活動報告
宮崎県私学教育研修会で 「キャリア教育」講話
10月11日(火)に開催された「第52回 宮崎県私学教育研修会」で、「育むということ ~子供たちの未来は可能性に満ちている」と題して講話をさせていただきました。
宮崎県内の私立中学校・高校の先生方が120人ご参加され、研修会の研究目標は「新しい時代に応える私学教育」。講話の後には三つの分科会に分かれて研究発表などが行われました。
キャリア教育支援センターは公立学校だけを対象にしているのではなく、私立学校もサポートさせていただいていることをPRしました。「よのなか教室」と「よのなか先生」のこと、ビデオメッセージ(動画)のことなどを紹介しましたので、興味を持っていただければありがたいです。
あとで送っていただいた感想文のなかに次のような言葉がありました。
「非常に興味がわいたので実践してみたい。」
「地域の人材を活用したくても、その方法が分からなかったので大変参考になりました。」
「我々教員だけがキャリア教育を行うのではなく、社会が一つになり取組むことが大切なのだと感じた。」
(トータルコーディネーター 水永)
延岡市立恒富中学校2年生 連続「よのなか教室」
10月3日(月)、恒富中学校2年生(81人)に、FC延岡AGATA 代表の桑原英一さんがJリーグ入りをめざす夢と、これまでに様々な苦労を乗り越えてきたこと、サッカーを通して地域活性化にかける思いなどを熱く語っていただきました。
10月4日(火)には、延岡観光協会 事務局次長の岩本晋長さんが「コロナ禍での観光協会の取り組み」と題してお話をしていただきました。これまで普通に行われてきた「大師祭り」や「花火大会」や「アウトドア体験」などがまったくできなくなりましたが、観光協会では様々な取組に挑戦してこられました。行政とタイアップした補助制度や、県内他市町の観光協会との協働企画や、全国の旭化成グループ社員を対象にした延岡産品のネット販売・・・などなど、具体的な写真も使いながら紹介していただきました。
お二人の話を聞いて、生徒たちからは率直な意見や、具体的な質問がたくさん出されました。
コロナ禍でも地域の活性化に懸命に取組んでおられる方々の姿を、生徒たちに直接触れさせてやりたいという先生方の強い思いと要望を受けて、お二人のご協力を得てこの講話を開催することができました。
(トータルコーディネーター 水永)
Jリーグ入りへの夢を熱く語る桑原さん コロナに負けない元気を取り戻そうと語る岩本さん
高城中学校1年生「未来COMPASS」6連続講話(2回目)
都城市立高城中学校1年生のキャリア教育「未来COMPASS」は、「地域を知る・地域とつながる」をテーマに掲げ、高城町内の施設見学や地域の様々な大人から話を聞く機会を通して、ふるさと高城の魅力に興味、関心をもち、その良さを感じて発信したり、自ら地域に貢献したりする態度を育成する活動を行っています。9月から12月にかけては、6名の高城町に関わりのある方をお招きし、6連続講話を実施します。
本日は、6連続講話の2回目です。1回目は残念ながら私が参加することができずご報告ができませんでしたが、今回の2回目から、司会進行を生徒さん2名がつとめ、私が講師紹介をさせていただくことになりました。
今回は、都城市内で食品の卸、加工食品の企画販売等を手がける「ばあちゃん本舗株式会社」「霧島商事」の2社の経営をしながら地域貢献をされている小園秀和さんがお話しくださいました。都城市ふるさと納税進行協議会に加盟され、小園さんの会社の商品も寄付金のお礼の品になっています。ふるさと納税の仕組みや、寄付金の実績や使い道のお話しは、生徒にはとても興味深い内容だったようです。講話の後に質問のある生徒は、講師のところに直接行って講師と対話します。講師の周りには質問したい生徒がたくさん詰めかけました。講話で感じたこと、気づいたことを振り返りとしてタブレットに入力して講話を終わりました。次回は地元特産に関わる方が来てくださる予定です。(文責:長友)
延岡高等学校「課題研究」発表会 IN 恒富中学校
9月29日(木)、延岡市立恒富中学校2年生(81人)に、延岡高校普通科2年生(代表して4班、 12人)が現在取り組んでいる「課題探究学習」を紹介する発表会が行われました。
恒富中学校2年生では、「総合的な学習の時間」を、「延岡の企業を知り、他地域とつながろう」をテーマとして 1年間を通して取組んでいます。この中で連続した社会人講話「よのなか教室」や、職場体験に替わる職場訪問バスツアーなどが実施されています。
これに加えて、延岡高校との連携を図るため、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)として課題探究学習に取組んでいる延岡高校生たちに、自分たちの取組を中学生に伝えてもらうことになりました。 お互いにウィンウィンの成果が得られることを期待して企画されました。4班に代表して中学生の前で中間発表を行ってもらいました。発表してもらったテーマは次の通りです。
・化 学 「泡の量と汚れの落ち方の関係」
・物 理 「ものを遠くに投げるためには」
・人文・社会科学 「言語の起源」
・人文・社会科学 「一番覚えやすいペンの色は?」
質疑応答では、中学生たちから率直で鋭い質問もたくさん出されていました。後輩である中学生たちにどうやって伝えるかと悩みながら考えてきた高校生たちには、きっと大きな刺激と学びがあったに違いないと思います。
(トータルコーディネーター 水永)
中学生に研究成果を発表した延岡高校生たち 中学生からは率直で鋭い質問もたくさん出された
延岡星雲高校F科1年生 「サイエンティフィック・セッション」を開催
延岡星雲高校フロンティア科1年生(37人)を対象に、9月28日(水)に「サイエンティフィック・セッション」が開催されました。
これは、理系を選択する生徒が減少していることに危機感を感じた先生から、理系でどんな魅力のある仕事ができるのかを知ることができる機会を設けてあげたいという相談があり、旭化成の協力を得て企画したものです。今回はその第一回になります。
旭化成延岡支社 動力部の三石朗大さんが、石炭火力発電所のCO2を削減するために、有限な資源である石炭を使わないで、ゼロカーボンに向けた抜本的な技術開発をすすめていることを紹介されました。
またご自身がどうして理系を選択したのか、中学校、高校の時の思いや、大学生になって大学院で学ぶ時まで、様々な変遷があったことも紹介されました。
講話の後、興味を覚えた生徒たちからは多様な視点からの質問が相次ぎました。
(トータルコーディネーター 水永)
技術開発の魅力を語る三石さん
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