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SSH&サイエンス科情報発信ブログ
幻のキノコを探せ!その1
某日、宮崎市内某所。
2年生の科学探究でキノコを研究しているチームは、山にいました。
研究に使用するキノコを採取するためです。
その名も「カンゾウタケ」。
非常に珍しいキノコで、チームはこのキノコの培養を目指しています。
この日、一行は特別の許可を得て
宮崎県総合博物館の黒木修一先生達のご指導の下
この時期にしか生えないキノコを探しに来たのでした。
山の神様への参拝からスタート。
果たして、見つかるのでしょうか…!
山中には、沢山の珍しいキノコや植物が生えていました。
そして・・・先生方の案内で、ついに見つけたカンゾウタケがこちら!
先生方が驚かれたのは、彼らが自然に上記のような写真を撮影したこと。
フィールドで撮影する際は、大きさなどの情報がわかるように「撮影のルール」があります。
これらの技術は、昨年のフィールドワークで身につけたものです。
経験が生きていますね!!
さて、採取したカンゾウタケは、葉っぱと一緒に密閉します。
キノコが酸欠で、溶けてしまうのを防ぐためです。
※ここからのキノコの変化は、生徒発表前につきモザイク処理をさせていただきます。
無事、カンゾウタケを採取できた一行。
最後に、先生方と記念撮影をしました。
写真左が、宮崎県立博物館の黒木修一先生。
右が、「キノコのサトウさん」です。
本来なら、部外者に絶対に教えられない場所での採取を快諾してくださいました。
本当にありがとうございました!
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登校日!2年生の科学探究
5月12日(火)は2年生の登校日でした。
この日は通常通りの授業で、サイエンス科では久しぶりの科学探究(ACT-SI)が行われました。
前回から約一ヶ月…。
それぞれの班で、事前に相談してきたおかげで
スムーズに予備実験に入れた班も多かったです。
さて、その様子は…?
車いすの構造を研究しているチーム。
注文して届いていた道具の確認をしています。
想定外の大きさに戸惑ったり!?
こちらは屋上の校旗掲揚を自動化したいチーム。
機械の配置場所を考えていますね。
こちらは、科学部の天文チーム。観測データを基に
現在は論文の執筆を行っているようです。
アサリの研究をするチームは、計画ポスターを確認しながら
研究準備に入っています。
その他、合計12チームが久しぶりの研究活動を行いました。
コロナ対策のため教室を分けて、3密を避けながらの活動でしたが
それぞれ1年生の頃に研究計画を練っていたおかげで、やるべき事はハッキリ!
どの班も主体的に行動し、着実に次の課題を見つけています。
何事もスモールステップ!がんばれ~!!
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MSEC協議会を行いました
4月24(金)と、少し前の話です。
県内の探究活動を行っている学校が一同に会してポスターセッションなどを行う
「MSECフォーラム」が6月に計画されていましたが
新型コロナウイルス感染症対策の関係で、延期となりました。
そこで、開催時期の詳細を決めるテレビ会議が行われました。
MSEC加盟校14校と県教育委員会がZoomを用い、
4~5グループの分科会も行いました。便利です。
このような時期ですので、「中止」も考えられましたが、
これが最後の発表の場となる3年生の事を考えて意見を出しあいました。
その結果、
実施を延期して8月上旬に延期する。
その判断は6月中旬に行う。
という内容でまとまりました。
何とか開催出来るように、一刻も早い収束を願います。
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サイエンス科2年生でオンライン朝礼始めました
長引く休校の中、少しでも生徒の学びをサポートしようと、
県下でも多くの先生がインターネットの利用に踏み出しています。
そんな中、宮崎北高校ではSSH特例学校設定科目などでプログラミングソフトを導入するために
外部回線と学校独自ドメインを取得してきました。
また、サイエンス科2年生にはGoogleの「G Suite for Education」で、
学校独自ドメインの生徒メールアドレスを配布しています。
「G Suite for Education」には、教育に利用できる様々なツールが入っており、
このICT環境を活用したオンライン教育を研究することになりました。
まずは、5月11日の朝からGoogle Meetによるオンライン朝礼を行いました。
各生徒が、元気な顔を見せてくれて安心しました。
(この後ろで、数名の先生が見守っています。)
基本的に休校日は毎朝オンライン朝礼を行う予定です。
何事もスモールステップで進化していきます。
色々な課題が見つかっており、全員参加とは行きませんでしたが
今後も研究しがいのある取り組みです。
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あすの宮崎の教育のためのオンライン研修会
5月9日(土)
宮崎北高校の先生達が「あすの宮崎の教育のためのオンライン研修会」に参加しました。
この研修は、宮崎県新富町を拠点に活動する「こゆ財団」が主催し、
宮崎県内全域の先生や教育委員会の方約100名がWeb会議アプリZoomを用いて集まり、
宮崎でICT教育を広めていくための情報交換を行いました。
コロナ休校による学びの変容から、このようなICTの活用が注目され始めました。
ちなみに、右下のパソコンには参加者の先生達約100名の顔がいくつかのページに分かれて表示されています。
内容は、Zoomの使い方や、県内学校の事例紹介、
ワールドカフェ形式での話し合いなどが行われ、
充実した3時間(!)となりました。
コロナ禍が収束しても、ICTを活用した教育開発は続ける必要があると、改めて感じました。
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MathWorks社とのテレビ会議
4月24日(金)のことです。
本校で導入しているプログラミングソフトMATLABを開発した
MathWorks社の方とテレビ会議が行われました。
会議の内容は、MATLAB用のアカウント作成と紐付けの確認、
本校独自ドメインのアドレス配布の確認などの技術的な相談や、
プログラミングPBL(課題解決型学習)での活用方法など多岐にわたりました。
本校担当者とMathWorks社の方の会議の様子。
遠方の方ともこうして身軽に会議ができるので、テレビ会議システムは本当に便利ですね。
Data ScienceについてもMATLABの面白い利用方法があるようです…。
また、探究活動でMATLABを使用している生徒の研究の進捗状況の報告などもありました。
(すでに科学部の活動などで、MATLABを使いこなしている生徒もいるのです!)
プログラミングの活用は、これからの探究活動において更に重要な要素となってくるでしょう。
先進的な試みを続けていきます!!
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1年生もData Science開始!
Data Science(以下DS)の続きです。
※4月中旬、休校に入る前のお話です。
今年度は教育カリキュラムが更に見直され、新1年生もDSを行います。
DSの授業は、基本的に探究型です。
生徒達それぞれのパソコンに、先生からPDFファイルが送られてきます。
そこに書かれた課題に取り組む事で、自然とパソコン操作が身についていきます。
(教材はしっかり読み込めば出来るように工夫されています。)
最初に授業のルールが配布されてきました。
実は、重要な情報が散りばめられており、流し読みすると大変なことに…
配布される資料は、その性質によって様々なアイコンが付いています。
資料を読み込み、基本的な操作方法をマスターしたら
先生からPBL課題が配布されます。
PBL(Project-Based Learning)とは課題解決型学習。
毎回、様々な課題が書かれており、生徒は自分で答えを探しながら取り組みます。
と言うわけで、まずは初回の授業を終えました。
次回以降、どんどん内容が深くなっていきます!
楽しみですね~!
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Data Scienceが始まりました!
少し前のお話ですが、4月15日(水)のことです。
2年生のData Science(以下DS)が始まりました!
DSでは主に、ExcelとプログラミングソフトMATLABを使います。
グラフ表現、統計処理、画像解析、信号処理などのプログラミング教育を行います。
この科目で試行錯誤を繰り返し、主体的に学ぶことで優秀な科学技術人材を目指します。
宮崎北高校では、数年前から科学探究にプログラミングを活用してきました。
そして令和元年度よりDSとして学校設定科目となり、今年度は開発2年目です。
さて、今回お伝えするのはサイエンス科2年生のDSです。
すでに昨年、マニュファクチャリングやグローバルプログラミング講座などの学科活動である程度パソコンに慣れている2年生。
でも、Excelを正式に習うのは初めての生徒が多いです。
しかし、ここで学ぶ統計処理は科学探究にすぐに活かせます。
頑張って学んでね~!!
詳しい授業の流れは
次回、1年生のDSにて!!
(GW明けに更新予定!)
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科学部が新入生を勧誘!
4月中旬の、臨時休業に入る前のお話です。
新入生の部活動見学が始まっていました。
科学部でも、新入生の勧誘が行われていました。
それぞれの分野を活かして、新入生に科学部の魅力を伝えていました。
MATLABでの画像処理を説明する生物班。
天体望遠鏡を体験してもらう天文班
化学班は、黙々と実験する姿でアピール
こちらは、新入生に総合実験室の説明を行っていますね。
実は、16年前のサイエンス科は全員が科学部に所属するきまりでした。
現在では入部は自由選択です。
科学部に入れば、放課後も科学探究の実験を継続できる上、部費も研究費用に充てる事ができます。
研究発表大会に部活動として参加できる点も有利です。
さぁ、新入生のみなさん!
科学部でサイエンスアオハルしませんか!?
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MSEC指導者ワークショップ(第3回)その3(最終回)
4月23日(木)
延岡高校からSSH担当の9名の先生が来校された
MSEC指導者ワークショップ(第3回)報告の最終回です。
さらに全体会に戻り、科学探究ACT―SIの説明に入りました。
やはり先生方の興味は「探究活動のテーマをどうやって決めているのか。」
延岡高校に限らず、全国の高校が悩み、創意工夫をしていると思います。
宮崎北高校では、デザイン思考のフレームワークを用いて
研究テーマの決定とブラッシュアップをしています。
これは1年次に行う「マンダラート」の説明です。
コアテーマを中心に書き、それに関連する8つのサブワード、
さらに関連する64のワードを記入し、
その組み合わせから研究アイデアを創り出すフレームワークです。
生徒が実際に作ったものを基に説明しています。
※詳しい研究アイデア創出の説明は、本校の令和元年度研究開発実施報告書をご覧下さい。
(下記をクリックすると別ウインドウでPDFが開きます。)
・令和元年度研究開発実施報告書(前半)
・令和元年度研究開発実施報告書(後半)
※ACT-SI1のデザイン思考のフレームワークについては、前半のP.29~31参照です。
さらに、再び分科会に別れていきます。
こちらは地域探究「ACT―LI」の説明です。
普通科にSSH事業を広げるためのポイントを解説しました。
学校が一丸となって探究活動に臨むことが一番のポイントであり、難しいところかもしれませんね。
こちらは「フィールドワーク」の説明です。
本校では、宮崎海洋高校と連携した海洋実習や
博物館と連携した屋久島でのフィールドワークなどを行っています。
このフィールドワークでは教材作りにも力を入れており、これを紹介しました。
先生方が手にしているのは、教育開発部オリジナルの屋久島ガイドブックです。
外部と連携をする以上、学校側も最大限努力し、
これを連携先と共にブラッシュアップしていくことが大切ではないでしょうか。
生徒に探究活動をさせる以上、
先生達も常に研究を行うことが教育開発部の目標でもあります。
(ブログ担当者も日々もがいております…笑)
さて、次の分科会は「国際交流」と「Data Science」です。
「国際交流」では、宮崎北高校で行われている海外研修の概要をお伝えしました。
さくらサイエンスプラン採択など、本校ならではの科学技術体験と国際交流を絡めた活動などが参考になったのではないでしょうか。
「Data Science」では、延岡高校の情報担当の先生が、
本校の教材を見ながら今後の授業展開について相談されていました。
というわけで、3回に分けてお伝えした、MSEC指導者ワークショップ。
期せずして、本校のSSH事業をまとめる内容のブログとなりましたが
いかがだったでしょうか。
本校の取り組みが、皆様に伝われば幸いです。
新型コロナウイルスの影響で、思うように学校生活が送れない今、
ピンチをチャンスに変えて様々な教育開発に励んでいきます!!
これからも宮崎北高校をよろしくお願いいたします!!
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