2019年7月の記事一覧
「説明会」を考えてみた(3)
~「高校説明会」~で自分の学校の宣伝をし、中学生を勧誘するうえで、一番の課題(壁)は
何かと、問われたら~「その高校に対するイメージが変わらないこと」だと、私は答えたい。
ただ、これでは、映画寅さん曰く「それ言っちゃおしまいよ~」となってしまうので、これで「じゃ、これでこの話終わり…」にはできない。
何かと、問われたら~「その高校に対するイメージが変わらないこと」だと、私は答えたい。
ただ、これでは、映画寅さん曰く「それ言っちゃおしまいよ~」となってしまうので、これで「じゃ、これでこの話終わり…」にはできない。
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「説明会」を考えてみた(2)
これまで直接生徒募集に関わってきた経験から、中学生や保護者が高校を選ぶ理由、高校に期待すること、魅力を感じることは、以下の様にまとめることができる。
①通学に有利 ②部活動 ③進路実績 ④進学、就職に必要な学力を身につけさせてくれる
⑤進路に応じた選択科目を選べること ⑥行事の充実 ⑦学習の質や提供するサービス等だ。
…ということは、これらの条件を整備すれば受検者が増えるのか?…そう聞かれると…
そうとも言い切れない…。
理由は簡単である。「人は、あることに自己のイメージ(先入観)があると、その認識を容易
に変えることができない。」からだ。
特に人生の選択で重要な「高校選択」が、わずかな説明で、そう簡単に変わるものではい。
皆さんはどうだろうか、ある特定の高校に関するイメージ、長い時間をかけて創られた認識、
ありませんか?本気で地域の認識を変えようとするならば、大変なエネルギーを必要とする。
そもそも、条件整備自体「容易ではないのだ」
①通学に有利 ②部活動 ③進路実績 ④進学、就職に必要な学力を身につけさせてくれる
⑤進路に応じた選択科目を選べること ⑥行事の充実 ⑦学習の質や提供するサービス等だ。
…ということは、これらの条件を整備すれば受検者が増えるのか?…そう聞かれると…
そうとも言い切れない…。
理由は簡単である。「人は、あることに自己のイメージ(先入観)があると、その認識を容易
に変えることができない。」からだ。
特に人生の選択で重要な「高校選択」が、わずかな説明で、そう簡単に変わるものではい。
皆さんはどうだろうか、ある特定の高校に関するイメージ、長い時間をかけて創られた認識、
ありませんか?本気で地域の認識を変えようとするならば、大変なエネルギーを必要とする。
そもそも、条件整備自体「容易ではないのだ」
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「説明会」を考えてみた(1)
○高校説明会
自校(高校)を中学生に宣伝して、受検する中学生を増やそう(獲得しよう)とする説明会
○企業説明会
自社(企業)を高校生に宣伝して、受検する高校生を増やそう(獲得しよう)とする説明会
私は、平成13年頃から主に中学校に出向いて、「高校説明会」という活動をしてきた。
この通算17年間、計算してみたら県内約80中学校、延べで400回近く訪問したことになる。
~「それだけやってきたなら、さぞ宣伝が上手なんだろう?」と思われるかもしれない。
確かに、いつも私が説明した後は、だいたい次の学校説明者はやりにくそうにしている
しかし、説明が分かりやすいことと、高校選択はイコールかと言えば、けしてそうではない。
校長によっては、パンフレットが見やすい!説明が良くなった!紹介ビデオが面白い!今年は
体験入学(オープンスクール)の回数を増やした!…から、受検者が増えた(減った)と誤解して
いる人も多いが、実際のところ受検者の増減は、宣伝努力している学校側の都合で決まるもの
では無いようだ…。(つづく)
自校(高校)を中学生に宣伝して、受検する中学生を増やそう(獲得しよう)とする説明会
○企業説明会
自社(企業)を高校生に宣伝して、受検する高校生を増やそう(獲得しよう)とする説明会
私は、平成13年頃から主に中学校に出向いて、「高校説明会」という活動をしてきた。
この通算17年間、計算してみたら県内約80中学校、延べで400回近く訪問したことになる。
~「それだけやってきたなら、さぞ宣伝が上手なんだろう?」と思われるかもしれない。
確かに、いつも私が説明した後は、だいたい次の学校説明者はやりにくそうにしている
しかし、説明が分かりやすいことと、高校選択はイコールかと言えば、けしてそうではない。
校長によっては、パンフレットが見やすい!説明が良くなった!紹介ビデオが面白い!今年は
体験入学(オープンスクール)の回数を増やした!…から、受検者が増えた(減った)と誤解して
いる人も多いが、実際のところ受検者の増減は、宣伝努力している学校側の都合で決まるもの
では無いようだ…。(つづく)
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地元就職率UPを考える(6)
…これまでの分析から、次のことが分かる。
1 Q1 自分の進路を決めるに当たり、誰に相談したか?では、
先生に相談する 2年生が11.4% 3年生が21.7% と10.3% 3年生で多い
2 Q3 就職の場所はどこか?との問いに
県外希望 2年生が52.2% 3年生60.9% 3年生が8.7%多い
県内希望 2年生が24% 3年生35% 3年生が11%多い
とそれぞれ3年生の方が多いことが分かる。
* 「~の方が多い」2,3年生は連続してデータを取っていない 別の生徒
以上から、確かに「先生の指導で」2年生よりも3年生で県外・県内の希望率は
多い(影響している)ことが分かるが、教師が「県外就職するように誘導した指導
はしていない」ことも、はっきりと、客観的に読み取れる。
※これまで6回のシリーズで、我々工業高校教員の指導が県外就職を優先して
いないことを証明してきた。このアンケートでは、さらに「では、どうして?」
と言う問題の核心に迫る分析へと続くが、このブログではここまでとしたい。
次回からは、視点を変えた「地元就職率UP」を考える話題の中で、この「核心」
に触れていくこととしたい。
1 Q1 自分の進路を決めるに当たり、誰に相談したか?では、
先生に相談する 2年生が11.4% 3年生が21.7% と10.3% 3年生で多い
2 Q3 就職の場所はどこか?との問いに
県外希望 2年生が52.2% 3年生60.9% 3年生が8.7%多い
県内希望 2年生が24% 3年生35% 3年生が11%多い
とそれぞれ3年生の方が多いことが分かる。
* 「~の方が多い」2,3年生は連続してデータを取っていない 別の生徒
以上から、確かに「先生の指導で」2年生よりも3年生で県外・県内の希望率は
多い(影響している)ことが分かるが、教師が「県外就職するように誘導した指導
はしていない」ことも、はっきりと、客観的に読み取れる。
※これまで6回のシリーズで、我々工業高校教員の指導が県外就職を優先して
いないことを証明してきた。このアンケートでは、さらに「では、どうして?」
と言う問題の核心に迫る分析へと続くが、このブログではここまでとしたい。
次回からは、視点を変えた「地元就職率UP」を考える話題の中で、この「核心」
に触れていくこととしたい。
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地元就職率UPを考える(5)
Q3 就職(公務員を含む)を希望している場所はどこか?
2年生 生徒
①県外52.2% ②未定23.8% ③県内24%
保護者
①未定38.2% ②県内35.4% ③県外26.4%
3年生 生徒
①県外60.9% ②県内35% ③未定4.1%
保護者
①県外43.4% ②県内38.1% ③未定18.4%
就職か進学かまでは、生徒と保護者の意見が一致しているが、就職先を「県外か県内か」
になると、その場所は、一致していない。
生徒の県外指向は、2年次から3年生になるとさらに増えている。
一方、保護者の県外希望は、やや増加はしているが、2,3年ともにその1/3が依然として
県内を希望している。
このズレを皆さんは、どう考えるだろうか?
2年生 生徒
①県外52.2% ②未定23.8% ③県内24%
保護者
①未定38.2% ②県内35.4% ③県外26.4%
3年生 生徒
①県外60.9% ②県内35% ③未定4.1%
保護者
①県外43.4% ②県内38.1% ③未定18.4%
就職か進学かまでは、生徒と保護者の意見が一致しているが、就職先を「県外か県内か」
になると、その場所は、一致していない。
生徒の県外指向は、2年次から3年生になるとさらに増えている。
一方、保護者の県外希望は、やや増加はしているが、2,3年ともにその1/3が依然として
県内を希望している。
このズレを皆さんは、どう考えるだろうか?
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