2023年7月の記事一覧
先生もがんばるから・・・。
昔は、「先生っていいですね。夏休み、休みなのでしょう?」
と、よく、揶揄されたものです。
最近は、そのお話をされる方はおられなくなりました。
それも、「ブラック企業」と、マスコミさんが騒ぎ立てられたので。
夏休みも先生たちは、ゆっくりできないんだ、という概念が。
世間に住み着いたからでしょうか・・・。( ;∀;)
ということで。
「夏休み、先生方、何してますか?」
登校後、すぐに、全職員で、お掃除をします。
でも、朝から、汗ばむ暑さですよね。
もちろん、お花の水やりも、今は先生のお仕事です。
校門前のボランティア植栽にもていねいにお水をあげます。
芽つみをして、大切に育てます。
・・・見る人がいなくても・・・
先生方の清掃の間をぬって、フレンドのお子さんが
「先生、おはようございます!」と、元気よくあいさつして。
登校していきます。
清掃後は、
びっしりと。
「研修会」が開催されます。
先生方は、「教育公務員特例法」によって、「他の公務員よりたくさん」研修を受けることが法的に義務付けられているのです。
ですから。
朝から。研修。
昼も研修。
夕方も研修。
ずっと研修。
まあ、だいたい、こんな感じです。
全員で話し合ったり。
少人数で話し合ったり。
でも、とにかく、子どもたちのために。
すこしでも、良い先生になるために。
先生たちは、日夜、がんばっています。
だ、か、ら・・・・。
子どもたちも。
宿題。
がんばってくださいね!
('◇')ゞ
by 校長
「あゆみ」配付の型「百景」
今も昔も変わらず、終業の日に大きな存在感を示す、
「あゆみ」
子どもたちには、みんなが頑張った「表彰状」だよ、と伝えています。
保護者の皆様には、ぜひ、子どもさんの頑張りを褒めてあげてください、とお願いしてます。
「あゆみ」
その配付形態は、学級毎に、少しずつ、異なります。
3年生。
一人ずつ、担任先生から「頑張ったね」と声がかけられ、
みんなの拍手の中、あゆみをいただきます。
まだ、開けないよ・・・。
みんな、一斉に開封の儀式が訪れます。
・・・では、あゆみを開きましょう。
みんなが、がんばった結果が書いてありますよ。
校長、ここで3年生に声かけ。
「あのね。先生は遅くまで学校に残って」
「心を込めて、あゆみを書いてくださいましたよ。」
3年生・・・。
「ありがとうございます。」とみんなで言ってくれました。
なんて、素直な子供達でしょう!
みんな、楽しみに、あゆみに目を通しました。
へーこんなこともあったなあ。
先生、よく見てくれるなあ。
みんな、微動だにせず、読み込んでいます。
あゆみを、食い入るように見つめる子。
1学期を振り返っているのですね。
先生、ありがとう、たくさん褒めてくれて。
そんな、子どもたちの心が伝わってきます。
3年生。
名付けて「じっくり読み込み型」。
しかし。
高学年になってくると。
随分、ムードが変化します。
5年生。
「よく頑張りました」
ありがとうございます。
さて。
この風景までは、3年生と同じ。
違いは、ここから始まります。
「おー、二重丸がいっぱいよ」
「えー、3個しかないぞ」
「君は、どうだった?」
「うん、3がいっぱいだよ」
「えー、あんまり3がないよ」
ワイワイガヤガヤ・・・・。
5年生、なんともフランクな会話が飛び交います。
昔の子供って、あゆみ、
隠すように見て、お友達には、見せなかったように記憶しているのですが・・・(^^;;
これが、今の子どもたちの「時代の反映?」
みんなで、包み隠さず、シェアしてました。
名付けて「みんな仲良くシェア型」٩( ᐛ )و
6年生。
ここまでは、5年生と同じです。
みんな仲良く、お友達とシェア。
しかし。
中学進学を控える6年生には、また、一味違う時間が組まれていました。
6年生には、一人ずつ、呼び出しがかかります。
担任曰く。
「ここ、すごく頑張ったね。すごいと思います。」
「さらに、ここをもっと頑張れば、君は伸びるぞ。」
「ありがとうございます。」
という、個別指導が行われるのです。
なるほど・・・6年生。
名付けて「カウンセリング型」。
「あゆみ」配付の型「百景」と言うお話でした。
\(^o^)/
by 校長
明道っ子、見事也。
凛とした明道小。
終業式前、子どもさんたち、入場。
5年生、先頭で入り、体型を整えます。
完全、無言で行動します。
1年生、5年生が無言で迎えますので、おりこうに、完全無言行動です。
5年生と1年生が完全無言で、出迎えますので。
凛としたムードの中。
6年入場です。
完全無言行動です。
その中に、2年生が入ります。
3年生も入場。
4年生入場。
集会時。
明道っ子は、5つの無言の場のお約束を守り、無言で行動します。
200名の人間が、呼吸をして、動いているのに、
「誰も声を出さない風景」
ある意味、すごいことでは、あります。
全員、起立!
一斉に、無言で立ち上がります。
戻ってきた、市民憲章朗誦。3年ぶりに聞く、子どもたちの朗誦。
もう、かなりの子どもさんが、セリフを忘れています。
・・・"(-""-)"・・・再指導せねば・・・。
戻ってきた、明道館学生三唱朗誦。
代表朗誦者、200名の前に立つ!
元気よく、人倫・礼儀・躬行の学制三唱が朗誦されました。
227年前に作られた、学制三唱です。
代表児童、実に元気よく、明道っ子をリードしてくれました。
さあ、緊張の、代表児童反省発表。
200名の視線を感じつつ、昇る壇上。
足の震えを抑えつつ・・・。
3年生、立派に発表!
5年生、発表。
落ち着いた、立派な発表でした。
重職を無事に終え、降壇する二人。
この経験を、おそらく、この二人は、生涯忘れないことでしょう。
3年ぶりの、自由な声での、校歌斉唱!
少しずつ、少しずつ、4年前に戻していこうね。
教頭先生、終わりの言葉。
一同、礼!
明道っ子、見事也!
200名の、
「凛とした」
「静寂の中で行われた」
終業式
無事・終了 !(^^)!
・・・え?
お帰りはどうだったか、ですって?
・・・では、リクエストにお応えして。
6年。
5年。
4年。
3年。
2年。
そして。
1年。
もちろん、お帰りも。
誰も一言も、おしゃべりしませんでした・・・。
という、お話でした。
( ゚Д゚)
by 校長
「SOSの出し方」というお勉強
本日、朝から全校一斉に、「SOSの出し方」についてのお勉強を行いました。
ビデオを全校一斉に視聴させました
1年生。
2年生は、チャイルドラインのカードを配付しました。
子どもさんも、真剣に見ています。
これが、私たちの命を救ってくれるんだ。
3年生。
5年生。
6年生。
4年生。
あやめさん。
みんな、真剣にビデオの訴えを聞いています。
自分を大切にしよう。
子どもの世界は、単純に見えて、複雑です。
一人一人の悩みは、小さいかもしれませんが。
一人ひとり、真剣なストレスや悩みと戦っています。
それを上手に、解決できる子。
お友達に愚痴って解決できる子。
でも、上手に、解決できない
お子さんもいます。
ですから、今、大人は、「SOSの出し方」を教えてあげないといけないのです。
それが、「SOSの出し方教育」なのです。
Beatlesは、名曲、「Help!」で歌っています。
Help! I need somebody
助けて!誰か必要なんだ
Help! Not just anybody
助けて!誰でも言い訳じゃないんだ
Help! You know I need someone
助けて!分かるだろ、誰か必要なんだ
Help!
助けて!
(lyrics by Lennon-McCartney in 1965)
こんな、子どもたちの叫びを、
私たちは、聞いてあげられるか。
聞いてあげる、耳を持っているか。
聞いてあげる、心を持っているか。
・・・社会は問うているのです。
そんな、親であっているのか。
そんな、先生であっているのか。
子どもが、信頼する大人であっているのか。
昨年度の児童生徒の自殺者 514名。(全国)
夏休み明けに、若年者の自殺者急増。
【 HELP! 】 by beatles
♪ https://youtu.be/2Q_ZzBGPdqE ♪
※ beatles 公式HP
そして、校長は、子どもたちに何度も、次のメッセージを投げています。
今日、学校で、一斉に見せたビデオは、このビデオです。
子どもたちが、今日、真剣に、見つめていた、ビデオレターです。
【大きな「悩み」をもつ「あなた」を【救う】ために】
まず、次の動画を見てください。
ぜひ、最後まで見てください。
https://tokyodouga.jp/VF9rq5I5sIY.html
(「自分を大切にしよう」(東京動画へリンクします。))
次に、この歌を聴いてください。
https://www.youtube.com/watch?v=ObMAh1WmKYg
(2011年の内閣府「いのち支える(自殺対策)プロジェクト」のキャンペーンソング)
そして。
信頼できる大人に、相談してください。
近くに信頼できる人がいなければ、遠くのプロを頼りましょう。
電話でも、SNSでも、名前を話さなくても、相談にのってくれます。
※真夜中でも、相談のプロが、電話を受けてくれます。
【子どものSOS窓口】
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/06112210.htm
きっと、誰か、あなたの気持ちを楽にしてくれる人が現れるから・・・。
あきらめないで。
夏休み明け、みんな、元気に登校するんだぞ!!(^^)!
by 校長
清掃は床を磨く「だけ」のものなのか
いつもは、校長室清掃班と校長室を磨いているのですが。
今日は、少しだけ、お外に出て、
久しぶりに、明道っ子の清掃を外側から見てみましょう。
事務室。
低学年時から鍛えられた、雑巾の使い方、見事です。
力を込めて、ていねいにたたまれた雑巾で、床をしっかり、磨きます。
校長室。
みんな、もくもくと、無言清掃。見事です。
自分の受け持ちをていねいに磨きます。
保健室。
小人数が割り当てられていますが、それがいいのかもしれません。
手を抜く暇はありません。
33度の猛暑の中。外ほうきさんも、がんばります!
一年生もがんばります。
あやめさんの水道もていねいに磨きます。
みんな、もくもくと磨きます。
ただただ、磨きます。
トイレの水道。
まあ、なんてことでしょう!
排水口の中の部品まで。
磨きます。
おかげで。排水口の部品は。
いつもピカピカ!これも。
縦割り清掃の、先輩が、後輩に教えるから、なのです。
ありがとう、先輩!
黒板も、磨きます。
全てのものを。
美しく。
時間が余れば、清掃場所を見つけて。
磨きます。
徹底して、磨きます。
だから、レールも、いつもきれいです。
磨きます。
徹底して、磨きます。
清掃できるところは、全てを磨きます。
教室の入り口のドアの下のレール。
磨きます。
先輩の教えを守り。
磨いた結果。
子どもたちは、清掃で、床を磨きます。
でも、この子たちを見ていると。
磨いているのは、床だけじゃないと。
感じさせられるのです。
そう。
そう、明道っ子は、清掃という、一連の先輩との活動を通して。
とても大切な。
心を。
磨いて。
・・・いるのです。
学校には、勉強をしに行くのです、と答えて。
何か、嘘をついたような気になりました。
学校には、いろんなことをしに、行くのです。
・・・by 小椋佳 !(^^)!
by 校長
子どもにとって「普通」のこと
6年生。
調べ学習。
社会の学習内容を自由に選択して、自由な切り口で作っています。
弥生時代のコメ作りをまとめる子。
国会をまとめる子。
弥生時代と縄文時代の違いをまとめる子。
平和について訴える子。
内閣についてまとめる子。
面白いなあ。同じテーマは、ほぼ皆無。
はにわについてまとめる子。
校長が注目したのは!
この基本データを何から得るか、ということです。
昔でしたら、資料集、教科書、図書でしたね。
でも、今は、一人一台端末の時代です。
もう・・・。
これは、子どもにとって「普通」のことなのです。
自然に、googleから情報を得る子どもたち。
検索技能も、インプットもとても速いです。
この姿を見る校長も、もう、まったく違和感を感じません。
世界中の資料が、あっという間に、目の前に展開されるのですから。
それは、それは、便利なものです。
子どもたちにとって、
「はい、調べて」と言われたら。
google(ぐぐる)のは、もう、ナチュラルなことなのです。
しかし。
こんな時代になるとは。
10年前には、想像もできませんでしたよ。
子どもたちの新聞づくり。
googleの力を借りて、スイスイ進みます。
ところが・・・。
いるんですね。
クロームブックを開かない「使わない」子どもさん。
それは、それで、すばらしいと思いますよ。
デジタルにはデジタルの。
アナログにはアナログの。
すばらしさがある。
・・・すごく、いい感じですね!
この日常が。
もう、子どもにとって「普通」のことなのです。
クロームブックは、子どもたちにとって。
単なる「文具」になっているのです。
まとめる「テーマ」を「自分で選択」する。
まとめる「方法」を「自分で選択」する。
これが、ある意味、究極の「個別最適な学び」なのです。
もう、この世界観は、子どもにとって、実に「普通」のことなのです。
by 校長
夏深し。隣は何をする人ぞ
気温。30度を遥かに超えました。
昼休み時間。
なのに。
運動場は空っぽ。
?????
そうです。
熱中症 危険領域直前につき。
安全のために、運動場、外出制限です。
さあ。子供たち、さぞ、がっかりしてるかな・・・。
と、思いきや。
1年生。ご本を読んだり、お絵描きをしたり。
それなりに、みんな、趣味の世界にいました。
読書はいいよ、たくさんご本を読むんだよ。
お絵描き好きなんだね。
あやめさん。
先生の上手な読み聞かせ。楽しく過ごしています。
けやき1さん。静かに楽しく仲間と過ごしています。
けやき2さん。
クロームブックに熱中!
けやき3さん。
二人で、静かに、涼しく過ごしていました。
???2年生???
子どもさんがいない・・・。
と、思ったら。
みんな、椅子を机代わりに、お絵描きでした。
3年生。お友達とお話したり、クロームブックでお絵描きしたり。
クロームブックがあって、良かったね。4年生。
みんな、クロームブックに集中中でした。
お絵描き上手ですね。
5年生。3つくらいのグループに分かれています。
先生、取り囲みグループ。
先生、とっても人気です。
6年生。給食台に集まり、クロームブック。もくもくと作業中。
ソロ活動の子どもさんも多いです。
廊下にはさわやかな風が吹いており。
廊下で、静かに読書する女子もいました。
夏深し。隣は何をする人ぞ。
熱中症指数「厳重警戒」下での、明道小。
みんな、それぞれに、楽しく、コミュニケ、読書、クロームブック、お絵描き。
趣味の世界に生きていました。
という話でした。
「昼休み、お外で遊べないとつまらない?」
と聞くと。
「昼休み。あるだけマシですよ。校長先生。」
とのこと。
コロナ禍を乗り越え、ある意味、たくましくなった、子どもたちが、そこにはいました。!(^^)!
by 校長
イヌマキさん 瀕死状態につき
「閲覧注意になりますので」
「そのもの」は掲載しません。
安心してご覧ください。
ある日。
下校時、このような道を通ることになりました。
体育館前の犬走。
みんな、恐る恐る、帰っています。
そして、みんな、右側の木(イヌマキ)を眺めています。
こんな声も聞こえます。
「校長先生、ここにもいますよ。」
「さわるんじゃないですよ。」
「あとで、取っておきます。」
そして・・・。こんな方も。
真夏に、防護服・・・。
なんと。
教務主任先生でした。
さて。
もう、皆さん、何が起こっているか、理解されましたね。
すでに、明道小の「イヌマキ」さんは、瀕死です。
およそ、一週間で、あっという間に、立ち枯れしてしまいました。
一週間前まで、青々としていた、葉っぱは壊滅状態です。
全て、食べられてしまいました。
・・・キオビエダシャク・・・
都城、各地区で、大発生しているようですね。
明道小のイヌマキさんは、シルバーさんにお願いして。
消毒していただきました。
消毒の後。
語るも恐ろしいことになり。
子どもたちは、体育館横を通って帰ることになったのでした。
いかに、動植物を愛する、明道っ子も、この。
キオビエダシャクさんとは、仲良しになれないようです。
イヌマキさんが、元気を取り戻してくれることを祈ります。
by 校長
食育先生の贈り物と女の子の願い
食育先生。
またしても、たくらんでますね。
ふふふ・・・。
七夕と絡めて・・・。
お!
何ですか?これは???
かぶと?
校長先生。かぶとが好きなもの、何ですか?
「・・・ゼリーとか、甘いものですよね。」
そうです。甘いものが大好きなかぶとにかけて。
砂糖の取りすぎ注意、大作戦です!
まあ!
凝った設営ですね。
実物のアイスの袋が飾ってあったり・・・。
※ 画像は修正してモザイクしています。
うわ!
これ、迫力ですね。
アイス一本で、スティックシュガー13本ですか!!(^^)!
校長も、このアイス、大好きで、よく食べますよ。
「食べるのは、いいのです。」
「食べすぎに注意、と、子供たちに、教えたいのです。」
な、る、ほ、ど。
さあ、子供たち。
かぶとや、アイスに引っ張られて、寄ってきましたよ・・・。
どんな反応するかな?
校長先生、すごい、これ。
かぶと、本物ですか?
やはり、まずは、かぶとに、注目だな・・・。
触る。
あ、お人形だわ。
そして、やはり、13本に注目が集まります。
こんなに、お砂糖が、たくさん入っているんですか・・・。
友達も集まってきます。
どうしましたか?
あのね、お砂糖がね・・。
でも、最初に触るのは・・・。これ!
おーかぶと。
リアルだなあ。
触る。
触る。
そして。
見る。
めくって見る。
へー、お砂糖が、17gも入っているんだ!
届かないところは、男の子がサポート。
へー、こんなに、お砂糖がはいっているんだ。
この男の子。じっくり、読んでくれています。
一枚一枚、めくって、グラム数チェック。
砂糖の取りすぎ、気をつけなきゃなー。
食育先生。
先生が相当な労力を使って、作られた、この掲示。
たくさんの子どもさんの「心に残るもの」に仕上がったようですよ。
それにしても、そのお隣にある、七夕。
・・・いい言葉ですね。
ある2年生の女の子の願いです。
「楽しい一年になりますように。」
by 校長
子どもの不思議な超能力(閲注)
夏シーズン到来です。
夏になると、あるモノが人気者になります。
ほら、今朝も、見つけたようですよ。
・・・苦手な方は、閲覧注意!
「校長先生、いましたよ!」
ですね。
最近、雨が続いたからね。
セミさん、雨の時は羽化しないの。
今日は、雨が上がったから、一気に羽化したんだね。
やった!これで。
今日の収穫は。
2個目です。٩( ᐛ )و
よかったね・・・。
「セミが羽化始めたら、夏シーズン到来だなあ・・・。」
女子さんも。嬉しそうに・・・。
「校長先生、ほら!」
そんな、セミ騒動の最中。
ある1年生男子くんが、校長先生の手を引っ張りました。
「校長先生、珍しいものがありますよ。来てください。」
なんだろう・・・。
ん?学校の外壁????
通学路逆走につき、すぐに、人だかりとなりました。
なんだ・・・?なんだ・・・?
「校長先生、これです。見てください。」
ほー!
これは珍しい!
何が「珍しいか」分かりますか?
よく、観察してみてください。
通常の、セミの抜け殻は。このように。
背中が割れて、セミさんは、羽化して、中にいませんよね。
ですから、セミの抜け殻は、目が白くなっています。
ところが・・・。
1年生男子くんが見つけた、このセミさんは。
なんと。
まだ、中におられるのです・・・。
基本的に、セミの幼虫は、地面の中で数年間過ごし。
ある日。夜間に、土を抜け出して。
木によじ登り、朝方頃、羽化します。
・・・ですから、この状況で、幼虫がうろついていのは、奇跡です。
この1年生男子くん、その奇跡を発見したのです。!(◎_◎;)
お友達。ツンツン。
あ、柔らかいよ。生きてるよ。
みんなで、ちゃんとセミになるように、応援しようね!
バイバイ、セミさん。頑張ってね!
その後も、たくさんの子どもさんが、登校してきました。
校長は、珍しい現象をみんなに知らせました。
「すごいよ。生きたセミの幼虫さんがいるよ!」
校長先生、初めて見ました。すごいです!
みんな、セミの幼虫さんに、驚きます。
生きた幼虫さんですよ!
へー、珍しいですね。
ふむ、校長先生、すごいですね。
へー。目が黒いですね。
珍しいですね。
校長先生、これ、すごいですよ!
この男子くん、感動しながら、「元気に育ってね」と、手を振ってくれました。
校長は、思います。
子どもの頃の、視力って、すごいなあ、と。
だって。
大人が、ここを通っても、決して、セミさんには気づかないでしょう?
だって、単なる、壁ですよ。
どんな、超能力を使うと。
このセミさんに、気づくことができるのでしょう?
そして。
この大発見を、校長に伝えた、この子どもさんの、感性の素晴らしさ!
子供って、こんなに、素敵なんですよね。
そんなこんなで、素晴らしい子どもの感性に、感動していたら・・・。
次が・・・。
「校長先生。」
「はい?」
「校長先生、歩いてたら。」
「四葉のクローバー見つけました。」
「歩いていて?見つけたの?」
「はい!\(^o^)/」
・・・歩いていて。
四葉のクローバーを探し出せる。
・・・子どもの不思議な超能力。
どんだけ〜(*_*)・・・というお話でした。
by 校長