参加する。
4)西駅前大通りゆずり葉会企画の、西駅前のランプシェード飾りに参画する。
5)西駅前大通りゆずり葉会企画の、西駅に設置されるストリートピアノの設置に参加協力する。
全提案が、了承されました。
その後、全委員さんが感想を述べられ、
「学校全体にけじめがある」
「授業を落ち着いて受けていた」
「夏休み明け、学校を嫌がる子どもさんがいないのがすごい」
「先生方の余裕ある子どもへの対応が良い」
「新聞にたくさんの作品が掲載され、とてもうれしい」
「下駄箱の靴がとてもきれいに並んでおり感心した」
など、たくさんのお褒めの言葉をいただきました。
委員の皆様、ありがとうございました。
さあ、皆さん、151周年目の明道小、楽しくなりそうですね。
地域学校協働本部事業は、立ち上げの現在、
予算を持たない組織になります。
皆さん、無償ボランティアとして活動を開始します。
で。どんな方が、その地域学校協働推進員になったか、ですって?
では。
本日、地域学校協働推進員に任命された、都城市・三股町ボランティア活動家。
「ユキさん」を紹介しましょう。
初めまして。
ユキさん、今後明道小を引っ張って行ってくださいね。
え?
ユキさんって、人間さんですか?ネコさんですか?
by 校長
洗濯機さん、おうちの人、ありがとう。
6年生。
家庭科、洗濯の実習です。
洗濯板で洗います。
洗剤が入ると歓声が上がります。
きゃー!
ぬるん、ぬるん、する!
みんな、わいわい、きゃーきゃー。
それなりに、お洗濯、楽しいなあ、って感じでした。
ところが・・・。
洗濯が終了し、しぼる段階になると。
歓声は、悲鳴に変化しました。
し、しぼれない・・・。
どうしよう。しぼれないよ・・・。
ある程度までは、手でしぼれるのですが。
最後までしぼりきるのは、手では無理だと判断。
で・・・。子供たちはどんな作戦に出たのか?
これです。
これぞまさしく、
協働学習・・・基。
協働脱水! (*_*;
回して。
ひねって。
あちらこちらで、悲鳴があがります。
先生も協力。
ある子どもさんが、気づきました。
校長先生、脱水機って、高速回転して、水をはじくのですよね。
そして、とった行動は・・・。
名付けて。
人力「高速回転」脱水機。
実習後。
ただただ、
洗濯機さん、ありがとう!
現代科学の粋。
おうちの人、ありがとう!
・・・というお話でした。('ω')ノ
by 校長
思い出に残る「わさび」授業(けやき3年生編)
都城市教委が推奨する「わさび」授業。
わ:先生は脇役に子どもが主役
さ:先生は先を読み授業を作る
び:子どもの微細な変化に気づく
明道小では、それぞれの先生が、それぞれのスタイルで、
「子どもが主役」の「わさび」授業に挑んでいます。
本日は、「けやき3年生」の研究授業でした。
「山小屋で三日間過ごすなら」という単元。
今日のめあては。
「持っていきたい物をまとめよう」
昨日、次の3つにまとめましたよね。
山小屋でしたいこと。
「つり」「バーベQ」「やきマシュマロ」
・・・「やきマシュマロ」が、君たちらしいね !(^^)!
授業は、飽きないように、
常に、アクティブラーニングで、
活動的に進められました。
意見を付箋紙に書いて。
台紙に張り出して、常に、意見を見える化します。
このように、考えを共有すると、自由闊達に意見が出されるのです。
ここで、先生の「先を読んだ」工夫が、実行されます。
まだ、あるんじゃないですか?
?"(-""-)"?
ほら。
と、カードの裏に描かれた、活動の絵を見せます。
このように、教師は、子どもの「先を読み」、
仕込みやヒントなどを準備しておくことが大切なのです。
子どもさん、叫びます!
あ!バケツがいりますね。
「そうです。よく気づきましたね。」
このように、授業の先を読み、子どもの反応を想定し、
授業づくりをしていくこと・・・大切です。
さあ、ますます、意見が・・・。
どんどん付箋に書きこまれます。
マッチがいるな・・・。
キャンプセットがいるぞ・・・。
それを、みんなで、ベン図に張りながら、協働学習を始めます。
ベン図にみんなのカードを張って、
「一緒にできるもの、置き場所がちがうもの」を話し合おう。
子ども達、実に楽しそうに、付箋をベン図に貼ります。
このようなアクティブな学習が子どもたちは大好きなのです。
ここから、授業は、子どもが主役に転じていきます。
さて、たくさん貼られましたよ。
「よーく見てごらん」
先生は、少し横に下がり、そして「脇役」になり。
子ども達に、主体的な話し合いを促します。
「マッチと木炭は一緒じゃないかな」
「お肉は、当然持っていくものに入れていいよ。」
「真ん中には、何も入らないかな?」
あ! !(^^)! あ!
先生のヒントカードを見ていた、男子君、猛烈に叫びました。
「椅子があります!」
「椅子は、全部に必要です!」
子ども達の主体的な協働学習により、ベン図が完成しました。
この授業はいろいろな要素から成立しています。
前時の学習のまとめ。
学習の流れの視覚化。
ていねいな手塗りのベン図。
授業の先を読み、用意された、ヒントカードの絵。
時間がかかったであろう、大きな手塗りのベン図づくり。
これらの、先生のていねいな、授業準備により。
子どもは、学習に意欲的になり。
先を読んだ学習計画に則り。
微細な習得変化が起こり。
子どもが主役の学習に導かれていくのです。
けやき3年生の皆さん。
皆さんが主役の授業、しかと、見させていただきました。
最後まで、ノリノリでよくがんばりました!
担任先生、子ども達の思い出に残る「わさび授業」。
ありがとうございました。
by 校長
虫取り「今・昔物語」
今は昔。
ある快晴の日。
3年生が、虫取りを楽しんでいました。
昼休みは熱中症アラートで遊べない頃でしたので。
3年生、それはそれは、楽しそうに。
とんぼさんやバッタさんを追いかけて。
走り回っていました。
お友達とお話したり。
観察したり。
石の裏をのぞいたり。
いやあ、楽しかったです。
やっぱり、学校って、楽しいな。
待てー!
さて。
ここまでは、昔も今も変わらぬ風景。
ところが、
現代っ子は、ここからが、違う行動
に出ます。
「何してますか?」
「クロームブックに虫さんの写真を保存しています。」
こんな風景、5年前にはなかったですよ。
今では、クロームブックがない学校生活は考えられません。
はい、パチリ。
さあ、そろそろ上がりますよ。
はーい!
みんな、虫さんを逃がして、手を洗って、教室へ。
何してますか?
捕まえた虫さんについて、クロームブックで調べています。
(*_*;
自分の撮った写真を確認したり。
その生態をgoogleで検索したり。
子どもたちは、どんどん、未来に、向かって進んでいっています。
みんなが調べた結果は、大型テレビに拡大投影され。
情報は瞬時に、共有され。
協働学習に生かされていくのです。
ふー。
この子たちが大人になる頃。
学校は一体どんなふうに、変化しているのでしょう。
虫取り。
今・昔物語。
と、なむ語り伝えたるとや・・・。
※ 今昔物語は。
全編が「今は昔」で始まり、「と、なむ語り伝えたるとや」で終わります。
('◇')ゞ
by 校長