活動報告
延岡市立旭中学校3年生 「課題探究学習」(PBL)がスタート
旭中では、3年生(66人)で、「課題探究学習」(PBL)に取組んで、今年で4年目(途中1回はコロナ禍で中止し今回が3回目)の実施になります。
回を重ねる毎に、先生方も研究が深まり、ワークシートの開発や、タブレット(グーグルクラスルーム)を活用した情報共有や、社会人メンターとの連携も新しい視点が加わってきています。
テーマは、「10年後の世の中と私 SDGsを通して考える」です。
メンターへ生徒たちから活発な質問が・・・
1年生、2年生での取組をふまえて、今年度3年生では、「農水産業」「観光」「商工業」「食」「医療福祉」の5テーマ毎に、メンターに提示いただいたミッションについて「10年後の世の中と私」を想像し想定しながら課題探究学習に取組みます。5つのテーマ毎に、3グループ(4~5人/1GR)が同じテーマに、多様な考え方とアプローチで取組みます。
5月20日にスタートし、10月28日まで、19回(毎回2時限)探究学習に挑戦します。
市役所や企業に務める社会人メンター5名の方々には、テーマ(ミッション)を提示していただき、合計で5回、学校に出向いて生徒たちに指導助言をしていただきます。
学習の結果は、10月21日に発表会を行う予定です。
探究学習に備えて4名の講師から次のような講話をいただき、生徒たちは考えを深めていきます。
5月27日(金) 「探究とはどういう学びだろう」
水永正憲さん (延岡市キャリア教育支援センター長)
6月 3日(金) 「10年後の世の中を考える」
柴田一仁さん (延岡市 企画部 企画課)
6月24日(金) 「旭化成におけるサスティナビリティ(持続可能)事業の紹介
(SDGsとは何か、企業の最前線からの報告)」
松井隆亮さん(旭化成株式会社 延岡総務部地域活性化推進グループ
9月 5日(月) 「宮崎銀行が取組むSDGs宣言」 (仮題)
冨満正哉さん (宮崎銀行 祇園町支店長)
(トータルコーディネーター 水永)
延岡高校 MS科1年生 令和4年度「課題探究学習」がスタート
延岡高校にSSH(スーパーサイエンスハイスクール)が導入され、今年が3年目になります。令和4年度の取組がスタートしました。
MS科1年生(81人)では、「SDGsフィールドワーク」として、4月28日から10月24日まで、半年間で16回の授業(毎回2時限)が計画されています。
企業や大学で研究開発に携わっている社会人5名の方々に、毎月1回(合計5回)学校に出向いていただき、メンターとして指導助言をお願いしています。
1年生では、探究テーマをメンターに提示していただき、探究学習の基本を学ぶことにしています。
今回提示されたテーマは次の通りでした。
- 魅力的な花火をつくろう
- ミネラルウオーターの硬度測定
- 植物から芳香成分を抽出してみよう
- モーターのしくみを理解し作ってみよう
- 手洗いとアルコール消毒の有効性について
これらの探究学習に先立ち、普通科1年生も含めて245人に、3名の方々による講話が行われました。
4月25日(月) 「探究するということ」
水永正憲さん (延岡市キャリア教育支援センター長)
5月 9日(月) 「探究研究の実践における統計(データサイエンス)」
西脇亜也さん (宮崎大学フィールド科学研究センター教授)
5月16日(月) 「研究の実践」
道川功実子さん (旭化成メディカルMT株式会社バイオプロセス技術開発部)
(トータルコーディネーター 水永)
データサイエンスについて語る西脇教授 自分の「研究」の実践を語る道川さん
本庄高等学校で探究学習についての全体像を話しました
2022年5月11日(水)、本庄高等学校の1年生を対象に「探究は楽しいのか?」をタイトルに、探究学習に必要な考え方や全体像を宮崎県キャリア教育コーディネーター宮崎市エリア担当の稲田が話をしました。
キャリア教育担当の先生より、探究学習における「問いの立て方」について話をしてほしいと連絡があり実施しました。この授業以降に、総合的な学習の時間で探究学習がスタートするため、事前に探究に対する姿勢を身につけるために実施しました。
問いを出すために、「聴く」をどうしたらいいかについて話をしました。今後も、本庄高等学校の探求学習を支援していきます。
(記載:稲田)
日南市立 鵜戸小中学校で 「よのなか教室」
鵜戸小中学校は、令和4年度に、県教委が推進されている「キャリア教育推進モデル地域」に指定され、「持続可能なキャリア教育を推進する地域と学校との協働のあり方を研究」することになっています。
これまでも、鵜戸小中学校では特色のあるキャリア教育に取組んできておられますが、今回子供たちには、あらためて本格的にキャリア教育に取組むことを伝え、子供たちに「自分の夢について考えさせ、将来の自分の生き方を見つめるきっかけ」をつくろうとされています。
その導入として、今回「キャリア教育講話」が企画され、水永が講師を務めました。
4月27日(水)に、小学3~6年生(16人)と、中学1~3年生(8人)とに別々に講話しました。
小学生たちには、「夢をもとう」 というテーマで、
中学生たちには、「君たちはどう生きるか 君たちの未来は可能性に満ちている」 というテーマで私の思いを伝えました。
(トータルコーディネーター 水永)
小学生と中学生に別々に講話
延岡高校 SSH 1年生への講話
延岡高校では探究学習として、普通科1年生では「プレ課題研究」に、メディカル・サイエンス科1年生では「SDGsフィールドワーク」に、これから1年間をかけて取組む予定です。
その導入授業として、4月25日(月)に、1年生全員(245人)を対象に、「探究するということ」と題して水永が講義しました。
・これからの時代に求められる人財とは、「新しいことに挑戦できる人」であること
・新しいことに挑戦できるには、「答えのない問題に答えを見出す力」が必要であること
・「探究学習」は、その力を身に付ける貴重な練習になること
・旭化成の「変革と成長への挑戦」の歴史を紹介し、変化の本質は何かと問いつづけることの大事さとその方法について語りました
最後に、「大学では何を学ぶのか 高校生の君たちへ」 という私からの1枚の手紙を配って、読んでもらうことにしました。
(トータルコーディネーター 水永)
一度はコロナ禍で分散登校となり延期となりましたが、この日は対面で体育館で実施することができました
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